2008年11月07日

田母神俊雄と東条英機

田母神俊雄航空幕僚長―――――

つまり世が世ならば“陸軍大将”か“海軍大将”なのである!!

以下は陸軍大将“東条英機首相”の遺言(一部)である・・・・・




<東条英機陸軍幕僚長>   <田母神俊雄空軍大将>


「我ゆくも またこの土に 帰りこん 国に報ゆる事の足らねば」
東条英機陸軍幕僚長の辞世の句


開戦の時のことを思い起こすと実に断腸の思いがある。
今回の処刑は個人的には慰められるところがあるが、国内的の自分の責任は、死を持って償えるものではない。
しかし国際的な犯罪としては、どこまでも無罪を主張する。力の前に屈した。自分としては、国内的な責任を負うて、満足して刑場に行く。
ただ、同僚に責任を及ぼしたこと、下級者にまで刑の及びたることは、実に残念である。天皇陛下および国民に対して深くお詫びする。

東亜の諸民族は、今回のことを忘れて将来相協力すべきものである。
東亜民族もまた他の民族と同様の権利をもつべきであって、その有色人種たることをむしろ誇りとすべきである。
インドの判事には尊敬の念を禁じえない。これをもって東亜民族の誇りと感じた。

現在の日本を事実上統治する米国人に一言する。
どうか日本人の米国に対する心持を離れざるように願いたい。また、日本人が赤化しないように頼む。
米国の指導者は大きな失敗を犯した。日本という赤化の防壁を破壊した。いまや満州は赤化の根拠地である。朝鮮を二分したことは東亜の禍根である。
米英はこれを救済する責任を負っている。

日本は米国の指導にもとづき武力を放棄した。一応は賢明である。
しかし、世界が全面的に武装放棄していないのに、一方的に武装をやめることは、泥棒がまだいるのに警察をやめるようなものである。

戦死傷者、抑留者、戦災者の霊は、遺族の申し出があらば、これを靖国神社に合祀せられたし。
出征地にある戦死者の墓には、保護を与えられたし。遺族の申し出あらば、これを内地に返還せられたし。


東条英機大将 遺言(部分)昭和23年12月22日夜 東京巣鴨(23日零時刑執行)
<Wikipedia>


時代とは気に恐ろしいものではないか・・・・・

田母神俊雄航空幕僚長。
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf#search='田母神俊雄%20論文'


つまり「戦争を知らない子どもたち」なのだ・・・・・

アノ時代、昭和42年高校卒業、18歳の “田母神俊雄” 少年がいかなる志を持って防衛大学に進学したか・・・・・
実は、僕も自衛隊の音楽隊に入りたくて入隊試験を受けたが、大日本陸軍兵士(父は昭和40年に逝去)の妻、つまり、母の大反対で断念した。
もっとも、それが今日までも“エレキ人生”の所以なんだが(笑)。

ところでその“田母神論文”なんだが・・・・・・

くり返すが、世が世なら、いや、世は世でなくとも“幕僚長”とは“大将”のことである。
その“大将”に戦争、戦闘体験の全くない戦後生まれ世代が。

どうだろう、現下の防衛省、自衛隊。日本では“軍隊”との認識はおそらく、国民には無いのではないだろうか。
しかし、実態としては戦闘機、イージス艦を配備し、その防衛費(軍事費)はGDP1%枠内とはいえその額は5兆円から8兆円・・・・・

しかし、さきの防衛省、守屋武昌事務次官の収賄事件(東京地裁判決懲役2年6ヶ月)から見るように、
この日本の軍事と軍需のいかがわしさは・・・・・・
その、「戦争を知らない子どもたち」の空軍大将の言葉どおりで、

「そんなの関係ねぇ!」

しかし、で、すまされていいのだろうか。

“田母神大将”にしてみれば、その論文の中でもうなずける部分はかなりある。

軍隊である・・・・・・

「自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も行使出来ない、武器の使用も極めて制約が多い、
また攻撃的兵器の保有も禁止されている。」


それも、その通りだ。

しかしそれは、敗戦の結果だろう。

そして、 「私は日米同盟を否定しているわけではない。」と“田母神大将”は論じるが・・・・・・

そもそもその意味での“日米同盟”などは最初から存在しない、しえない。

“田母神大将”論文が正論だというならまず“日米同盟”そのものを暴かなければ嘘だろう・・・・・
第一、“同盟”であるはずなのに、

「自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も行使出来ない、武器の使用も極めて制約が多い、
また攻撃的兵器の保有も禁止されている。」


ということはどういうことなのか・・・・・・

そう、日本国の自衛隊に“制限”と“禁止”を課しているのは他でもないその同盟国であるアメリカ合衆国政府ではなかったか!!???

