2008年02月29日

海はいいな。一人で見ていたい。

幼い頃“海”を見て育つのと、まったくその“海”を知らずに育つのとでは、
人間形成上、大きな違いがあるのではないのか・・・・・

もちろん僕の勝手な思い込みだが(笑)。

僕はまったく海を知らない。
そう、“その”海をまったく知らない。

よく全国を車で出張している時に、僕は浜辺の車の中で寝た。
なぜか、波の音を・・・・・

時には荒々しく、時には優しい、そんな波の音を聞きながら眠る。

秋田の海、新潟の海、富山、氷見の海・・・・・
敦賀の気比海岸。

どちらかと言うと太平洋よりは日本海の海、海岸の方が好きだ。

北海道の海は白糠あたりの海岸が絶好の宿だった。
帯広の営業が終わって釧路まで約150キロ超で白糠あたりで日が暮れる・・・・・

海はいいな。一人で見ていたい。
  


Posted by 昭和24歳  at 20:31Comments(0)

2008年02月29日

輸入小麦価格30%値上げ

輸入小麦価格30%値上げ

「世界的な小麦価格の高騰に伴い、値上げ幅としては、農水省に記録がある1970年以降、73年12月の35%に次ぐ2番目の水準になる。」

海外の小麦相場が約60%上昇したことを反映してだそうだが・・・・・・

需要小麦の90%を輸入に依存する日本。

石油の次はいよいよ食糧か!!

石油はその意味ではその技術開発で「代替エネルギー」も考えられるが、「イザッ!食糧」ではそうはいくまい。

石油高騰で、安売りスーパーの「カップ麺」も軒並み値上げ。
今までは、その“安売りスーパー”の安売りで78円だった「赤いきつね」が安売りでも“98円”になってしまった。
もちろん定価150円が170円になったとか・・・・・・

“輸出振興政策”と引きかえに“農業政策”を後退させ、日本の農業、そしてそれにつづいて、林業、水産業も、
それは、今や、再生、再興もおぼつかない、崩壊寸前のところにきている。

輸出企業のためだけに「円安誘導策」で、国民の税金を惜しげもなく「ドル買支え」で、
結果、輸入品物価を上げている。

政府は、「農業を守る」といいながら、それは守るのではなく「手なずける」・・・・・・

「補助金で、農家に農業をさせない」

農家が農業をすると法律違反になるなどと言う馬鹿げた政策。

こんな国は早くつぶれた方がいい・・・・・・
いや、こんな政府は早く崩壊した方がいい。

僕の実家でも大型農機器が納屋でクモの巣になっている。

石油と同じで、小麦も「先物」。

現物の小麦の数倍からがペーパー商法で売買、マネーゲームの的になっている。

この国の政治家、つまり“選良”だが、彼らには国民を守るなどという考えは微塵もない。

収入は減る、物価は上がる・・・・・・
その一方で、嘘かホンとか「GDPが上昇」。輸出が堅調とか(笑)。

狂ってるとしか言いようがない。

ナンミョー国交大臣にイカレタ法務大臣。

憂さ晴らしに、早いところ総選挙させるしかない。

もう、“自公”以外ならどこでもいい(笑)。
  


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2008年02月26日

十年一昔

日本人の悪い癖である・・・・・・

「水に流す」

善いことを水に流してしまうのはかまわないが、

“悪事”はそれではいけない。

初めて知ったが、アメリカでの“殺人事件”には『時効』はないそうだ。

さすがアメリカ、いいことを知った。

今のアメリカ人の三代前ほどのアメリカ人が犯した先住民大虐殺にも当然“時効”が無いということか。
その贖罪のつもりか、インディアン保護区を指定して先住民族の生活を保障している(?)。
もっとも、かつてはそう言った地域でそう言った場所だからそこで核実験を繰り返したアメリカも、もうひとつのアメリカだが・・・・・

だとしたら、かの大戦で裁かれなければならないのは、
東京大空襲、ヒロシマ、ナガサキの原水爆で非戦闘員の大虐殺は当然「時効無き」殺人事件だろう。

>十年ひとむかし

ここまで年を重ねると「十年ひとむかし」というわけには行かない。

この国の今の様はおよそ30年前の悪行が引き起こしているという事実。
そう、“70代”の方々が40代の頃に言われ始め、制度として立法されてきたことが今日をここまで貶めている・・・・・・

国民年金を、厚生年金を、雇用保険を自由勝手に“国債”という返す当ての無い偽装借金で国民の積立金を使いまわし始めた。
それが今から「30年一昔」で、それを騒いでいる。

郵貯、簡保の使いまわしも“田中角栄”の議員立法で公共事業資金に。
今騒がれている“石油特措法”の“暫定税率”もその田中角栄の日本列島改造論がほぼ発端だ。

それでも、苦労人だった戦後第一世代の官僚、国会議員には清濁併せ持ち、幾ばくかの良心で政治をした(?)。
それが、戦後成金、高度成長期成金の、“富める者”から一般大衆への富の再配分がその税制で行われ、
その大衆大量消費社会が高度経済成長を支え、そこに言う『個人消費』が世界第二の経済大国までに押し上げた。

ところがどうだ・・・・・・

二世三世の官僚国会議員はあろうことか、一般大衆への増税策をとり始めた。
消費税3%から、5%に。そして最高税率の軽減、法人税軽減、総合課税の取りやめ。

「頑張った人が報われない社会ではダメだ」とか、

「金持ちを絞ると外国に逃げてゆく」とかの論調で、金持ち減税、大企業減税が実行され、

その穴埋めに、大衆消費税とサラリー所得に対する課税強化策が打ち出され結果、
それが今日の個人消費低迷と、国民総生産の現象を招いている。

輸出入に占める純貿易は個人消費総額の10%にも満たない。
この国の繁栄は、すべからく「個人消費」がもたらしているという事実を消し去り、

「金持ち=頑張った人」だけを優遇処置した。

しかし、“個人消費”あっての「金持ち」ではないのか。
トヨタもソニーも松下も国民大衆が喜んで買った結果世界的大企業にのし上がったのではなかったのか。

政治は、純貿易10兆円のために円高阻止策をこれまで総額数百兆円、その全てが米国債権に化けて、
それが使うに使えない“ドル”としてつまり不良債権化し、確かにトヨタ、ソニー、松下の収益には貢献しているが国民の首を絞めている。

資源輸入大国、食料輸入大国にとって“円高”は好機ではないのか。
日本の中小企業の輸出部門は研究に研究を重ね、そこで優秀な製品を高価でもその輸出に成功している。

そして今日、大企業は多国籍企業化し、主たる生産は外国で行っており、日本からの輸出には至ってない。
逆に、“日本製品”、看板製品の逆輸入が相当な割合を占めてきている。

国内の個人消費、ほぼ300兆円前後を犠牲にその10%ほどの輸出売上を保護している。

30年一昔・・・・・・

昔ではありません。つい昨日のことです。
その証拠に、みなさんがこうしてここにいる。そしてその証人として。

今の官僚政治家は『生活者』ではない。
森喜朗のいう天皇を中心とした「神の国の住人」です(笑)。
  


Posted by 昭和24歳  at 20:22Comments(0)

2008年02月26日

Love

Love is real Real is love
Love is feeling Feeling love

Love is wanting to be loved

Love is touch touch is love

Love is reaching reaching love

Love is asking to be loved

Love is you

You and me

Love is knowing We can be

Love is free Free is love

Love is living Living love

Love is needing to be loved

               John Lennon

-----------------------------------------------------------

ここまで来て・・・・・
夢は「夢」だということに気付いている僕。

いつか遠い日に夢みた愛に満ち溢れた日々は・・・・・
こんなちっぽけなものだったのか、
こんなささやかなものだったのか・・・・・

でもそれは僕にとって世界で一番の幸せ。
そして僕と君にとってあの時夢に見た最高の幸せが、この時・・・・・

もう欲しいものは僕にはないもない。
もう僕の心を閉ざすものは何もない。

いつか遠い日の僕らのように夢みる、
ささやかな世界の君たちがいる。
きらきらと輝きながら夢を確かめながら生きる君たちがいる。

もう欲しいものは僕らにはないもない。
もう僕らの心を閉ざすものは何もない。

僕らは君たちが、夢を愛を信じることを見届けるだけ・・・・・


          黄昏の爺
  


Posted by 昭和24歳  at 16:15Comments(0)

