2023年10月06日

トロンが世界標準に

トロン―国産OSが世界標準になった
トロンが世界標準に
日本で生まれたコンピューター用基本ソフトウェア(OS=オペレーティングシステム)「トロン」だ。このトロンが、米国電気電子学会の標準規格として認定された。これで国産のOSが、「世界標準」になった。

坂村博士とビル・ゲイツ
マイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツ氏は、ウィンドウズや関連アプリケーション開発の成功のおかげで、世界一の資産家となった。一方、坂村博士はトロンを使った金もうけは考えず、オープンな無償提供にこだわった。
https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/ckscience/20210201-OYT8T50058/

今回受賞したMilestoneの正式名称は“TRON Real-time Operating System Family, 1984” です。1984年に東京大学の坂村健の下で、コンピュータ・アーキテクチャのプロジェクトチームとそのパートナー企業によって、TRON プロジェクトが開始されました。これは今でいうIoT環境が一般化した時代を見据えて、組込みシステムの効率的な開発環境を確立するための、当時としては珍しいオープンイノベーション型のプロジェクトでした。この開発環境の中核として企画研究され開発されたのがTRON リアルタイムOSファミリーです。このOSは広く使われ、現在も改良され進化し続けています。その成果の一つµT-Kernel 2.0の仕様はIEEE規格(2050-2018)に採用されています。
https://www.tron.org/ja/2023/06/press0622/

それで、あの小惑星イトカワから2010年に帰還した探査機「はやぶさ」の内部ネットワークを制御していたOSもトロンだった(画像は宇宙航空研究開発機構提供)

BTRON

「Business TRON」の略。OA機器(オフィスなどでビジネス用に使われることが想定されるコンピューターで、現代で言うパソコンに相当する)向けのOSの仕様で、1985年に開発がスタートした。ちなみに「BTRON」とはOSの名称ではなく、仕様の名称であり、BTRON仕様に準拠したOSが各社からリリースされることが想定される。

TRONプロジェクト第1ステージ

NEC V30(1984年発売)。1985年、このチップにTRONが最初に実装された
坂村健が1984年に開始した、初期のTRONプロジェクトである。1986年発足のTRON協議会(1988年に社団法人トロン協会に改称)が中心となって推進していた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/TRON%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88#BTRON



Posted by 昭和24歳  at 14:41 │Comments(0)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

< 2024年12月 >
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
過去記事

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 134人
プロフィール
昭和24歳
昭和24歳
オーナーへメッセージ

削除
トロンが世界標準に
    コメント(0)