2010年05月25日
パパのおじいちゃんのお父さんは江戸人
「参勤交代」や「元禄文化」を習っても、そこで止まっていては勿体無い。大名行列がトラブルばかりと知り、近松こそが恋愛の発見者と分かれば、そこから先の江戸時代こそが面白い。時代小説や歌舞伎も材料に、江戸人たちの息づかいとホンネを読み、赤穂浪士の討ち入りや町奉行の制度から、武士のオキテと常識を感じ取る。江戸時代をとことんまで学べる一冊。
その意味では・・・・・
「学校では習わない昭和」
も、語られるべきではないでしょうか。
「パパのおじいちゃんのお父さんは江戸人」
娘が先生にそう言ったそうです・・・・・・
僕の祖父は申年、明治17年生まれ。
日露戦争に行ったヒトですから、その祖父の父は・・・・・・
たしかに“江戸人”(笑)。
ママの方の祖祖父も“江戸人”でした・・・・・
昨日、娘たちとの話。
僕の小学校時代のアルバムを出してきて、
僕がどこにいるか当てっこをしていた。
子どものころの顔と今の顔があまり変わらない僕を見つけては・・・・・・
「キャッキャッ」
と笑う、小学3年生と4年生の娘。
「アレっ、パパっていつも真ん中に写ってる、なんで ??? 」
と、不思議そうな顔をして僕をのぞきこむ・・・・・
そういえばそうだ、どの集合写真を見てもだいたい真ん中に写ってる。
「アレっ、コレってパパのおじいちゃん??? 」
僕が3歳のころ、祖父と従兄と映っている写真をみて・・・・・・
「へ~っ、パパにおじいちゃんていたんだ ??? 」
「ええっ、この兵隊さん誰っ !?? 」
「コレッ、パパのお父さんだよ・・・・・・」
「なんで兵隊さんの格好してるの」
「戦争に行ってたからだよ」
「ええっ、日本て戦争なんてしたの !?? 」
「したよ、今までの100年の間に4回も戦争したんだ・・・・・・」
「えっ、ウソッ、で、勝ったの負けたの !!??? 」
「パパのおじいちゃんが行った戦争は日露戦争・・・・・・・
そしてそのおじいちゃんのお父さんが行った戦争が日清戦争、で、パパのお父さんが行った戦争が、
日中戦争と太平洋戦争・・・・・」
「ええっ、ウソッ、で、パパは行かなかったの !!??? 」
「パパはお父さんの行った戦争が終わってから生まれたんだ・・・・・・」
「ホントッ、良かったね、戦争行かなくて・・・・・・
で、日本てどこと戦争したの、勝ったの ? 負けたの ?? 」
「まあ、最初の二つの戦争は勝ったのかもしれない・・・・・
でも、最後の二つの戦争は負けちゃった」
「ええっ、日本に勝った国ってどこ !!??? 」
「ええっ、なんだおまえたちまだ学校で教わってないのか、戦争の話」
「教わってない、ねぇ、どこの国に負けたの !!??? 」
「アメリカと中国だよ」
「ええっ、アメリカと中国と戦争したの !!??? 」
「そうさっ、パパが生まれる4年前に原子爆弾を落とされて負けちゃったんだ・・・・・
300万人も死んじゃったんだぞ、日本人が」
二人の娘は「信じられない」っていうような顔をして、僕を見つめた。
「パパっ、戦争が終わってから生まれて良かったね・・・・・」
北朝鮮の金総書記、戦闘準備をとるよう軍に命令=聯合ニュース
5月25日11時12分配信 ロイター
[ソウル 25日 ロイター] 聯合ニュースによると、北朝鮮の金正日総書記は、軍に対して戦闘準備をとるよう命じた。北朝鮮の動向を追う団体が入手した関係筋情報によると、金正日総書記の命令は軍のトップに伝えられた。
そんな娘たちも成長は早い。
あっという間だ。つい昨日生まれたばかりだと思っていたのに、
そろそろ小学、高学年・・・・・・
僕はそんな娘たちに、この街の昔の話をした。
何故その江戸人は“江戸”を語らなかったのか。
僕は全く知らないのですが、僕の生まれた村落はどうやら戦国時代に落ちた逃亡者が開墾した所だったようです。
民族史、村史にはそれらしきことが書かれ、村祭り、道祖神などにはその謂れを教える言い伝えがあります。
しかし、その言い伝えを残す“村人”がそろそろ壊滅状態。
村々の伝統行事もどんどん縮小し、新興住宅地が出来・・・・・
その新興住宅地さえが“旧住民化”しているほどです(笑)。
維新政府は極端な情報封鎖をしたはずです・・・・・
ここ高崎でも、前橋でも江戸幕府の居城があったのに全て破壊されました。
今にして思えば相当な歴史的遺産であったはずです。
家康の命で井伊直政が1598年築城とありますが、江戸時代以前のこの町の歴史を教えるものはほとんどありません。
たったの一世紀少し昔でしかないのにです。
これは全国各地で明治新政府がとった旧幕府勢力の叛乱を押さえ込むための国民洗脳政策の一環であったように思います。
その後の、秩父事件、群馬事件も落ちた武士、浪人が“大リストラ”、正業につけずヤクザになったり、政党を興したり・・・・・・
面白いことに、南北朝をいいながら天皇論で時世を語るものは多く見られますが、
“徳川幕府”の再興、叛乱革命を云う者がいない・・・・・・
どうやらこの“明治維新”とはただ単なる“永田町”の“政権交代劇”と同じで、
実は、『シャッポ』を替えただけで権力そのものは徳川幕府の“右”から“左”に変っただけ。
どうりで今の政治家のほとんど、官僚のほとんどが“士族”の末裔(末裔といっても精々が一世紀)。
徳川慶喜を公開処刑するわけでもなく・・・・・・
それどころかその係累と婚姻を重ねる士族官僚階級。今日の政治家、財界人。
それは今に言うこの国のあいまいさ・・・・・・
ただ単なる“勝組”か“負け組”かというだけ。
よって、刀狩をされ、武家社会をリストラされた下層武士は塾をやったり、新聞を作ったり、
広告業、果ては“テキヤ”とか“ヤクザ”とか。
鎖国政策が解かれ一挙に産業が拡大し、重厚長大産業、産業革命で一気に労働吸収が出来、
それが今に言う“リクルート”(チョイト古いが)であったり、
新聞等の情報産業の延長線上にある“ソフトバンク、楽天、ライブドア”であったり・・・・・・
なにかの理由で官僚になれなかった最高学府の平民がその筋の縁故で起業する。
もしくはヤクザ、暴力団まがいの土建業に運送業として正業につく勝組と、
なにかの理由で正業にはつけないヤクザ、暴力団になった戦後の元武士的、浪人的“大日本帝国軍人”。
もちろんその中にあっても一介の“平民”にはよほどの裁量でもなければご案内の通りで、
例外は“田中角栄”であり“小佐野賢治”であり・・・・・・
で、ウソかホントか、北朝鮮が「戦闘準備」だそうです。
っていうか、北と南は「休戦」状態なんですね・・・・・
鳩山さん、そろそろホントのこと話しませんか(笑)。
パパのおじいちゃんのお父さんは江戸人
Posted by 昭和24歳
at 16:20
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