2009年06月10日

東京ローズ

東京ローズ

巣鴨プリズンに拘置された“東京ローズ” 


幻影の時代


為政者の目的は30年を経てその目的を完遂した・・・・・・

そして、それは新たな時代の始まりを意味するのか、
それとも時代の終わりを意味する物なのか・・・・・

僕らは「生き過ぎた」のかもしれない。

しかし、時代にはいつも「為政者」に体制を見、
そしてその体制に反動する「大衆」がいる(ここにはもう居ないが)。

だが、その「大衆」とて煽動された時代に蹲る「臣民」に過ぎない。

60年安保も、70年安保も、実は為政者はただの使い走りで、
神の如き「支配者」の管理下で働かされていただけ・・・・・・
深層で両者を操り、大衆の憤懣を適当に「ガス抜き」する「時代」と云う「支配者」。

ソ連崩壊で、次々に明るみに出る、この極東の「島国」の悲喜劇。

「時代」がそうなのだと云ってしまえばそれまでだが・・・・・

思想の仮面の下の為政者は、その両翼の思想大国からの下賎で「大衆」を欺いた。
60年代のソ連官僚の述懐に、

「日本社会党、共産党には、言われるままに資金提供した」

と・・・・・・
米政府にしてもそれと同時に「自由民主党」には秘密資金を提供したと・・・
それは「公文書」に晒されている。

日本の、現メディアは、そんなことへの興味どころか、
意味も解さないのではないか・・・・・・

 「巣鴨プリズンの取引」

占領米軍若手将校への賄賂と、戦前戦中のこの国の「国家機密」・・・・・
かくして、陸軍高級官僚は「絞首刑」。
海軍、政府官僚は「A級戦犯」にあっても、公職追放。
大方の30代若手官僚は新政府の「官僚」となり、
「陰」に「闇」現代と云う時代を創作してきた。

それが福田赳夫大平正芳であり、伊東正義中曽根康弘宮沢喜一・・・・・・
戦後政治、55年体制とかの自由民主党の派閥領袖、幹部はほとんどが官僚だった。

往時の詳細に記憶を留める「者」は中曽根康弘元内閣総理大臣しか今はいない。
全ての「官僚機構」、そして、その管理下の組織の管理者も・・・・・
今日に、悪名を連ねる、いわゆる事務次官、官房長は「60年安保」世代。
現役は、それら「戦中、戦後、官僚世代」、第三世代の世襲、あるいは閨閥から、
政・官・財、とそこに迷彩な彩りをなしている。

大衆の政治闘争時代が終焉して、30年・・・・・

労働紛争、政治紛争が失せ「拝金主義」、「経済至上主義」の時代の萌芽が「ロッキード、グラマン疑獄」。
以来、政治家の「贈収賄事件」は、暇がない・・・

政治家失格の「浜田幸一」が、テレビ芸者に堕ちて、若手(中年)代議士にご高説をのたまう。

「そう云うが、戦後57年、この国に平和を齎せたのは『自由民主党』ではないかっ」

と厚顔に、恥じない。

馬鹿も休み休み云え、戦争に参加させなかったのは「米国」、アメリカ合衆国ではないか。
太平洋戦争の「当事国」同士、その敗者に再軍備を促すとでも思ってるのか。
今日でもそう・・・・・米国は日本の意思で米国に次ぐ世界第二の「軍事大国」の直接的戦闘は、許すはずもない。

米国は知っている・・・そんなことをしたら、いつその「矛先」が、米国に向かうかも知れぬことを。

それは「1941年12月」のように・・・・・・

時代の幻影。 

「幻」の「影」には実体がない。
僕らが生まれ育った時代は、「幻の影」の時代だったのだろう・・・実体のない「時代」。
為政者の云う、思想信条の自由、教育、福祉、医療、公共の享受・・・それら全てが「幻影」。
ここにきて、ようやく気付いてきたのかもしれない・・・・・・
同世代が、従順な同世代が生き場を失って、自ら「命」を絶って行く。

自分さえも、己さえも、懸命な同世代大衆は、「幻影」実体の無い者だったのか気付き、「自殺」する。
僕には、自殺する「勇気」もなければ、ホームレスになる「度胸」もない。
ただ、ただ、「幻影」を生きるだけ・・・・・

最後の「幻影」を、「為政者」の世界に見た。それも、ほぼ同世代の、その「群れ」の中に。
そろそろ、幻影に「畏怖」する時代ではない・・・
しかし、新たな幻影が、子々孫々に襲い掛かるかも知れない。

僕たちの使命か・・・それが「幻影」、実体の無い物だと次世代に伝えることが。

今、時代は大衆の記憶を消しさることに夢中である。
為政者が自ら作った天文学的数字の“借財”。
大衆はそれが全て幻影であると知るべきだろう・・・・・・

もしそれが幻影でなく、現実だとしたらこの国の大衆は奴隷以外の何物でもない。

東京ローズ・・・・・・

けして忘れてはいけない、時代の現実がそこにある。
時代はつづいているのだから・・・・・・

消えた年金問題がいみじくもそれを教えている。

一般の労働者に対する厚生年金の起源は第二次世界大戦下の1942年に施行された民間企業の現業男子を対象とした「労働者年金保険」であり、戦時下における労働力の増強確保と強制貯蓄的機能を期待する目的があったとされているが、手っ取り早い戦費調達手段として導入されたとする見方もある。
1944年に、現行の名称と制度になった。


つまり今、戦争の後始末をしているところなのだ・・・・・・



Posted by 昭和24歳  at 09:34 │Comments(0)

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