2009年06月29日
小泉政治の終焉
横須賀市長選 前市議の吉田雄人氏が初当選
6月29日0時29分配信 毎日新聞
横須賀市長(神奈川県)28日投開票。前市議の吉田雄人氏(33)が初当選。現職の蒲谷亮一氏(64)▽弁護士の呉東正彦氏(49)を破る。投票率は45.22%。吉田氏は無所属で、現職市長では千葉、三重県松阪の両市長に次ぎ全国で3番目に若い。敗れた蒲谷氏は、自民・民主・公明のほか、地元の小泉純一郎元首相の応援を受けていた。
自公に民主党相乗りには笑えたが・・・・・・
小泉一家のお膝下、自公の敗戦では小泉政治の終焉の象徴ですかぁ???
それにしても、このところ20代30代の活躍がうれしい・・・・・・・
そういえば、明治維新も西郷隆盛、大久保利通、木戸孝充、坂本龍馬も30代で、
時に、初代内閣走路大臣、伊藤博文は25歳だった・・・・・
ちなみに、幕臣の勝海舟は41歳。老中、安藤信正は45歳、公家、岩倉具視が39歳。
今の時代がいかに草臥れているかが想像できる(笑)。
当時、いかに人生50年とは言え、それは乳幼児の死亡率が極めて高い平均寿命での話で、
実際には、50代に達した者の多くが60代、70代と存命している。
つまり、政治、歴史を創るのは20代、30代の仕事ではないか・・・・・・
この国の不幸はその意味での政変が明治維新以降ほとんどない。
あいまいな事なかれ主義で、一つの権力が延々と世襲され続けるのが特徴だ。
太平洋戦争の主導者であった政財界人と軍官僚もほとんどが維新閥の世襲であった。
つまり、そこにある特権を保持し続けるために強権体制を強めてゆく・・・・・・
そして敗戦。つまり外圧でその特権構造は改革された感だったが、
今日を見る限り、それは元の黙阿弥となっている・・・・・
なぜならそれは、この国の権力支配構造、政治が二重構造だからだろう。
つまり、政治における「内政・外交・軍事」のその外交と軍事部門がアメリカ政府の管理下だからだ。
時代はおおよそ80年ほどの周期で大きく変革している現実がある。
明治維新の80年昔は天明の基金、浅間山の大爆発。
明治維新の80年後には、太平洋戦争敗戦・・・・・
そしてその敗戦。1945年の80年後は2025年。16年未来の話である。
その変革の兆しが今なのではないか・・・・・そんな気がする・・・・・
明治維新の16年昔にはペリー来航、徳川幕府終焉を予期させた。そして安政の大獄とか。
この年末年始、派遣ギリ、派遣村が騒がれたが、今朝の新聞ではさらに悲惨な状況を見せている。
さらなる格差の拡大だ・・・・・・
政治家は、己が為にだけの政争に明け暮れるだけ。
今は国を挙げて、国民生活を苦心しなければならないのに「地方分権」だというそのまんまの橋の下。
20代、30代は気付いているはずだ・・・・・・
20代、30代の感性で、一体この国は今どんな状況にあるかを。
40代、50代はもう守るだけの姿勢しかない・・・・・・
家族を守る、仕事を守る・・・・・いや、そうではない、今の彼らはそうではない。
家族から自分を守る、会社から自分を守る。
それしか、もう精神力も体力もない・・・・・
僕らの時代には「フーテン」というのが流行った。
それはそれなりの、まあ、中途半端だったかもしれないが思想信条のともなった・・・・・
「反社会」というか「反体制」とかいう生き方(笑)。
しかし、何故かその時代「食うには」困ることはなかった。
それは、今の年金制度の「宙に浮いた年金」が物語っている・・・・・
あの時代は、アルバイトという概念ではなく、就職という、「社会」がそれを創っていた。
僕のところにも社会保険庁から文書が来た・・・・・
「あなたのモノらしい年金記録があるのでお近くの社会保険事務所へ」
というのは、ミュージシャン修行を続けている最中に食うために繰り返していたアルバイト・・・・・・
それも、3ヶ月とか、半年とか。そういうのが三社出てきた。
つまりあの時代昭和40年代は、雇用するとそうなる仕組みになっていた。
今はその全く逆で、できるだけその社会保障制度からの回避を考える中小企業。
年金制度崩壊の理由の大きな一因はそれだ・・・・・
つまり、ある階層だけは極めて優遇された政治体制が、自民党橋本政権以降・・・・・・
いわゆる、世襲議員、世襲官僚、世襲財界人の異形が始まってからこの面妖な姿が生まれた。
千葉、松阪、横須賀と、30代の市長の誕生はその兆候を見せている。
その意味では高崎市なんぞは「姥捨て山市議会」の観だ・・・・・・
高崎市の20代、30代の諸君、大志を抱け!!
「捨てたもんじゃあない」世の中、社会は君らの手の中にあるのだから・・・・・・
Posted by 昭和24歳
at 12:42
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