2009年12月09日

超円高のススメ!!(3)

超円高のススメ!!(3)

超円高のススメ!!(3)

円、元、消滅! 共通通貨がアジア平和を実現する




超円高のススメ!!(2)<寅夫さんのコメント>
つまり、円安・円高も含めて、貿易収支の問題はデリケートなので、難しいところがあるのは承知です。自身、祖父が主に輸入品を扱う営業マンで、四六時中金魚のフンのようにくっついていたので、彼も為替には敏感でしたから、貿易を考える上で、あんがい自分が恵まれた環境にあったこともあるかもわかりません。ところで、輸入業と輸出業はあるかのようですが、より真実に近いのは、輸出と輸入はコインの表と裏という関係に近いということになります。ミスがあったので、お詫びしますとともに、仮に、輸出額が0になれば、輸入から生じる逆乗数効果を抑えるために、輸入の 40兆円から生じる‐200兆円を抑えるような政策が施行されるべきだということになります。よって、輸入の40兆円を削るべきだ、ということになります。このように、輸入と輸出はむしろ利害を共有していることになります。


色々とご教授ありがとうございます。
まあ、僕の頭の具合ではなかなか理解しかねる問題の御提起もありますが、っていうか、いわゆる「経済学」的な問題には全く音痴ですからその辺はご勘弁をということで・・・・・

しかしアレですね。僕の場合1974年ころから、つまり1ドル=270円くらいでしたかその頃から楽器の輸入を始めたんですけど、まあ、そこから5年10年で120円とか130円とか、で一気に1990年代の1ドル=80円台です。
まあ、1ドル=360円からですから大まかなところですけど、この30年で25%にまでドルが縮んじゃったわけですね。対円では。

確かに、中小零細の「輸出産業」はその痛手でどんどん産業自体が縮小していますけど、大企業、いわゆるトヨタを代表とする経団連傘下企業は空前の利益を上げてきた・・・・・
まあ、商売上手というか、護送船団とでもいうか。そこにはいかなる妙手があったんでしょうか。

まあ、考えてみれば、この間の繰り返す超円高は一種のデフレで、モノは売れども実入りは少なくなるばかりだったんでしょうけど、そうした大企業は30年後の今日莫大な内部留保どころか海外資産も(笑)。
まっ、アメリカに限っていえば、30年前と今とではトヨタの車の値段も4倍とまでは行かなくても3倍近くにはなっているはずです。それに、アメリカの場合はクルマなんていうモノは馬車ですから野ざらし販売でいわゆる販売コストがほとんどかからない。
早い話、実にラフな商習慣ですから(楽器の場合がそうです)新車は2年や3年でも売れるまで新車なんです。
僕が90年代までやっていたアメリカでの楽器卸しでも全て現金取引です。だから買う時もそう。相当古そうなギターでも「新品だぜ」って譲りません(笑)。

で、トヨタとかですけど、現地生産が今では大きな割合を占めてるんじゃあないでしょうか、よくわかりませんけど。
そうすると、円高とかは関係なくなるしソレを考えると日本の輸出が現地生産にシフトされ製品輸出というより部品輸出の方が大きくなり輸出高はそうは大きくなっていない。
僕の会社の場合がそうでした。「メイドインUSA」でありながら、部品はすべて日本で作って送ってるんです、つまり輸出。
で、製品で結構な金額で輸入されてくる、同じ会社同士でも(笑)。
まあ、同じ会社ですから、輸出する時は円高の時は決済しないで、円安の時に決済する。輸入はその逆でした。まあそんない大きな金額じゃあなかったですけど(笑)。

で、その超円高なんですけど、例えばアメリカとの購買平価比から見た場合どうなんでしょうか。
そこでの為替の限界値っていうか、簡単にいえば今、米国でのマクドナルドが1.25ドルが日本のマックは、いくらでしょうか今?
まあ、一昨日のニュースでの「Mcの1ドル朝食」とかですけど、まあ90円のモーニングサービスが日本で妥当かどうか?
まっ、強い円が良いとか悪いとかじゃあなくて、そこまで円高に今後もなるんだとすれば日本の輸出産業は「必要なモノを」を輸出する・・・・・
つまり、日本から見たら石油がそうです。どんなに高くなったって買わないわけにはいかない。
つまり、製造コストに見合う価格で輸出するしかない・・・・・

ソレがダメなら、通貨統合が意識改革を呼ぶ。

円、元、消滅! 共通通貨がアジア平和を実現する



Posted by 昭和24歳  at 08:47 │Comments(1)

この記事へのコメント
仰せのとおりで、購買力平価を考える上でマクドナルドの商品価格が有用だとする根拠は善くも悪くも強いです。
それは一物一価に考与えられる要件を満たすべきだという観点からです。
しかし、マクドナルドを利用する客層を見るにつけては、喫茶店代わりに使っている感があります。
滞在時間が必ずしも短時間とは思えないです。
吉野家と比較すれば一目瞭然かもしれません。
よって地代価格が反映されている結果、国内のビッグマックはアメリカに比べて割高な価格形成がなされている可能性が十分に考えられます。
そのマクドナルドの商品価格は人口に対して土地小国、及び日本人とアメリカ人の利用形態の相違があるがゆえで、為替相場の不均衡の結果とは必ずしも考えられません。
長期的には為替相場の影響は皆無とすれば、時代時代のファンだメンタルに対して適切な価格形成がなされるとしても、短期間の大幅な為替変動を嫌う理由は十二分です。
であれば、円高時には円安誘導政策、円安時には円高誘導政策です。
しかし、ひっくり返すようですが、榊原先生のお考えにはおそらく以下のような背景があります。
為替取引高の7割超が今や投機目的、はっきり申し上げて、実需が圧倒的にマイナーになってしまいました。
よってメンタルに変動する価格を本当にケアできるかといえば、難しい問題です。
デリバティブ市場取引額が拡大している最中に、為替市場に介入する意味合いが過去よりも薄れいるのも確かだからです。
Posted by 寅夫 at 2009年12月09日 12:28
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