2008年02月25日

李明博韓国新大統領

“李明博韓国新大統領”

立志伝中の人物・・・・・・

現在の大阪市平野区に1941年生まれるとあり、ということは67歳か。
つまり戦前、戦中は在日、戦後日本の敗戦で韓国に家族とともに引き揚げる、いわゆる苦労人であることは間違いない。

福田首相、小泉元首相とは同世代だろうか・・・・・・
しかし、その背景は雲泥の差で、国会議員の子弟であったその両首相とは全く違う貧困家庭の出自。
その立志伝には日韓の政治的歴史の証人でもあることが物語られている。

前大統領、盧武鉉氏も貧民層からの立志出世の人物だった。
1946年生まれということで、日本の植民地時代は経験しないものの、朴正煕軍事独裁政権下に少年期、青年期を過ごしている。

善きにつけ、悪しきにつけ日本の政治のそれとは比較にならないくらいのダイナミックさで韓国政治は動いてきた。

どういうことだろうか・・・・・・・
それを民主政治とでも言うのだろうか。

李氏朝鮮、1910年の日韓併合までつづいた朝鮮王朝時代から、その日韓併合による日本統治時代。
僕ら、日本人にはその歴史的経過を、その韓国人の暮らしの幾ばくかを想像することさえできない。
この国、日本では徳川幕府の統治が終焉し、その後はその徳川幕府時代の藩士による明治新政権・・・・・・
つまり、どっち道同じの“武家統治”の社会が今もなおつづいている。

その意味では、たしかに貧富の差から来る社会的格差はあるものの、韓国社会では“階級”というものが無い。
知る範囲の情報ではその韓国社会の競争のすさまじさはものすごいらしい。
というのも、受験戦争もそのことと次第では実力次第で相応の社会的地位を得ることが可能な社会。
それが韓国のダイナミズムを現しているのではないだろうか・・・・・・

ひきかえ、日本ではその歴史が故か「カエルの子はカエル」の、階級社会。
今、「格差、格差」というが、その格差は“貧富の格差”などではなく社会そのものの階級で、そこには徳川幕府崩壊も明治新政権でそれが、“民主化”されたわけではなく、
そこにあった階級社会のまま明治、大正、昭和、平成と歴史をつなげている。

“閨閥”が織り成すこの国の形は昭和の大戦、それの敗戦で壊れかけたがその歴史を塗り替えることは容易なことではなかったようだ。

つまり、何時だったかの総理、首相・・・・・・そう、森喜朗元総理じゃあないけど、

「わが国は天皇陛下を中心とする神の国である」

との発言でもあったように、事実、その“神の国”の住人はこのニッポン国に数パーセント存在するようだ。
その数パーセントの神の国の住人が天から統治するのが今のこの国の真の姿なのだろう。

その証拠は、その住人がこの国のエネルギー政策、食糧政策を独占し、さらに公共事業という税金の差配を独占する社会、
その実態は「階級社会」そのものである。

それでも、昭和の時代まではかろうじてその社会構造は占領軍の民主化政策で「富の再配分」はその高度な“累進課税制”で保たれていた。
しかし、平成の消費税導入と、高額所得の課税率を70%から50%に法人税も軽減と分離課税の徹底。
そのかわり“神の国”の外で暮らす平民には所得税増税、消費税を3%から5%に、年金税、健保税の増税、さらには、“神の国”が完全支配する金融行政でもゼロ金利で平民の虎の子預貯金を毎年“目減り”させている。

電気料金もガス料金も民間を装う『神の国商会』が経営する国策で、その価格の決定は“神の国”の手に握られている。

李氏朝鮮王朝、そしてその“神の国”の統治から独立した大韓民国はかつての“王朝”の影は無いようだ。

そういえば、日本の初代内閣総理大臣、伊藤博文は実は貧農の倅だったとか・・・・・・
その意味では、新潟の博労の倅“田中角栄元首相”と、この神の国に唯一(二つ)現れた立志出世の偉人であったようだ。
まあ、伊藤博文元首相に至っては、時代が時代でしかも長州という革命の地で、話しではその伊藤博文こと“俊輔青年”は途中あることから下級武士の身分を得、そこに文武両道に長け、
高杉晋作等とともに討幕運動に参加し、時の徳川幕府からしてみれば、いわばテロリストで日本版“アルカイーダ”のメンバーといったところで、幕府派の武士を暗殺している(渋沢栄一証言)。

そういえば、田中角栄元総理には閨閥は見ない。

ちなみに、閨閥とはなんらかの血縁で身内ということ。

その意味では、自民党のトップ層と民主党のそれも実は親戚同士・・・・・・
つまり、“神の国”の『金太郎飴』政府。どこを切っても同じ。

やっぱし平民、日光東照宮のサルじゃあないが。

「見ザル、言わザル、聞かザル」

・・・・・・・の方が楽なのかも知れませんね(笑)。

李明博韓国新大統領就任の雑感でした。
  


Posted by 昭和24歳  at 19:00Comments(0)

2008年02月25日

ロス疑惑って!!

自民党びいきの“フジ”が・・・・・・

「福田内閣支持率30%を切る!!」

と報じてます。

まあ、郷土の誉れだからそう悪くは言いたくありませんが、
暖簾に腕押しというか、糠に釘というか、馬耳東風というかなにを言われてもあのオデコの上を素通りしていくような感じ・・・・・・

“イージス艦”の事故といい全くの他人事の言い分。

ガソリン税でも問い詰める野党議員に、

「何度も同じこと言わせないでくださいよ!」

と、キレて見せたり。

野党議員も下手くそだね・・・・・・
とにかく我侭で切れやすい“ヤスオ君”なんだから、徹底的にネチ責めしてブチギレさせれば本音が出て面白いのに。

しかし、ご存知“ロス疑惑”!!

いや、最近のネット世代の皆さん方には「一体何のこと?」ではないかと・・・・・

しかしいくら、アメリカの法律に“殺人事件”に時効が無いとはいえ27年前の事件が、この時期にとはね。
これで、テレビは“イージス艦”も“ガソリン税”もそっちのけで「ロス疑惑特集!!」ですね(笑)。

ところで、ロサンゼルス郊外のサンフェルナンドヴァレーでミイラ化死体で発見された、

“ジェーン・ドゥー・88”こと「白石千鶴子さん」の一件はどうしたのでしょう?

