2008年06月05日

ガソリン暴騰と後期高齢者医療保険の相関。

石油備蓄量と年金備蓄量(年金特会)

年金特別会計―――――

これまでに厚生年金、国民年金から集めたいわゆる“年金特別会計”(積立金)総額はなんと『146兆円』。

この天文学的な“円”を厚生労働省の所轄で、 『年金積立金管理運用独立行政法人』という厚労省天下り行政法人が、

「早い話、厚労省が資金運用している」。

この矢鱈と長ったらしい名前の『年金積立金管理運用独立行政法人』は、

あの疑惑の“グリーンピア”。年金積立金(年金財源)から3,730億円からを投じ全国13箇所のグリーンピア施設をたったの48億円で売却・・・・・

3,730億円―48億円=3,682億円

つまり“3,682億円”もの国民から天引きした年金をどぶに捨てた勘定になる。

そればかりではない、さらに「グリーンピア運営」に要した、天下り官僚の給与、退職金からなる累積赤字経費はなんと“1兆5,000億円”。

全て厚生、国民年金財源から盗まれたも同然の国民の給与の一部・・・・・・

さらに厚労省が独自に“34兆円”を運用と称して証券会社に数億円の手数料を払いながら出した累積損失は3.5兆円。
さらに、さらに昨今ご案内の米国“サブプライムローン”に絡む損失昨年07度だけで“1兆6,328億円”の損失赤字をその『公金』から・・・・・


つまり国民、勤労者から天引き(源泉所得税と同じに)した給与を“年金特別会計”に自動的に入れ運用と称し、

年金給付のために「増やす」はずが減らしている。

そして、その“特別会計”という国会では全く審議されない・・・・・・
いわば裏会計から“公益法人”やら“独立行政法人”に年間“12兆円”からを経費として垂れ流す。

一体何様のつもりなんだ厚生労働省!!!

国民には一切公表されない“裏会計”が『ネジレ国会』のお陰か、次々と表に出てきている。

厚生労働省だけではない。国土交通省・・・・・・
今後10年間で“59兆円”を道路建設に使うという。道路建設ばかりではない民営化された既存の高速道路もその建設費、
負債だけを国民に押し付け“旧道路公団”はその売上を毎年2兆円からを積み増している。首都高も同じで1兆円からを「償還準備金」、

つまり、 「将来高速道路は無料にします」を前提にその利益を溜め込んでいる。

しかし、この民営化で、とうとうその実態は闇から闇へと消えることとなった。

原油高騰でガソリン消費は減少する・・・・・・
そして自動車の利用率も減少、道路、とくに高額な高速道路利用は大幅に減少するだろう。
それでも「必要な道路」として、「造ることだけが目的の」“59兆円”道路特定財源。

ところで、今日の“リッター200円”にも迫ろうというガソリン価格。
石油元売発表を当たり前のように受け、たったの一年で“倍”近くなろうというガソリン価格に国民は我慢している。

経済産業大臣“甘利明”は「対策はない、国家は自由主義経済に介入すべきではない」とかぬかした。

フザケルナ!!国家はいつもその“自由主義経済”に介入し農産物でもなんでも市場介入し価格統制しているじゃあないか!!
とくに公共料金は完全に政府管理下にあるではないか。今日不足している“バター”には税金を投入して価格調整(統制)しているではないか。


今、日本には“石油備蓄量”は国の政策備蓄と民間備蓄とで約“170日分”をもつと・・・・・

つまり“170日分”とは少なくとも数ヶ月前に取り付けた分で、産油国買い入れはさらにその数ヶ月以前。

なぜこの馬鹿げた石油価格暴騰に緊急対策としてその“備蓄石油”を放出しない!!???

少なくとも、暫定税率価格分の石油を放出したらこんな馬鹿げた“ガソリン価格”にはならないはずだ。
しかも、この馬鹿げた原油暴騰は産油国減産でもなければ、戦争等石油危機でもない。
ただの“投機”で『石油バブル』。誰かが相場で大儲けをしている。

ガソリン価格の暴騰でその“消費税”も2年前から比較すれば1.5倍からの増収。
大体にして、「石油は血の一滴」ではなかったのか!!

あまりもの国民生活無視の国家行政・・・・・・

ところで、石油元売はその莫大な仕入れ決済資金は一体どこから調達しているのか!!???
まさか、税金、基金からではあるまいな???


“業転モノ”

つまり、「石油転がし」。相場転がしで国民生活を貶める。

ガソリン高騰で需要減、政治家のタニマチで逮捕、起訴、懲役刑となった“泉井石油商会”。
そのような悪徳業者が、この相場で莫大な利益をあげているとしたら政治の責任は見逃すことは出来ない。

政府は、国民には“びた一文”使わないつもりなのか。



Posted by 昭和24歳  at 17:19 │Comments(2)

この記事へのコメント
厚生労働省と言ったら、失業保険の無駄遣いもこいつらでしたね。
利権が絡むとどこからともなく湧いてくる、
蛆虫のような人たちですね。

そういえば、やはり利権がらみが予想されていたタスポ、結構面白い話が散見されるようになりました。
なかなかのつわものがまだまだこの国にもいるようですね。
Posted by チャッキーチャッキー at 2008年06月05日 18:43
>やはり利権がらみが予想されていたタスポ、

実は僕は二十歳以降たばこは吸ったことがありません。吸えないのです。10代の頃吹かした憶えはありますが(笑)。
“タスポ利権”なんやら写真撮られたり、免許証でもいいとか、完全な国家による個人情報収集、上手いこと考えましたね。
パチンコが防犯生活安全の警察利権、競馬が農水利権、競輪、競艇、オートが経産利権、サッカーが文科利権。
つまり公が法を盾に国民から巻き上げる銭、言い替えれば税金を山分けする利構造。
桐生市広域なんか、競艇場という賭場を閉鎖するために巨額のギャンブル補償金を要求されている(笑)。
かつての東京オリンピックも巨大利権でした、石原都知事も新銀行と言いまた新たな利権構造を息子への政治的遺産に。
まさか、石原ノブテル首相なんて画策してるんじゃあないでしょうね(笑)。
Posted by 昭和24歳 at 2008年06月06日 03:11
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