2008年07月21日

差別社会をどう生きるか・・・・・その2

昨日のNHK「日曜討論」でも論じられていたが・・・・・・

石油高騰に対する「漁船燃料補填」だが、そのことを言えばなにもこの石油高騰で、
1リットル170円のガソリンに苦境するのは「漁師」ばかりではない。一般国民市民も同様である。

ところで、なぜ小沢民主党は「1000億円」の漁船燃料緊急補填なのか???

まずは、道路特定財源とする暫定税、本税をこの“危機対策”として『減税』すべきではないのか。
当然、漁師、漁業者の苦境は理解した上でのことだが、そのことでは運送業をはじめ、事業に「自動車」を不可欠とする業者は同じではないか。

政府自民党も漁業関係者に漁船燃料補填を緊急予算措置とのことだが・・・・・・
あらたに、そこに税金を投入すべきではない。

それよりも、「払戻し税」としての法的措置を緊急対策として講じるべきではないか。

石油を事業ベースにする、運送業、農業、クリーニング業、銭湯業等々、
それらを売上に転嫁できない分野には即刻「払戻し税措置」で救済するべきだ。

当然、道路工事を一旦中止しても、道路中長期計画を棚上げにしてでも「道路特定財源」を払い戻すべきだ。

そのことで影響をこうむるのは道路工事を請け負っているゼネコンなりその下請け孫受け。
そこでの契約上の所得保障は原材料費を除いたものを道路特定財源から給付し、中長期道路計画の用地買収は即刻中断させることだ。

ところで、福田首相は夏休みだというが国民は猛暑、石油高騰、物価高騰で夏休みどころではない。

「内閣改造???」

傷だらけの自民党国会議員、安倍政権の二の舞が関の山だろう。

しかし野党も一枚岩とは行かず、国民そっちのけの政局談義。
自民党国会議員の「小泉政権」の評価もある種の「思想」、「宗教」的な観さえ見える。

しかし、いざとなると、この日本国民、どんな事件が起ころうと「他人ごと」。
諸物価高騰、消費税増税を次期総選挙後と平然と言う閣僚を前にしても「他人ごと」。

正直、そうは困っていないのかも知れない。
それとも、「困っているとは思いたくない」。いわゆる“ストックホルム症候群”なのか(笑)。

もうすぐ「終戦記念日」である。

“敗戦”。戦争に負けて、占領されているにも関わらず、「終戦」なのである。
昭和20年8月15日までの8ヶ月間で100万人近い国民が殺されたというのに「終戦」なのである・・・・・

そして、大元帥、現人神「天皇陛下」の「人間宣言」という、おおよそ世界では通じる話ではない話を真に受け、そのご巡幸に日の丸を振らされ、

「戦争に負けた」のではなく、「戦争は終わった」のだと思いたい“ストックホルム症候群”。
このニッポン国民の感情とは一体なんなんだろうか???

あの、日本共産党までがその「終戦」の一時には米軍(連合軍)を“解放軍”といい歓迎の仕草。

「戦争に負けた」のではなく、「戦争は終わった」のだと思いたい・・・・・・

「負けたのではない」のだから、責任をとるものはいない。

「戦争は終わった」のだから、戦争を遂行した、軍政とはいえ行政官はそのまま「戦争の終わった」ニッポンを行政する。


当然のように縁故、コネ、情実で、その息子が、兄弟が、親戚のものが役人になったり、政治家になったり。
復員兵、満洲からの引揚者。
そこでも“運”のいい、縁故、コネのある特別な国民は行政職に就く。

一般国民の窺い知ることのない「官の社会」。

旧国鉄がそうであったように、専売公社が、電電公社が、郵政公社が、県庁、市町村役所が、公立校が・・・・・・
親が、役人、教員であれば、息子も娘も弟も妹も・・・・・これって「人情」(笑)。

実は、僕の父親が旧国鉄職員で、父親の兄、つまり伯父も旧国鉄の職員、従兄弟も旧国鉄の職員。
当然僕の父親も、僕を国鉄の職員に・・・・・したかったし、できた。
しかし僕は親不孝にも「音楽界」というヤクザな社会に身をおいてしまった。

従兄弟が旧国鉄の職員で組合活動に、民営化“JR”で全ての道は閉ざされたが。

伯父が市役所の市民化課長で退職。当然従兄弟の息子も市役所勤務。
子どもの頃からそう決まっていた(笑)。


「負けた」のではない、「終わった」戦争。
無辜の命をよそに「手柄話」にも花が咲く。“同期の桜”とともに・・・・・

中高の歴史教科書でもそこのところが実に怪しい(笑)。

「終わった戦争」だから、「再開」するかも?
韓国が竹島(ドクト)を韓国の固有領土として軍事占領をするとの韓国議会・・・・・・

さて、日本政府はどう出るのか?
官房長官は実に呑気というか、バカバカしい発言に終始しているが。
200海里、漁業問題から言っても、竹島の領有権は実に大きな問題である。

