2009年09月19日

夢の都市計画で街滅ぶ(笑)。

夢の都市計画で街滅ぶ(笑)。


夢の都市計画で街滅ぶ(笑)。

上中居地区の都市計画図だとか・・・・・

角(つの)を矯(た)めて牛を殺す

少々の欠点を直そうとして、かえってそのもの自体を駄目にする。枝葉にかかずらわって、肝心な根本をそこなうことのたとえ。




忠やんさんからのコメンより ユニクロ栄えて国滅ぶ

郊外にいきなり聳えたつハイパーマーケット城。田舎にいながらにして有名店を巡れるうれしさを味わえます…でしょうか? お城に辿り着いたら、住人たちと話をしなければいけない某RPGのシチュエーションが思い浮かびます。何か達成するとSTAFF-ONLYのドアが開くとか。 しかしそこに昭和の3丁目の商店街のおじさんもおばさんも爺婆もいません。「こら~このバカガキが~!」とか誰も叫びません。まぁ警備員さんが巡回していますから。 買い物していて何が楽しいのか?わかりません。あの城は。

「大規模集客施設制限地区」とかだそうです。アソコ・・・・・
まあ、高崎だけじゃありません。前橋も、伊勢崎も、太田も、どこもかしこも「商売」、「商魂」です。
で、アソコも、もうひとつ同じ規模か、それ以上のモノができなければそのうち・・・・・・
他所に、ドデカイモノがつくられたら、それこそアウトですね。

まあ、アピタとかもあるんですけど、アピタの規模はチョイ、中途半端でしょうか・・・・・・
で、そういうのがもう一つできないように、行政を動かして「用途制限地区」とかにしちゃって侵略を防衛する(笑)。
まっ、榛名町とか、コレといったもともと商店街といったようなものがなかったところなら、
そういう「大規模集客施設」がいくらできたってかまやしないんだろうけど・・・・・

「大規模集客施設」とかのおかげで、中心街の商店街はすっかり消えてしまいました。
で、昔華やいだ中央銀座通りは、まあ、「ピンクゾーン」とかの“風俗集客地区”です。
まっ、“風俗集客地区”とはいっても売防法スレスレっていうか、まがいの、いわゆる“風俗地帯”なんですね。

ホントなら、中居住宅団地地域なんかは再開発されるべきですね・・・・・・
昭和40年代から50年代にかけて造成された公営団地はあれから30年です。当時生まれた子どもたちが30歳。
当時、パキパキの20代、30代のパパス&ママスがアラカン世代で、ネオ核家族減少です。

わが家は幸いにしてというかなんというか、まだ末娘が中三ですからその意味では子育て奮闘中・・・・・
まあ、それもそろそろお終いです。すでに巣立ちの準備をしていますから、その娘(笑)。
で、その娘が巣立った後はいわゆる高齢者が二人きりの「楽しい生活」です。もうすぐ、後4年後にはです。

つまり「都市計画」は「生活計画」なんですね・・・・・・
そこに住む人、暮らす人、生活する人がいることが条件なんです。

古い街をほったらかしにして、新しい街をつくる。そんなのは計画でも何でもありません。誰でもできる話です。
旧国鉄の貨物ヤード、高崎操作場跡地に情報軽工業団地とかでしたが頓挫、キリンビールも日本たばこも撤退。
で、住宅団地構想ですか。前での中居団地をはじめに、豊岡団地、金井渕団地、新井団地、寝小屋、山名、中尾、飯塚・・・・・
昭和40年、50年代のほやほや団地がこのままでは「ゴーストタウン」化しかねません。
まあ、綿貫団地なんかはほとんどが空き家とかです。そして少子高齢化社会の本格的到来です。

夢の都市計画で街滅ぶ(笑)。

中心市街地再開発で商店が消え、高層マンションが林立・・・・・・
商業ゾーンが住居ゾーンに計画変更でしょうか。
その意味では高度に発達した経済、そして社会は「統制」されるべきではないだろうか。
社会が自由に競争する時代は最早終わった。これからは如何に「共生」するかではないだろうか・・・・・

商業ゾーンを郊外にもっていき、駅周辺の中心市街地を「居住ゾーン」にするというならそれなりの政策があるはずだ。
「居住空間」を中心とした公園都市計画とか、駅から数分のところに大学とかの教育施設を持ってくるとか。
確実な人口減少が見込まれているのに、外環に新たな街づくりは愚の骨頂です。