やはり、三浦和義がらみの事件でしたね。

実はそのサンフェルナンドバレーには僕の会社もあって、
今でも“ジェーン・ドゥー・88”事件の頃から住み始めた友人知人が結構な数いるので、しばらくはその噂も何度か聞かされた。

その意味でアメリカでは未解決の2件の殺人事件。
しかもその2件とも“三浦和義”が絡んでいるともなればではあるが・・・・・
それにしても、グッドタイミングではないか(笑)。

しかしね、今ではマスコミ、テレビ人の連中もその“ロス疑惑”当時は子どもだったから、
報じられれば報じられるほど“新しい事件”のようで「メシの種」になる。

それに、当人、三浦和義は雑誌を万引きしたり、コンビニでサプリメントを万引きしたりと・・・・・
ようするに、その種の「ビョーキ」の持ち主だから余計に面白おかしく取り上げられる。

これで、すんなりロス護送されなければ最低1ヶ月は“ロス疑惑”が商売になるし、
フクダ政権も安泰で、石油の法律も知らぬ間に灰色決着。

61歳の三浦和義・・・・・・フクダ政権に貢献しちゃってますね(笑)。
  


Posted by 昭和24歳  at 15:07Comments(0)

2008年02月21日

追憶・・・・・

何年ぶりだろうか。

僕は僕が生まれた家の前を・・・・・

とは言ってもそこにはその昔の姿はどこにもない。
すっかり変わってしまったその“形”に己の道の長さを感じ、一抹の不安が過ぎった。

庭の柿の木も、“マルヨ”と記された格子のガラス戸も今はない。

祖父が亡くなったのは昭和31年。祖母が33年。そして父が昭和40年。
母は平成16年・・・・・・

一枚の写真を思い出した。
それは未だ僕がここにはいない時代の写しである。

出征中の父をのぞいた他の家族・・・・・・
それも東京の伯母たちの集団疎開の大家族の写真。
姉3人に従兄弟たち、祖父母、伯父伯母たちのその“戦争”を全く感じさせない・・・・・・
平穏な昼下がりを写した庭先での集合写真。

母の背中に眠る姉はこの翌年に亡くなったとか・・・・・

その頃はここには道がなかった。
その“庭先”でのそれ・・・・・・



戦後、そこは“新道”が貫かれ、今はその庭先にひっきりなしに自動車が行き交う。
まるでそれはひとつの時代を引き裂き、引き千切るかのように・・・・・・

昭和の初期、と言うか、祖父がそこに“新宅”を出したのが大正元年、父が生まれた頃だったとか。
そこは八幡八幡宮、豊岡八幡宮を中心としたひとつの村の中の集落だった。
祖父も父もそこで終戦まで農業と万屋、そして桃梅の市場の仲買などでそこそこの商いをやっていたようだ。

僕の生涯・・・・・・
と言うより、子どもたちがどう感じているかは今は知る由もないが、
友達と待ち合わせるために何年ぶりだろうか・・・・・・
かつては桃の花が咲き乱れていた果樹丘陵・・・・・桃が丘・・・・・そう呼ばれているが、
その桃が丘、長女が5歳まで、次女が2歳まで過ごした小さな一軒家を探した。

なんと、チョイと小高い丘の上のその小さな一軒家は昔のまま、それは30年前と何も変わらぬままそこにあった。
小さな梅の木もそのまま、しかしその僕らが5年ほど暮らしたその家の周りは三十年と言う歳月を僕に見せ付けていた・・・・・
長女が通った保育園・・・・・・長女が遊んだ遊具もそのままのようにあった。
長女が保母さんに叱られて閉じ込められた物置小屋も・・・・・
僕が迎えに言って泣きながら飛び出してきたその時のままのようにそこにあった。

そう言えば、30年前・・・・・
そこいら辺一帯は“若い家族”で活気が漲っていた。

そして今、そこには30年と言う歳を重ねたひとつの街の姿が・・・・・
その周辺の建売の“若い家族”とその佇まいを重ね合っていた。

そうだ・・・・・
もうすぐ梅の花が、そして桃の花が咲くはず・・・・・・・

  


Posted by 昭和24歳  at 19:40Comments(0)

2008年02月20日

イージス艦

僕らの時代は否が応でも“政治”、歴史が、よく言えばダイナミックだった。

敗戦、占領下に生まれた僕ら・・・・・
正直、僕にはそうした実感がなかった。その意味では恵まれていたのかも知れない。
政治的事件・・・・・三河島事件。“三河島事故”と言うらしいが、昭和37年。

今では政治的に問題が生じると政府は“事故”を演出しその隠したいこと、隠蔽したいことを隠す。
当然メディアを使ってというか、そこに国策報道をする・・・・・

僕が生まれた歳の昭和24年の三鷹事件も。

航空機事故。昭和27年の木星号事件、そして日航機御巣鷹山事故・・・・・
いずれも米軍の管制下エリアでの“事故”。

当然、オウム真理教による“地下鉄サリン事件”も政治工作で、オウム真理教は利用されている・・・・・
と言う意見もあるくらい“事故・事件”は工作されている。

事実はどうかはわからない・・・・・
しかしオウム真理教のロシアからの武器輸入(密輸)など絶対できるはずがないことが、
まんまと当時は“通関”してしまっている。
一部、国家行政がかかわらない限り、ロシア製の重火器、ヘリコプターの輸入などできるわけがない。

その意味では、この国の実態は一見、平和は装ってはいても極東アジア圏では“戦争状態”が戦後も一貫して、
冷戦終結といいながら間断なく太平洋、インド洋域では戦争は“工作”され続けてきている。

そして今日も、北朝鮮・・・・・今度は“核実験”だとか・・・・・

イラクの場合は、その“疑い”・・・・・“核”ではない、大量破壊兵器・・・・・
それもそれが米国製であったり、英国製であったり、フランス製であったり。

その疑惑だけで、「ないことを証明しろ!」、「証明できないと言うことは“ある”ということだ!」

そのレベルで、アメリカ経済のための総攻撃でフセイン大統領を監禁拘束。


僕の娘たちもそうですが、全くそう言う話は“猫に小判”、“馬の耳に念仏”、“糠に釘”・・・・・
実は、小学校の教育からそうした、成長過程で芽生え、大人になってそうしたことへの“疑問”を感じるべく教育を受けてない。
もちろん、今日の公教育にはそうした教諭はいない・・・・・

いるのは思想的教諭くらいか?

北朝鮮は、“核実験”その施設まである・・・・・
もっともその施設はカーター元大統領が日本の税金で進呈した“安全な核電力施設”。
まあ、早い話が日本政府のの献金、朝鮮総連の献金、麻薬・武器密輸ビジネスでの売上で・・・・・

言うなれば“北朝鮮”は“日本”のため、いや・・・・・と言うことは米国のため・・・・・

ミエミエの“ダブルスタンダード”の米国政府。
イラクは“ガセ”の大量破壊兵器がで米英軍での総攻撃で大統領を拘束、政府を転覆。

北朝鮮は疑惑どころか、向こうが持っている、実験すると言っている。

と言うことは、北朝鮮は“花火”のようなもので季節はずれであろうとなんであろうと、
打ち上げ、実験を“させる”。

5000億の国家予算でできるわけがない・・・・・
こちらで見る北朝鮮情勢はそれこそが“ガセ”ではないのか。

“TMD”の日米防衛構想。

実際の防衛費、軍事費は既に“8兆円超”とか。

ところで、北朝鮮への手土産が“1400億円”規模だというから、
今回の訪中。まさか手ぶらでいけるわけもないのだから、いったいいくら・・・・・
そうこうする内に、国民の各種税金季節が変わるたびにアップ。

国民に“矢でも鉄砲でも持って来い”式の感情を待っているのではないのか日本政府。


  


Posted by 昭和24歳  at 21:00Comments(0)

2008年02月20日

まぼろしのイージス艦

なんか、優の次女が悪戯をしたみたい。

「パパに言うよ。パパに叱ってもらうから!!」

お風呂場からそんな優の怒鳴り声が・・・・・

「やだーーー、やだーーーー、パパに言っちゃあやだーーーー!」

と、次女の泣き声。

僕とママは思わず顔を見合わせて・・・・・思わず笑った。

それは優が小さい頃“ママ”のいつものセリフだったから(笑)。

そして子どもにとって“パパ”の存在がとても怖いもの、
“地震カミナリ火事オヤジ”・・・・・

「ママはパパをいつも叱ってる」

・・・・・らしい、そんな“ママ”には弱い“パパ”だけど・・・・・
なぜか、ある時は鬼のように怖いパパ。

優の夫、なんとも言えないほど優しそうな穏やかそうな趣なんです。

「ん・・・・・結構、叱るよ、叩くよ」

僕がそんな夫のことを聞くと優はそう言って笑った。

その夕食後の光景は“デジャヴー”だった。

>集団的自衛権

世界中にこの日本のような地政学の上で軍事的に非独立国はあるでしょうか。
軍事的に独立していないということは何れからも独立してはいない・・・・・
これは人類の歴史上の常識ではないでしょうか。

