2008年06月30日

血の一滴の石油・・・・・・


「血の一滴の石油」

それで、かつてこの国は対米戦争の暴挙に打って出た。 

今朝の新聞でも、 「石油元売各社、来月から1リットルあたり8円から卸売価格を値上げ」と。

石油元売各社とは政治銘柄、国策会社である。
そこには多くの財務、通産官僚が天下りし、2兆円もの負債を国民に押し付けて破綻した「石油公団」、
それが今は独立行政法人、「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」と看板を架け替え・・・・・・
もちろんそこのトップは元通産官僚であり、元資源エネルギー庁長官。

無為無策の政府―――――――

これだけ国民が困窮しているにも関わらず、全くその対策を講じない。
昨日の自民党幹事長、伊吹文明の演説も、官房長官、町村信孝の演説も「米政府の“北朝鮮政策”」に触れるだけで、
7月1日からのガソリンを筆頭に、電気、ガス、食品のさらなる値上げでどれほど国民生活が深刻な状況になるかを慮る発言はなかった。

それどころか・・・・・・

“社会保障費で「日本経済は沈没」”と発言した額賀福志郎財務相、



「働く世代にすべて負担を任せたら、日本の経済は沈没する」

と述べ、高齢者も含め国民が幅広く負担する消費税率の引き上げで賄うべきだとほざいた。

さらに欧州の例をあげ、つづけて・・・・・

「北欧やドイツも消費税は20%前後になっている。その一方で所得税や法人税を下げているのが世界の姿だ」
とまでぬかした。 

ドイツでは確かに消費税は20%前後かもしれない・・・・・・
しかし、その社会保障の一分野でもある、『児童手当』は、18歳未満、失業者の場合は21歳未満、学生は27歳未満に支給される。
支給月額は、第1子から第3子までは約2.3万円、第4子からは約2.7万円。所得の制限なし。(2006年版『少子化社会白書』より)

しかし、ドイツでは大学まで授業料は無料(ほとんどが州立大学)だ。英国、フランスも公立高校、大学は授業料“無し”、私学では「奨学金制度」が充実しており、そしてそれは日本のような「自己責任制度」ではない。

つまり、額賀福志郎財務相のいう「社会保障費で“日本経済は沈没”」どころか、欧州型の社会保障制度は国民に手厚い。
さらにいえることは、消費税(売上税)が“20%前後”であったとしても、それは目に見える形で国民に還元されている。
たしかに、この不況は世界的なものであり、失業率も高い・・・・・・
そのことで欧州の政府が財政なんであるということも事実。そして少子高齢化もその実情は何も日本に限ったことではない。

しかし、欧州各国の「少子化対策」としての『児童手当の拡充』、『授業料の無料』、それらの福祉政策が功を奏し、出生率も伸びを示している。

ついでに、『年金問題』をいえば、欧州型の年金基金は数か月分・・・・・・
日本のように4年分“150兆円”もあり、なぜかその「積立金」には手をつけない。
話では、旧大蔵省の「財政投融資」で高速道路に化けたり、新幹線に化けたり、そこからの返済はあるのかないのか、
それより、グリーンピアなどで焦げついた債権は数兆円から・・・・・

つまり、欧州などで、“日本政府”のような、無茶苦茶、出鱈目ぶりなら確実に「暴動」に発展する。
そんな政府は「一日」ともたないだろう。

話が逸脱してしまった(笑)。

石油だ、そのガソリン価格が報道によれば、明日(7月1日)から限りなく「1リットル“180円”」に近づく。

ところで、世界最大の石油消費国アメリカの石油備蓄は約7億バレル。
アメリカほど消費量の多くない日本の備蓄がなんと5億4000万バレル。日数換算で177日、約半年分の石油が備蓄基地などに眠っているのだ。

つまり、政府の備蓄は税金が原資である。また、民間の石油輸入商社の備蓄も結局は政府融資だろうからこれも税金が原資。
日本各地の石油備蓄基地には“177日分”の安かったときの石油が眠っているのだ・・・・・

日本の国策、「石油開発輸入」はどうしたんだ!!??

イラクにはフセイン政権時代1兆円からの円借款、油田開発とのバーターもあった。
イランでもアザデガン油田も米政府の横槍でその開発プロジェクトもストップさせられている。

どうも怪しい。日本の石油政策は「ニューヨーク石油市場」から買っているわけではあるまい。
これまでの、中東、インドネシア等々、石油産出国との関係はどうなっているんだ??

全くの無為無策、日本政府のエネルギー外交政策・・・・・

国民は悲劇である。  


Posted by 昭和24歳  at 10:23Comments(2)

2008年06月29日

巨大メディアという武器

新聞の宅配率が益々低下している。

我が家の近所でも朝刊が投げ入れられている家は数えるほどしかない。
“インターネット”のせいとかの噂もあるが・・・・・
どうやらそれだけが理由ではないようだ。
もちろんわが娘も“チラシ広告”だけを貰いに来るから、
本来“新聞”とは広義には“社会”と“家庭”のコミュニケーション・ツールなのかも知れない。

しかし新聞の紙面を良く見ると“広告”が多くを占めていることがわかる。
その広告が“新聞社”の最大の収入源だと言うことをどこかで読んだことがある。
また、一部“130円”。月額“3000円”ほどの『日銭』は地域の新聞販売店に契約販売卸をすることで莫大な収入に・・・・・

テレビ局を傘下にする“大新聞社”はその“巨大メディア”を武器に社会を操る。

ところで近頃のそこの報道機関はどうやら自前の“情報収集”はほとんどしないらしい。
いわゆる“ジャーナリズム”と言うことらしいのだがそれが全く“新聞”と言う本体の中にない・・・・・

日本国内にあっては“時事通信”、“共同通信”・・・・・・
その“通信社”には情報収集者“記者”がいるようだが、その背景はこの国においてはそれは国策であり、
大手新聞社をはじめとする“巨大メディア”の営業部門は、経営を支えるものはこれもその背景は“国策”の『電通』。
噂の域を真実と見て十分だろうが、その『電通』がその“巨大メディア”を“検閲”していると言うこと。

新聞の紙面構成から、テレビの番組編成からその『電通』がコントロールする。

「なにを記事にするか、なにを記事にしないか」
そして・・・・・

「必要に応じ“なにを記事”にするか」
降って沸いたように起こる事件の数々・・・・・

まるで作られたような“鶏インフルエンザ”。
そして“O157”も、様々な病原菌も・・・・・・
なぜならそれら事件の被害がけして国家と言う所に及ばないと言う事実。
“SARS”の時もそうだったし、
北朝鮮のミサイルも核もその対象は“国民の生命と財産の危機”でしかない。

“ありもしないこと”を記事、ニュースにしてそれをセンセーショナルに煽り、
国民を不安に陥れる。


当然、耐震構造計算書偽装もホリエモンも村上ファンドも現実的にはほとんどの国民には全くと言って良いほど影響はない。
しかしそれをあたかも影響があるかのように報じる・・・・・
小中学校のイジメ問題とそれが理由の自殺騒ぎも問題の根源は他にあるのにそれを無理矢理“教育改革法案”につなげる。

経済の貧困があたかも諸悪の根源のように言うが、
先のふたつの“猟奇殺人事件”も、実は経済的貧困とは程遠く、豊かが故の利己主義が原因。

“貧困”は助け合えば良いが、“利己主義”の思考崩壊はやはりああして壊れてみるしか解決はない。

現実問題として『宗教』と言う概念のないこの国・・・・・
付焼刃的な“新興宗教”ではさらにそこには国民の心を腐敗させることにしかならない。

やはり、この国はその概念の中心は『家族』ではないのだろうか。
それは“思想”といってもいい“宗教”といってもいい、土着したそこに先祖を敬う思想精神。
島国が故のその精神構造は、狭小“島国根性”と言われようがほとんどの日本国民は移住し、国籍を変えると言う概念を持たない・・・・・
いや、それは持てないのかも知れない、想像することすらしない、できない。

再度、分けのわからない話だが・・・・・

世界のほとんどの国がとんでもない状況の中にある。
その意味ではこの“日本”は天国で、他所は“地獄”という事実。

新聞の宅配率の低下は、実は国民はその“イカサマ”に気づいたからではないか・・・・・・
今朝の朝日新聞でも紙面の“7割”が広告とスポーツ記事。
事件を伝える三面記事はたったの数パーセントでしかない。首相の「今日」を伝える記事は僅かな“囲み記事”だけ。
莫大な政党助成金を受けながら、企業献金の政治資金不正経理の記事などは探すのに一苦労。

新聞販売店の悲鳴が聞こえてくる・・・・・

配達されない朝刊が新聞店の店先に野積みにされている。
「押し紙」というのだそうだ。新聞社から「押売り」された“新聞”。

「食肉偽装、うなぎ偽装」をいう“新聞”が「部数偽装」。

公称「1,000万部」の読売新聞。それが事実だとすれば1部「130円x1,000万部=13億円」・・・・・
なんと日銭が、売上「13億円」。一ヶ月30日として390億円、1年、12ヶ月で「4680億円」の売上。

読売新聞―――――

ご案内の元警察官僚「正力松太郎」が大正13年に買収。
正力松太郎と言えば“A級戦犯容疑”容疑で巣鴨拘置所収監、不起訴、その後、衆議院議員、初代、科学技術庁長官、原子力委員長・・・・・・



米国国立公文書館によって公開された外交機密文書を基に「米国中央情報局」、
いわゆる“CIA”のエージェントとして「ポダム」のコードネームまで付されていたことが明らかになり戦後史の暗部が露見した。

笑止千万な「ジャーナリズム」。

戦前、戦中の特高警察官僚、戦後A級戦犯容疑者、CIAエージェント、衆議院議員、閣僚・・・・・・・
それが、国内最大の発行部数を誇る「読売新聞社」の“社主”という事実を情報公開された今日、日本国民はどうとらえるか。
そして昨年の正力を継いで会長となった“ナベツネ”こと「渡辺恒雄」が画策したとされる“福田康夫自民党”と“小沢一郎民主党”の・・・・・・

「大連立」

はたしてこれが「ジャーナリズム」のすることだろうか。

戦前戦後を通じてそれは「読売新聞」だけではない、「偽装ジャーナリズム」が創りだす“ニッポン”とは・・・・・・

  


Posted by 昭和24歳  at 16:02Comments(2)

2008年06月27日

創られるガソリン価格の暴騰!!

ガソリン価格の暴騰!!

さっきガソリンを入れてきた・・・・・

「来月には大幅に上がりますから今月中にこまめに満タンに」

おいおい、今月中ったってあと3日じゃあねえか。

「170円台の半ば???!!!」

「おそらく・・・・・でも、180円台になるかも知れません近いうちに」


「越中女一揆」

住民らは米の移出を実力行使で阻止し、当時1升40銭から50銭の相場だった米を35銭で販売させた。<出典:Wikipedia>

“魚津の米騒動”である。

「米価の暴騰はとどまりを見せず、1918年8月1日には1石35円を超え、同5日には40円を超え、9日には50円を超えた。
8月10日には京都市と名古屋市を皮切りに全国の主要都市で米騒動が発生する形となった。」

これらは諸般の事情から米価の急騰に便乗し、地主や商人は「コメ相場投機」に走り暴利を貪る・・・・・・
当時の政府は「暴利取締令」を発令したがさらにあらゆる物資の「投機」と市場は混乱し、全国規模の市民暴動、騒動にまで事態は悪化した。


政府は「米価対策資金」として“1,000万円”を支出すると発表。その沈静化に努めたという。

「1,000万円」。1918年、大正7年のことだから、今の貨幣価値に換算したら“1,000億円”ぐらいだろうか?

この石油価格暴騰は「投機」であることが明白。それにあわせて世界市場での穀物、農産物、資源相場も急騰し、
世界の9割以上の開発途上国、社会主義軍事独裁国の人民はすでに飢餓に陥っている。
まあ、ガソリンなんて「食料」からすれば命のかかる話ではないが・・・・・

「1リットル180円台!!」

政府は緊急処置としてこの投機による暴騰が沈静化するまでの間、
通常の「ガソリン税」、そして「暫定税」、「消費税」のおよそ、1リットルあたり“60円”を撤廃すると発令すべきだ!!