そして・・・・・・

「但し日米関係は必要なときに助け合う良好な親子関係のようなものであることが望ましい。
子供がいつまでも親に頼りきっているような関係は改善の必要があると思っている。」


とつなげるが、「必要なときに助け合う良好な親子関係」とは一体どんな関係なのか(笑)。

さらに「子供がいつまでも親に・・・・・」というが、

そのような関係を強制しているのは戦勝国であるアメリカ合衆国の方だろう。


「我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である。」

ということなのだが・・・・・・

欧米に競った結果だったということは隠せない事実だろう。

今日の日本政府もそうだが、その意味では「戦略無き侵略」だったと言えなくも無い。
行き当たりばったりの・・・・・

つまり、 “戦略”が無いがために“侵略”といわれてしまう・・・・・

その意味で、今日、現代の“空軍大将”のそれがあまりにもかつての陸軍大将のそれに似ていることに可笑しさを覚える・・・・・

http://www.1gen.jp/GDOH/ISYO.HTM(拝借)
参考《東条英機封印された真実》佐藤早苗著  講談社


  


Posted by 昭和24歳  at 22:04Comments(0)

2008年11月07日

カナダからの手紙11.06

カナダからの手紙11.06


アメリカの大統領など誰でもよいのだけれど、負けたマケインのいさぎよさに感服した。
オバマに全面的に協力し新しいアメリカを作ろうと言った。
オバマは勝ったけれど48%がマケインを支持した。
ほぼ半数が反オバマだった。
オバマはアメリカを変えようと言って若者達の圧倒的な支持を得たけれど、何をどう変えるのか、具体的なことは何も話してはいない。
さてどうなることやら。






カナダ、モントリオール在住30年のご意見はなるほど鋭い!!

「何をどう変えるのか、具体的なことは何も話してはいない。」

まさにその通りで、アメリカ合衆国、この未曾有の金融恐慌。ブッシュ政権8年の失政というには気に恐ろしやである。

「チェンジ!!」はいいが、何をどうチェンジするというのか!!???

その期待を裏切った時の反動は・・・・・???


私が心配するのは、オバマがマーチンルーサーキングやケネデイーのような運命をたどらないこと。
アメリカには、K,K,K.スキンヘッド、など人種差別主義者達が相当数いる。






白人至上主義団体とされるが、正確には北方人種(金髪碧眼が共通項)を至上とし、黒人やユダヤ人、黄色人種、近年においてはヒスパニックなどの他の民族の市民権に対し異を唱え、同様に、カトリックや、左翼団体、同性愛者の権利運動やフェミニズムなどに対しても反対の立場を取っている。
マニフェスト・デスティニーを掲げ、アングロサクソン、ゲルマンなど白人のみがアダムの子孫であり、唯一魂を持ち一切の罪を犯していない神(イェホバ)による選ばれし民として他の人種から優先され隔離されるべきである、と主張する。
名前の由来はギリシャ語の“kuklos”(円環、集まりの意)の転訛と英語の“clan”(氏族、一族)を変形させたものと言われる。団員は“Ku Klux(er)”、もしくは“Klansman”と呼ばれた。

Wikipedia


その中に警察官、知識層も数多いとか。
七光りで大統領になった馬鹿息子ブッシュは国際的にも国内的にもアメリカを目茶苦茶にしてしまった。
その後始末、大変だよ。
お手並み拝見、


実は日本では「お手並み拝見」とか悠長なことを言っていられる場合ではない。
イラク撤退の後の軍事プレゼンスにどう日本政府が対応するか・・・・・・
まさに“未知との遭遇”としか言いようが無いのではないか。

カナダでも黒人達は熱狂している。
オバマ、オバマで大騒ぎ。
でも間もなくパーテイーは終わる。
バラック負けるな、これ私の本音。


「でも間もなくパーテイーは終わる。」

そして何かが始まる!!???  


Posted by 昭和24歳  at 07:56Comments(1)

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