その意味では“集団的自衛権”はあまりにも滑稽が過ぎます(笑)。

“日米安全保障条約”が日本のためにあることでないことは米国の歴史からも明々白々です。
米国が強制する条約は江戸幕府の“通商条約”、そして“和親条約”等々全てが片務条約・・・・・
“日米地位協定”もその実態は形骸化されています。

結局、日本国内にある米軍基地は日本の法律の及ばない治外法権。
しかもそれは“大使館”のそれではなく世界最強の“暴力装置”軍事基地。
そしてその米軍基地負担費(思いやり予算)は年間1兆円にも及ぼうとしている。

その中で、“安保条約”の破棄は日本から言い出すことはできず、
米国政府からはいつでも一方的に“破棄”できる。

基地駐留経費負担のほとんどが実態は日本にあるのだから、
その意味では米軍はその地上整備を全て置き去りにしてでもほとんどマイナスは無い。

僕の先輩で航空自衛隊のパイロットがいるが、
彼が言うには、自衛隊機の全てがその装備の肝腎部分は“ブラックボックス”で、
その発動は全て米軍の管制下で、何一つ米軍の許可なしには離発着もできない。
例えば“スクランブル”でも米軍管制から中止させられる・・・・

御巣鷹山で自衛隊が初動できなかったのも“米軍が許可しなかった”からだとか。

偵察衛星は地上の“10センチ四方”まで確認できる技術があるというが・・・・・
それなら北朝鮮の逐一の行動は全て監視しているはずではないのか。

何のための“5兆円”の防衛費なのか・・・・・20年で“100兆円”も使ってる。
さらに防衛施設庁の年間予算“2400億円”・・・・・

ここまで国税をつぎ込んでいて未だ国家は国民を怯えさせるのか。

集団的自衛権・・・・・言語明瞭意味不明・・・・・

“同盟”とは“軍事”のことを言うのではないのか。
そして一番の敵がその“同盟”であることも歴史の常ではないのか。

パパに叱ってもらうから!!
  


Posted by 昭和24歳  at 14:06Comments(0)

2008年02月19日

伊達や酔狂の“平和”?

伊達や酔狂の“平和”なんかじゃあない・・・・・

僕の叔父、叔母・・・・・
そして姉も戦争が理由で死んだ。

父の人生も“戦争”のために全く狂ってしまった・・・・・
32で徴兵、36で復員・・・・・40で入退院の繰り返し、53で逝った。

そんな日本国民・・・・・何百万人、何千万人・・・・・・

挙句、300万人余が戦災の直接被害で殺された。
大空襲、原爆投下・・・・・なぜだ!・・・・・なぜなんだ!!
なぜ殺されなければならなかったんだ・・・・・

今が“平和”だと言うのは“嘘”。

たった、僅か60年前の阿鼻叫喚の地獄絵に生きた“国民”を前に・・・・・
今が平和などと言うのは真っ赤な嘘。

周り中は戦争だらけじゃあないか・・・・・

神がどうした、宗教がどうしたとかいった所でたった2000年ばかりの話のことで、
神を騙り、宗教を語り・・・・・
結局は“白人至上主義”の世界で繰り返される有色人同士の“殺し合い”という戦争。

そこに“日本人”がいないだけの話。

現代人類の歴史は始まったばかり・・・・・
キリスト教文明社会を中心とした世界は始まったばかり。
たったの2000年でしかない西洋宗教文明の犠牲に世界が晒されている。

この国の外国との戦争も“国家神道”を御旗にたった“100年”そこそこの時代でしかない。
倒幕、王政復古でたったの16歳の皇太子を天皇に見せ、神話作りが・・・・・
日清戦争(明治27年・1894年)、日露戦争(明治37年・1904年)、太日中戦争(昭和12年・1937年)。
そして太平洋戦争(昭和16年・1941年)・・・・・

明治の日清戦争から数えれば、1894年~1945年(敗戦)まで49年間も戦争の歴史。

>ええ、平和ですとも。

その平和のどこが悪い・・・・・平和を願うことがどこが悪い・・・・・
そのどこが平和ボケだと言うのだ・・・・

国民が平和に浸ることのどこが悪い・・・・・
それを守るのが国家であろう、政治であろう、そして外交であろう。

この世界中に、たったの4年間で300万人もの死者を出した国家があるというのか・・・・・
近隣諸国にまで及ぼした戦争災害をみれば“1000万人”を降らない。

国家予算の全てを軍備に当て戦争を遂行してもコテンパンに負けた“神国ニッポン”・・・・・
70年安保以来、200兆円近くの、
“200兆円”の軍事予算を使いながら、たったの“5000億円”の北朝鮮を脅威だと言う妄言。
これでは一体いくら軍備があったらいいのか、軍事予算があったらいいのか・・・・・

戦争で死んだ日本国民、原爆にさらされて死んだ日本国民・・・・・・

こrっを「平和ボケ」と“嘲笑”するだろうか。


神とはそこに生きるものたちだけの方便。

日本とイスラム国家と諍いの理由があるだろうか・・・・・

イスラムの国が世界に宗教戦争を仕掛けてくるだろうか。

“神”がいるならばこの国の“平和”は、例えそれが“ボケ”でも、神の啓示ではないのか・・・・・

アメリカがこの国に寛容であるはずがない。
アメリカは“神”に対して寛容を装うざろうえないほどの非人間的な武器を持ってこの国を降伏せしめた。

“原爆”と言う人体実験で・・・・・・

平和に“ボケる”こと、

そして、この国の国民の責務ではないか。

伊達や酔狂なんかじゃあない、300余の命と引き換えにした“平和”こそが・・・・・・・

「平和ボケ」と言われようが、この国の理由ではないだろうか。
  


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2008年02月18日

清太とセツ子・・・・・

今年は62回目の“火垂るの墓”。

作者、野坂昭如さんは病床らしい。

さっき玲と松嶋奈々子の“それ”を観て親子で涙した“VTR”・・・・・

「実写版・・・・とくに泣けるね・・・・・」

とは、わが末娘の玲。

13歳である・・・・13歳になってしまったのである。

「パパのお姉さんも2歳の時に、戦争に負けた年に死んじゃったんだよ」

「うそっ、初めて聞いた!!」

「なに言ってんだ、初めてなもんか、ほらお墓参りに行くと“松原美佐子、享年2歳・・・・・昭和20年九月・・・・・
パパがいつも話してるじゃあないか・・・・パパのお姉さんだよって」

「うそ・・・・・聞いてないよ、聞いてない・・・・・お墓参りに行こっ」

僕の実家の墓碑には昭和18年から20年の間に二十歳前に没した法名が3つ・・・・・
幸いに“戦死者”は出なかった。父も18年に出征するも22年には復員している。

「戦争・・・・・パパが生まれる4年前に終わったんだ・・・・・」

「パパって、大変な時に生まれたんだね・・・・・
でも、あれって・・・・・テレビのあれって本当のことなの・・・・・
“この物語はフィクションです”なんていってるけど・・・・・」

「いや、本当はもっと酷かったらしい。東京大空襲、広島長崎の原水爆、とてもじゃあないが・・・・・
テレビだって、映画だって再現できるもんじゃあないよ。残忍で、残酷で・・・・・」

「なんで戦争したの・・・・・ハワイのとりっこ、沖縄のとりっこ・・・・・」

「違う違う・・・・・そのうち学校で習うかな、歴史で」

「ふ~~~ん・・・・・」

僕にもその戦後の臭いが娘、玲にはあるらしい・・・・・

「パパって・・・・・貰い子だったんだって?」

「えっ、誰が言ってた?」

「お姉ちゃんが・・・・・
この間死んだ、小ちゃいおばあちゃんがパパの本当のお母さんなんだって。
小ちゃいおばあちゃん、パパを生むとすぐ病気になっちゃって・・・・・それで・・・・・って」