国交省官僚の「道路財源」の出鱈目な使いっぷりからしてもこのままの「道路特定財源」は看過できることではない。
それに、中東、東南アジアからの「石油積み出し価格」をオープンにさせるべきだろう。
石油輸入に関わる企業、そして政府関連法人のほとんどが財務省、国交省の天下り官僚の巣屈である。

「ニューヨーク相場」とか「WTI原油相場」というが、日本の投資家、投機筋もそれに便乗しているはずだ。

今日のこの国民生活の状況を「世界市場のせい」とばかりに、政府はまるで知らぬ顔だ・・・・・
国会は閉会し、サミットだと浮かれる政府。
挙句、拉致問題を棚上げにされたまま、アメリカ政府は日本の頭越しに「北朝鮮」と友好関係にまで発展しそうな雲行き・・・・・

これまで、テポドンだのノドンだのと、「北朝鮮危機」を煽り日本に数兆円規模の莫大な軍事費を浪費させ「仲直り」だと言う米政府。
どうしようもなくみすぼらしい「政治の現実」を見せ付けられた「拉致被害者家族」そして「ニッポン国民」。


今日も、今度は奈良県大和郡山で17歳の「大人しい少年」が父親を鉈とサバイバルナイフで殺害と・・・

これら少年の、そして若者の凶行は偶然ではない。意図的にそれを仕向けるかのような棄民政策。
障害者自立支援法、後期高齢者医療制度、老齢加算年金の廃止等々、挙句が平然と「消費税10%」をいう政府。

どこまでも静かなこの国の国民(笑)。
政府に物言いするどころか、己の不遇を儚みその恨みの矛先を親に向けたり、家族に向けたり、見ず知らずの同じ立場の国民に向けたり・・・


1リットル180円で、いや、200円もといわれるなかで、この国の物流はもつのか。
そうした中、東電は電気料金の値上げをいい、東京ガスは、トヨタまでが自動車価格の値上げを言う。

ごく一部の特権階層だけが暴利を貪り、すでに2000万人からが、就労者4人に一人が非正規雇用、アルバイト、日雇い派遣だと言うこの現実・・・・・


収入は減少し、その職場まで脅かされる。
食卓を囲む団欒がどれほどあるだろうか。少なくとも就学児童を持つ家庭ではその「団欒」はなによりも大切な、大切な時間ではないか・・・・・

少年がナイフを買い求め、少女がなにを求めるでもなく深夜彷徨徘徊する、そしてそれを看過する「家族」というニッポン。

何かが壊れている、何かが・・・・・
何かが?

明らかだろう、「政治」だ、官僚政治。無為無策、国民が大人しいのをいいことに。

  


Posted by 昭和24歳  at 20:19Comments(4)

2008年06月26日

警鐘する“卵子となる細胞”



女児として誕生する胎児には、
既に次の出産に備えて“卵子となる細胞”が準備されているのだ。


「ゆがんだ食生活や、人体に有害な物質。
その影響は、大人より子ども、幼児より乳児、胎児、受精卵と、成長をさかのぼるほど大きくなる」


熊本県菊池市の公立菊池養生園長入佐孝三(51)の指摘だ。


―――理由はこうだ。

“ヒト”の始まりは、“精子と卵子が巡り合って”できた一個の細胞からなる“受精卵”。

三週目には三ミリほどに成長し、脳や神経系が発達する。
八週目には脳、心臓、手足、目などが形成され、二百八十日後の出産を迎える。

この成長過程で、有害物質などにより細胞に何らかの“異変”が起きたら・・・・・
それは、六十兆の細胞で構成された身体が出来上がった大人と同列にできない。
しかも、女児として誕生する胎児には、既に次の出産に備えて卵子となる細胞が準備されているのだ。

「本当に危ないのは、私たち大人ではなく、子や孫の世代なんです」(入佐)。

食を通じた“危険”が・・・・・
大人だけでなく生まれ来る命までに及ぶことを図らずも実証したのが、熊本県水俣市の水俣病だった。

チッソ工場が有害な工場廃液を水俣湾に流し、古里の海で取れた魚を食べた人々は脳や神経細胞に障害を受けた。
同じように魚を食べながら、妊婦は奇跡的に症状が軽かった。
おなかの子どもたちが、母の体内に取り込まれた有機水銀を引き受け、「胎児性水俣病」として生まれたからだ。
自ら犠牲になって母親を救った子どもたちを水俣では「宝子(たからご)」と呼ぶ。

しかしその患者、家族の苦悩は、今なお続く。



「近ごろの若者はクールだから」

と、片づけられない問題なのかもしれない・・・・・

五年前の退職まで、福岡県警城島署の刑事生活安全課に勤めた楢崎研司(64)=同県八女市=は、
捜査や地域活動で多くの子どもと接するうち、気になり始めたことがある。

事件や問題を起こした少年でも、

「親兄弟が心配している、迷惑かけるなよ」

と語りかければ、涙ぐむ。そんな場面を幾度も見てきた。
しかし、十数年前から、ほとんど無反応、顔色一つ変えないということが多くなった。

「目が合った」、「言い方が気に食わない」・・・・・

ささいな動機で人を殺す凶悪犯罪が目につき始めたのも、同じころではなかったか。

少年らの警戒心を和らげるとき、食べ物の話題は効果的だ。
でも、会話が弾みだしても、見えてくるのは、なんともわびしい彼らの日常。

スーパーの総菜コーナーが“食卓”代わりの少年。
弁当屋に日参し、すべてのメニュー、新メニューの発売日をそらんじる少年。
公園や空き地に座り込み、食事をかき込み、ゴミはその場にポイ。家庭の味とは無縁だ。

さまざまな事情を抱える家庭が多い、ある中学校の養護教諭は言う・・・・・

「脱線しても、『母ちゃんのニラ玉が好きだ』と言うような子は、一線を越えない」
(2005/04/29,西日本新聞朝刊)

子育てに手抜きは出来ない。

しかし“そうでしか”生きてゆけない、生活できない格差社会という子育て層。

働いても働いても“生活保護世帯”以下の収入・・・・・

夫婦共働きでも年収“300万円”がやっとでは、いくら機械でもそうは子どもは産めない。

いや、産めても、出産費用は保険対象外で“産み逃げ”とかの荒んだ社会。

いや、産めても育てられなければ“虐待”で子どもだと言う理由だけで殺されてしまうことも・・・・・
しかもその“親”に。

自分たちだけは・・・・・
とも思うが、必ずそれは連鎖する。

我が家では例え昨日のがあまっていてもも朝ごはんは炊く。
面倒くさいと言いながら、ママは煮物、炒め物、汁物をそれこそ一日中台所に立つ。
白菜を漬け、夏野菜(ハウス物)の糠漬を切らすことがない。

おそらくママのお母さんの遺伝子がそれを無意識にさせているのだろう・・・・・
しかし、それが僕の娘たちにつながるとは確信できない。

アキバの通り魔犯は少年の頃徹底的に母親に管理されていたとか・・・・・・

なんともやりきれない時代だなあとつくづく思う。

表面上の平和が60余年。この間の出来事を反芻してみる必要が、今敢えてあるのではないか。

“卵子となる細胞”は警鐘する・・・・・・・  


Posted by 昭和24歳  at 18:24Comments(4)

2008年06月26日

続“居酒屋タクシー”

25日放送の「報道ステーション」(テレ朝)によると―――――

財務省の官僚が、銀座のクラブ・ホステスにタクシーチケットを配っていたことが明らかになりました。 
しかも、1万円単位で、複数の証言が寄せられました。


国土交通省だが―――――

同省が所管する「道路整備特別会計」など七つの特別会計から02~06年度に、タクシー券の代金として総額約81億円を支出していたことも判明している。
さらに、約1万2000人いるという地方整備局や、同局の下にある国道事務所など、道路部局関連では、
02年度から5年間で総額「23億7800万円」が支出されていたことが明らかになった。

結果、わかっただけでも、国交省、財務省等8省が02~06年度、職員が使った総額約「125億7千万円」のタクシー代金を計28の特別会計から支出。

おいおい、これで増税はないだろう!!財政難もないもんだ!!!

しかもそのタクシー代の原資が“特別会計”だという・・・・・
その特別会計とは、国民、庶民から天引きする厚生年金やガソリン代、電気代に含まれる税金やら協力金という上乗せ金だ。


今日のこの政治と行政の堕落は言いかえれば全て国民の責任だ。
つまり、日本国民はそんな「政治行政」を戦後、“民主主義”を標榜しながら放置してきたことの・・・・・・

無条件降伏、300万余人もの犠牲者を出しながら「敗戦」を「終戦」と嘘で塗り固め、その責任を極わずかの“軍人”にのみ着せほとんどの官僚が占領下この国の戦勝国の言うがままに行政してきた。

そこにいる行政官、官僚もすでに戦後世代、それもその団塊世代といわれる者がすでに「定年退職期」だという現実。
30代、40代の行政官、官僚にはこの国の置かれた実態すらわかっていない・・・・・
そこに、高度経済成長期の遺産とも言うべき行政構造から生まれる莫大な資金“税金”をそのいわれを鑑みることなく私服しつづけてきた。

習慣、慣例、これが行政の典型だろう・・・・・・

この国の国民性の中、見事に統制され、ネットワーク化された1億からの人口構造が生んだこの国の富。
そこに、なんの躊躇いもなく当たり前のように散財する行政のコスト。
それが「タクシー券」だったり、「食糧費」だったり、「需要費」だったり、そしてそこに水増しされた「裏金」だったり。

しかし、それもそろそろ限界にきているのではないか・・・・・・
さきの防衛省事務次官の贈収賄事件にしても、度重なる防衛施設談合事件と防衛装備調達水増し請求事件の結末だろう。
これは中央官庁ばかりではない、地方自治体も60余年の、その意味では自民党政権独裁体制の中、それは構造的談合体質と「カネ」に対する麻痺体質。
それは、福岡でも秋田でも岐阜でも群馬でも数十億円、数百億円の「裏金工作」がこの間幾度となく事件化している。

上は財務省から、下は町村までがそれを「役得」かのような振る舞いで何の疑念もない様がそこにある。

タクシーチケット―――――

なぜ官僚だけが2万も、3万もタクシーを使って、数年間に総額数百億円も使うことが許されてきたのか。
その上、ただ同然の都心一等地の官僚宿舎がありながら、なぜそういうことが許されつづけてきたのか・・・・・・

当然、タクシーで2万、3万と使うなら官庁近くの一流ホテルにだって宿泊できるはずだし、
そのための宿舎も用意されているのではないのか。
深夜帰宅のためのタクシーというが、その際だと、翌日の出勤、登庁を考えれば物理的にも疑問がわいてくる・・・・・・

案の定、銀座、六本木からの帰宅の際のタクシー、そしてあろうことかそこのホステスにもタクシーチケットを配っていたとか。

朝日テレビが報じた新たな事実は―――――

「税金が官僚の遊興の果てに、ホステスの足代にまで使われていた」

そのことに、額賀財務大臣は、
 
「聞いていない。調べてみる」

とだけ答えたが、もし調べた結果それが事実だとわかったらどうするつもりか。
昨日今日のことではない、習慣、慣例でそうしているはずだ。一体いくらそうしたことに税金が盗まれつづけてきたのか。
自民党という独裁政権の中で・・・・・・

この政権の体たらくにも民主党、野党は福田政権を追い込めず国会は閉会した。
このまま解散がなければ、来年までこんな馬鹿げた状況の中に総選挙を待たなければならない。
それだけで、数百億円、数千億円が無駄になっていく。

しかし残念ながら国民は行き場を失い家族を殺したり、通り魔事件で世間を騒然とさせているばかり。

与野党、ここまできて緊張感がまるでなく・・・・・・
政官に自浄作用が全くないとすれば、


やはり国民の責任はきわめて大きいと言わざるを得ない。



  


Posted by 昭和24歳  at 11:47Comments(0)

2008年06月25日

“居酒屋タクシー”

居酒屋タクシー何処へ???

