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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション  at 

2008年07月08日

赤ちゃんポスト物語『天子の宿』

赤ちゃんポスト物語『天子の宿』

群馬県前橋市大胡町『鐘の鳴る丘少年の家』

1986年、置手紙とともに、男の子の赤ちゃん3人、女の子の赤ちゃん3人・・・・・
その年、計6人の赤ちゃんが『天子の宿』に。


フジテレビのドキュメンタリー“赤ちゃんポスト物語”を見た。

前橋市大胡町は僕のところから車で4、50分の距離。

愛育乳児園、桐育乳児園、地行園、希望館、フランシスコの町、子持山学園、東光虹の家。
『鐘の鳴る丘少年の家』を含め、群馬県内にもこれだけの数の児童福祉施設がある。
それは人知れずにある・・・・・

そのドキュメンタリーは今年二十歳になった男の子と女の子、3人の“赤ちゃんポスト”に置かれたところから、
その後、今日までの記録だった。


天皇の推測とは裏腹にまさにそれは私心を捨てて“捨てられた”子どもを養育する。

そして捨て去った親を詮索している間はない。そこに置かれた瞬間からひとつの命を救い、育てる。

僕にできるだろうか、いや多分僕にはできない・・・・・・

そう思いながらも、涙なくしては見ていられなかった。
その子どもたちの成長過程での心境を吐露する場面場面・・・・・

高校を中退、グレて一人の少年は少年院、更生。高校を卒業して印刷工としてひとり立ちした少年。
19歳で、1歳の子どもを持つ少女・・・・・

そのぐれた少年が小学生時代に描いた母親と自分との“想像画”。
その少年の背中には天子の羽が、そして母親は橋のかかる小川の向こうに・・・・・


父兄参観、運動会・・・・・・
そんな時「ああ、お母さんもお父さんもいないんだ・・・・・」と、とても悲しかった、寂しかったと。


お父さんも、お母さんもいないって、どんな感じなんだろ。
成人、大人になった彼らは「今は、会いたいとは思わないけど、顔が見たい・・・・・
どんな顔しているのか。」


一児の母となった少女はその父親はまだ16歳、入籍はできない。
でも夢に見続けた“家族”を今、現実のものにしているもの凄い幸せ。

その少女は自分の子どもを見つめて・・・・・

「なぜ私を捨てたのか・・・・・わからない・・・・・」

少女は我が子を抱き、見つめながら母親の表情でつぶやいた。

これからの彼ら、彼らの将来はどうなっていくかはわからない・・・・・

でも、彼らを捨てた母親、父親たちは僕らの世代。

おそらく50代。何処でどんな暮らしを、生活をしているのだろうか。

政治だの、選挙だの、国家だのとこうして書いていることに、
あまりにも無力感と、脱力感を感じずに入られなかった。

本当の“不幸”に手を差し伸べて育て、成人させる・・・・・
そんな施設の先生、養父母には、何の見返りもないと言っても良い。


「大変でしたよ。いっぺんに6人もの赤ちゃん、そして赤ちゃんが園児になり、
小学生に、中学生に、高校生に・・・・・
洗濯機は3つがいつもフル回転、食べ盛りの頃はそれこそ戦争。
たくさんの善意(寄付)に助けられました。」


そう言って笑って話す、今年76歳の寮母さん・・・・・
今現在は2人の子どもがそこで生活すると言う。

「この子たちがひとり立ちしてくれれば私のお役目も終わり。」

一人息子を抱っこして久しぶりに園を訪ねた少女・・・・・・

「おばあちゃんだよ・・・・ほら・・・・・」

その言葉に嬉しそうに、全てに嬉しそうに微笑むその“母親”の顔・・・・・

>平均的日本人は、自分の親戚はその利益を追求すべき友人とみなし、
>他の人間はその利益を考慮するに値しない敵と考えている。


敗戦にも巨万の富を隠し持ち、日本国中に数十万の戦災孤児を出し、
日本国民をそう言って蔑む、“あなた”とは一体なんなんだ。
そして未だ、政治と称して国民を蝕み、苛みつづける“あなた”とは一体なんなんだ。

今の内にこの不幸の連鎖に止めをささなければならない。

少子化をいい、口先だけでその“社会保障”の予算を削る。

高齢化をいい、身内の会計検査院に3兆円もの税金の無駄遣いを指摘されながら・・・・・・
1兆円の医療費負担を75歳以上の高齢者から徴税する。

赤ちゃんポスト物語『天子の宿』
生れ落ちた命は全て平等に社会が保障しなければならない。

国という社会が保障しないと言うなら、地域、行政が保障に取り組むべき問題だろう。

お金が、母親、父親の代わりができるわけではないが、
少なくとも、慈母のような何ものにも代えがたいそんな母がいるのなら何をおいても社会で保障をすべきではないだろうか。