平和裏に解決の運びとするなら「国際司法裁判所」への提訴だが、それすらを韓国は拒絶(笑)。

韓国の論調だと“竹島”の次は“対馬”までが韓国領土だとか言い出す始末・・・・・・

どうしましょ(笑)。
  


Posted by 昭和24歳  at 20:44Comments(2)

2008年07月21日

差別社会をどう生きるか。

差別社会をどう生きる

困ったことに、どうやらそれを“子ども”に教えなくてはいけない時代がきたようだ・・・・・・

大分県教委の“贈賄事件”も、「30年前から」の慣行で、おそらくこれが全国規模であればあるほど、
時間の経過とともに「チョン」になるのは見えている。
なぜなら、これほどの“事件”であるにもかかわらず文科省も政府本丸も他人ごと、というよりは・・・・・
「行政」という社会ではその“縁故”とか“情実”は当たり前であるから「そこのところ」の問題意識すら“感じてない”のであるからだ。

その「行政」という社会ではひとつの“ムラ”で全てを解決させる。
国は国で法律を作り、地方自治体は地方自治体で条例を作り国民、市町村民を「拘束」、縛る。
そこには、官僚、役人を罰する決まりもなければ当然、そんな“法律”も“条例”もない。
あるのは「役得」のための“法律”と“条例”だけ。
労働条件の定めとか、手当ての定めとか、給与案件の定めとか・・・・・

そしてその行政に関わる「民間企業」。
そのような民間企業は行政からの「補助金」やら「助成金」を“縁故”、“情実”つまり“コネ”で当たり前のように受け、
そこで行政の「公共事業」を下請けしたり、行政案件のモデル事業を都合よく関連付け商売する。
もちろん「有力政治家」の「政治献金がらみ」の事業だったりがほとんどだが・・・・・

つまり、縁故もコネもなにもない普通の国民、市民から徴税した“カネ”を行政権力はその“縁故・コネ”で、
そこでの情実から極限られた少数の国民、市町村民に流しこむだけ。

昨日のNHK日曜討論では相変わらず自民党の“野田毅”「小沢党」からのデモドリは、社会保障費の財源を、

「消費税増税から逃げてはいけない」

のようなことをほざいていた。

そこでの日本共産党小池晃氏の発言だが・・・・・・

「会計検査院の発表では国の一般会計予算総額100兆円の3%、少なく見積もっても3%が“ムダ”との指摘がある・・・・・・
100兆円の3%といえば3兆円。そのムダを削るだけで“3兆円”の財源、消費税にして2%分に近い財源がある」


そのことから言えば、このニッポンには財源は山ほどある・・・・・・

第一に、特殊法人、公益法人の「行政サービス機関」へ注入される税金、“12兆円超”。
各省庁傘下のそうした「天下り受け皿」だけのための「行政下請け機関」への予算。

そしてこのところ、後期高齢者医療制度で「医療機関」もそこでは“善意”を見せてはいるが、
国が予算付けする医療費総額30兆円超の“3割”からが、その医療機関の「不正請求」との指摘。

さらに、最大の格差、差別社会を象徴するのが「公務員給与」、それの総額だろう。
大阪府職員労組ではないが、平均年間所得の「700万円」を受ける職員が・・・・・・

「生活が苦しい」
という、実態からしても、もはや「公」と、一般市民、国民の生活実感とは隔絶された現実がある。

公が受取る賃金総額は年間“37兆円”。
これは純然とした「公務員給与」であって、半官半民、つまり「公共料金」然を収入とし、国からの補助金を受け事業をする、
電力各社や公社、公団のそれは含まれない。それら「みなし公務員」の平均所得はその“公務員”より高額の場合が多い。

一般国民の平均年間所得の「倍近い」給与を得る“半官半民人”の総数は500万人ほどいる・・・・・・
ちなみに、昨年民営化された「旧郵政省・郵政公社」の職員は30万人。それが国家公民平均所得だった。
そして、その「旧郵政省・郵政公社」には正規職員のほか12万人の非正規職員が“ワーキング・プア”として存在している。

今日の大分県教委のように「イカサマ採用試験」で篩いに落とされた教職員希望者が臨時教員(アルバイト)として、
全国では相当数採用されやはり“ワーキング・プア”として存在する。
それは多くの省庁、官庁で、年間200万円前後の“ワーキング・プア”の実態・・・・・

つまり労働「差別社会」が、その“ワーキング・プア”を問題視するはずの「厚生労働省」本体に存在する、笑えない現実(笑)。

「民間並」で国民、民間は生活している。

同じ日本国民で、 「公務員」が“民間並”で生活できないはずがないと思うのは僕だけだろうか。

つまり、その公務員待遇を“民間並”にするだけで消費税“20%”分、国家財政が救済される。

ということは、国家財政を貶めているのは社会保障費でもなければ医療費でもない・・・・・

国家そのものの“存在”ではないのか。
  


Posted by 昭和24歳  at 12:29Comments(4)

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