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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション  at 

2016年10月15日

団塊世代「昭和も黄昏」想い出の三角乗り

団塊世代「昭和も黄昏」想い出の三角乗り

https://www.youtube.com/watch?v=uQqU38C58NI
↑より拝借。

“三角乗り”

あの頃は時代そのものが「貧乏」だった。

父は「MP」に鞭で追われるように東京駅で荷物を運んだと云っていた。

母はと云えば、内職の和裁で、ポッポやの安月給の足しにしていたらしい。

終戦間もな頃のことだ、「着物」とは云っても新しい生地、反物なんかは手に入るはずも無い時代だった。

それでも庶民、下々は空襲警報が鳴ることのない平和を実感し始め襤褸布を縫って余所行きを作っていた。

昭和24年・・・僕が生まれた年。

敗戦の焦土から僅か3 年と半年、この国に「明日」なんかある訳が無い。

チョイト大袈裟だが何処にでもあるような、その大袈裟な「出生の秘密」が僕にもあった。
笑い話で聞けるようになった頃、10歳年上の姉に聞いてみた・・・・・

「僕・・・生まれた時どんなだった」って。

「お産婆さんが取り上げて、男の子だよって・・・皆に聞こえるように言った」って。

上3人が女の子で、一人は死んじゃったけど男の子は初めてだった。

僕の名前は「はじめ」・・・横「一」の、はじめ。 祖父が名付たと云う。

でもいくら初めての男の子だからと云って僕等の世代の子供のように・・・・・
2人がかり、3人がかりの西洋医学無菌培養施設で生まれるわけではない。
それこそ、臍の緒を処置する間もなく新聞紙か襤褸布の上に置かれ、

「ギャーギャー泣いていた」と、姉は笑っていた。

僕を産むと母は10年間「寝たきり」だった。

地方農村の何処にでもある、田圃、畑、と万屋を商っていた生家・・・・・
明日を知らない時代、抑留、復員から2年の父は僕の預け先探しに奔走したと言う。

貰い乳もそうは続かない。そこいら中で赤ん坊が生まれてるのだから他所の子どころではない。
もちろん、配給の粉ミルク、飼っていたヤギの乳で半年くらいは守ったらしい。
ヤギの乳で育ったせいか、今でも「紙」が好きで、良く本を読む。流石、本を喰ったりはしないが。

隣街で国鉄職員「ポッポや」と一緒になっていた父親の「妹」がようやく預かってくれると・・・・・

その、「妹」が今も一緒に暮らしていた母だが。

その父母には子どもが出来なかったようで、何度か父が預かってくれと頼み込んでも渋っていた母。
と言うのは当時28歳の母だったが「赤ん坊」を育てることにに戸惑っていたという。

結局は1年後、養子縁組。

僕は一人っ子として育てられ、どうって事の無い「紆余曲折」で偏屈の初老が此処にいる。

自転車を覚えたのも、親父が通勤に使っていた自転車の“三角乗り”。

そう云えば初めての野球も「三角ベース」。

野球道具、グローブとかボール、バットなんて洒落たものはなかった。
そこいらの駄菓子屋で売っていた布製の「ボール」。
木っ端に新聞紙で折って造ったグローブ。

そう云うわけで、 いくら時代がどうのこうのとは云っても、僕等子ども達、遊ぶ事には事欠かなかった。

今でも孫のいる時代になったけど・・・・・

僕が生まれた昭和24年、戦争が終わって3年ほど、大人たちはそれをどう実感していたのだろうか。

僕の家は日清製粉高崎工場のすぐ近くにあって、工場が時々鳴らすサイレン、それが鳴るたびに母は化を顔をしかめていた。

「空襲警報みたいだね」って。

ある時は、モルモン教の布教だっただろうかアメリカ人らしき青年が家を訪ねてきたと時、やはり顔をしかめていた。

「やだねぇ、なんでアメリカ人がうちに来るんだろうねぇ」

そういえばあの時代、ゴムひも、タワシの「押し売り」とか、えびす大黒の置物の押し売りとか(笑)。

で、買うまで帰らないから仕方なく買っちゃって、親父が帰ってきてケンカが始まる。

富山の置き薬もよく来た。紙風船くれたりして、その紙ふうせんを母の膝に上で遊んだ。

それにしても熱冷まし「とんぷく」は苦かった。どうしても僕が飲まないのでリンゴをスリおろしてそれに混ぜて・・・・・

小さい頃の僕はよくヒキツケを起こして母の手を焼かせたようだ。

そんな三角乗りの時代、あなたの“三角乗り”は・・・・・・?

団塊世代「昭和も黄昏」想い出の三角乗り
  


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