僕も戦後の混乱期、ある理由で伯父叔母ではあるが養父母に大切に育てられた・・・・・
限りない優しさで。

  


Posted by 昭和24歳  at 16:43Comments(1)

2008年07月08日

“格差”と言うよりそれは“差別”の構造。

<3月期決算>5年連続の増収増益 東証1部776社

もはや“格差”と言うよりそれは“差別”の構造。

米国型を国際化と言い・・・・・
その極めて人種差別性の高い惨たらしい社会を範してグローバル化だと言う。

アフリカ系、イタリア系、ヒスパニック、プエルトリコ系等々のアメリカ人・・・・・
今のアメリカ社会はその人口約3億人の四分の一が“貧困層”だと言う。
さらにブッシュ大統領の富裕層への減税やイラク侵攻で、新たに540万人が貧困になった・・・・・

アメリカでは“4580万人”に健康保険はなく、医療にもかかれないアメリカ人がいる現実。
幼児の死亡率は高く、貧困と独裁とアメリカが非難するキューバよりも劣る。
病気をしても医者や病院にいけないから、幼児は死ぬのである・・・・・

世界一死亡率が低い国のひとつが日本である。健康保険があり、保健所がある。
しかし小泉改革で国保も社保も“3割負担”となった。
そして国民年金の未払いが、4割だ。1万3千円が払えない若者は、派遣パートが多くは年収200万円以下と低い。
今や、その年収200万円以下で生活する国民が1000万人超だという・・・・・・

これは格差と言うよりは“差別”だろう。

<3月期決算>5年連続の増収増益 東証1部776社

昨日の原油ニューヨーク市場は最高値をつける・・・・・
洞爺湖サミットの周辺を映すテレビに「レギュラー183円」。ここは「177円」だけど北海道はすごいことになっている(笑)。

「赤ちゃんポスト」運用初日に想定外の3歳児がいたという話―――――

今、地域の“児童福祉施設”はどこも満員だそうだ。
しかし結局その「赤ちゃんポスト」に置かれた“3歳児”は児童施設に預けられることとなった。

あまりにも悲しい出来事だが、秋田の事件のようなことにもなりかねないのでそれも仕方ないか。
そうした中にも児童虐待、子殺し等の悲惨な事件は後を断たない。
それも、子どもの親殺しとか、「老老介護」とか、高齢の妻が夫を、夫が妻を・・・・・・

ネットカフェ難民・・・・・とか言うらしいが・・・・・

思えば今から40年前はこの僕もそうした大都会、コンクリートジャングルの中の難民だったような記憶がある。
もちろんネットカフェなどはなかったが大学通学で下宿する友人を頼って上京、居候。
持ち金が尽きると僕はバンド仲間に誘われるままに新宿南口に並んだ。
あるやつは高田馬場の公園がいい稼ぎになるとそっちのほうへ。

新宿南口は川崎の工業地帯のタイヤ工場やらビン製造工場へ・・・・・
高田馬場公園は、深夜の地下鉄工事が専門だった。
中には兵もいて、横田基地でのベトナム戦争戦士兵の遺体洗いなんて言うのも。

もっともあの時代はみんなそれぞれが目的、夢をもっていた。
僕もそんな一人だった・・・・・

しかし目を他方に移すと東大安田講堂やら、
もちろん大学進学した同級生連中はヘルメットに角棒で将来に夢を託していた。
ここ高崎経済大学でも正門前には学園封鎖のバリケード・・・・・

同じ世代でありながら方や“ロック”で、方や“平和闘争”。
やはりそこには静かな“階層社会”の歪が顕在していたのかも知れない。もっともそこにはそれぞれが経済的理由もあっただろうが、
頭の具合の問題やその時代の風潮が「自由」というなにやら得体の知れない「トレンド」の中にあった。

もっとも今日、思想とは言わないまでも、その時"平和闘争”していた同級生の多くは極めて平和な人生に佳境を見ている。
方や“ロック”な僕は未だ、その時のまま、その時代の情況に今を映しようやく“闘争”にたどり着いて、こんな駄文を悪戯している。

光陰矢のごとし・・・・・・

50年60年なんてあっという間でした。
そのことからすれば、この先の50年60年も“あっという間”に違いない。
もちろんそこには僕はもう当然いない・・・・・

だからこそ憂い愁いる。愚痴かな(笑)。  


Posted by 昭和24歳  at 06:37Comments(0)

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