2008年11月04日

田母神俊雄航空幕僚長

田母神俊雄と岸信介

田母神俊雄(たもがみ としお、1948年(昭和23年7月 )は、日本の航空自衛官。第29代航空幕僚長。

昭和23年7月とあるから昭和24年2月生まれの僕とは同級生ということになる。

そうか、そういう時代になっていたのか・・・・・

これが僕の率直な感想だ。


戦後生まれの戦争体験の全くない、ましてや、僕らの父母世代までが受けた明治維新以降の「天皇を頂点」とした実質軍事国家。
その、いわゆる大東亜戦争(太平洋戦争)の全てを否定して戦勝国アメリカ合衆国(連合軍)の裁きの下にはじまった・・・・・
強制の“民主主義”と、偽装の上に成り立つ“平和国家”という現実。

その強制の民主主義も偽りである。
そして偽装の上に成り立つ“平和国家”も、ただ日本国民が兵士として戦争に参加しないだけで、
今日も、過去も、アメリカ軍(連合軍)の兵站基地として武器弾薬、軍需生活、医療物資等々の供給基地としてその戦争には加担、参加しており、
なにより、そのことでの戦後日本経済の“奇跡的成長”が達成されたことは間違いのない事実である。


このことを、今、ここ日本で“平和運動家”を任じる日本人はその事実をどう説明するのだろうか。
その説明とは、何も外国に対してではない・・・・・・
今、そして今日生まれる“日本人”に対してである。もちろん、平和運動家でない普通のこれまでの日本人、
少なくとも、戦後世代、ネオ戦後世代はその日本経済の“奇跡的成長”の恩恵を一身に浴び、預かりつづけている“平和主義者”たちだからだ。


田母神俊雄航空幕僚長の論文を読んでも・・・・・・

日本は侵略国家であったのか
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf#search='田母神俊雄航空幕僚長'

なぜこの程度の認識を“航空幕僚長”ともある制服、政府高官の立場として文章にするのかがまず最大の疑問だ。
仮にも、“防衛大学”を卒業し、自衛隊の最高幹部、防衛大臣を補佐する立場にある人物の語る論文ではない・・・・・・
はっきり言って「バカ」のひとことである。


田母神航空幕僚長が書いているようなことは、今日のネット社会ではひとつの常識として誰しもが知りうる範囲のものでしかない。
自衛隊は“集団的自衛権”がないとか、“領域警備”さえできないとか、“武器使用の制限”、攻撃的武器保有の禁止“とか・・・・・
そんなことは、今、この時代、誰しも知りうる事実だし、日中戦争、日米開戦のいきさつも田母神航空幕僚長論文以上の詳細をネット上に検証できる。

なぜこのようなバカバカしいことを防衛省の制服組最高幹部が論文懸賞に応募したのだろうか・・・・・
しかもその主催者はあの、“耐震偽装事件”でのかかわりで騒がれた「私が社長です」の、“アパ”である。
その懸賞論文の主催者が「右翼的思想の持ち主」であるかどうかはわからないが、やはりネット上には詳しい。


ところで、田母神航空幕僚長論文だが・・・・・・

やはり国家防衛の最高位の地位にいる立場の人間を下々の僕らがとやかく言えることではないが、しかしあまりにも稚拙であることは否めない。
つまりそれも、戦後政治の始まりからして国民を騙し、 「在ることを無いといい」、「無いことを在る」と詭弁を繰り返し・・・・・
占領軍、そして後の偽装的“同盟国”政府の強制のままに為政せざるを得なかった「日本政治」の結末なのではないか。


「岸信介はCIAの助けで日本の首相になり、支配政党の首領になった」

(大沼安史の個人新聞)
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2007/08/post_4ac3.html


田母神俊雄航空幕僚長

〔重要NEWS〕巣鴨釈放:「いまや、われわれは民主主義者だ」、「復活」のお披露目はCIA高官との歌舞伎座そろい踏み、
エージェントの情報で国会での「反乱」を阻止、CIAに「恒久支援」を求める。CIAに金で買われた岸信介首相。賀屋興宣氏も手先に。
ニューヨーク・タイムズ紙のティム・ワイナー記者
ピュリッツアー賞受賞の近著、『灰の遺産 CIAの歴史』で暴露
(机の上の空 大沼安史の個人新聞)

上記では、今日の自由民主党・・・・・
それは、麻生首相の祖父、吉田茂首相の“自由党”ではない前首相、福田康夫氏の父、福田赳夫元首相、
そして元首相、安倍晋三氏の祖父、岸信介元首相が総裁であった“自由民主党”・・・・・
その“自由民主党”が、ニューヨーク・タイムズ紙のティム・ワイナー記者「ピュリッツアー賞受賞」の近著、『灰の遺産CIAの歴史』で暴露されている。
・・・・という話である。


さらに「CIAに日本を売った読売新聞の正力松太郎」という新潮社からの出版・・・・・

“日本テレビとCIA”「発掘されたCIAファイル」


田母神俊雄航空幕僚長


有馬哲夫著
http://www.shinchosha.co.jp/writer/682/

読売新聞社社主、故・正力松太郎がCIAに操縦されていた歴史的事実がここでもあからさまに暴露されている。
しかも“CIA”のコードネームは“ポダム”。その事実は、米国公文書館の公開された外交機密文書に証明されている。
“正力松太郎”といえば、「原子力の父」ともいわれ、読売新聞社社主でありながら自由民主党の代議士、初の原子力委員長、科学技術庁長官。
そしてやはり、正力松太郎も“A級戦犯”として巣鴨プリズンの塀の向こうにつながれていて、岸信介元首相同様「釈放」されている。

そもそも、読売新聞、ジャーナリズムそのものが、その公開された米国公文書館の外交機密文書によれば“CIAエージェント”だった・・・・・
その事実ばかりではない、正力、読売といえば、中曽根康弘元内閣総理大臣の戦前、内務省時代の先輩であり、
その後の、今日の渡辺恒雄読売新聞社主と、中曽根康弘元内閣総理大臣の関係をみれば、
この国が、米政府に、一体どのように管理され続けてきたかが明々白々・・・・・

そしてそのことが、この防衛省幕僚長という制服組、最高位にある官僚があのような幼稚な論文を、正論であるにしても平気で公にするという非常識さ。
信じがたいことだが、その意味では、今日の自民党もその意味では“異常”な存在だといわなければならない。

もちろんそこでの巣窟はその“岸信介”の流れ、岸派、福田派、安倍派、三塚派、そして森派の“清和会”だ。
その意味では、現首相の祖父、吉田茂元首相は戦時中は“和平派”の外交官として投獄され、
戦後政治においても“吉田学校”とかで、後の池田派、宮沢派、いわゆる戦前、戦中の外交官グループ派閥をなし、
この、麻生太郎総理総裁でその“自由民主党”が最後となることは時代、歴史の流れなのかも知れない。

もちろん、アメリカ合衆国を「真の同盟国」だのとの迷いごとをいう野党の存在も異常だが・・・・・
その意味では、この国政治はいまだ“米ソ冷戦構造”という幻の中に彷徨っているのかも知れない。



Posted by 昭和24歳  at 13:31 │Comments(0)

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