その意味では僕も戦後とは言えその“戦争”に生まれたのかも知れない。
そのことの事実を“時代”は急ぐようにして“墨塗り”してきた・・・・・

そして今、勇ましくも“普通の国になれ”だと言う。
自国で自国を守れないようでどうするとも言う・・・・・・

さてそうだろうか・・・・・

あの当時国家予算のほとんどを費やし、国民総動員しても守れなかった、
守れなかったどころか“破滅”の道を辿った事実を前にして、どのようにして“守れ”というのだろうか。

国力にあった外交・・・・・
そして叡智ある外交、いかにして“戦争”をしないか、“和平”に徹するかと言う外交。

今朝のNHKであの平成の大勲位“中曽根翁”が鄧小平の名言を紹介していた・・・・・・

「解決しない解決策というのも、ひとつの“解決策”である」と。

昭和の日華事変から太平洋戦争にいたる史実を学べばその戦争と言う愚かさ、
そしてその“欲望”のための戦争・・・・・

国のために殉じた・・・・・・それはまやかしで、
その“時”には、

「上官の命令は天皇陛下の命令。上官の命令に叛くことは天皇陛下に叛くこと」

そう言って、戦争をし、挙句は発狂的“特攻”まで命令した“上官”。

その上官は・・・・・その上官に叛くことは・・・・・・

そして散って逝った。

国を守る・・・・・???

そんなことで国を守れるわけがないじゃあないか!

そのことが、そのこと自体が本当は“ノンフィクション”だったことは多くの国民が気づいていたはず・・・・・
歴史はそう教えている。

清太とセツ子・・・・・

この国に、何千、何万といたであろう“清太とセツ子”。

お国のために戦った末の“清太とセツ子”・・・・・

その史実を消し去らない為にも僕らは語り続けなければいけない。

そして“異様”な“異常”な憲法をもってしまった国民としてその“異様”な“異常”な憲法を至高のものとして受止め、
二度と“清太とセツ子”をこの国に作らないためにも生きなければいけない。

戦争そのものが犯罪である・・・・・


  


Posted by 昭和24歳  at 14:18Comments(0)

2008年02月17日

田んぼ。


犬の散歩でいつもの田んぼのところへ・・・・・
重機が入っている。
田んぼにはいく筋ものキャタピラーの跡が。

とうとうここも分譲に?

去年の夏の日のこと・・・・・

梅雨の晴れ間の夕暮れ娘たちと散歩。

「パパ―――ッ、オタマジャクシ、足が生えてる!」

玲は畦に膝を折って水田に顔をくっつけるようにして大声で叫んだ。

「パパ――――ッ、カブトエビ、カブトエビ――――ッ、カブトエビッ!」

「カブトエビって何だ?」

「パパったら・・・・・カブトエビ知らないの!?
生きてる化石だよ。生きてるっ!」

「おいっ、そんな大そうなモンがこんな所にいるのかぁ?」

そう言って僕が玲の背中越しに“田んぼ”を覗き込むと・・・・・・

「ほら、ほら・・・・・これこれっ、これがカブトエビ・・・・・」

そう言うと玲は、ヒョイッと“それ”を手で掬い上げると僕に見せた。

なんと、本当にあの海にいる・・・・・
いや、古代生物図鑑で見るようなカブトガニ・・・・・が・・・・・
大きさは3センチくらいだろうか、それが玲の手のひらでバタバタしているではないか。

「おいっ・・・・・気味悪いなぁ・・・・それ・・・・・」

「何いってんのパパ・・・・・生きてる化石だよっ・・・・・これっ」

学校でも飼っているのだと言う。

「でも・・・・・これ、田んぼの水から出しちゃうとすぐに死んじゃうんだ・・・・・
教室のは、水槽に稲を植えて田んぼと同じ泥水を入れて・・・・・・
それでも、2、3日で死んじゃうんだ・・・・・」

「それって・・・・・“ここ”でも・・・・・2、3日の寿命じゃあねぇのか?」

「かもしれないね・・・・・・一生がたったの2日なんだね・・・・・」

そう言うと玲は“ポイッ”とそれを田んぼに還した。

ポッチャッと田んぼに還ったカブトエビは見る間に泥の中に消えた・・・・・・

“カブトエビ”

僕には覚えがない・・・・・外来種だろうか・・・・・
そう言えば、ここ2、3年・・・・・娘たちとここへ来たこともなかった。
“外来種”は僕なのかも知れない・・・・・

腰をあげて周りを見ると・・・・・
僅かに残された田んぼの周りには子どもたちが思い思いに網を持ったり、
ポリバケツを抱えながらオタマジャクシやらゲンゴロウやら・・・・・
アメンボウを追っかけては嬌声を上げていた。

なんにも変わってはいない・・・・・・
なんにも変わってはいない季節がそこにはあった。

そこに遊ぶ子どもたちはまるであの頃の僕のように・・・・・・
泥だらけになって、無我夢中になって遊んでいる。

なんにも変わっていない・・・・・
なんにも変わっていない時間がそこにはあった。

そして・・・・・
絶対に変えてはいけない“季節”がそこにはあった。

そして昨日、

そこには「分譲住宅メーカー」の看板。

今年の“その”季節には・・・・・・・
オタマジャクシも、カブトガニも、ゲンゴロウも、アメンボうも、もう二度と見つけることはない。

そして、子どもたちの喚声も・・・・・・・


  


Posted by 昭和24歳  at 19:18Comments(3)

2008年02月16日

夜泣き・・・・・

夜泣き。

末娘、玲も夜泣きをした。
もちろん、長女も、次女もだったが・・・・・

長女次女の時は20代のパパ、ママだったから、
時にオロオロ、次女、優は足のこともあり痒さからその夜泣きは激しく、
ママは、一緒に泣いたりしていた。

でもその夜泣き、不思議と「一年」で、ぴたりとおさまった。二人とも。

今でこそそろそろ身長は僕を抜くほどで、筋骨隆々(笑)。
まだ、一年だが水泳部で鍛えたその肉体は恐ろしいほどに成長しているが・・・・・
赤ちゃんの頃は、昼、夜とよく泣いた。

しかし、経験とは恐ろしいもので、その頃の僕たちは、そんな夜泣きも屁でもなかった。




10ヶ月くらいのりょうくん

玲が泣き始めると、ママは仰向けに寝転び・・・・・
丁度、アシカのお母さんが、赤ちゃんアシカをうつ伏せにお腹の上に乗せるようにして抱っこするようにして、
玲の背中を「トントン」とつづけると、瞬く間に“zzz......”の眠った。



1歳のころのりょうくん

時に、子守唄をうったったり(あまり上手くないけど)。

生まれる前、ママのお腹の中で聴いた音、と振動が心地よいのか・・・・・
なんともいえない寝顔を見せて眠った玲。

僕がそうやっても、すぐに眠った。

僕の心臓の鼓動と、話しかけとか、子守唄・・・・・

やがて、2歳、3歳になると、お気に入りの“おふとん”を握り締めながら、

「パパ、“とんとん”して・・・・・」

と、眠くなると擦り寄ってきては僕の腕の中で眠った。




3歳のころのりょうくん。浅間牧場で・・・・

たぶん、子どもってそんな、母親、父親の身体の響きにすごく安心するのじゃあないだろうか。

そんな、玲・・・・・・
小学校の2、3年くらいまで眠くなると「とんとんして」とせがんでいた。

さすがもう、それはないが、去年の今ごろまで・・・・・
それは思い出したように、

「パパ、“とんとん”して・・・・・」

が、時々あった。

子どもの成長って・・・・・・

親にとっては“ふるさと”がどんどん遠くなっていく。そんな感じ(笑)。

今まで、時には煩わしいほどあった“いろいろ”が、ひとつひとつなくなっていく。
僕の頭の中では、そんな幼かった頃の“ひとつひとつ”が、
なにか、取りかえしのつかないものが失われていくようなそんな気がして、
ふと、玲を見るとき・・・・・・

