黄昏て“爺放談”

龍馬が1000円硬貨に !!






「１０００円銀貨は光り輝いちゅう！」龍馬硬貨が販売開始2010.03.17

　造幣局（大阪市）は１６日、坂本龍馬の肖像入り貨幣セットの通信販売受け付けを始めた。地方自治法施行６０周年の記念硬貨シリーズの高知県分。造幣局によると、図柄に実在の人物を採用した硬貨は初めて。

　特殊技術で光沢を持たせたプルーフ仕上げの１０００円銀貨。表面に龍馬の肖像と桂浜の風景が描かれている。図柄のテーマは高知県分権広域行政課が考案。県民に意見を募り、最も多かった竜馬を採用した。

　プラスチックケースに入った単体セット６０００円のほか、記念切手入り７８００円など計３種類。郵便事業会社大阪支店にはがきで申し込み。４月６日まで。問い合わせはハローダイヤル、０５０（５５４８）８６８６。

　造幣局は同様の貨幣セットの発行を進めており、これまでに北海道、長野、京都など７道府県分を発行。２０１６年度までに全都道府県分がそろう。


まあ、貨幣の発行は政府、財務大臣が財務省造幣局に発注して鋳造します。
で、紙幣は日銀が財務省印刷局に発注して印刷します・・・・・・

で、世の中不景気とかで家計におカネがありません。

じゃあ、おカネは一体どこへ行っちゃったんでしょうか？？？

一番分かりやすいのはこういうことです・・・・・・


百貨店がどんどん閉鎖されてます。

百貨店の会計は火の車ですね。だから社長も大変です。

ところがこういうことです・・・・・・

日本の富豪１位、ユニクロの柳井氏　米誌フォーブス

　【シンガポール支局】米経済誌フォーブス・アジア版は19日、2009年版の「日本の富豪40人」を発表した。カジュアル衣料品専門店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正社長が初めて首位になった。資産額は61億ドル（約5700億円）で、前年に比べ14億ドル増え、6位からトップに上昇した。

　上位40人の資産額は計695億ドルで前年（899億ドル）に比べ23％減少した。株価が大幅に下落し、円高にもかかわらずドル建ての資産が目減りした。富豪40人のうち資産が前年より増えたのは、柳井氏を含め4人だけだった。

　昨年首位だった山内溥任天堂相談役は資産額を78億ドルから45億ドルに減らし、3位に後退。資産10億ドル以上の富豪は昨年の29人から20人に減った。 (19日 22:04)
[2月19日/NIKKEI NET]


早い話が、一定のおカネが片方に偏っちゃったからです。

まあ、ユニクロのせいじゃあないんですけど、自由競争の経済ですから。

同じことが一般家計でも言えることです・・・・・・

おカネの量、つまり政府日銀の通貨供給量はその政策の範囲では常に一定ですから、
市中に出回ったおカネは政府が政策、つまり税制等でコントロールしない限りは回収できません。
供給された通貨は一つ所に偏って溜まりに溜まってしまい、流通せず・・・・・・
世の中におカネがなくなってしまいます。

まっ、それが、この不景気にも「高額所得者」が増えるといった現象です。

で、「高額所得者」とかいってもこの日本でどれくらいいるかとか言っても精々が数万人ですね。
しかも、「高額所得者」、つまりカネ持ちでも食べるものとか着るモノの量は知れてます。
つまり、カネ持ちも、カネ持ちでない人も、そこで消費するボリュウムはそんなに違いがない・・・・・

まあ、高級車「レクサス」と「スズキの軽」の燃費の違いくらいです（笑）。

だから、おカネ持ちはますますおカネ持ちに。

でも、おカネ持ちじゃあない大多数の国民は、世の中におカネがありませんから・・・・・・
ますます、おカネ持ちじゃあなくなります。
だから、モノが売れません。っていうかイメージの問題で、百貨店はアウトで、ユニクロはセーフ（笑）。

そんなわけで、新政府、民主党のマニとかですけど、子ども手当とかです。
僕は賛成ですけど、来年度からは23000円とバカに半端な金額ですけど、子ども3人もいりゃあデカイです。

で、問題はその2兆円とか、3兆円とかの財源なんですけど・・・・・・
まあ、医療費、年金とかもそうですけど、どういうわけかいつも消費税での賄いを言うわけです。
大衆におカネが回らず、家計所得が減りつづけて消費が冷え込んでるっていうのに、
デフレギャップ50兆円だとか言ってるのに、消費税論議です。

おカネ持ちじゃあない大衆に「ない袖」を振らせようっていうわけです。

つまり、政府は大衆から政策資金を回収しようっていうわけです。

従前は、赤字国債で、利息をおカネ持ちに払って、借金は後々の大衆に負わせて・・・・・
さらに、おカネ持ちにおカネが循環するシステムです。

まあ、870兆円とかになっちゃったその国の借金とかですけど・・・・・・
ハッキリ言って、返せる金額ではないことは大方のご意見です。
つまり、行く末は政策的に卓袱台をひっくり返すしかありません（笑）。

で、その政府が政策遂行のために使うおカネなんですけど・・・・・・
なんで、返せるはずもない、返すつもりもない赤字国債とかにして調達するかです。
結局、赤字国債も「おカネ」なんですね。

利息付きで、銀行とかに買わせて現金と交換する・・・・・・
まあ、「工作」です（笑）。
で、ソレを何度も何度も繰り返すごとに、世の中のカネ回りが悪くなっていく。


ユニクロ栄えて百貨店滅ぶ。

まあ地方の小売店も都会の小売店も散々です。

で、現在（07年度）の日銀通貨供給総量ですけど・・・・・・

M2＋CDに郵便貯金や投資信託、金融債などを加えた広義流動性は、前年同月比3.6％増の1487兆9億円。

なんと、1487兆9億円。

それプラス、タンス預金っていうかおカネ持ちが手元に置いてあるおカネ・・・・・・
それが、その数倍とか（笑）。

それでも消費税で回収ですか !!???

二者択一しかありません。

所得税の累進性強化、併せて、あるいは通貨供給を政府資金として増加させる。

赤字国債で社会保障費を賄うなんてもってのほかです !!
消費税で、社会保障費を賄うなんてもってのほかです !!

＜因みに明治政府の通貨制度＞


「もう土佐も長州も薩摩もないがぜよ。
藩なんかクソくらへじゃ。
さらば、土佐の海よ、ほいたらグッドバイ !! 」

龍馬が1000円硬貨に !!