その意味では、郊外の超大型ショッピングモールは「エコ」ではない。
一日に数千台の車が排気ガスを吐きだす。それならばアクセスとして公共交通機関利用を義務付けるべきだろうし、
その公共交通機関利用のためにはその巨大ショッピングモールの巨大駐車場スペースを制限させるべきだ。

角(つの)を矯(た)めて牛を殺す

例えは少々異なるが、超大型ショッピングモールができると市街地の商店街が消える。
その商店街が消滅してゆく様を行政は見て見ぬふりをしてきた。それが都市再開発だろう・・・・・
駅前デパートも極度な売上減少。駅ビルショッピングモールもテナント不足。分かり切っていることだろうに。
なにも鉄道会社が「ショッピングモール」をやることはないのに。ホテルはよいとしても。
住民を追いやって、「都市再開発」もないもんだが、結果、ハコはできたが中に入るモノが何処にもない・・・・・・

「昭和の3丁目の商店街のおじさんもおばさんも爺婆もいません」
何処へいっちゃたんでしょうか・・・・・・???




ヤマデンも閑散としています。
そのうち、売り上げの保障でも言ってくるのでしょうか行政に、法人税の減免とかも・・・・・・
アソコの土地、確か高崎製紙跡地。

その昔、「パピルス」とかいうレストランがあって、そこでライブをやったことがあります。
昭和44年頃ですか。今でもアソコ、東口の高い空の光景が目に浮かびます・・・・・・



Posted by 昭和24歳  at 11:02 │Comments(2)

この記事へのコメント
いつもお世話様です。

消費行動の落ち込みは、デフレスパイラルに陥っている限り無理な話です。安売り競争していたら、大量仕入れして、一気に捌くしか方法はないですからね。まぁ市場が活性化していてお客様に購買してもらわないと…資金が回らなくなります。物量作戦は所詮は消耗戦です。叩き合い。

そういうテナントを抱えちゃう大きなお城は、ハコの中で色々あれこれ入れ替えるんでしょう。企業論理です。

「都市計画」=「生活計画」ですね、まったくそうです。

町が活きていることは、住民が継続的に存続可能なこと。決して商業主義的誘導ありきではない。


限界集落のお話は…また後日したいですね(^_^)
Posted by 忠やん at 2009年09月19日 20:14
バイパス道路をつくると旧道が閑散とする。
中之条駅周辺の伊勢町などがそのいい例だ。これまでの道路行政はそういう影響も考えないで無秩序に道路を造ってきた。(住民に望まれてつくってきたともいえる)
そうして自動車社会が進み、群馬県は今ではどこもかしこも自動車に乗れなければ不便なところになってしまった。
もっと駅周辺の市街地や集落周辺にみんなが住みやすい整備や景観をよくして街の魅力を高めれば街に住む人が増えたり、公共交通機関を使って街に行く人が増えたりすると思います。
街を拡大させることは過ちであり、商業面積をこれ以上増やしても買う客の数と可処分所得は限られていてその全体のパイの取り合いです。(客単価が下がるだけです。)
都市計画をする人は高崎駅周辺への集積を考えないことには、最近までよい方向にきていた街なかがまた閑散としてしまいます。
ですから上中居まで街をスプロールすることはmottainaiですよね。
それから郊外の大型店舗は使い方さえ間違えなければ楽しく利用できます。
郊外の大型店舗では毎日の生活に必要なものを買わないことが大切です。肉・野菜・魚・日用品などは家の近くのお店で買いましょう。近くの店が生き残れば自分が自動車にのれなくなった時にも自転車か歩きで買い物ができますからね。それで、郊外の大型店舗では今まで東京や大宮に行かなければ買えなかったようなもブランド品などを買う時にだけお金を使います。あとはひたすらウインドウショッピングを楽しみお金を使わないこと。まあ、シネコンなんかは家の近くに映画館がなければ利用してもいいんじゃないですかね。
それから家の近くの床屋さんは地域の情報交換と社交の場ですから絶対に大切にしないといけません。大型店舗の中のカリスマ美容師のところにいっちゃうと近くの床屋がつぶれてこまることになっちゃいます。
地域のつながりの強化スポットは床屋にあり!です。床屋を「まちのえき」にすればいいんですよね。
Posted by とおりすがりの魚伸さん at 2009年09月19日 23:31
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