「何処へ?」


吉本新喜劇のチャーリー浜ではないが、タクシー“居酒屋接待”各省庁で、

「1000人を越す!!」

まあ、タクシーの運転手にしてみれば長年の「美味しい客」がなくなってそれこそ上がったりだろう。かわいそうに。
実際、深夜に“2万円~”の客は上得意、缶ビールの2、3本は安いものである。
そうでなくても規制緩和で台数も増えた挙句、お役所以外は不況の世知辛い世相でその水揚げは深刻。

だがしかし、問題なのは「タクシー券」が正しく会計処理されていたかどうかだ!!???

たしか、東京都庁での“タクシー券”が年間「24億円」だったとか・・・・・

財務省―――――

「このうち、5年間にわたって計180万円以上の現金と商品券を受け取っていた主計局の職員は、停職処分とする方向で調整している。」
ところで、どうして「タクシー券」で支払うと現金や商品券がキックバックされるのか・・・・・・

いや~っ、実に不思議、摩訶不思議でならない官僚の世界は。

早い話、“タクシー”を使った「公金詐取」、税金泥棒に他ならない。

当然、わかっただけで「180万円以上の現金や商品券」というが、「180万円以上」とは一体いくらなのか?

200万円なのか、はたまた300万円なのか、1千万円なのか・・・・・

こんなことが恒常的に行われていた、それが当たり前の“霞ヶ関”だった。

しかしこれは単なる犯罪ではない、「消費税増税」をいう“財務省官僚”の明らかに「公金詐取」、大罪ではないか。

賀財務相は20日の閣議後の記者会見で「法律にのっとって処分し、国民に与えた不信を払拭したい」と述べた――――

とあるが、これは公金詐取、刑事犯として告発されるべき事案であるハズだ。
当然、民間なら、社員そのような手口で他業者と結託して会社の金を私服したとなれば確実に告発される。

「受領総額が200万円前後にのぼる30代の主計局係長については、
公務員に対する国民の信頼を著しく傷付けたことを重大視し、停職処分にする方向で最終調整している。」


“停職処分”

その話の流れでは、受取った金品の全額をタクシー協会を通じて当該のタクシー会社に全額返還させるというが・・・・・

じゃあ、「返せばいい」ということか!!???

民間なら、盗んだカネは返しても「泥棒」という犯罪は消えない。当然刑事罰だろう。

30代の主計局係長には、可哀想かも知れないが、民間なら、告発、起訴、有罪で軽くて執行猶予付きの懲役刑が相当だ。
なぜ、一般国民なら「刑事罰」を受けるのに「官僚」なら“停職処分”、痛くも痒くもない処分ですむのか不思議でならない。


そんな中、このニュースだ!!

09年度に予定されている基礎年金の国庫負担率引き上げで2.3兆円の財源が必要になることから――――

「国民の理解が得られれば、09年10月からでも消費税10%に移行したい」
と語った。


と語ったのは、自民党、園田博之・党政調会長代理だ。
園田博之とは故・園田直元外務大臣、自民党代議士の息子。当人、自民党を離党して「新党さきがけ」の結党に参加、村山内閣では副官房長官にも就いている。
つまり「デモドリ自民党代議士」なのだが・・・・・

「消費税10%に移行したい」

おいおい、“10%”といえば、今の倍だぞ!!

「国民の理解が得られれば」というが、「理解が得られる」わけがないじゃあないか、馬鹿も休み休み言え(笑)。

そうでなくても、国民が全く理解していない、大反対だった「ガソリン暫定税率特措法」を再可決までして・・・・・
しかも、それを地方自治体、ほとんどの首長の要請、これも「選ばれた首長」の「民意」だとばかりに国民生活をなえがしろにした。

そういえば、経団連の面々も「国民」には違いない。それが「民意」とでも言い張るのか・・・・・・
まあ、来年の10月に「自民党政権」があればの話だが。

そう言えば、小沢一郎も消費税増税論者のはずだったよなぁ・・・・・・

“居酒屋タクシー”

官僚天国の霞ヶ関。官僚たちは医療費は無料だって言うじゃあないの。
それに、霞ヶ関のコンビには実質「消費税なし」だって言うじゃあないの。 


どこまで国民を馬鹿にすれば気がすむのか・・・・・
  


Posted by 昭和24歳  at 14:12Comments(0)

2008年06月25日

『障害者自立支援法』

NHKドキュメンタリー

「自立を支援するどころか生活を破壊している」と。

なにをもって“自立”そして、それを“支援”というか全く意味がわからない。

僕の知り合いにもそんな子どもを抱える家族がいる。
僕と同年代。その息子である彼が子どもの頃はまだ良かった。
すでに、30歳を超えその両親の不安は・・・・・・

「私たちがいなくなった時この息子はどうするのだろうか・・・・・
どう生きていくのだろうか」


この国のあり方、つくづく考えさせられた、NHKのドキュメンタリー。

国、政府は財政難を理由に「応益負担」とか言い、障害者年金66,000円から・・・・・・
その法律制定により通所施設(障害者の作業所)の利用料、これまでは無料だったものを月額、約30,000円の負担を求めると。
その作業で得る工賃、月額10,000円・・・・・・

差引き“20,000円”の唐突の負担。

それどころか、様々な障害での生活介助サービスが事細かに有料化され、現実的にはその“サービス”を受けることはできない。

そもそも『障害』とはなにか?
そして、『障害者』とはなにか?


実は、この僕もそのことへの悩みを持った時期があった。わが娘のことだ。
でも、幸いにもわが娘はこの上ない幸せの中を今生きている。親としてそのことにどう感謝していいかわからないほど今は安堵の中にいる。

人であれば、いつ何時、そんな境遇に置かれないとも限らない・・・・・・
言えることは、それがどんな『障害』であれ、幸運にもその『障害』を背負わずに生まれ、生きてこられたことへの感謝だが、
実は、そんな、僕の代わりに運命として『障害』を背負われて・・・・・
僕の娘が「先天性内反足」という、希な障害で生まれてきた時、

「この子は僕の代わりに・・・・」

と、そんな思いに至った。

事実、己のみに起きなければほとんどの人たちがそのことへは無関心ではないだろうか。

『障害者自立支援法』ってなんだ?

おそらく普通に生活する人にはその意味さえわからないのではないか。

昨今の、厚生労働省の「薬害C型肝炎」の問題でも、30年間もそれを、その“薬害”の事実を隠し続け、
あろうことか裁判でもその因果関係を否定し続けてきた。しかし露見した。
それなのに、当時の厚生省薬務局長は「それなりに精一杯対応した」と白々しくも言ってのけている。
「薬害エイズ」然りである・・・・・

行政、政府官僚、もっと言えば“国家”は冷血な巨魁。
おそらく自分の身内にそのような境遇の子どももいないのだろうし、それは責任逃れというより「無視」に等しい振る舞い。

その『障害者自立支援法』は小泉内閣での施行だが・・・・・・
立法したのは政府、行政だ。
そしてそのことに、その福祉にもっとも気をとめる素振りの公明党でさえ、その障害者を嘲るかのようにその法律成立に賛成している。

軽度、重度であろうが、そんな障害を持つ子どもを持った親は「死ぬに死にきれない」という。
自分たちが生きているうちはいい、自分たちがいなくなったその時、それから「この子どもたちは」どうに生きていけばいいのだろうか・・・・・
そればかり思い悩む。いっそうのこと一緒に死んでしまおうかと思いつめる親もいる。

ODAに数兆円、国際貢献に数兆円、水増し防衛予算に数兆円、水増し公共事業に数兆円。
先進国中、最低の社会保障、福祉費、医療費・・・・・・
財政難を言いながら、国、地方公務員給与で総額37兆円からの人件費。
特殊法人、独立行政法人等々、官業の人件費を加えれば百兆円超の行政コスト・・・・・・

そえでいて、わずか“1,000億円”に満たない「障害者福祉予算」を削減する。

そればかりではない。
先だってのニュースでは「知的障害者年金」までが、その申請主義で、
せっかく、その親が、我が子の行く末を案じての掛け金、その親が亡くなったあと、 

「知的障害」のため申請ができずそのままに・・・・・・

そしてそれが“時効”で結構な額が支払われず「宙に浮いた年金」になって、

「溜まっている」

と北海道新聞が報じていた。

こんなのは“国”でもなんでもない・・・・・・

冷酷無慈悲な“亡国”!

政治家官僚は、国家予算をピンハネし蓄財に励む・・・・・・

人の心を取戻そうではないか。

そのためなら消費税20%でも、30%でも一向に構わない。それが国民大衆の意思ではないだろうか・・・・・・






  


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2008年06月24日

世相雑感

「あ~祖国よ恋人よ」信濃毎日新聞社

学徒出陣、特攻隊員となり使命を果たす“上原良司”青年。

最後の遺書の後半に・・・・・・

「一器械である吾々は何も云う権利もありませんが、ただ願わくば愛する日本を偉大ならしめん事を、国民の方々にお願いするのみです」

と訴えられ、特攻に散りました。

しかしみすぼらしいですね・・・・・
それは僕のことです(笑)。

つい60年少し前のこの国に二十歳にも足らない青年が純粋に祖国を思い、恋人を思い国家の犠牲になった。
全体主義、軍国主義国家・・・・・・その時代に生まれた不運と言うだけでは片付けられないその事実。

現下の政治、国家の実態などはわかるはずもないが・・・・・・
今日日のあまりにもみすぼらしいこの国の様は、それはけして政治のせいだけではない。
あまりにも怠惰の極まりない国民・・・・・・
それは意図的に「改革、改革」と仕組まれたこの国の社会構造の結末かも知れない。

組織と言う組織は“ズタズタ”に切り刻まれ、もはや巨大な権力に抗する、抗しようと言う気概さえ萎えてしまっている国民。

やはり時代は僕らが終わるのを待っている・・・・・
いや、待っていると言うよりはそれを少しでも早めようと画策する。

結局はどこからかの命を受け無意識にもこの国を改造(改革)しようとする今の政治。

それはまさしく60年前に逆戻りさせる敗戦前の状況に・・・・・

“ワーキングプア”

とにかく休まず働く。働かせることことによってその思考力を絶つ。
働いても、働いても生活すら出来ない・・・・・

4人に一人が年収200万円以下、20代の若者に至っては二人に一人とか。
本当だろうか?
グッドウィルで「ケータイでお仕事探し」って本当だろうか???

あの国会の中で真顔で“最低賃金”を口にする。

一日あたり“1億円”を浪費する国会でのそれが言葉だ。

あの大戦で、犠牲となった・・・・・・

今の政治そのものの政治で犠牲になった青年たちへの思いは言葉の端に上ることもない。

特攻隊員となった上原氏は、その決意を次のように綴っています。

「悠久の大儀に生きる(天皇制国家に忠誠を捧げる)とか、そんなことはどうでも良い。
飽くまで日本、愛する祖国のために、独立、自由のために闘うのだ。
天国における(きょう子との)再会、死はその過程にすぎない。愛する日本、そして愛するきょう子ちゃん」。

死を覚悟し愛するゆえに片思いでいた恋人が結婚し、
その恋人が結核で世を去るという悲劇が上原氏にはありました。

そう言えば、ボクの叔父、叔母も昭和18年19年にその流行病で亡くなっている。
二人とも19、2歳・・・・・、

そう言えば僕らはただ生まれてただ死んでゆくだけ・・・・・・(笑)。
ああだ、こうだと言ってもただ馬齢を重ね馬食を食むのみ・・・・・・・

ところで日本の閣僚はリチャード・ブルース・チェイニー米国副大統領閣下との会談は、
米国大使館で行うらしい・・・・・

この日本国の将来を決める重要な会議(閣議)は秘密裏に虎ノ門大本営とやらでということだろうか。

24日午前7時5分ごろ、柏市鷲野谷の民家から、男の声で「家族全員を殺した」と110番通報があった。
父親だろうか、誰なんだろうか「家族全員」を殺すなんて・・・・・

5歳くらいの女児が犠牲になっていたと。

一体どういうことなんだろうか・・・・・
  


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2008年06月23日

大阪府が「アッチッチーーーッ!!」

大阪府って???

