2011年02月17日

温故知新「時代の瘡蓋」。

温故知新「時代の瘡蓋」。

温故知新「時代の瘡蓋」。

私は、父が医師、母が薬剤師の開業医の家庭に、六人兄弟の五番目として、昭和二十二年一月二十三日、東京で生まれました。―そして四十八年後の三月二十日、地下鉄でサリンを撒くに至るまで、優しく有能な心臓外科医は、なぜオウムに入り、狡猾な教祖に騙されていったのか。獄中で全存在を賭して綴った悔恨の手記。



林郁夫「千葉刑務所に現在服役中」
<wikipedia引用抜粋>


オウム・土谷被告の死刑確定へ…上告棄却
2011年2月16日01時34分 読売新聞

地下鉄、松本両サリン事件など6事件に関与したとして殺人罪などに問われ、1、2審で死刑判決を受けたオウム真理教元幹部・土谷正実被告(46)の上告審判決が15日、最高裁第3小法廷であった。

 那須弘平裁判長は「サリン生成の中心人物で、被告の豊富な化学知識や経験なしに一連の犯行はなし得なかった」と述べ、土谷被告の上告を棄却した。

 死刑が確定する。

 教団による一連の事件で死刑判決を受けた13人のうち、確定するのは11人目。教団関係者の公判は、最高裁に上告中の元幹部・遠藤誠一(50)(1、2審で死刑)、同中川智正(48)(同)両被告を残すだけとなった。

<以下本文>
ソース:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110215-OYT1T00719.htm




置いてけぼりを食った世代。
<2003/ 2/ 8の日記より>


「浅間山荘事件」、昭和47年2月。森恒夫、永田洋子、坂口弘・・・・・

ソレは、ある種世相の反映だろう。

60年安保を耽るうちに既に自分たちが「瘡蓋」である事に気付かなかった。

方や猛スピードで高度経済成長に盲動する土建国家の原型の中にあって、
過ぎ去った昔に駄々を捏ねるように「瘡蓋」を自慰する。

誰にもある思い出だ・・・・・

痒くて痒くて、その痛痒さが心地よくて血がにじむまで弄くる。

「重信房子」凱旋なのか、強がりなのか、望郷なのか。

心中計り知れないが、所詮、泡沫の人生フラッシュを前にポーズを見せても、

カラからに乾いた「瘡蓋」はその癒えた傷口には冷たくあしらわれてしまっている。

何時の世もそうだろう・・・政治はそこまでは望んではいない。

為政者は極めて狡猾、左であろうが右であろうが。

日本赤軍にしろ、その前身の「よど号グループ」にしろ、彼等は「左」手にも札束を掴み、「右」手にも札束を掴んでいた。

それが、反帝国主義なのか、人民解放闘争なのか・・・・・

いずれも、僕ら、その開放されるはずの「人民」から見れば彼等の諸業は「寓話」の一文にしか看て取れない。

永田洋子、坂口弘「死刑囚」は獄中で何を思う・・・初老のはずだ。

口賢しメディアと作家物書きは手垢のついた「正義」で、
それは、「瘡蓋」いやっ、誰にもある、桐箱入りの干からびた「臍の緒」を嗅ぐようにしたり顔で「商う」のも、
なんともその時代を横目にした「馬の骨」には、ただ、可笑しいだけ。

「鰯の頭も信心」だが、オウムだか、アレフだか。

鰯の頭、それ以外の何ものでもない。

国政選挙にあの風体で立候補、選挙運動してみたり、宙を浮くとかの秘儀。見た奴は誰もいない。

あれは明らかに「LSD」とか、覚醒剤薬物による幻覚の産物。

無菌培養に育った日陰のモヤシのような青少年は一たまりもなく嵌められる。

僕自身、時効だから言えるだろうけど、そうした薬物「LSD」の経験はある。

異種異様な聴覚、視覚、天下人になったような錯覚・・・・・

それ自体が、彼の大戦中に戦闘行為への恐怖心を取り除く為に頻用させた「薬物」。

ベトナム戦争時の麻薬汚染、米国の僕ら世代の薬物後遺症による悲劇。

正気から瞬時に狂気に変われるのは薬物に頼るしかない。

オウム、アレフも未だその延長線上にあるでしょう。

騙る宗教の「集団催眠」と世相の不安、不信を煽り、終末論で洗脳。

オウムに関して云えば、国の関与があったのではないかと思える節はあります。

それは、幹部のロシア入国、武器弾薬の輸入・・・密輸ではない。

それでなければ、あのような悍ましい集団犯罪を起こした団体を正規の「法」で裁こうという司法判断は起こりえません。

彼等が時代の「瘡蓋」なら何時かは癒えるのですが、未だ及ぶ抗体のない「エイズ、エボラ」では看過出来ません。

>あの実に驚くべき凶悪事件の団体をそのまま存続させる国とは一体なんでしょう ?

絵空事のような事件ですが、国家、その一部の荷担がなければ存続する事もないでしょう。

しかも、松本サリン、地下鉄サリン事件も明確な証拠もその意図もその団体自ら認めてるのですから。

被害者、遺族は堪ったもんではありません。

この国の対応は、彼の大戦の罹災者、兵士遺族の処遇と何ら変わるとは思えません。

民の意志がなければ国家に翻弄されるままです。

あの団体は、この国の中枢の「瘡蓋」。


つまり、菅政権とかって「時代の瘡蓋」かも知れません・・・・・
温故知新「時代の瘡蓋」。



Posted by 昭和24歳  at 16:46 │Comments(1)

この記事へのコメント
「バカの壁」の罠に陥るわけです。頭がいいわるい以前のお話しですね。いや悪いのかもね、結局は(*u_u)
Posted by 忠やん at 2011年02月19日 00:47
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