嬉しいやら、寂しいやら。

「パパ・・・・・“禁じられた遊び”弾けるようになりたい」

突然、玲が言い出した。

「ねっ、これ見て・・・・・」

と、中学一年「音楽」の教科書、副本を僕に見せた。

驚いたね・・・・・
いろいろな楽器の弾き方、演奏の仕方が載っているではないか。
おまけに、ギターの弾き方、しかもエレキギターの弾き方までが写真と図入りで(笑)。

エレキは家にかなりの数があるから玲は余り興味を持たないよう・・・・・・
一本しかない、ガットギターを手にすると、その副本の“愛のロマンス”(禁じられた遊び)の楽譜を追った。

♪シシシシラソソファミミソシ・・・・・♪

いつ覚えたのか、単音だけど弾いている。

「それだけじゃあダメだ、アルペジオでこうしないと」

僕がそう言って、“禁じられた遊び”を弾きだすと・・・・・・

僕は心の中で、そんな“禁じられた遊び”はどうでもいいから、また、

「パパ、“とんとん”して・・・・・」

って、言ってくれないかな・・・・・って、
それは、果てしなく遠い思い出を追いかけるように過ぎった。

あっ、また弾いている・・・・・

♪シシシシラソソファミミソシ・・・・・♪

つっかえつっかえながらも、アルペジオと旋律を(笑)。
期末試験の真っ最中だって言うのに・・・・・
  


Posted by 昭和24歳  at 13:37Comments(0)

2008年02月15日

食糧危機は?

輸入小麦価格30%値上げ

「世界的な小麦価格の高騰に伴い、値上げ幅としては、農水省に記録がある1970年以降、73年12月の35%に次ぐ2番目の水準になる。」

海外の小麦相場が約60%上昇したことを反映してだそうだが・・・・・・

需要小麦の90%を輸入に依存する日本。

石油の次はいよいよ食糧か!!

石油はその意味ではその技術開発で「代替エネルギー」も考えられるが、「イザッ!食糧」ではそうはいくまい。

石油高騰で、安売りスーパーの「カップ麺」も軒並み値上げ。
今までは、その“安売りスーパー”の安売りで78円だった「赤いきつね」が安売りでも“98円”になってしまった。
もちろん定価150円が170円になったとか・・・・・・

“輸出振興政策”と引きかえに“農業政策”を後退させ、日本の農業、そしてそれにつづいて、林業、水産業も、
それは、今や、再生、再興もおぼつかない、崩壊寸前のところにきている。

輸出企業のためだけに「円安誘導策」で、国民の税金を惜しげもなく「ドル買支え」で、
結果、輸入品物価を上げている。

政府は、「農業を守る」といいながら、それは守るのではなく「手なずける」・・・・・・

「補助金で、農家に農業をさせない」

農家が農業をすると法律違反になるなどと言う馬鹿げた政策。

こんな国は早くつぶれた方がいい・・・・・・
いや、こんな政府は早く崩壊した方がいい。

僕の実家でも大型農機器が納屋でクモの巣になっている。

石油と同じで、小麦も「先物」。

現物の小麦の数倍からがペーパー商法で売買、マネーゲームの的になっている。

この国の政治家、つまり“選良”だが、彼らには国民を守るなどという考えは微塵もない。

収入は減る、物価は上がる・・・・・・
その一方で、嘘かホンとか「GDPが上昇」。輸出が堅調とか(笑)。

狂ってるとしか言いようがない。

ナンミョー国交大臣にイカレタ法務大臣。

憂さ晴らしに、早いところ総選挙させるしかない。

もう、“自公”以外ならどこでもいい(笑)。
  


Posted by 昭和24歳  at 20:32Comments(0)

2008年02月15日

給食費未納“1億1500万円”

昨日の上毛新聞のトップに・・・・・・・

「給食費未納1億1500万円」の見出し。

「皆さんどう思われます?」


↑月光仮面のオジサン

「いろいろと、ご意見あろうかと思われますが・・・・・・」

・・・・・と、月光仮面のオジサンが申しております。


僕の意見は、「給食は税金で補え」です。公教育の原点ではないでしょうか。

「食べる」は人間の基本的本能です。

そして「食育」と言う言葉もあるくらいだから、小学校、中学校とその義務教育過程において、
“給食”は授業の一環ではないだろうか。
児童生徒、それぞれの環境の違いを超えて「ひとつの、同じモノを」食べる。
その、一番の成長時期にもっとも大切なことではないのだろうか・・・・・・・

そうでないと言うなら、“給食”という制度は廃止したらいい。



親のモラル低下を言います。

しかしどうでしょう、“モラル”はその親ばかりではなく、社会全体がその規範に無頓着ではないでしょうか。

「高級車に乗って、いい暮らしをしている」
そんな保護者、親が「給食費を未納」だと言うが、

月々、5千円前後のその支払い、実は「大変」なのかも知れない。

実際、学校に納入するのは“給食費”だけではなく、PTA会費とかの諸経費が引き落とされる・・・・・・

それに、なにをもって“高級車”と言うのかは分からないが・・・・・
現実問題として小中学生の子育て世代の父母に、そうは「いい暮らし」の、高額所得者はいないのではないか。
そして、就学児童が2人、3人と、同時にいればそ、学校に納入する給食費等だけでも、確かに割安にはなるが、それでも2万円前後になるのではないか。
それに、学習塾やら、習い事・・・・・・
実際問題、子ども一人育てるだけでも知らず知らずのうちに結構な金額がかかる。
中学生ともなれば、なおさらのことではないか。

「給食費未納1億1500万円」の見出し。
どうもしっくり来ない。

「簡易裁判所に小額訴訟提訴も」とか、「差し押さえ督促」などと言う文言もちらつくその記事。

昨今のこの格差社会、経済的困窮者の増加・・・・・・

はたして、『学校』という、ある種“聖域”でそういう論調が当然のようにいわれるのは実に奇異だ。

その意味では、最近の“行政”は少しオカシイ。

“障害者自立支援法”にしろ、“後期高齢者健康保険”にしろ・・・・・・
「改革」と称して、国民大衆に向ける増税につぐ増税。さらには地方交付税の削減で、地方自治体は住民サービス料の値上げ。

言いたくはないが、県教委がそこまで「保護者」のモラル低下を言うなら、

県教委、県警、県職員の裏ガネ、食糧費水増し、出張旅費詐取、等々の「モラル」はどうなる(笑)。

そうした、地方自治体の「ムダ」を削るだけでも小中学校の給食費くらいはひねり出せるのではないか。
それに、道路特定財源とする交付金、軽自動車税なども、道路財源とかではなく、

「教育特定財源」、「少子化対策特定財源」
としてもいいのではないか。

「子どもは国の宝」をいいながら、いたって、行政はそんな“子ども”に思うほど優しくない。

「欧州の子どもに対する手当て・」

例えばドイツの児童手当は、

一人目から三人目の子どもは一人につき月154ユーロ(約26,000円)。
四人目以降は月179ユーロ(約3万円)となっている。親の所得制限はない。
そしてそれは原則として、子どもが十八歳になるまで受給できる。

“ドイツ家庭相”は、 

「ドイツのこれまでの少子化対策は不十分だった」

と認めた上で、

「いまこそ子どもが多い家庭を励ます時ではないか」
と述べました。

日本の場合はどうか・・・・・・

一人目、二人目まで5,000円で、三人目からは1万円(月)。
しかも、小学校3年生まで。

実際、「給食費滞納」を言う行政はその前にしっかりとした「少子化対策」を講じるべきではないのか。

そろそろ、前期高齢者の“黄昏爺”はそう思うのだが・・・・・・
  


Posted by 昭和24歳  at 12:54Comments(1)