大阪府が「アッチッチーーーッ!!」な状態になっている。
チョッと前になるが橋下大阪府知事が府若手職員を対象に初の朝礼、その一幕・・・・・

「どれだけサービス残業をしているか知っているのか」
と女性職員(30)が知事に意見!!
http://jp.youtube.com/watch?v=y9KmSAcgBPY&feature=related

笑かしてくれますねこの女性職員(30)・・・・・・

「どれだけサービス残業やってると思ってるんですか!!??」

と橋下知事に噛みついていながら、

「(あなたは)月にどれくらいサービス残業やってるんですか?」

の質問に・・・・・・

「私はやってません」

と、チョイ引き気味に(笑)。

ところで、大阪府の人件費9300億円についてだけど・・・・・・
http://jp.youtube.com/watch?v=klrXLNarK88&feature=related

まあ、6兆円の負債がありながらよくやってますねと言うことだろうけど、
まあ、下々の庶民の窺い知れぬところではあらぬ狼藉が謀られていると言うことがうすうす感じられるが・・・・・・

まあ暇つぶしにでもご覧あれということで・・・・・
http://jp.youtube.com/watch?v=o-FQOOMZ--Y&feature=related

しかし、民主党もよくもまあこんな人物を引き込んだものですね。
まあ、番組が番組と言うこともありますが、まあ、国民が政治を疎んじてきたツケがこれらの現実を見せ付けられている。

ところで、大阪府の財政赤字“6兆円”で大騒ぎだけど。

実は群馬県の財政赤字も「1兆円」を突破している事実がある。その額は、大阪府の6分の1だが・・・・・・
http://www.geocities.jp/mkqdj167/gunma.htm

大阪府の人口が≒882万人、群馬県の人口が≒202万人。
群馬県民一人当たりの負債額は≒49万円、大阪府の場合≒73万円、

ちなみに北海道の場合は≒5兆円で、道民一人当たり、なんと≒104万円・・・・・・
ワーストナンバー1は、あの故・竹下登下総理大臣のところの島根県は、県民一人当たり≒“146万円”!!


まあ、国の借金は、日本の場合外国から借りているわけではなく、貸しているのは「国民」。
と言っても、国民が直接貸しているのではなく、銀行などの金融機関が買わされたりする国債だったり、
あとは年金保険料(掛金)だったり、雇用保険料だったりするわけだけど・・・・・

まあいざとなったら、国、政府には「通貨発行権」があるわけだから、“800兆円”分の小切手を印刷して、「そこのところ、ヨロシク」で早い話“OK牧場”。
もっと手取り早くするには、法律を作って「返したこと」にするか、「返さない」と宣言するか(笑)。

しかし地方自治体の場合はそうはいかない・・・・・・

だいいち、国、政府みたいに「返したこと」にしたり、「返さない」としたりする立法の権限はないし通貨発行権もない。
地方自治体の場合は、行政コスト削減や、その中での行政サービスの削減。

あの夕張市のように・・・・・・

しかし、大阪府の場合「人件費9300億円」対し、府全体の税収は「1兆4280億円」。
まあ、“3兆円”からの一般会計予算を組む大阪府、国からの地方交付税があるとしても・・・・・・
その税収、1兆4280億円の内、“9300億円”が人件費とは!!??
もし、地方交付税がなければ、大阪府職人に給料を払うと“4,980億円”しかのこらない。

日本全国でほとんどがこのような状態の地方自治体。

ガソリンの暫定税率復活に地方自治体のトップが御執心になるのも無理からぬことか。

  


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2008年06月22日

「百害あって利権あり」


“安倍チョコ”と“山タフ”の問答が笑える。

まあ、「天に唾する」とはこういうことを言うのだろうが・・・・・
首相を辞めたら妙に威勢のいい“安倍チョコ”。でもミョーに品がないですね、品が。

「百害あって利権あり」

何のことか?ご案内だろうが、「万景峰号」の入港再開とかの「北朝鮮制裁解除」に“山タフ”がエラク御執心とかで、
「北朝鮮制裁」を決めた“ボクちゃん”としては黙ってられなかったんだろうが、いくらなんでも・・・・・
いくら、“山タフ”さんが北朝鮮系の新興宗教の信者を彼女にしていたとか、その彼女と異性不純交遊が週刊文春に暴露されて、
「ホテル密会400泊分の領収書、全公開」されて、さらにそのことで週刊文春を名誉毀損で訴えたが敗訴しあげく選挙に落っこちたからて、

「百害あって利権あり」とまで言わなくてもと思うが、如何でしょうみなさん?

“山タフ”の反論も笑える・・・・・

「私の政治生命にかかわる発言だ。私は利権政治家ではない。誹謗(ひぼう)中傷する政治家の人格を疑う」

あれっ?山タフさんに“政治生命”なんてあったの(笑)。

「誹謗(ひぼう)中傷する政治家の人格を疑う」

“政治家の人格”ですか(笑)。

山タフさんも大変ですな。年端も行かない世襲、三世代議士に“人格”とは。
「安倍晋三内閣総理大臣」、それが近年の何とも言いようのない政治のシステムなのかも知れませんがね。
取ってつけたような官房長官、幹事長経験しかない、昭和の妖怪、A級戦犯容疑者、元首相の孫と言うだけの、
どういうわけか、閣僚実績のまるでない“お坊ちゃま君”が自民党の力学だけで、自民党の総裁に、それが一国の首相にとは・・・・・・

まあたしかに、昔にも「軽いと言えば軽い」内閣総理大臣、一見「ダメおやじ」風な“海部俊樹”首相なんていのもいたけど、
政治的にはロッキード事件で田中角栄を祀り去った三木武夫元首相の秘蔵っ子だったなんてえぇ昔話もあって、
その海部元首相、確か小沢一郎幹事長時代に、竹下登元首相がリクルート疑惑で失脚した後釜と言うか、経世会院政の「金・竹・小」。
つまり、「田中角栄闇将軍」の“三奉行”だった金丸、竹下、小沢に担がれて・・・・・
と言うより、竹下失脚のあとにすぐ指名された宇野宗佑が「芸子の手切れ金に指三本」であえなく、
首相就任もたったの「三月」で、参院選惨敗ということもあったけど辞任。そのあとを請けての海部俊樹。

「担ぐ神輿は軽くてパーがいい」

と、小沢一郎が言ったとか言わなかったとかの、その「軽くてパー」な海部俊樹だって文部大臣、大蔵大臣の重責を経験。
「指三本」でたったの三月の宇野宗佑元首相だって、防衛庁長官、科学技術庁長官、行官庁長官、通産大臣、外務大臣と経験者・・・・・・

安倍チョコ首相なんて、まさに自民党の論理だけで官房長官、幹事長だけ、行政官庁の政治経験はないに等しい。

しかしまあ、「百害あって利権あり」とはよほどの証拠を握っていってるんだろうが(笑)。

なにせ、全ての政治家の個人情報が集中するといわれている「官邸内調」を握っていたんだろうから・・・・・・
しかしそれにしては、“安倍チョコ内閣”の度重なる「閣僚の辞任劇」はいったい?(笑)。

「私は利権政治家ではない」

世間では“山タフ”さん、あなたのことを多くの国民は利権政治屋だと思ってますよ。
業転石油商の「泉井事件」では「2億7700万円を山崎拓政調会長に渡した」と、渡した方の泉井純一氏は言っている。

まあ山タフさん、あの独特の風貌と言うか趣というかそれにしてもタフネス(笑)。
なにせ、平成の妖怪、風見鶏の中曽根派を継いでの「山崎派」領袖。

「私は利権政治家ではない」

やっぱり、伊藤四郎ではないですけど、そうとう・・・・・・

「あんたがた“タフマン”」ですね(笑)。

まあ、山タフと安倍チョコの「かちかち山状態」の、自民党内輪喧嘩・・・・・
どうでもいいけど。

でも国民、堪りません。

そんな政治家に年間5000万円からかけてるんですから。
  


Posted by 昭和24歳  at 19:13Comments(0)

2008年06月20日

舛添のバカ発言!!



「総人口の約1割を占める75歳以上の高齢者が医療費全体の3分の1を使っている。
世代間の公平を考え、今回の制度に変えた」


と説明している。

それはそうと、この「後期高齢者医療制度」、そもそもお前が考え出したことではないだろう。
ならば、評論家国会議員らしくそれを「評論」してみたらどうか。

「今回の制度に変えた」

とは何事だ!!

「総人口の約1割を占める75歳以上の高齢者が医療費全体の3分の1を使っている」

それは極めて当たり前のことではないのか。
もちろんこれまでの「医療」そのものにも大きな疑問はある。意味のない「検査漬け」や、呑み切れるはずのない「投薬」や「不正診療請求」。
そこには当然、政官ぐるになった「医薬品メーカー」と「医療機器メーカー」のボッタクリ行政で異常なまでの医療費高。

「医療費全体の3分の1を使っている」

人は誰でも老いる。とともに肉体も老化し、病に陥りやすくなる・・・・・・
そのための、

「保険制度」
ではなかったのか。

「3分の1を使っている」

と言うことは、「3分の2」は現役世代が使っている勘定になる。
僕は59だが、実はほとんどこれまで病気にと言う病気にはなったことがないし、チョイとした風邪なら医者などには行かない。
虫歯でも歯医者にかかったことは子どもの時母親に無理やり連れてがれて以来一度もない。最もただの歯医者嫌いだけなのだが(笑)。
ケガ、骨折ではこれまで3回、入院しているが、まあその分はこれまでに納付している保険料総額ならオツリが来るはずだ。

つまり普通の現役世代は保険料負担していてもほとんど病院にはかからない。
運悪く、病気がちになってしまった人がいて病院通いということになるくらいで、僕の友達やなんかでもやっぱりほとんど病院にはかからない。
当然、乳幼児医療(無料)、それに幼児、小学生くらいまでの子どもが決まったように風邪、虫歯などでかかる、決まったようにである。

「少子高齢化」だ。ということはこれまで「3分の2」を使っていた子ども、現役世代が減少して、「3分の1」を使っていた高齢者が増える・・・・・
たしかに、医療保険を負担する世代が減るわけだが、その場合にはじめて制度としてそこの「保険料率」を上げればいいだろう。

「75歳以上」といえば、多くは所得がなく「年金生活」を強いられている国民大衆がそうである。
明日はわが身、「人は誰でも老いる」。そこの負担に文句をいう現役世代がいたとしても、その現役世代も必ず「老いる」のである。


「高齢者が医療費全体の3分の1を使っている」

この当たり前すぎるほど当たり前の現実を、だから「後期高齢者医療制度」と言って、
75歳以上、65歳以上の障害者をその全体から切り離し、たとえ“1割”とは言え負担を強いる悪質な陰湿な行政。

「安心安全の老後」

ではなかったのか。この国の戦後、国民がせっせと働いて築いてきた「富」はどこに消えてしまったのか・・・・・・

ただ、財務官僚、厚労官僚の腹話術人形のようにそれをいう“バカ大臣”。

「百年安心年金」の元厚労大臣の公明党議員の坂口力がそうだった・・・・・

厚労官僚の偽装データを持ち上げて、

「これで皆さんに年金は百年安心です」

とやったとたんに、「消えた5,000万件の年金記録」が出てきてしまった(笑)。

二言目には財源、財源と言うが、財源はいくらでもあるではないか。

「後期高齢者の医療費が1兆円」と言うなら、

厚労省の資金として、厚生年金、国民年金の手付かずの基金「160兆円」があるではないか。
その1%、たったの1パーセントをまわすだけで「1兆6000億円」、十分賄えるだけの資金があるではないか。

「将来に備えた160兆円です」

これが厚労官僚の言い分だが、その将来とは一体いつの将来のことなのかそれには答えない。
そしてそれの運用に、株式投機したり、怪しげな外債に投棄したりで、「6兆円損した」とか、「3兆円黒字」だとかいうが、
自主運用といいながら、野村證券等に数百億円の手数料をふんだくられているバカバカしい限りである。

もっとも、「郵貯簡保資金」と同じで、アメリカ幕府の言われるがまま、

平成3年、5年の「日米構造協議」で今後10年間で“630兆円”の公共事業を約束(命令)させられた・・・・・・

と言うことは、平成18年小泉政権終末に丁度、「国債残高650兆円」の怪は見事に符合するではないか(笑)。

「担ぐ神輿は軽くてパーがいい」

と時の最高権力者小沢一郎が言わしめた「海部内閣」での愚策。
当然、海部内閣というよりリクルートで失脚した竹下、経世会内閣がとらされた“土建政治”の「内需拡大策」。

その小沢一郎が民主党代表となって今、古巣、君臨した自民党を謂うのは白々しいと言えば白々しいが。

それにしても「舛添大臣」、大臣になって頭がオカシクなったのかっ、ええっ?(笑)。

会計検査院発表によれば、使い切れない予算が毎年「10兆円超」が発生しているという現実にどう答える?

