2009年03月12日
私物国家
『私物国家』
1997年10月30日 初版1刷 光文社より発行
すでにネット上で公開されているから記事にしても問題はないだろう。
1997年だから今から12年前の話だ。
僕はこの『私物国家』広瀬隆著を手にした・・・・・・
副題は表紙にあるとおり「日本の黒幕の系図」とある。
著者、広瀬隆氏はちょうどこの本が出版されるあたりまでTBSの日曜の朝の・・・・・・
たしか、関口宏「サンデーモーニング」にコメンテーターとして週替わりで出演しておられたと記憶している。
ちなみに、一時は太田市市長の清水聖義が新庁舎見直し建設で、一躍脚光を浴びたときコメンテーターとして出演されていた。
当時はかなり辛口の番組で朝日テレビの“サンプロ”とスイッチして見ていた憶えがある。
広瀬隆さんの著書は、原発問題から、『赤い盾』といったノンフィクションもの、そして『漢方経済学』のような小説仕立ての政治小説・・・・・・
それらが起因しているかどうかは知らないが最近ではその後、しばらく広瀬隆さんの姿はテレビからは消えている。
『私物国家』
で、その『私物国家』だが、それはちょうど“細川護煕政権”の新党ブームが終息し時は「第二次橋本内閣」で、山一証券の破綻を象徴に・・・・・・
日本の「失われた10年」の真っ只中、世相は14歳の少年による神戸「酒鬼薔薇事件」や銀行金融機関、大企業の倒産が相次いだ時代だった。
ここに『私物国家』に記されている系図がある・・・・・・
ネット上に公開されている『私物国家』を読みながら参照されたい。
ここに記されていることは間違いなく事実だろう。なぜならこの著書を理由に・・・・・・
この著書『私物国家』に登場する幾多の人物から著者、広瀬隆氏が何ら訴訟の対象になっていないからだ。
しかし、今日、ここの登場人物の多くが鬼籍に入っているが、今、社会を騒がせている政官財の面々が、
ここでの登場人物の子どもだったり、孫だったり、極めて近い縁戚関係同士であったりする。
1 2 3 4
5 6 7 8
確か、細川護煕の「日本新党」による政権交代も当時の“竹下政権”までの、ロッキード事件、リクルート事件等々の、
いわゆる「政治とカネ」といった腐敗の極みの政治環境からのものだったと記憶するが、はたして今日それが改まったか・・・・・・
相変わらず「政治とカネ」。それも政治家が税金を還流させる公共事業がらみの口利き、それが止まるところを未だ見ない。
「小沢と西松建設問題」だが、もう一方では「某政治家と鹿島建設」の問題が見え隠れしている。
それも、この「百年に一度」とかの未曽有の経済危機の最中に、税金を掠め取る・・・・・・
さらに、その醜態をよそに「納税者のカネ」を公的資金と称して失政の穴埋めに掴み取りする。
実は「政権交代」からは凡そ遠い現実に今、われわれ国民はあることに気づくべきではないのか・・・・・
つまり、細川護煕「日本新党」の連立政権からの、二度目の「政権交代劇」を見せられようとしているのではないか。
結局何も変わらなかったというより、あの「政権交代」も実態は公的資金の分捕り合戦で、その中行われたことと言えば・・・・・
防衛庁の武器施設の軍需産業による数百億円にも上る「水増し請求事件」だった。
当然、官僚のかかわった事件だったが・・・・・・
防衛庁高級官僚の逮捕である。先に防衛庁の上野憲一元防衛施設本部副本部長が逮捕され、つづいて彼の上司だった諸富増夫前防衛施設庁長官が逮捕された。
政権交代した最中の巨額贈収賄事件だ。
しかし、2009年のこの状況は今までのそれと全く異なった様相を呈している・・・・・・
それは、米国発の金融恐慌もあいまって、政官財が二進も三進もいかなくなった。
そして、ネット情報社会の発達である。
国民が知る権利を主張するまでもなく、インターネットを通じ知りたい情報が即座に入るしそれを発信できる。
