2010年02月05日
イマジン
2003年7月18日。翌日20歳の誕生日を迎える翔悟を奇妙な現象が襲う。デジタル時計がカウントダウンを始め、気がつくと1980年の東京にいたのだ。ケータイもお金も使えず、路頭に迷う翔悟を助けたのは、24歳の父・大輔だった。タイム・スリップしたことの意味を考えた翔悟はある使命に行き当たる。それは12月8日のあの悲劇から、ジョン・レノンを救い出すこと。果たして二人の願いは叶うのか?そして翔悟は無事、現代に戻れるのか?時を超え結ばれる親子の絆を描く長編。
昭和47年・・・・・
僕は渋谷のとあるライブハウスでこのメロディーを口ずさんでいた。
そしてドラマーとしての挫折。
その年の夏に軽井沢で友人とショップを開いた・・・・・
全ての「時代の喧騒」が去った静けさ・・・・・・・
軽井沢。その避暑地には今のような猥雑さはなかった。
そこは東京の富豪たちのために築地・銀座・赤坂のレストラン、料亭がしっかりとした出店を構え・・・・・・
夜ともなれば眩いばかりの高級車がそこに鈴なりになり冷え冷えとした情景を佇ませていた。
ベトナム戦争も終わり、学生運動も、そして浅間山荘の赤軍事件もその少し前に、
まるでなごともなかったかのように新しい時を刻み始めていた。
軽井沢銀座とはいっても当時のそこ、郵便局から向こうはほとんど何もなかった。
網の目のように走る別荘地の小道からはそれこそ銀幕から抜け出てきたかと見紛うばかりの人が行き交う・・・・・
僕らが借りていたショップは軽井沢銀座入り口、ロータリー100メートルほど手前のしもた屋の玄関。
それでも、物珍しそうにそうした瀟洒ないでたちの人たちが品定めをしてくれたていた。
「ムッシュがあそこで飯を食っていたよ」
と、ベントレーかなんかから降りてきた中年の紳士がいっていたり・・・・・
俳優の誰それが赤坂飯店でとか万平でとか。
しかし、ソレはなにもかもが無関心の時代・・・・・・
無味無臭。そんな時代。
僕らもそうだった。
どうしてだろう・・・・・・・
何もかもが終わった時代。
ソレは一体、どんな時代だったんだろうか。
「夢の終わり」
つまり、「夢への興奮」から覚めてしまった・・・・・・
その年、初めて僕は香港に楽器の買い付けに行った。
ソノ冬には横山町でアクセサリーをしこたま仕入れてグアム島へ行商に行った。
翌年、ロサンゼルスのNAMMにギターの買い付けに行った。
25歳・・・・・・
そこには未だ夢から覚めやらぬ同世代の若者が夢を探りながら「LA生活」をしていた。
日本食堂で皿洗いのアルバイトをするもの、ハウスキーパーをするもの・・・・・・
訊けば、日本ではかなりの裕福な家の連中だった。
バーモントのフラットを仲間数人でシェアしているとか。
友人の紹介で一泊20ドルで泊めてもらうことにした。
後々に知ることだが、今、海外旅行といえばHIS・・・・・・・
そのHISのCEOもそんなLA生活組だったとか。
とにかく、全てが終わった。
その意味では、
「夢は叶ってしまった」
そんな時代。
そう、昭和47年・・・・・
それは今の東京ではない。
渋谷公園通りにはパルコもなければロフトもない丸井だけ。
それは僕の生まれ育った高崎もそうだった・・・・・・・
実に「しっとり」した芳醇な情景が、佇まいがあった。
昭和47年。
僕らがなすべき時代はそこにあるのかもしれない。
その2、3年前までは都内を路面電車が走り、トロリーバスが走り・・・・・・
自家用車といえば、「カローラ」が新発売された頃。
新宿副都心には未だ超高層ビルの欠片も見えなかった、そんな時代。
時代は、
創られたのではなく・・・・・・・
壊されたのかも知れない。
Imagine
Imagine there's no heaven. It's easy if you try.
No hell below us above as only sky/
Imagine all the people living for today Aha---
Imagine there's no countries. It isn't hard to do nothing to kill or die for and no religion too.
Imagine all the people living life in peace yuhuh----
You may say I'm a dreamer but I not the only one.
I hope some day you'll join us and the world will be one.
Imagine no possestion. I wonder if you can no need for greed nor hunger a brotherhood of man.
Imagine all the people sharing all the world.
You may say I'm a dreamer but I not the only one.
I hope some day you'll join us and the world will live as one.
Posted by 昭和24歳
at 19:32
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