2016年12月12日

僕らが子供だった頃・・・・・

僕らが子供だった頃・・・・・
僕らが子供だった頃・・・・・


1960年をはさんで、アフリカ大陸サハラ砂漠で南太平洋で中国大陸でメガトン急を含め数十回の核実験が行われた。
日本に影響したと思われるのは中国新疆ウィグルでの大気圏核実験は一体どれほどの放射性物質を黄砂に乗せて(^^ゞ

そして実態は明らかにはされてないがその地域の人民の被爆はただ事ではないと「シのシルクロード」で。
当時日本は高度経済成長期で重厚長大産業が汚染物質を垂れ流しまくっていた。
いわゆる「光化学スモッグ」がそれで、今では何事もなかったようなその公害も僕らの身近にあった。

1938年に公害と騒がれ、1986年に東邦亜鉛が「責任を認める」といった、実に48年の長きにわたる住民訴訟の戦いだった。

「カドミウム汚染」。

その「東邦亜鉛」は高崎市に隣接、高崎市街地からもおよそ4,5キロに位置する観音山丘陵の延長線上の斜面を利用しての「亜鉛精錬所」。
今でこそ何事もなかったように創業しているが僕らが子供の頃は24時間操業で・・・・・
真夜中煌々と照らされた射影ともくもくと黒煙を上げ続ける煙突群は今でも脳裏に残る。

もう3年前だが、二人の友人が「肺がん」と「白血病」で亡くなった、1960年代の子供たち。
そして、つい最近一人の先輩が「胃がん」の手術をされた、1960年代の子供たち。
いつだったか「NHKスペシャル」で、病の起源 第1集と題して「がん ~人類進化が生んだ病~」というのをやっていたが。
その意味では「科学の進歩」もその「人類の進化」の中で起こる話。

そのは「科学の進歩」「人類の進化」も確かに人類に幸福をもたらす部分もあるが・・・・・
欲望に満ちた一部の人類は、如何にその叡智を費やしても解決することのできない「核開発」というものに手を染めてしまった。
そこで撒き散らされた「放射性物質」は長いもので数万年。
言われている「セシウム」でさえ30年の“半滅期”は1960年代の子供の体内を犯す可能性は十分想像できた。
そうした「潜在」する「放射性物質」が何かの拍子に、その老化とともに「発がん」に至ると考えても不思議ではない。

まあ、「放射性物質」だけではないでしょう、科学の進歩、経済成長の中で惹起される「化学性廃棄物」もその一因と。
そして「ダイオキシン汚染」なども、いわゆる「風評被害」と片付けてしまうのも如何なものかと。

さらには、今では騒がれなくなったが農産物の「農薬汚染」。
それはやはり食糧難時代に幼児期を過ごした僕ら世代にとっては高齢化した現代、その深刻さは否めないのでは(^^ゞ
さらには、言われている「TPP」の「規制撤廃」は輸出入農産物の「遺伝子組み換え規制」も対象だとか。
そして「中国」からの輸入農産物の「残留農薬問題」は経済至上主義の貿易大企業商社の「食の安全」を無視。
それらの「安かろう、悪かろう」の典型の上、日本の農業を衰退させていった。ひとつには日本の商社という「食糧マフィア」。
まあ、日本の「種苗」のほとんどがその「食糧マフィア」によるもので、規制撤廃を仕掛けて「食糧支配」を企てる・・・・・・
つまり、「儲ける」ためならなんでも、が国際社会の常識だろう。

そこでの「環太平洋」だが、東南アジア経済発展途上国ではまだ自動車産業は難しいだろう。
しかしそれらの発展途上国を経済成長させ「トヨタ」を大衆車としてサービスできるようにするには自由貿易を促進するしかない。
もちろん「労働市場自由化」も。つまり5000万人の日本の労働市場の自由化だ。
まあ、日本の人口減少、イコール労働力不足はそう仕組まれた結果ではないのかとの疑念は払拭できない。
とにかく、中国を除いても十数億超の人口、市場が口を開けて待っているのだからそれは日本の政官財にとって宝の山だろう。

当然、その日本国内の労働市場は「高い」方に合わせるのではなく「低い」方が標準となる。
まっ、コンビニの店員、このところ中国人留学生がめっきり減った。上海の方が時給がいいのだというから仕方がない。
その時給、ほぼ最低賃金のままなんだから直、ミャンマー、ベトナムの留学生に取って代わるかも。

因みにベトナムの時給は「80円」だとか・・・

僕らが子供だった頃・・・・・



Posted by 昭和24歳  at 09:01 │Comments(0)

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