2009年03月19日
虎の尾を踏んだ小沢一郎!!???
虎の尾を踏んだ小沢一郎!!
とかいう小見出しが週刊誌に踊っている。
ということは「検察は“虎”」なのか・・・・・
そして小沢一郎の政治の師は田中角栄。その田中角栄はその卓越した政治的才覚が故に独自エネルギー外交から“アメリカの虎の尾”を踏んだと・・・・・
ということは「検察」と「アメリカ」は一体なのか。
で、今度の小沢一郎の「検察批判」だが、新聞、テレビ、メディア、そして政府、自民党、いや、民主党内部までその小沢を批判する声がある。
では、検察は絶対善なのか。けしてそうではあるまい。なかなか表面化することではないが元検事、大阪高検公安部長三井環氏の告発にもある・・・・・
そしてそのことでいえば警察も、北海道、宮城、群馬、愛知、愛媛、福岡等々県警の「裏金作り」も表面化している。
検察警察とてその意味ではあくまでもそれは組織であって、一人の人間としては国民を超えて特別な存在であろうはずがない。
それを「検察批判」はまかりならんといった風潮は暗黒政治を彷彿させるものとなるばかりではないか。
つまり国民には「検察批判」は、「国家権力批判」は口に出してはいけないということなのか。
そこまで、検察、警察権力が強大なものになっているのでは、国会議員ですらこの有様だから、
一般国民なんかはいとも簡単に事件をでっち上げられてしまうことだろう。
で、小沢一郎さんです・・・・・・
ハッキリ言って僕ら世代はリアルタイムでその「小沢一郎」を見てきている。
正直、田中角栄、竹下登、金丸信と、昭和40年代~昭和末期までのいわゆる「田中軍団」の功罪は相まみれるものがあったと確信している。
その典型は「金権政治」と轟々の非難を浴びた田中角栄元首相の政治手法だった・・・・・
ついに、「信濃川河川敷買収問題」を立てられ、その「カネづくり」金脈を暴かれるようにして首相の座を退く。
そして「ロッキード事件」だ!!
小沢一郎は田中角栄元首相の秘蔵っ子として昭和44年に初当選以来その裏表をずっと見届けてきただろう。
それが故に、40代にして自治大臣になり幹事長になり官房副長官にもなりその意味ではこの間の政治劇のすべてを熟知している政治家である。
まあ、そのロッキード事件ではこのニッポンが軍事の面どころか司法の面でも「非独立国」、「被占領」国であることを明らかにしてしまった。
つまり、「アメリカの司法制度」で元内閣総理大臣が小菅にしょっ引かれて裁判でさらし者になる・・・・・
「嘱託尋問調書」である。おおよそ日本の裁判では証拠採用はされないしかも贈賄側を免責してという嘱託尋問だ。
そこで田中角栄元首相の弁だが・・・・・・
「俺は絶対にこの汚名をそそいでやる。百年戦争になっても構わない」。
そしてこれらの事件が動く中で記憶に残るのが「鬼頭判事補ニセ電話事件」である。
偽メール事件じゃあない「ニセ電話事件」である・・・・・
読売新聞スクープで
京都地裁の鬼頭史郎判事補が、布施検事総長の名を騙って三木首相に電話をかけ、中曽根幹事長逮捕に対する指揮権発動を要請するという事件が発覚した。
それは後に内閣総理大臣になる中曽根康弘自民党幹事長逮捕許諾に関する「指揮権発動要請」のニセ電話だというのだ。
さらに小沢一郎です・・・・・・
第一公設秘書逮捕までは「政権交代」一色で盛り上がっていました。
ハッキリ言って、小泉以降の安倍、福田、麻生の自公政権は終わりです。
そこで次の政権にどんな政党が内閣、政府を構成するかが、国民以上に「官僚」にとって問題なのではないか・・・・・
小沢一郎民主党代表は政権交代の暁には官僚の「局長以上の人事権は内閣で一元管理する」マニフェストする。
そしてわかりやすく「官僚政治の打破」を宣言している。閣議前の「事務次官会議」も廃止すると言っている。
つまり小沢民主党は明治維新以来の「官僚政治」を革命的に改革するというのだ。
ここで小沢一郎のスキャンダルを立て、小沢一郎を失脚させても世論調査から見れば次期総選挙では予測される岡田民主党と現野党の連立政権になることはほぼ確実だ。
しかし、そこには「小沢一郎民主党」ほどのパワーも、キャリアもあるのか、「官僚政治」を打破する政治的権力を行使できるのか。
つまり、真に政治を国民のモノにするには、官僚出身の、財界御曹子の政治では希望が見えないということだ。
たしかに、公共事業がほとんどの事業主体のゼネコンに暗に政治献金を要請するのは許されることではない・・・・・・
しかし、それをあえて飲んだ上で、「毒をもって毒を制す」。そんな判断がいま国民の中に少なからずあるのではないか。
つまり、小沢一郎でなければできないことを最後の仕事としてやってもらう。
まず、政治家の政治を、国会議員の政治を見せてもらう・・・・・・
来年は参議院選挙だ。もしそこに綻びがあれば、衆議院解散「衆参同時選挙」でもいい。
今でも、多くの国民が解散総選挙を望んでいる。民が主体であるなら、民の意思で解散総選挙させる・・・・・
本来そういう政治体制でなければならないのではないか。
しかし読売の世論調査はデタラメだ(笑)。
未だ、小泉元首相が「総理大臣にふさわしい」第一位だと発表していた・・・・・
今時そんな国民がいるんだろうか?
因みに小沢さんが5位で、麻生さんは8位だそうだ。
Posted by 昭和24歳
at 00:10
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