まさかその「不要の予算」が、12兆円超の独法や公益法人での天下り官僚の食い扶持になっているわけじゃあないだろうな。

さらにこうも言った・・・・・・

「低所得者ほど負担減になる」

全部嘘(笑)。
世渡り上手だけの東大法卒は官僚のペーパーをそのまま言うバカ。
  


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2008年06月19日

大本営発表の嘘。

大本営発表の嘘。

「食糧自給率の嘘」

太平洋戦争中の「大本営発表」は嘘だらけだった。


大本営海軍部による発表(1941年12月8日)<Wikipediaより拝借>
http://jp.youtube.com/watch?v=RcIta8SrWLo&feature=related


農水省は10日、2006年度の食料自給率(カロリーベース、速報値)が前年度比1ポイント低下の39%だったと発表した。

日本の自給率は1960年代前半には70%台で推移していたが、食生活の欧米化でその後は一貫して低下・・・・・・
食料を取り巻く現状は、中国やインドをはじめとする開発途上国の経済成長、
そしてトウモロコシなどを原料とするバイオ燃料の需要拡大などで、世界的な奪い合いの様相を見せている。
そうした中、食料全体の60%以上を海外からの輸入に頼る日本は、将来的に食料供給が安定的に確保されない恐れも指摘されている。
<FujiSankei Business i 2007年8月11日付け記事より引用>

―――――カロリーベースの食料自給率を都道府県別で見ると、なんと“食糧自給率”「100%を超える」都道府県がある!!

北海道と青森県、岩手県、秋田県、山形県の5道県。
ちなみに、何かと威勢のいい“太陽の季節”の東京にいたっては、国内最低の「1%」とのことだ(笑)。

北海道に至っては201%、青森が115%、岩手103%、宮城78%、秋田164%、山形127%、福島82%・・・・・
ほぼ完璧に自給自足というか、平均「100%以上」だ。

関東でも、栃木が75%、茨城が71%・・・・・わが群馬、そうとう田舎だと思ってはいたが、34%と全国平均より低いのには驚き(笑)。
まあ、海がないので海産物の自給率がゼロと言うこともあるのだろうが・・・・・

上信越北陸では新潟が94%、長野53%、富山72%、石川46%、福井63%と、後は押並べて平均値だが九州の佐賀が96%、鹿児島が83%。

こう見ると、いわゆる“有力政治家”のいるところがその“自給率”がなぜか低い。

さてスーパーなどの青果コーナーにどれほどの輸入青果、野菜と果物があるだろうか。
まさか「国産偽装」はないと思うが、ニンニク以外はほとんどが国産。
「自給率34%の群馬」でもほとんど輸入の野菜、果物はない(バナナやパイナップルはあるが)。
福島産のタマネギとかレタス、茨城産のトマトとか、栃木産のイチゴとかピーマン、
もちろん、みかんは静岡だったり、和歌山だったり佐賀だったり、ブドウは山梨、モモは福島・・・・・・
そしてキャベツは嬬恋、白菜は国府、大根は富士見とか100%国産。

食糧安保の心配なのは大都市。特に東京なんかは地方が農産物「輸出しない」となれば即飢餓に陥る。
地方にとってとりあえずは東京がなくても困らない・・・・・
そういえば、電力も水資源もほとんどが群馬ではないか。
群馬が水利制限すればたちまち東京は停電してしまう。それこそ東京湾に原発を造らなくてはならなくなる。

そうとう強硬な政府の減反政策にも日本人の主食“コメ”は100%自給自足である。
最近はアメリカ産米の輸入を強要されているとか。

問題は酪農のエサの穀物類と、納豆、味噌、醤油の大豆類・・・・・それに、パンなどの原料の小麦。

つまり、酪農のエサもパンも敗戦の折の占領政策。そしてそれは戦勝国、アメリカの穀物輸出産業、アメリカの国益だけに他ならない。

結局、 「コメばかりを食う日本人が“バカ”になる」というのは迷信だった(笑)。

だから、パンもヌードルも主食にはならない。
もっとも、うどん、そば、等々は小麦、そば粉を使うが美味いのは地粉、地そば粉である・・・・・
産地偽装さえなければ、われわれは国産の“うどん、そば”を頂いていることになる。

なんのことはない、牛肉だって豚肉だって大部分が消費できず生ゴミになっている。
だから、産地偽装、消費期限偽装までして余ったやつを売る、再加工してミンチにして売ったりしている。
魚にしたって、200海里問題で漁猟ができなくなっただけ、本来なら「自給」できるはずが、「弱腰外交」で輸入が強制されているだけ。

今では冷凍魚は“商品相場”投機のターゲットにさえなっている。
だいいち、うなぎをそんなに食べるわけがないのに産地偽装までして商社がネタにする。

はっきり言って、日本には政府の政策休耕田であふれている。農産物について言えばいつでも今のところ自給率は100%に届く。

それが分かっているから政府の農業政策は、「農業の株式会社化」を言い出す始末わけだ。
もちろん「100%自給自足」している日常の“野菜”と“果物”を『相場化』するためにだ。
善意の農業者が一定の作物を耕作、栽培するのを、大資本で大規模に生産しようというのだ。
もちろんそうなれば、大企業の化学肥料工場がフル回転して農薬製産に励む。

日本は食糧自給率が低いからそうするのだと・・・・・・大本営は言うが(笑)。


そしてなにが、だれが輸入に頼っているか・・・・・・

輸出入バランスから見ると貿易黒字大国“ニッポン”

しかし対GDP比“10兆円”の差でしかない「貿易黒字」。

しかし、トヨタ、キャノン等の輸出産業はすでに多国籍企業化しているので、その意味では日本経済への貢献度は高くない。

はっきり言って、日本は輸入する物がないのが実情。つまり“一次産品”の農水産物と、石油等天然資源しかない。
そうした中で、輸入農産物には高率の輸入関税かけ、国内生産者への間接補助、直接給付(減反保障)で結果、国民に負担させている、その意味では増税。

ならば、石油輸入の関税、石油販売関税はこのガソリン高騰のおり、減税で国民生活に資するべきではないか。  


Posted by 昭和24歳  at 14:48Comments(2)

2008年06月18日

中流の崩壊と通り魔事件。

中流の崩壊と通り魔事件。

悲しいかな日本国民の本質かも知れない・・・・・・

大衆の怒りの矛先は時の権力に向かうのではなく立場を同じくするその大衆に向かう。
総じて、7人死亡、10人負傷の「荒川沖駅通り魔事件」の犯人、“金川真大(24)”も、
先の、7人死亡、11人負傷の「秋葉原通り魔事件」の“加藤智大容疑者”(25)も報道ではいわゆる「普通」・・・・・

彼らはともに24、25歳と同年代。
そして共通するのは「大人しい」と「アキバ」、そしてさらに「友達がいない」など。
こうした、「大人しい普通の子ども」、いや、“加藤智大容疑者”の方は中学時代までは成績はトップクラスで運動も抜群だったとか・・・・・

そんな子どもがなぜ、どうして“殺人鬼”に変質してしまったのか。

「家族で一緒に食卓を囲むことがない」

しかし初めからそうだったわけではないだろう。
彼らが生まれた時は両親ともその誕生を喜び、彼らが幼い頃は笑顔で「食卓を囲み」・・・・・・
そんな、どこにでもあるような幸せな団欒があったはずだ。

もちろん事実はわからない。仕事に忙しい父親だったとすればそれは徐々に壊れていったかも知れない。
そして母親は子どもたちとの深い関わりの中で「シツケ」と「教育」をある種のはけ口にし知らず知らずの内に子どたちとの溝を深めていったのかも知れない。

「家庭内暴力」

あの「積み木くずし」現象に見られた時代のように子どもたち心が荒み母親に暴力をふるう。
今でもあるようだ去年の5月・・・・・・
切断した母親の頭部を通学かばんに入れて会津若松署に出頭した、17歳高校生、少年の猟奇的母親殺人のように。
そして両親いずれかによる殺人にいたるケースも多い、“児童虐待”が過去最高との今朝の新聞報道。

このような事件の背景にあるものは「家族の崩壊」、そして「社会の崩壊」ではないか。

その現実を認めたくない「理由は他にある」という論調だが、そこにある事実はやはり「社会の崩壊」ではないだろうか。
その社会とは、その社会を構成する国民一人ひとりであり、家庭であり、広く言えば“国”であろう。

「一億総中流」と言われたのはいつのことだっただろうか。

「中流」、「中産」、どちらでもよい・・・・・

いつの時代も社会に明暗はある。しかしその「一億総中流」といわれた時代は総じて「明」が際立っていた。
そこにはブルーシート、ダンボールハウスの“ホームレス”もなかった。“ネットカフェ難民”もいなかったし、“グッドウィル”もなかった。

この日本社会はいつから転落して行ったのだろうか・・・・・

数万人の“ホームレス”、“ネットカフェ難民”、“自殺者”、“独居老人”と孤独死、そして数百万人の“ワーキングプア”等々。

それでいてそこにある日本経済は「史上空前の好況」をいう空虚。

超高層マンションの日陰にブルーシート、ダンボールハウスでボランティアの炊き出し。

このアンバランスこそが「弱肉強食」による社会崩壊ではないのか。

気がつけば、「秋葉原通り魔事件」ばかりではない。
未解決の通り魔殺人事件が、殺人事件に至らないまでも傷害事件の頻発・・・・・・

「世の中が嫌になった、会社が悪い、親が悪い」と言って、なぜそれが見ず知らずの普通に暮らす同じ立場の大衆に怒りの矛先を向けるのか。

本来ならその矛先は「世の中」を作る「為政者」に向かうべきだろう。
強者には立ち向かえず、弱者を無差別に、不意に襲う卑劣さへの怒りは例えようがない。
このような事件では、いつどこで誰が被害者になるかも知れないという恐怖社会。

普通の家庭の崩壊が誘引・・・・・・

つまり「一億総中流」の崩壊。

産業の海外流出。そしてあらゆる物資の輸入での価格崩壊。国内産業の低迷。
国内経済の停滞でありながら大企業業績の好況と家計所得の減少・・・・・

その相関関係の不具合はなんのためか。
今こそ僕らは良く考える必要がある。国民一人ひとりが良く考える必要がある。これ以上社会を壊さないためにも。
  


Posted by 昭和24歳  at 16:41Comments(1)

2008年06月17日

消費税上げは不可避=福田首相

消費税上げは不可避=福田首相

福田康夫首相は17日午後、都内で主要8カ国(G8)通信社のインタビューに応じ、消費税について、

「日本は世界有数の高齢化社会だ。その国が(消費税)5%でやっている。
だからこれだけ財政赤字を背負っている。その辺のところを決断しないといけない。大事な時期だ」


と述べ、引き上げは不可避との認識を示した。(時事通信)


全くフザケタ話ではないか!!!

