2009年09月08日
群馬県庁、裏ガネは使い切りましょう!!
経費の不正支出について釈明する大沢正明知事
昨年10月、前橋市の群馬県庁で
不正経理5年で30億円
使途不明金は1億超 県の内部調査で判明
2009年09月08日09時33分
架空に物品を発注し公金をだまし取る「預け」など県職員が関与した不正経理の総額が、過去5年間で推計約30億円に上ることが7日、県の内部調査で分かった。このうち使途不明金は推計約1億1千万円に上っており、不正経理は知事部局や県教委、県企業庁などほぼすべての部署で見つかった。県総務課行政改革推進室では「不正は組織的に行われたと言われても否定できない」としている。
県は2003年度から07年度までの計約8万件の伝票を調査したところ、事務用品を購入したと偽り業者に公金を渡し、裏金をプールする「預け」と呼ばれる手口や、契約した物品とは異なる別の物品を業者に納入させる「差し替え」と呼ばれる不正が、数多く見つかった。
職員が個人的に流用した疑いがある「使途不明金」には、業者から購入した図書券の使途が分からなかったものなどがあった。
同室によると、不正の総件数については手口が複雑で多岐にわたるものもあるため把握が難しく、関与した人数については「職員の処分にかかわる問題や、今後の刑事告訴の内容に絡むので、(現時点では)開示することはできない」としている。
県は、昨年秋に全国で補助金の不正流用が問題化したことを受け、庁内に独自にプロジェクトチームを設け、不正経理の有無と実態把握に向け、昨年10月から内部調査を進めてきた。今年7月には第3者による「県経理問題特別調査外部審査委員会」を設置し、調査結果の検証や職員の処分規定、再発防止策などを8月末まで5回にわたり検討。正式な調査結果を今月上旬に公表する予定だった。
2008年10月23日会計検査院が12道府県の不正経理を指摘した問題で、対象外だったが、堂本暁子知事(当時)は不正経理の有無を県独自に調べる考えを表明
で、事件の発覚は今年の2月で、5月には逮捕者がこの報道です・・・・・・↓
公金詐欺容疑、千葉県職員を逮捕 架空発注で340万
千葉県警捜査2課などは15日、事務用品を架空発注して公金約340万円を詐取したとして詐欺容疑で、同県県土整備政策課副主査渡辺快和容疑者(37)=千葉市若葉区桜木=を逮捕した。
2月にも同様の手口で公金約150万円をだまし取ったとして詐欺容疑で元県職員(36)が逮捕された。渡辺容疑者は農林水産部で元県職員の前任者だったといい、捜査2課は架空発注が担当者間で引き継がれて不正経理が行われていなかったか、詳しく調べる。
で、詳しく調べた結果が昨日の話なんですけど・・・・・
「千葉県警も不正経理」じゃあ、洒落になりません、っていうか、全国の県警についてもこれまで報道されてます。
まあ、予算は余っちゃうわけですね。どうしても。
で、余っちゃった分を不正経理って、ハッキリ言って盗んじゃうわけです。つまり泥棒です・・・・・・
これまでも、やっぱり全国でそういった事件は年中行事のように報道されてきてましたけど千葉県です。
県庁の不正経理問題(群馬県) 『カラ出張』教訓生かせず
2009年4月21日東京新聞
「経費の使途を正しく申告するという当たり前の事務が行われていなかった。今度不正があれば、県民の信頼を完全に失うことになる」
群馬県の不正経理が発覚してから半年がたった今月中旬。県会計局の担当者は自戒を込めてこう語った。
会計検査院の指摘を受けて県が内部調査した結果、沼田土木事務所(沼田市)で、架空発注した事務用品の購入費を業者にプールする「預け金」の存在が明らかになった。裏金作りにつながる悪質な事例があったことを踏まえ、県は今年二月、現職の部長や当時の担当職員ら三十四人を処分。新年度を迎えた今月からは、経費の申告書類に納品書の添付を義務付けるなど、新たな会計処理制度をスタートさせた。
県が出直しを強く誓ったのには大きな理由がある。約十三年前の一九九六年、県庁は経費の不正支出問題に揺れた。いわゆる「カラ出張」問題で、九四、九五年度に旅費として計上された総額約七億円が“ヤミ手当”などへ不正に流用されていたことが分かった。
さらに「処分も支出金の返還も求めない」とした当時の小寺弘之知事の方針が「世間の常識から外れた判断だ」と強い批判を浴び、結局は職員の処分や支出金の自主返還などを行うという苦い経験をしている。
経費支出に関する県庁内の長年のあしき慣習が発覚したことで、組織のうみは出し尽くしたはずだった。だが、この間も「役所の常識」は温存され、不正経理は再び繰り返された。
会計検査院が任意に調査した十二都道府県で不正経理が発覚
昨年十月、会計検査院は任意に調査した十二道府県で不正経理が見つかったことを明らかにした。このうち、群馬県では二〇〇二-〇六年度にかけて、国の補助対象外の旅費計上や発注品とは違う事務用品の購入などで約千九百七十万円が不適切に支出されたほか、事務用品を架空発注し取引業者に経費を保管させた「預け金」約三百四十万円も発覚。ずさんな会計処理の実態が明るみに出た。
まあ、群馬県も初犯ではありません、つまり前科がありながらですからどうしょもありません。
つまり、これって、氷山の一角です・・・・・
まあ、ここ高崎市でも市議会議事録「決算委員会」とかを見ると笑えますね。まあ使い切りです。
で、言い草がいいんです・・・・・
「議会で承認されてる事案ですから」
と。つまり、議会、市民の代表が承認したっていう話だからです。
まあ、財政がどうしたこうしたとか言いながら、箱モノ、土木土建行政はきちんとやります。
やはり、無駄はイケませんね、無駄は!!
で、高崎市役所庁舎の屋上の防災用ヘリポートですけど、建設費が3億円です(中島篤議員質疑)。
で、アレの管理費たしか年間いくらだったっけなぁ?
で、あのヘリポートなんですけど航空法では離着陸ができませんとかです・・・・・
で、なんでアレがあるかっていうと、「タワーリングインフェルノ」です・・・・・・
まあ、市庁舎で火災が起きたとかの時に、あそこから批難するためにだけだそうです。
で、その消防法なんですけど、いわゆる建物の高さの問題とかで、
あの庁舎が21階(90メートル以上)じゃあなくて、20階(90メートル以下)だったら防災ヘリポートは設置義務がなかったそうです。
まあ、建設費もそうとうしたでしょう。そしていつでも離発着できる状態にしておかなければいけない管理費です・・・・・
で、新庁舎ですけどこれまでの旧庁舎の7倍強の管理費とかです。 年間約7億円とか。
まあ、大変です。どこもかしこも・・・・・・
それにしても会計検査院、県庁12か所とかでなく、全部やってほしいですね検査。そのために検査機関なんですから。
それと、市とかもです。
Posted by 昭和24歳
at 13:56
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