ハッキリ言って、小沢民主党、と言うか“小沢党”にとっては二度目の「政権交代」なのである。
新進党を立ち上げての政権交代は、皮肉にも「政治とカネ」、そして「政治浄化」ではなかったか・・・・・・
そして小選挙区制を敷き、政党助成金を立法施行し、「政治とカネ」問題を解決する。それが目途にあったのではなかったか。
しかし、今日のそれは、まるで国民を嘲るかのように、その「政治とカネ」の醜態が平然とさらされている・・・・・・
もちろん、それが、政官財といった、一政治家の欲望だけでなく、この国の極一部の階層だけが徴税し国家を私物化する。
実態は、政治家はその『私物国家』と言う官僚制度の走狗でしかないということの凡そが見えてきている・・・・・
くどいが、政権交代とはそうした「国家権力」の持つ「政治権力」の奪還ではないのか。
戦前は官僚政治だった。戦後は敗戦により「選挙」で国民の政治が現実のものになるかに思えたが・・・・・・
その政治権力のほとんどが「官僚支配」であったことは周知である。
ハッキリ言って、過去の流れを知れば“小沢さん”、いけません(笑)。
しかし、いま国民が使えるのは“小沢さん”しかいないような気がするのです。
自民党がどうのこうのではないのです。
そのスキを狙って、外資の手先となった日本版ネオコンが国有財産の分捕りを画策しました。
しかし、その前に外資がご案内の凋落で、それどころの騒ぎでなくなってしまったのが現状です・・・・・・
その意味では清濁併せ呑み、田中角栄以降の政治権力の全てを知る小沢さんに・・・・・
小沢さんに、次世代への「オトシマエ」をつけてもらわなければならないのです。
目前です、半年後です!!
小沢さん、あなたに責任を取ってもらいます!!
1997年10月30日 初版1刷 光文社より発行
すでにネット上で公開されているから記事にしても問題はないだろう。
1997年だから今から12年前の話だ。
僕はこの『私物国家』広瀬隆著を手にした・・・・・・
副題は表紙にあるとおり「日本の黒幕の系図」とある。
著者、広瀬隆氏はちょうどこの本が出版されるあたりまでTBSの日曜の朝の・・・・・・
たしか、関口宏「サンデーモーニング」にコメンテーターとして週替わりで出演しておられたと記憶している。
ちなみに、一時は太田市市長の清水聖義が新庁舎見直し建設で、一躍脚光を浴びたときコメンテーターとして出演されていた。
当時はかなり辛口の番組で朝日テレビの“サンプロ”とスイッチして見ていた憶えがある。
広瀬隆さんの著書は、原発問題から、『赤い盾』といったノンフィクションもの、そして『漢方経済学』のような小説仕立ての政治小説・・・・・・
それらが起因しているかどうかは知らないが最近ではその後、しばらく広瀬隆さんの姿はテレビからは消えている。
『私物国家』
で、その『私物国家』だが、それはちょうど“細川護煕政権”の新党ブームが終息し時は「第二次橋本内閣」で、山一証券の破綻を象徴に・・・・・・
日本の「失われた10年」の真っ只中、世相は14歳の少年による神戸「酒鬼薔薇事件」や銀行金融機関、大企業の倒産が相次いだ時代だった。
ここに『私物国家』に記されている系図がある・・・・・・
ネット上に公開されている『私物国家』を読みながら参照されたい。
ここに記されていることは間違いなく事実だろう。なぜならこの著書を理由に・・・・・・
この著書『私物国家』に登場する幾多の人物から著者、広瀬隆氏が何ら訴訟の対象になっていないからだ。
しかし、今日、ここの登場人物の多くが鬼籍に入っているが、今、社会を騒がせている政官財の面々が、
ここでの登場人物の子どもだったり、孫だったり、極めて近い縁戚関係同士であったりする。
1 2 3 4