「だからこれだけ財政赤字を背負っている。」


オイオイ!それは違うだろう。
高齢化社会だから“財政赤字”だなんて言わせねえぞ!!

年金給付開始年齢は引き上げられ、年金給付額は引き下げられ、医療保険は政府管掌健保では1割負担が3割負担にされ、
厚生年金、国民年金、健保の保険料は増額(増税)されさらに意味不明の「介護保険料」。
聞けば、介護保険料は年金受給者(60歳以上)はその年金から天引きされているとか。知り合いの爺さんが怒っていた・・・・・・

「今まで5千円ほどだった“介護保険料”が7千円も引かれていた」と。

「介護保険料率は3年ごとに見直されます」


僕がそう言うと、さらに怒りは、

「なにっ!!・・・・・じゃあ、3年経ったらまた値上げかっ!!!」

「○○さんもあと何年かで“後期高齢者”ですよねぇ?
“後期高齢者保険料”なんかは2年後とに見直し、つまり高齢化で年寄りが増えるごとに値上げされる」

「なんだとーーーぅ!!!」


まあ、こうしてお年寄り(僕も似たようなもんですが)怒ったり、イライラしたりすることばかりでは身体によくない。
政府財務省、“高齢者医療費削減策”のつもりが、逆効果・・・・・・
もっとも、高齢者国民を苦しめて早く死ぬことを考えてのことかも知れないが。

「だからこれだけ財政赤字を背負っている。」

このオッサン、まさか本気で言ってるわけじゃあないだろうけれど・・・・・・

財政赤字の最たる要因は、 「無茶苦茶な公共工事」が原因だと言うことは“定説”。

“5,000億円”にも予算が膨らんでるのに、30年も経っているのに一向に本ちゃん工事に至らない『八ッ場ダム』。
飲み水に使えるわけでもない、治水、利水が明確にされない「ただ工事するため」の公共事業に、日本中、数十兆、数百兆が、
1970代以降の政府自民党の政策が今日の「財政赤字」の原因ではなかったのか。

いいですか、この国、政府自民党が「国民のため」に使った金はたかが知れているのです。

高齢者、現役世代にかかわらず“医療費”を含む“社会保障費”に投じられる予算はサミット参加先進7各国中最低、
逆に日本の公共事業費はアメリカ、カナダ、フランス、イギリス、ドイツ、イタリアの合計よりも大きく、その総額は・・・・・・

“3,279億ドル”(≒350兆円)

因みに、人口が日本の2倍、国土は25倍のアメリカ合衆国の“2.7倍”の公共事業費。

なにが「高齢化だから財政赤字」だ、フザケルナ!!である。

“北海道開発局官製談合:国交省局長ら逮捕 官製談合「代々継承」-札幌地検”

今朝のニュースである・・・・・

「官僚が談合を企み、賄賂を取る」

北海道だけじゃあない、全国でだ。笑っちゃうますねほんと。
「代々継承」。つまりず~~~っと、やってるわけだ、談合と言う犯罪を。

まあ、前にも書いたけど“道路特定財源”を手放せない地方自治体。
そりゃあそうだ、最初から“談合”しているんだもの、まだ見ぬ“道路特定財源”を見越してすでに始まってる工事、いや、終わってるかも(笑)。
当然借金しての公共工事、「返せません」ではそれこそ首が飛びますからね・・・・・

まあ、国交省、国がこのざまですから、地方自治体も「キレイな身体」であるハズがない。

「長期政権は腐る」

そう言えば高崎市は「長期政権」ですね。しかも首長は“後期高齢者”。

ところで、今朝の上毛新聞に「群馬県庁に新副知事就任」てのが・・・・・・

何で副知事って“総務省人事”なんですかねぇ???

つまり中央集権ってぇやつですか。

高崎市辺りでも上の方は“キャリア”が本省から。
まっ、市あたりに降りてくるのは木っ端なのかも知れませんけど、若造のくせに相当偉そうな態度でした。

消費税じゃあなくて、所得税増税だろ。

「金は天下の回り物」

その金が天下を回らず高いところに集中してるのが「1500兆円」の個人金融資産の実態。

“1500兆円”に10%課税しただけで150兆円の税収が年間に(笑)。


いや、冗談ではなく本当の話です(笑)。  


Posted by 昭和24歳  at 19:48Comments(0)

2008年06月16日

アキバ事件の模倣犯続出!



「秋葉原の犯人と僕は同じ境遇」

みのもんたが朝ズバで吠えていた・・・・・・

「こんなの軽犯罪なんかじゃあない重犯だ厳正に処罰すべきだ。ねぇデイヴ・・・・・・」

と、偽装金髪、ジャメリカンのデーヴ・スペクターにふっていたが(笑)。

ところでニッコクの御法川法男社長、東京都、川崎市での度重なる“談合”発覚での公取委勧告、決着はつきましたかな。

まあそんなことはどうでもいいが、正義の味方“みのもんた”の・・・・・・

「ほっとけないっ!!」

まあ、アキバ通り魔犯の加藤智大も許せないやつだが、
それをというか、多くの若者を食い物にしてる“手配師”、いわゆる“派遣業者”・・・・・・

そしてそいつらとつるんで賄賂を貰ったり、天下ったりしている政治家、官僚連中。

そういうのを、水戸黄門に言わせたら、

「天をも恐れぬ不届き者」

ということになる。

そんな人間のクズが政治家だったり官僚だったり・・・・・・
そこで年間の自殺者が30,000人。
それが、社会が悪いかどうかは知らない。しかし鑑みればどうだこの不況と政情の不安定。
与野党は馴れ合いで国民そっちのけの政争。

自殺者の30,000人・・・・・
無策、亡策の為政で「無差別殺人」したも同じではないか。


この国の政治と行政、政治家、官僚はこれまで国民、とくに不況、困窮にあえぐ国民を“棄民”してきた過去がある。

まずは、嘘八百の「満蒙開拓移民」という“棄民政策”だ。

満州開拓移民の総数は27万人とも、32万人ともされ、
敗戦、ソ連の参戦で祖国に帰還できたのはその半分以下の11万人ほどだった。つまり20万人ほどの日本国民が犠牲になった。そのとき、あろうことか日本軍部(関東軍)は移民より先に満洲から遁づらしたとか・・・・・
昭和13年から20年までのたったの7年間で大日本帝国政府、虚妄の「500万人満州国移住計画」はもろくも頓挫。

そして戦後にも日本政府は嘘八百の「ドミニカ移民」を昭和31年に・・・・・
「カリブの楽園」を謳い文句に敗戦後の困窮にあえぐ国民をつった。


「ドミニカ共和国への移住事業で過酷な生活を強いられた、
日本人移民に最高200万円を支給するドミニカ移(民)住者特別一時金支給法案が06年11月14日午後、衆院本会議において全会一致で可決、成立した」。


つまり口減らし政策、棄民政策だったと言うことを政府が認めた瞬間だった。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/dominikaiminn.htm

これらのこの国の政策は今回の「後期高齢者医療制度」に見られるように御上意識、国民を屁とも思わぬ不届き者の様。
移民政策(棄民)は今の厚生労働省(厚生省)の政策であり、このような国民軽視の官僚行政はあの「失われた5,000万件の年金」にも合い通じる。

今日の派遣業法はまぎれもなく政策である。

ということは、正当な賃金を搾取され、不当な低賃金で明日の保障の全くない現在の“若者”。
そしてその境遇に悶々とし吐き出し口のない現代社会・・・・・・

「誰でもいい、殺したかった」

国民同士が殺し合う様とは一体どういう社会、国なのかということだ。

国民、市民と言う組織は解体されてしまった。もちろん家族も。

本来ならそのはけ口、矛先はかつての学生運動、労働運動のように大挙して国家、政治に衝突していったものが、
今日は、「誰でもいいから」と見ず知らずの、何のかかわりもない市民に向かう。

本当にこんなことがこれからもつづくのか・・・・・・
なぜ政治はこれを、凶行犯罪、通り魔殺人、無差別殺人を放置するのか。

もしかしたら、政府は奴隷市場のような労働環境を政策し、国民を貧困に落とし、社会を不安定にし、犯罪を誘発させ“国民保護法”の統制社会を企てているのか。

シーファー駐日米大使は公に「日本国の防衛支出増大」を要求したとあるが・・・・・・・
http://www.ohmynews.co.jp/news/20080527/25620

「アキバの模倣犯」

まさか若者は全員自衛隊に徴兵なんていうことになりはしないか?

一体この国はどこへ向かうのだ。
即衆議院を解散するべきではないか。

ところで、鳩山民主党副代表(?)は、

「首相問責決議を出した以上は今後の臨時国会でも福田首相の下での参議院は一切審議に応じない」と言っているが(笑)。

なんと選択肢の狭い日本の政治・・・・・


  


Posted by 昭和24歳  at 17:29Comments(2)

2008年06月16日

未来の子どもたちへ。

未来の子どもたちへ。

昭和24年に生まれた僕らは「未来の子どもたち」だった・・・・・

漆黒の戦乱、戦渦に過ごした祖父母、父母世代はその「未来の子どもたち」になにを託し、なにを遺しただろうか。


僕らの時代も、そして今も、いわゆる「大東亜戦争」と「太平洋戦争」の歴史的検証が『日本史』の中で全くなされていません。
そのことは現代に生きる僕ら、そして「未来の子どもたち」にとって生存する上で“羅針盤”のない船にいるようなもの・・・・・・
戦後(敗戦後)60余年、そのときの「未来の子どもたち」のほとんどが“還暦”を迎え、今やその子、孫が社会の中心をなし、就学年齢に達するそんな時代。

その時代に、政治は腐敗と混迷、世界一優秀と言われた東大閥の官僚が行政する“国家”は極めて不審の様で、
「政治は三流、経済は一流」といわれた高度成長期の「財界」、経済は己の利益ばかりに腐心し、
国民大衆の日々の生活を困窮に貶めても平然とする。それどころか「当たり前」とさえの暴言も聞き及ぶ昨今。

この国はこれから、いったいどんな国になっていくのだろうか・・・・・・・

「改革、改革」と言った内閣は、当初30年後には無料解放と言っていた「高速道路」を永久有料の「民営化」、つまり個人の集合体の『私有物』にし、
法律加護下の国民の虎の子、「郵貯・簡保」をやはり「民営化」、株式化して『私有物』にしようとしている。

そして「美しい国」とか言った内閣はこれも国民のなけなしの年金掛け金総数“5,000万件”を該当者不明とさせ、
挙句“140兆円超”あるハズの年金掛け金になぜか言及せず「年金保険料」を上げ(増税)、年金給付年齢を交代(増税)させ、
しまいには「給付額」を減少(増税)
させると言った暴挙に・・・・・

「私の内閣で絶対にやります。出来ないことは言わないんです」。

と大法螺を吹きながら「出来ないことは・・・・・」どころか、何にもしない内に1年と経たずに、
嘘八百八百閣僚の3名もの辞任騒動と、前代未聞の現役閣僚自殺といった汚点を残し、突然内閣を放り出してしまった。

そして今次、「生活者中心の政治」を言いながらの内閣は、
その生活者の中の「弱者」から真っ先に絞るといった悪代官さながらの「後期高齢者医療制度」と言った“姥捨て山政策”を実施。
さらに「生活者」を言うなら、国民生活にとって欠くことのできない“ガソリン税”増税と、パーパー商法に詐取されるがごときの石油価格暴騰に全くの無策。

世界でトップレベルと言われた行政官の“官僚”の下での政治・・・・・・
戦後、いつからか、復興期から高度成長期に、そしてその成長期の微温湯の中それら“政官”、
そして経済までが、嘘に嘘を重ねて暴利を貪る。そしてあろうことか国民生活の基盤でもある「労働」までを「日雇い制」で低賃金化させ、
正規雇用はせず、 「労働市場」から「人身を買い集めて」史上空前の高収益と饗宴する。

なぜだ、どうしてなんだ・・・・・・??!!!