2008年02月14日

雑感・・・・・

仁坂吉伸――――

元経産省製造産業局次長、前駐ブルネイ大使、日本貿易会専務理事、東大卒(56歳)。

“35.21%”と、過去最低の投票率の“和歌山県知事選挙”・・・・・
昨年の話しだが。

地方自治体首長指定席の自治省出身、木村良樹容疑者、前和歌山県知事の談合汚職逮捕を受けての“自公推薦”が、
あろうことか“官製談合”の専売特許の旧通産省、現経産省の元官僚で“ブルネイ”等とイスラム王国駐大使・・・・・
“日本貿易会”、いわば大手商社の談合元締の専務理事をとはまさに“悪の連鎖”。

そこでの民主党、準備不足とかで対抗馬立てられず“自公”の楽勝(笑)。

泥棒が去ったと思ったらまた新しい“泥棒”がはいい過ぎだろうか・・・・・

さて、内閣府首謀の“タウンミーティング”とかがそうだが、“民意”を聴くといえばなんと言ってもそれは『選挙』だろう。
ところがその『選挙』の執行管理をする“選挙管理委員会”も議会なりが承認する官の機関。
いわば、行政官庁の予算執行をチェックする“会計検査院”が裏金作り・・・・・
それと同じように“選挙管理委員会”が“選挙違反”をする。

“選挙管理員会”が投票用紙を隠す、棄てる、持ち去る・・・・・

これが、何度選挙をしてもこの国が何一つ変わらない、それどころかどんどん悪くなることの証明。
当然、“選挙管理委員”は行政職員が代行するのでその悪行三昧はし放題やりたい放題。
もちろん行政職員に悪意があればの話だが。

投票率“35.21%”とは、それでもなお“ヤラセ”での数値ではないのか。

この投票率ではそもそも選挙が無効であると言っても良い。

「仁坂氏の豊かな経験と実績が有権者に支持された・・・・・」

とかと、公明党幹事長が言っているが、和歌山県民のだれがその新知事の“豊かな経験”と“実績”を知っているというのだろうか(笑)。

これこそが“エセ民主主義者”の本性ではないか・・・・・

ようするに国民を徹底的に“無気力化”させる。若者から労働意欲を奪い、
“フリーター”などの造語で生活力を奪う。
それでも今までは中流と意識していた平気所得者層の実質所得を大きく下げ、可処分所得を奪い、
労働時間の増大を自然増させ、それこそ“選挙”どころではない“月月火火木金金”である・・・・・

この町に出来た“イオン”は年中休みなしの夜10時、11時までの営業の日雇い時給“800円”。
もちろん、“土日”に休むなんてもってのほかで・・・・・

大方の地方中小企業で働く労働者はこんな生活で、その上、男女雇用機会均等法で“お母さん”の深夜労働も当たり前になった。
“ワーキングプアー”の名のとおり、働けど働けど・・・・・

大手企業、官公労働組合は解体されその組織率の壊滅から社民、共産の政党は風前の灯。

“選挙”をするのは官製談合によって生活を保障される官業下請労働者と、
土日完全休業の公務員、そして強固な組織率に支えられる“新興宗教団体”だけ。

投票用紙の持帰りどころか、選管からの選挙投票用はがきの奪い去り、偽装投票等々・・・・・

昨今の忌まわしい事件は社会規範崩壊の現われで、
国家権力がそれらを見て見ぬフリをしている。
当然国家権力は己に災いが降りかからなければ国民同士がどんな争いをしようが一切お構いなし。

実は世相が乱れれば乱れるほど為政者は統治しやすくなる。
いざとなったら、警察権力、それでもダメなら国家の“自衛隊”が国民に銃口を向ける。

今日は娘、小学校最後の教育相談“三者面談”だ・・・・・

長女の時も次女の時もそうしたものには出来る限り僕が出ている。

さて、「子どもの日常について相談したいことは?」

と言われても、「ない」と言うしかないのだが・・・・・どうしよう・・・・・
  


Posted by 昭和24歳  at 10:02Comments(0)

2008年02月13日

こんな社会でいいのか!!

無理心中

どこに自ら命を絶ちたい人間がいる。
どこに、わが子、わが妻、家族を道連れに自殺、“無理心中”したいやつがいる。

経済苦、介護疲れ、そして若い父親、母親の発作的な虐待、子殺し・・・・・・

「社会のせい、世の中が悪いと、他人のせいにするな」

そんな論調も、いまやあたらない。

国家、政府は地方自治、行政を虐待するかのような強権の発動“財政再建団体”の指定。
北海道の夕張も、国家、政府の口車に乗って「借金に、借金を」重ねた結果ではなかったか。
もちろん、その夕張の行政に責任がないわけではないが、“ひも付き交付金”でハコモノづくりのなれの果て・・・・・・
リゾート開発という公共事業で、結果、残ったものは莫大な負債だけ。

実は、仕事がない・・・・・・

この街でも老舗の自動車教習所が2校も閉鎖された。
少子化だけが原因ではないだろう。普通自動車免許を取るのに“30万円”から、かかると言う。
免許取得世代は18歳から。高校生で“30万円”はきついし、この状況で親もそう易々と出費できる金額ではない。

大店法改正と、商法改正、改革で街はすっかり壊れた。

小泉の言った、「痛み」とは延命装置さえ外された末期がん患者のことなのか。

“改革”とは一体なんだったのか!

つまり「痛みを感じた」国民、立ち直ることさえできないほどに“傷んだ”国民・・・・・・
そんな国民がみんな死んでいなくなった跡が、その「改革」の成果だとでもいうのか。

安倍政権のいった「再チャレンジ」が可能な社会作り・・・・・・
その安倍政権は、1年間、ほぼ数千億円の“ムダメシ”を喰らって、「美しい国」どころか、無様な、醜いさまで逃げた。

年間3万人からの自殺者・・・・・・

いや、実際の数字はその2倍とも3倍とも。
なぜなら、即死状態、24時間以内の“死”でもなければ自殺死にはカウントされない。

国家政府はさらに社会保障費の削減をいい、国民の自己負担を増額させようとしている。

財政難をいうが、それは“失政”。政治の失敗からではないのか。
次々と政策を誤まり、平然と年額30兆円もの赤字国債を発行しまくる・・・・・・

そして自分たちだけはその所得をびた一文譲らない。

今はいい人も、「明日はわが身」かもしれないのです。

ここ数年で、年金受給世代が一気に1000万人から新規に増加するんです。

初めて体験する少子高齢化社会のニッポン。


  


Posted by 昭和24歳  at 16:53Comments(0)

2008年02月12日

乳児を熱湯風呂

今朝のニュース。

東京、足立の事件といい、乳児を熱湯風呂・・・・・

調べによると、

「正影容疑者は11日午後9時45分ごろ、自宅で熱湯の入った風呂に長男を沈め、殺害しようとした疑い。長男は腹から下に重症のやけどを負った。
長男が泣き叫んだため、途中でやめて病院に連れて行った。
正影容疑者は自宅で妻、長男との3人暮らし。同容疑者が主に長男の面倒を見ていたという」

殺人未遂容疑で岡山市南輝、トラック運転手正影一広容疑者(25)。
僕らの子どもと同世代。僕の娘にも小一を頭に三人の子どもがいる・・・・・

たしかに、子育ては大変な事業だ。
好いた惚れたで一緒になったはいいが、間もなく“子育て”という現実がやってくる。

しかし子どもは可愛い、この上なく可愛い・・・・・・

僕らの子ども世代。

不幸は連鎖させない!!  