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確か、細川護煕の「日本新党」による政権交代も当時の“竹下政権”までの、ロッキード事件、リクルート事件等々の、
いわゆる「政治とカネ」といった腐敗の極みの政治環境からのものだったと記憶するが、はたして今日それが改まったか・・・・・・
相変わらず「政治とカネ」。それも政治家が税金を還流させる公共事業がらみの口利き、それが止まるところを未だ見ない。
「小沢と西松建設問題」だが、もう一方では「某政治家と鹿島建設」の問題が見え隠れしている。
それも、この「百年に一度」とかの未曽有の経済危機の最中に、税金を掠め取る・・・・・・
さらに、その醜態をよそに「納税者のカネ」を公的資金と称して失政の穴埋めに掴み取りする。
実は「政権交代」からは凡そ遠い現実に今、われわれ国民はあることに気づくべきではないのか・・・・・
つまり、細川護煕「日本新党」の連立政権からの、二度目の「政権交代劇」を見せられようとしているのではないか。
結局何も変わらなかったというより、あの「政権交代」も実態は公的資金の分捕り合戦で、その中行われたことと言えば・・・・・
防衛庁の武器施設の軍需産業による数百億円にも上る「水増し請求事件」だった。
当然、官僚のかかわった事件だったが・・・・・・
防衛庁高級官僚の逮捕である。先に防衛庁の上野憲一元防衛施設本部副本部長が逮捕され、つづいて彼の上司だった諸富増夫前防衛施設庁長官が逮捕された。
政権交代した最中の巨額贈収賄事件だ。
しかし、2009年のこの状況は今までのそれと全く異なった様相を呈している・・・・・・
それは、米国発の金融恐慌もあいまって、政官財が二進も三進もいかなくなった。
そして、ネット情報社会の発達である。
国民が知る権利を主張するまでもなく、インターネットを通じ知りたい情報が即座に入るしそれを発信できる。
ハッキリ言って、小沢民主党、と言うか“小沢党”にとっては二度目の「政権交代」なのである。
新進党を立ち上げての政権交代は、皮肉にも「政治とカネ」、そして「政治浄化」ではなかったか・・・・・・
そして小選挙区制を敷き、政党助成金を立法施行し、「政治とカネ」問題を解決する。それが目途にあったのではなかったか。
しかし、今日のそれは、まるで国民を嘲るかのように、その「政治とカネ」の醜態が平然とさらされている・・・・・・
もちろん、それが、政官財といった、一政治家の欲望だけでなく、この国の極一部の階層だけが徴税し国家を私物化する。
実態は、政治家はその『私物国家』と言う官僚制度の走狗でしかないということの凡そが見えてきている・・・・・
くどいが、政権交代とはそうした「国家権力」の持つ「政治権力」の奪還ではないのか。
戦前は官僚政治だった。戦後は敗戦により「選挙」で国民の政治が現実のものになるかに思えたが・・・・・・
その政治権力のほとんどが「官僚支配」であったことは周知である。
ハッキリ言って、過去の流れを知れば“小沢さん”、いけません(笑)。
しかし、いま国民が使えるのは“小沢さん”しかいないような気がするのです。
自民党がどうのこうのではないのです。
そのスキを狙って、外資の手先となった日本版ネオコンが国有財産の分捕りを画策しました。
しかし、その前に外資がご案内の凋落で、それどころの騒ぎでなくなってしまったのが現状です・・・・・・
その意味では清濁併せ呑み、田中角栄以降の政治権力の全てを知る小沢さんに・・・・・
小沢さんに、次世代への「オトシマエ」をつけてもらわなければならないのです。
目前です、半年後です!!
小沢さん、あなたに責任を取ってもらいます!!
Posted by 昭和24歳
at 17:22
│Comments(1)
弥乃助さんが「秘仏」を取り上げ、昭和24歳さんが「私物」を取り上げているのも面白いですね。
国を「私物」化した政治家と官僚のせいで、いま、国が「お陀仏」になりそうです。