一般国民大衆はそれでも懸命に生きようとしている。生きている。

それなのに、物価は上がり、所得は減少、実質増税の公共料金の値上げ。

挙句が800兆円という想像も出来ない負債があるという。
いやそれどころか地方自治体にもわかっているだけで300兆円からの負債が、さらに国、地方には「隠された借金」も。

そんな中、北朝鮮がどうしたとかの全てが作り話、寓話の類の外交偽装。
日本政府は日本国民に対して、この『ニッポン国』がどんな状況にあるかきっちりと情報公開する。
いや、国民自身がそれを要求し、させる。

本来、それが「国会議員の仕事」のはずだが国会議員にはその権能は全くない・・・・・
その“権能”が機能したのは戦後の一時期だけではなかったか。

つまり、国会というところに年間“1,000億円”から投じる税金は全て無駄ガネということになる。
事実、この間、国民生活、何かが良くなっただろうか?

頻発する陰惨な事件、親殺し、子殺しや通り魔事件、自殺・・・・・・
未だに絶えない政官財の談合、贈収賄汚職、公官庁の裏金犯罪。そのたびに逮捕者が出ても一向にそれがなくなることはない。

優秀である官僚の政策で「都市計画」がなされ、結果、地方の都市という都市の「街は破壊」され、地方中核都市の商店街は壊滅的状態。

妙に符合する「戦前の官僚」と「戦後の官僚」。

かの大戦の責任は一握りの征服軍官僚が責任(絞首刑)を取らされただけで、
ほとんどの優秀な官僚は総理大臣になったり、閣僚大臣になったり、政治家になったり戦後解体された財閥の責任者になったり・・・・・

実は何も変わらなかった(笑)。

戦争に負けて、一般国民300万人余の犠牲を出すも、戦争を遂行した責任者は何ら責任を取らずに平然と為政する側に。
今も変わらず、公害で国民を苦しめようが、薬害で国民を死に貶めようが、税金を横領詐取しようが、責任者は一切「責任を取らない」。

実に笑える話ですが・・・・・・

「責任を取れ」とは法律に書いてないのだそうです。

当然と言えば当然かも知れませんが、「自分を縛る縄を綯う」泥棒はいませんよね(笑)。


未来の子どもたちへ。  


Posted by 昭和24歳  at 10:33Comments(0)

2008年06月15日

微妙に符合する「後期高齢者」と「アキバ通り魔犯」。

微妙に符合する「後期高齢者」と「アキバ通り魔犯」。

1兆円の医療費負担を迫られる「後期高齢者」世代の孫たちが・・・・・
つまり、20代のほぼ半数が年金保険等、明日の保障が全くされない、それどころか、日常の健康保険、雇用保険、政府の社会保障政策枠から外された、

“派遣社員”あるいは“日雇い労働者”

として、いわれる「ワーキング・プア」層――――

医療差別(区別)された「75歳以上の後期高齢者世代」と、
中曽根内閣に端を発した1980年代の「バブルの落し子世代」の微妙な符号。


アキバ通り魔犯“加藤智大”容疑者(25)。

25歳とある。25歳といえば1983年、昭和58年生まれということになる。

今から25年前、いわれる後期高齢者“75歳”は丁度、“50歳”・・・・・
その意味では、今日の20代の若者世代はその後期高齢者世代の「初孫世代」でもあるのだ。


そして「失われた10年」といわれる“1990年代”に退職期を迎えた今日の“後期高齢者”世代、
そしてその中で幼児期、少年期と多感な青春期を過ごしその「失われた10年」からさらに「失われる21世紀初頭」に成人し、
景気回復、史上空前の“好景気”、「バブル期以上の成長率」という“企業経済”と“実体経済”の歪の中に社会人となった後期高齢者世代の「初孫世代」。

それが今日の物言わぬ“彷徨世代”の20代と、国によって区別(差別)される“後期高齢者世代”。

後期高齢者世代はその現役時代には高度成長期、「老人医療費無料」の時代を支えた最大の労働者たちだった。

「医療費無料」ばかりではない、地方自治体の「公共交通機関無料パス」の発行、“敬老の日”には自治体が敬老祝い金を進呈しての祝賀・・・・・
そして今日の20代も少子化のが騒がれ始める中に生まれ、その意味では誕生を祝され、社会そのものが「子ども育成」に重点をおいた時代。

それが、老人医療費無料であったものが・・・・・
“後期高齢者医療制度”で、別口でその「75歳以上のお年寄り」から別枠で保険料徴収をされる。しかも年金から天引きで。
さらに、年金が不足ならその家族、つまり息子、娘の所得から天引きすると。
国、政府が財政難を理由に伸びつつ付ける医療費抑制、年間33兆円の抑制策として・・・・・
75歳以上の高齢者にかかる医療費11兆円の10%を、厚生労働省いわせれば、

「自ら支払うことで痛みを感じてもらう」

と、かつて現役時代にどれだけ高額な年金、医療保険を負担してきたかへの言葉は一切なく、
さらに、現状の医療行政―――――
医薬メーカー、医療機器メーカーと政官がつるんだ癒着構造の中の、「バカ高い薬価と医療機器」には触れず、
医療機関の「保険医療費不正請求」、それだけでも“総医療費33兆円”の2割とも、3割ともいわれる問題に触れず国民に、

「痛みを感じてもらう」とだけを言う。

医療費の国庫負担。

「国庫負担」というがそれは「税金」つまり国民負担・・・・・
政官、その行政の予算配分の中だけの話で、国が何か特別な利益を、例えば“ブルネイ”といった産油国のように輸出で外貨を稼ぎ出し、
国民医療費、教育費を「国庫負担」しているわけではない。


それどころか、この国、ニッポンの場合は輸出産業の利益のために負担を強いられている。
2兆円のトヨタ自動車の利益のために、「食糧自給」は阻害されといった輸出でなんら利益を生まない「輸出大国」の実態がそこにある。

後期高齢者をいう行政・・・・・・
そして、国際競争に勝ち残るためと大企業の労働環境、雇用環境を法律で歪める行政。

労働者を、人間一人としてとらえるのでなく「時間生産性」で、「8時間を一人工」と数える。

まるで機械、人間を道具としてカウントする・・・・・・

もちろん道具だから「福利厚生」などの概念はあろうはずもない。

“ジャストインタイム”

「必用な時、必用なだけ」。“必要”ではなく“必用”、
まさに「用いる」道具として、「道具供給業者(派遣業)」から時間買いするだけの企業。


これまでの企業なら、社員、労働者の福利厚生として“社宅”は極めて少額の社員負担であったが、
“派遣”は実費負担。工賃は派遣業者に相当額(30%以上)をピンハネされ、グッドウィルのような「日雇い派遣業者」は戦後すぐの“ニコヨン”・・・・・



昭和24年に東京都が定めた“失業対策事業”の日当が「240円」。
(ニコヨン=100円札2枚と10円硬貨4枚)


それと同等の、地域最低賃金を基本にさらにそこから「データ装備費200円」を取ることで問題となったが、

「好きな時働いて好きな時遊ぶ」

そんな馬鹿な話はない(笑)。

そんなことでまともな社会が作れるはずもない。ところがそれを国が、行政が放置する、いや、法律まで変えて、山谷の手配師よりもアコギな行政、官民一体、つるんでやっている。

これからの日本を支えるであろう。いや支えなければならない20代の若者を行政がはじき出す・・・・・・

これまでの日本支えてきた高齢者、それも75歳以上といった、本来なら安心して老後を楽しんでいただかなければいけない老人を、
まるで邪魔者扱いするかのような「痛みを感じていただく」という無神経な言葉で区別(差別)する行政。

後期高齢者とくくられる75歳以上の世代と、ニコヨン生活を余儀なくされる“アキバ通り魔犯”に象徴される20代の世代の・・・・・

「微妙な符号」。
実は明日はわが身。

今、59歳の僕。そして30代の娘たちとその子どもたち・・・・・
このまま行政の放置に任せれば、いずれそれらの事態は多くの国民に襲い掛かってくる間違いない。

戦後の日本国憲法は、次世代にその全てをゆだねた。

そして今日その“次世代”の今、答えを出さなければならないのは僕らではないか。  


Posted by 昭和24歳  at 08:51Comments(0)

2008年06月13日

またもペテン外交で支持率挽回を?(笑)。



メディアとつるんで「北朝鮮拉致被害者、家族」を弄ぶ・・・・・・

小泉総理生みの親、田中真紀子外相更迭でジリ貧となった小泉内閣支持率挽回のための二度めの訪朝。
たしかに蓮池薫、地村保志氏らの子どもたちの帰国と、のちの曽我ひとみさんの夫と子どものたちの帰国といった一応の成果を見せたが、
その後、安倍政権、そして福田政権となんら進展を見せなかった「北朝鮮拉致問題」。

サミット前の自民党福田内閣支持率はおおむね20.2%と不支持72.4%が大きく上回っている。

そこへ民主党を中心とする参議院野党(?)による「首相問責決議案の可決」、

そしてまったく意味をなさないただ税金の無駄遣いとしか思えない衆議院での「首相新任決議案の可決」。

国民をまったくの埒外に置きざりにしての政治茶番劇・・・・・・

そうしている間に起きたこれまでに前例のない、7人もの犠牲者を出した“秋葉原通り魔殺人事件”。

小泉政権時代、郵政解散選挙で「小泉チルドレン」といったなんとも矮小な国政の様を面白がるかの小泉元首相だったが・・・・・・
結果、今日、その小泉政権時代の「国民が痛みに耐える」そのものの政治が、“小泉後”の安倍、福田と国民に突きつけられ続けている。

小泉、安倍、福田と、いつまで国民は「耐え続ければ」いいのか、そしてその「耐え続けた」代償はもたらされるのか。

安倍前首相は「美しい日本」とかいって“美しい”という抽象的な、いわば誤魔化し、ペテンに自らを滅ぼした。
後を引いた福田首相はその「美しい国」に対して、「希望と安心のくにづくり」、「改革を進め、その先にめざす社会」と、

「希望とか安心とか」、まるで開発途上の社会主義国のスローガンのよう。

では、平和憲法を標榜する世界第二の経済国に、今まで“希望”も“安心”もなかったのか(笑)。

もっとも、ここで「希望とか安心」を言わなければならない政治を戦後60年からやってきたのは一体「どこのどの政党だったのか?」と問い返したくなる。

福田政権になってから、施行される法律と言う法律が「後期高齢者医療制度」をはじめとする国民に「痛み」を、
しかも、底辺にいる弱者によりいっそう過酷な政策ばかり・・・・・
さらに日本政府の責任ではないがこの世界的ガソリン高騰、「リッター200円もか」といった異常な原油高に、
日本政府には責任がないとは言え、この国、政府のこれまでのエネルギー政策は一体なんだったのかと疑わざるを得ない失政の域。

結果、ご案内の福田内閣支持率「20.2%」の内閣存命危険水域・・・・・・

どなたが絵を描いているのかは知らないが、ここへきて「神様仏様、キム・ジョンイル様」か(笑)。

北京での日朝実務者協議で北朝鮮側が「拉致問題解決に向けてと再調査を約束した」と。

まあ、日本外務省の「お公家外交」と日本政府(自民党)の北朝鮮頼みの政権維持工作。
どれだけの“手土産”を持参した上での“再調査”なのかは大いなる疑問だが・・・・・・

返す返すも忸怩たる思いでおられる“拉致被害者家族”のみなさん。
これまで、北朝鮮情報に振り回され、日本政府には放置され、時間を追うごとにますます高齢化する横田めぐみさんご両親。
一刻の時間の有余もないはずなのに、何一つ解決に向けての外交交渉の出来ない日本政府。

まさか福田首相の訪朝・・・・・???