Posted by 昭和24歳  at 15:19Comments(0)

2008年02月12日

『棄民政策』

失われた十年

“第二次失われた十年”は「小渕・森・小泉」だったのではないだろうか。

すでに“第三次”が始まっている(笑)。

まあ、安倍政権に至っては「あったのか、なかったのか」分からないような“まぼろしの政権”だったけど、
ここフクダ政権にいたってのその様は、袋叩きの状態。

昭和46年までの税制・・・・・・・
これがその意味では、戦後の“経済復興”とその後の“高度経済成長”を支えてきたのではなかったか。

つまり徹底した『累進課税制度』があったからではないだろうか。

このことが「富の再配分」を容易にし、庶民、一般大衆が“三種の神器”を過程にそろえ、“自家用車”をもち、“海外旅行”等々も・・・・・・

いわゆる、「一億総中流」と言わしめた戦後昭和のニッポン。

最高税率が昭和61年、申告所得8000万円超で“70%”・・・・・・
段階的にだが、3000万円で“60%”、1000万円で40%、600万円で“30%”であった。

「頑張った人の努力が報いられない」

「金持ちが日本から逃げていく」

とかで、現在では・・・・・・

平成19年はどうかといえば、最高税率1800万円超で“40%”・・・・・
330万円で20%、195万円以下が“5%”。

そして源泉分離課税で「どんだけ儲けても一律“20%”」。

これならば“お金持ち”が日本から出て行くことはないだろう・・・・・
と思っていたら、お金持ちはさらにお金持ちになろうとしてできるだけ物を安く作れる外国に“逃げた”(笑)。

まあ、その昭和61年の対最高税率8000万円超の高額所得者が何人いたかだが、日経平均「終値38915.87円」に向けて猛ばく進の頃じゃあなかったか。
そしてその「終値38915.87円」の平成元年からにかけては、最高税率は2000万円超が“50%”にまで引き下げられていた。

一般大衆、呆けの極みで、「最高税率2000万円超」・・・・・・
バブルのカスでも小金持ち気分で、交際費も、広告宣伝費も、かなり落とせたし、
家族の食事も、友だちとの飲み食いも接待交際費で・・・・・

でも所得2000万円の人は可哀相。2000万円も一億円も同じ50%(笑)。
それでも、「これだけ税金払った」と結構自慢したり(笑)。

法人税率も同時期42%~現在の30%。

まあ、金持ち優遇なのかどうかはともかく、これじゃあ税収も糸瓜もない。
誰がどう考えたって税収は減るのは見え見えで、まさか政府はあのバブル経済が永遠に続くなんて・・・・・・

しかもありとあらゆる税制改革と商法改正でお金持ちが海外に逃げないようにとの引止め税制。
しかし、流通業、ホテル業、マンション建設業なんて外国に逃げようもないのに、
「特別目的会社」とかでイオンが全国制覇し、「私が社長です」の“アパ”のホテル、マンションが全国を席巻している。

つまりこれらが、「商いの証券化」で、元手がわずかでショッピングモールやホテルマンションができちゃう。
でも、万が一、その商いが失敗すれば、それが“ザブプライムローン”と化し、投資家が大損害を被る。

しかし、安倍政権でいわれた「美しい国」とか「愛国心」とか・・・・・・
それを言う、「お金持ち族」がこの国に税金を取られるのがいやだと、税制改革で、その愛国心のかけらもない・・・・・・

そこへ、“グローバルスタンダード”などという造語でしまいにはどこで儲けても一緒ってなもんで、
儲けた金は海外投資で、さらにその儲けは海外に隠す。
愛国心のかけらもない「国際人」。

結局、お金持ちは外国に逃げた(笑)。

ちなみに、昭和61年の国債発行残高は“140兆円”そこそこだった(中曽根内閣)。
そして今日、“800兆円”。

しかしこれでよく自民党政権持ってますね(笑)。

もっとも、変わる政権もない、民主党も本籍は“55年体制末期”の寄せ集めですから。

しかしその“800兆円”?
どこへ行っちまったんでしょうかねぇ・・・・・

金持ちが政治をするとこういうことになる。

『棄民政策』

何も初めてではない、3度目・・・・・
  


Posted by 昭和24歳  at 15:03Comments(0)

2008年02月08日

ネオ昭和人の“志操”

“志操”

【自分の主義や主張などを固く守って変えない心。「―の堅固な人」 】

――――と、ある。

少し静かに考えてみたい・・・・・・

1945年。占領軍は日本の文化としてのこの“元号”をどのように考えていたのだろうか。
少なくともその“元号”を変えていたなら、
もしくは“元号”を廃止していたなら今日のこの時代の日本人にはもう少し自覚があったのではないだろうか。

1945年以前の“神国”とはいってもたったの80年足らずでその“神国”はその思想も含めて瓦解したといえる。
今日、その神国の“天皇”が“神”であり、神聖にして冒されるべからずなどと信ずる国民は“ほとんど”いない“はず”である。
いずれにしろ、ほとんどが庶民に知れることのなかった天皇“公家”の存在・・・・・
その時代、“神”と崇められたといえば『徳川家康公』、日光東照宮のそれではなかったか。

どこでどう知恵を絞ったか、歴史文献にある“岩倉具視一派”の天孫降臨の書き下ろし・・・・・
大政奉還からわずか40年そこそこでその天皇(60歳)に殉教を見せたかつての長州藩士の子の“陸軍大将”(63歳)。

それは極めて激動な世界史の中の明治、大正、昭和(戦前)、それが創られた歴史“たった”の80年だったのではないか・・・・・

ネオ昭和人の“志操”――――

なにはともあれそれは純粋に“平和”を堅持するということではないだろうか。
なぜなら、その“平和”とはそこの“大戦”において、たったの4年間に“300万人”もの国民の命を犠牲の上で、
さらには人類史上最初で最後であろう“原水爆”の犠牲という事実の上にもたらされた“平和”。

それは“戦争ができない憲法”、国際紛争を武力でもっての解決を赦さない“憲法”―――――

それを今さらのように“一国平和主義”と揶揄するかのような一部の論調。

その一国平和主義と揶揄される憲法はかの大戦の結果“世界”がこの“日本国”に下した裁決ではなかったのか。

その後、連合軍(米軍だが)はその“憲法”が故の理由からこの国に強大な軍事基地を配し片務的にこの日本を防衛する。
それはこの“日本国”を防衛するというより、その自らが勝利者として創案し制定せしめた“日本国憲法”を守る責務があるのではないか・・・・・・

戦後の経済発展は確かにその“憲法”がもたらした“一国平和主義”の恩恵だろう。

50年に始まった朝鮮戦争、と60年代のヴェトナム戦争が日本経済復興の原動力・・・・・・
つまり他国を犠牲にしての『奇跡の復興』だった。

そしてその恩恵からの、日本の復興、発展を果実を連合国を始とする多くの国がその“配当”を享受し続けているのが今日ではないだろうか。
“ODA”しかり、“国連分担金”しかり、“米国債への還流”しかり。

この国の“平和”憲法は実は日本国民が守るのではなく“世界”が守ると言うことではないか。

“平和ボケ”と嘲笑する族がいかにしようが・・・・・・

“戦争ボケ”、それを経済発展と結びつけて国策とする“悪の枢軸”と、どっちがまともな人間性かは論を待たないのではない。

“元号を追号とする一世一元の制”

だとするなら、1945年8月15日・・・・・・
少なくとも、大東亜戦争を開戦した昭和天皇は天皇制を維持する為にも退位するべきではなかったのか。
その意味では、“神”である天皇は敗戦を機に“人間宣言”・・・・・
現人神である天皇はその時点で『カミ』としては“崩御”したのではなかったか。
神が崩御し、お化けになって“人間”になったとでもいうのだろうか。

中国も北朝鮮もこの日本に向けて数百発、数千発のミサイルを照準しているという。

国連の下で、この日本国の憲法を反芻してみるがよい・・・・・・

この憲法のどこに“脅威”があるというのか。

しかし悲しいかな“馬鹿”が政治をして話を“ヤヤコシク”しているのも事実(笑)。

そして開戦の端緒を開く立場にあった政治が今、根をつけようとしている・・・・・・

ネオ昭和人の“志操”に反する“愛国者”たち・・・・・・

その“志操”を蹂躙すると言うなら、「沈黙の艦隊」ではないが、

正義の“独裁者”を待って、完全武装するしかない。
もちろんすでに持ちうる核武装を、『核武装宣言』するしかない。

  


Posted by 昭和24歳  at 18:51Comments(0)

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