2016年09月05日

子どもに万引きさせる親の虚実

子どもに万引きさせる親の虚実

子どもに万引きさせる親の虚実

曽野綾子/著


これが海外の「貧困」の現実だ。日本に「格差」などあるといえるのか。

アフリカのある地域では、雨期になると道が消える。しかも病院まで二百キロある。だから金がない者は死ぬ。
最大の夢は「満腹になること」。アジアのある村では「地雷除去」が最大の産業――
これが「貧困」であり「僻地」である。作家の冷静な視線が日本の「格差社会」を嗤い飛ばす、衝撃のレポート・エッセイ。


僕は若いころというか30代の頃、未だ「週刊サンケイ」とかがあった時代には・・・・・・・
この人、曽野綾子さんのエッセイは好きでよく読んでいた憶えがある。
現在は「週刊ポスト」に“昼寝するお化け”とかのタイトルでエッセイを連載する。
まあ、小泉内閣のときだったと思うが夫、三浦朱門氏と教育関係の政府審議員かなんかに就いていた。
つまり「女性保守論客」とからしいです。元日本財団会長。

本題はこの人ではない。しかし上の、

「これが海外の「貧困」の現実だ。日本に「格差」などあるといえるのか」

なのだが、まあ、保守です。つまり自民党的思想ですね。「日本に『格差』などあるといえるのか」なんですけど・・・・・・
開発途上国というか、問題はその政府にもあるわけで、軍事独裁政権だったり、現実的には米露中などの傀儡政権であったりするわけです。
とりたてて産業があるわけではなく、経済は天然資源と農産物、それもほとんどが欧米の植民政策によるもの・・・・・
そこと、今の日本のこの『貧困の現実』というか、その精神構造を同列視して、

「日本に『格差』などあるといえるのか」

といい、

「日本の『格差社会』を嗤い飛ばす」

では堪りません。

で、こんな悲しい事件、現実です・・・・・・

「小学生は捕まらない」父母、小5に万引き強要
9月4日10時11分配信 読売新聞

 小学5年の長男(11)に食料品を万引きさせたとして、兵庫県警明石署は4日、同県加古川市、父親の派遣社員(33)と、同居している元妻(31)の両容疑者を窃盗容疑で逮捕した。長男は「嫌だったが、お父さんに殴られるのが怖く、仕方なくやった」と話し、父親は容疑を否認、元妻は認めている。

 発表によると、両容疑者は3日午後5時25分頃、同県明石市内のスーパーで、長男に10キロ入りの米袋2袋、ジュースなど4点(7700円相当)を盗ませた疑い。

 同署によると、長男は「お父さんから『小学生なら捕まらないから万引きしてくれ。捕まったら、お金を落としたと言え』と言われていた」と説明。約2年前からスーパーやコンビニエンスストアなどで、主に食料品の万引きを繰り返していたとも話しているという。

 両容疑者には、1歳の男児から長男まで子どもが6人おり、元妻は「子どもが多くて、食べさせるのに困っていた」と供述している。


「子どもに万引きさせる親」

想像しただけでも悪寒が走ります。それよりなにより、その小学5年生、11歳の男の子がかわいそうで堪りません・・・・・
報道では、学校の方からたびたびそれに触れ、両親には注意のようなことをしていたようです。
あきらかに「虐待」ですね。涙が出てきます。

なぜこのようなことになるのか。周囲は見て見ぬふりをしているのだろうか・・・・・・
いや、僕の周りにももしかしたらそういう悲しい現実があるかも知れない。何か事件が起きてからでないと行政は動かない。

社会のせいにしたくはないが・・・・・・・
「日本に『格差』などあるといえるのか」
といった論調が、この社会の上澄みにある現実は糺されなければならない。


子どもに万引きさせる親の虚実




Posted by 昭和24歳  at 13:21 │Comments(0)

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