小泉元首相がどこかで言っていた・・・・・・

「福田首相が訪朝すべき」だと。

高村外務大臣は、

「北朝鮮は従来、拉致問題は解決済みとしていたが、“解決したとは言わない”とも表明。
よど号犯の引き渡しについても“協力する”と回答したという」。

と記者会見で語った。

為政者は様々なニュース、報道を多発させて問題の焦点をボヤケさせる・・・・・・

なんら解決しない「失われた5,000万件年金問題」。
少なく見積もって、政府厚労省に預けられている総額は一件10万円としてもその総額は5兆円にもなる・・・・・
施行した法律が無茶苦茶なまま、見直しとか、凍結とかの「後期高齢者医療制度」。
当の政治家までがその法律の内容を「よく知らなかった」とは、よく言えたものである・・・・・


さて、“キム・ジョンイル閣下”のお手並みは・・・・・・  


Posted by 昭和24歳  at 18:26Comments(0)

2008年06月13日

アキバ通り魔事件と“テレビゴロ”

アキバ通り魔事件と“テレビゴロ”


つまり、コメンテーターという、テレビに集る様は“銀蝿”・・・・・・

「社会が悪い!?親が悪い!?会社が悪い!!???
フザケルなっーーー!!」


そういう“みのもんた”という正義の仮面。

凡そのコメンテーターも「なにを甘えたことを言ってるかっ!!」と、一様。

そもそもテレビそのものが“仮面メディア”で世相を煽動する・・・・・

では問うが、

社会は悪くないか??昨今の親は悪くないか??
会社は悪くないのか??


社会、つまり政治、経済の実相。政治家、官僚、財界の今日の様は悪くないのか!!??
テレビ、メディアはそれこそ連日、その悪徳政治家、悪徳官僚、悪徳財界人を名を挙げて糾弾しているではなかったか。


親は、育児放棄、子捨て、虐待とそうして事件、犯罪を生む背景をテレビ、メディアは連日報道しているではなかったか。

会社は、今日の20代の労働者の半数が派遣と言われるように、
会社、大企業は政治を操り法律まで改悪して自己の利益追求のみに奔走・・・・・・
結果、ネットカフェ難民とかの日雇い労働者層、ワーキングプア層の増大を危機とテレビメディアは特集しているではないか。


アキバ通り魔殺人犯“加藤智大”容疑者は・・・・・
そうそう、なぜメディアは、無差別傷害殺人現行犯を“容疑者”と言うのかもわからない。
このような現行犯では量刑を決める裁判以外は意味をなさないと思う。
いたずらに社会の混迷を誘うのはやめたほうがいい。即刻、最高刑を言い渡すべく判決を急ぐべきだ。
犠牲者、遺族のためにも・・・・・・

テレビゴロ・・・・・・

糾弾されるべき“社会”とは“テレビ”そのものではないのか。

年収200万円以下の“ワーキングプア”や“ネットカフェ難民”を報道するテレビ、 “フジテレビ社員”の場合、40歳平均で年収1400万円。

そして、数千万円、数億円の“みのもんた”や“田原総一郎”、“古館伊知郎”・・・・・



テレビと言う仮面をかぶり社会を論評する特権階層はまるで自らが大衆の中にいるかのような虚言。

ただ、やらせの論争をするばかりでそれに答えを出したためしはない。
そして、うまい具合に、次から次へと陰惨な事件、犯罪が起こりその飯の種は尽きない。

「あまりにも身勝手な考え・・・・・・」

当たり前だろう。こんな犯罪を起こすのは“身勝手”に決まってる・・・・・・

いつでも必要な時に必要なだけの“労働力”が得られることを目途とした改正労働法、派遣労働法。

その法律には労働者、国民、納税者の安心、安定した生活全く無視したもの。
しかも、これから、あるいは現実に家庭をもって将来設計をしようという若者の健全な精神を破壊する・・・・・

「儲け」だけが目的の悪法。

公僕が本当にこんな法律を考え出したのか?
そうではあるまい。
国民総生産の10%にも満たない生産性しかない国家に屯する輸出企業がその国民を犠牲にした収益から政治献金し、官僚を篭絡し、
メディアには莫大な広告料をエサに悪法で為政工作する。

政府も愚かだ・・・・・

中位所得者層を増大させれば必然的に税収は増収になるのに。
不労所得階層だけに偏った法改正でカネの流れを一極集中させ、結果、国家財政を悪化させている。

結局、雇用の不安定は男女結婚適齢年代層の生活不安定を意味する。
縦しんば、結婚したとしても、そこに雇用不安定があれば子どもを生み育てることも出来ない・・・・・
現に、そのことによる“赤ちゃんポスト”などという悲惨な現実を見る。


アキバ通り魔事件・・・・・

「犠牲となった7人の命」

憎んでも憎みいれない犯罪、犯人だが・・・・・・

「社会が悪くなければ、親が悪くなければ、会社が悪くなければ」少なくとも起きなかった事件ではなかったか、どこかで防げた事件ではなかったか。
皮肉なことに派遣という“雇用不安定”社会で、企業は空前の収益をあげている。

アキバ通り魔殺人犯“加藤智大”を叩くのは結構なことだが・・・・・・

それだけでは何の解決にもならない、

「このままでは第二、第三の“加藤智大”を生まないとも限らない」。

いや、

「あのままだったから・・・・・」

アキバ通り魔殺人犯“加藤智大”を生んだのかも知れない。
そう思ってしまうほど、今、社会は歪んできているのではないだろうか。

  


Posted by 昭和24歳  at 13:28Comments(2)

2008年06月12日

アキバ通り魔事件と“25歳”???

アキバ通り魔事件と“25歳”???

僕が25歳だったときはどんなだったろうか・・・・・・

たしか、挫折の淵から這い上がった頃じゃあなかっただろうか。

「挫折の淵」とはいっても元来が『万事塞翁が馬』の習い性の僕、たしかに“挫折”は感じていたものの、それほどの深刻さはなかった。
諦めがいいといえば、それはそうだがはっきりいって「粘りがない」というか「堪え性がない」というか、早い話「ちゃらんぽらん」の「極楽トンボ」。
そんな“25歳”、昭和49年の僕だった・・・・・・

ご多分にもれず、団塊の世代、その青春は「エレキに明けて、エレキに暮れていた」。
15歳でエレキにシビレテ、大の大人に混ざってダンスホールでエレキを弾いていた青春の門。
ご案内の“GSブーム”、18の時には引く手あまたの中、高崎でもピカイチのGSのドラマーとなり県内、近県のダンスホール荒し・・・・・
そう、まさしく「有頂天な時代」だった(笑)。
しかし、ブームはブームで21の時にバンドは解散、僕以外のメンバーは気質の職業についたが、つけ上がっていた僕は「プロ」になる夢をメラメラと燃やしていた・・・・・

そんなおりの高度経済成長期。ドラマーとしての仕事は高崎を中心にいくらでもあった。
それも、当時のサラリーマンの給与からすると破格の“ギャラ”が稼げた。
それが、昭和46、47年当時・・・・・・

そう、『浅間山荘事件』。キャバレーのバンドマンだった僕は仲間とその『浅間山荘』の事件の真っ只中を見に行った。
まあ、見に行ったとは言うものの、碓氷峠を越えると長野県警の物々しい警備で浅間山荘方面には行けず、中軽井沢駅まで行って帰ってくるだけだったのだが・・・・・・
思えばほぼ同世代が、「世界同時革命」とかで、赤軍メンバー岡本公三(当時25歳)がテルアビブのロッド空港で自動小銃乱射事件を起こしている。


<象徴“25歳”の連合赤軍指名手配ポスター>

まあ、政治には全く無関心の“ノンポリ”の僕だったが当時日本中を震撼させていた『連合赤軍』・・・・・・
その頃にはその『連合赤軍』、“内ゲバ”集団リンチ殺人事件は裁判の渦中にあり、前橋地方裁判所でその裁判を傍聴した憶えがある。

その頃、高崎のバンド仲間が一人二人と“プロ”を目指して東京へと旅立って行った。

『22歳の別れ』という歌があるが、ご多分にもれず“失恋”(挫折)である。
3年ほどつき合っていた彼女との別れ、それは“プロ”への夢に執着する僕に嫌気がさしてのもの・・・・・
半年ほど経った23の春に僕は高崎駅から上野行きの汽車に乗っていた「片道470円」。

今は埼京線となっているが当時はたしか“赤羽線”と言っていた・・・・・
その「上野行き」を赤羽で降りると連絡橋をわたり“赤羽線ホーム”の省線のお下がりか、
相当年季の入った油臭い電車に乗り換え新宿、西武新宿線で新井薬師の友達のアパートに転がり込んだ。

アルバイト探し・・・・・・
当時、“学生援護会”というのがあってそこがアルバイト情報誌を発行したり、学生の下宿、アパートの斡旋もしていて、
それが今の『an』の“アルバイトニュース”である。
ご案内のようにアメリカがベトナムに負けて、学生運動も連合赤軍の崩壊でほぼ収束し、時は高度経済成長の踊り場的時代・・・・・
東京の街は地下鉄工事、高速道路工事と昼夜喧騒を極めていた。

僕はそんなに体力には自信がなかったので川崎の工業地帯の日雇い、夜勤のバイトをするために“新宿南口”のその列に並んだ。
今でいう“フリーター”とでも言うのか、2、3台のマイクロバスがそんな僕らを満杯にすると川崎工業地帯に向かっていた。
夜食付で2000円くらいだっただろうか、楽器代と練習スタジオ代、アパートの家賃(7千円)を稼ぎ出すために、をその仕事を3ヶ月ほどつづけた。

あるとき報知新聞の記事の中に「渋谷ジャンジャン、ドラマー募集オーディション有」という小見出し、
僕は一も二もなく渋谷ジャンジャンに電話をして“オーディション”を受けることにした。
渋谷ジャンジャンと言えば、ニューミュージック系、当時は未だそんな言葉もなかったが、その“五輪真弓”や“山崎ハコ”大御所では“雪村いずみ”が定期ライブをやっていた本格的“小屋”だった。

なんと僕はそこのハウスバンドのドラマーのオーディションに合格!!

そう、僕の人生最大の“挫折”がそのオーディション合格がもたらすことになった。
つまり、オーディションに合格はしたものの・・・・・・

「あなた、使えないわねっ!!」

の一言で、僕は逃げるようにしてジャンジャンを飛び出していた。

世間のサクセスストーリーでは、ここからが本番。
歯を食いしばってそんな叱咤にも負けず猛練習、何度でも頭を下げて挑戦、
そしてようやく認められて「ハッピーエンド」となるはずなのだが・・・・・・

しかし、粘りのない、堪え性のないが習い性の僕「ヘタクソッ!!」には尻尾を巻いて逃げる以外になす術はなかった。

それが25歳の僕の現実だった。

まあ、「万事塞翁が馬」の僕。そのジャンジャンでひょんなことで知り合ったアメリカ人の友人と“ブルースバンド”を組むことにした。
それがめぐりめぐって今日まで、エレキで飯を食う齢、59歳の僕がいる・・・・・・

アキバ通り魔事件と“25歳”???

時代が違うと言ってしまえばそれまでだろうが・・・・・・
その意味では、連合赤軍の一般大衆を巻き込んだ凶行、破壊活動。
そして仲間同士が殺し合う、内ゲバ“リンチ殺人”。

それらのほとんどが“25歳”を舞台にした事件。

「米帝、日帝打倒!!世界平和を!!世界人民の解放を!!」

と言いながら、「戦闘」、「闘争」と称して多くの一般市民を犠牲にし、挙句は仲間同士が殺し合うといった狂気を演じた。

まあ今日、政治家、官僚、財界の腐敗はその時代のままが今(笑)。

その意味での“25歳の若者”が正気を取り戻すにはあとどれほど時間が必要なんだろうか・・・・・・

そしてその“25歳の若者”とは、この国そのものの姿、形ではないのだろうか。

となれば、日本国民、いつ何時この“25歳の若者”になるやも、またその“犠牲”になるやも知れない。

“25歳”とは言いつつ、未成熟な精神がその現実、親が負わねばならない責任は無限大に大きく重い・・・・・・
連合赤軍の親たちも隠れるようにして生涯を閉じ、途中、自殺した親も。


次世代をになう若い人たちに願いたい・・・・・

この国の未来、そして今日生まれた、今日生まれる、明日生まれる子どもたちのためにも・・・・・・

確かな道の選択をと。


  


Posted by 昭和24歳  at 15:01Comments(0)

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