2010年03月03日

初節句・・・・・

初節句・・・・・

初節句・・・・・

昭和52年3月3日。長女の初節句・・・・・・



長女が生まれて・・・・・・・

芝塚の狭いアパートから並榎のとある農家の隠居宅だった一軒家の借家に引っ越し。

そうそう、芝塚の狭いアパートではワンコのファジーと、ニャンコのミックと一緒に暮らしていました。

ワンコのファジーはバンド仲間のアメリカ人がしばらくアメリカに帰るというので預かるというか、
結局そのままわが家の愛犬になっていた、とても利口なワンコでした。

でも、ファジーはアメリカ人が飼い主だったので日本語が分かりません(笑)。
だから、それを知らない人が・・・・・・

「お手」とか、「お座り」とかいってもまったく反応しません。

「Take your hand !」とか、「Sit down」って言わないとダメなんです。

で、ニャンコのミックは長女が生まれる少し前、ファジーと散歩の途中・・・・・・
近くの養鶏場の物置の隅で泣いているところを拾ってきました。
まだ生まれたてで手のひらにスッポリ収まるくらいの大きさしかありませんでした。

アパートに連れて帰るとワンコのファジーをまるでお母さんのように・・・・・・
ファジーのお腹に包まれるようにして、ファジーのオッパイをチュクチュク吸いながら寝ちゃいました。

そうです、ファジーはお母さんだったんです。
その3か月前程、ファジーは妊娠して赤ちゃんを5匹生みました・・・・・
お父さんは末広町のたばこやさんのワンコです(笑)。

5匹の赤ちゃんはそれぞれ貰い手が見つかっていなくなっちゃったのでファジーも淋しそうでしたけど、
そんな時、丁度ニャンコのミックが一緒に暮らし始めたというわけです。
ファジーも、まるでわが子のようにミックにオッパイを吸わせていました。出ていたのかなあオッパイ?



並榎の一軒家は、庭と言うよりは畑・・・・・もちろんそのご隠居さんのための・・・・・
その庭には一本の梅の木と、柿の木、そしてネギや大根、白菜やサトイモが少しづつ。

そんな庭で、ファジーとミックはいつも追いかけっこを・・・・・
まるで息子が母親にからみつくようにして。

そんな2月のとある日、長女の初節句の飾りをしている時でした・・・・・

けたたましく車のブレーキの音が庭の向こうの道路から。

もしや・・・・・と思い、飛び出していくと、やはり“ミック”が道路の真ん中で口から血を出して倒れていました。
そのそばでファジーが、普段吠えることのないファジーが何度も泣きながらミックの身体を舐めて・・・・・

どうやら、ファジーと追いかけっこをしていて道路に飛び出し、
車にぶつかって頭を打って弾き飛ばされたようでした・・・・・

とても悲しかったけど轢死でなかったことがせめてもの救いでした。

33年前の梅の花の季節のころの話です。

ミックの亡骸はその庭の梅の木のそばに埋めました。

ファジーは長女が小学校へ入学するその年、僕のところへ来て7年目、昭和57年の冬に。

ソレも今頃、この季節、桃の節句がくるたびに思い出します。

長女の初節句と、ファジーとミック・・・・・・

初節句・・・・・




Posted by 昭和24歳  at 08:30 │Comments(0)

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