2008年04月12日

“償還準備金繰り入れ”

そういえば“後期高齢者医療保険”も小泉劇場型政治の最中に、郵政民営化に紛れしらぬまに可決されていた(笑)。
おそらくここで今日のような、いわゆる“ねじれ国会”だとしたら『再採決』の連続だったに違いない・・・・・・

「福田首相は北朝鮮に行くべきだ」

とリチャード・ギア気取りの元首相がテレビで演説していたが、
そういえば北朝鮮の“拉致被害者”とその家族すっかり沙汰闇ではないか。

小泉劇場型政治に利用されるだけされて、無用となればお蔵入りさせられる・・・・・
ここで30%をきってしまった福田政権の人気挽回策として“訪朝劇”でも再演(笑)。
まあ、出たとこ勝負のアドリブのきかない福田首相ではシナリオを書いたところでどんな風に演じるかだが・・・・・
官房長官以外、閣僚経験のない政治家、しかもハッタリも糸瓜もない早い話普通のオッサン先の党首討論ではないが泣きを入れるのが精々だろう。

ところで、ガソリン暫定税が再採決の意気込みの政府与党だが、となると“テロ特措法”に続いて同じ政権で“二度”も禁じ手を使うつもりか。
暫定税率を維持で道路特定財源を特別会計から一般財源化というが、これから決めること、
20%台の“福田政権”が続けばの話なのだから・・・・・・

「5000万件、最後の一人まで、最後の1円まで私の内閣できっちり解決します!」

が前内閣、安倍川餅チョコボール内閣だったことを思えば、ただ期待させるだけのことを言ったに過ぎないのではないか(笑)。

ところで、民営化された“道路公団”だが、経常利益が2兆円強、その上“償還準備金繰り入れ”と称する・・・・・
つまり、本来ならその都度“償還”させればいいものを帳簿の中で「貯めている」、しかも“費用”の科目で。

なんとその額が年間“1兆円”からあるというのだから驚きだ。
旧道路公団の説明では、将来、高速道路開放無料化に向けての準備金だからとのことらしいが、
開放無料化どころか、さらに収益のほうでは“プール制”とかで高速道路を造り続ける算段なのだから無茶苦茶な話である。

その“償還準備金繰り入れ”の積立金は12兆円も旧道路公団には“あった”のだったが、
完全民営化後、その“大金”の行方が議論されたのを聞いたことがない。
もちろん“特別会計分”であったことだし、完全民営化ともなれば、それを問いただせるのは“株主”だけなのだから国民は埒外である。
しかも、旧道路公団の『資産の部』では“43兆8053億円”。つまり国民の資産が“43兆円”。それが民営化されたということか?
そして、『負債の部』の“41兆4819億円”が民営化で、国民負担・・・・・・
しかしその負債の中の“償還準備金繰り入れ”の12兆円の行方は?

つまり民営化ということで、将来高速道路の無料開放は完全になくなった。
そして、本来国民の資産であったはずの高速道路施設、土地等々は民営化会社のもの、株主のもの・・・・・
そして、旧道路公団の負債だけが将来に渡り国民負担。日本国有鉄道の顛末と同じに。

“償還準備金繰り入れ”の12兆4494億円、これは無料開放のための準備金なのだから、
その必要のなくなった資金は、ガソリン暫定税廃止で不足するという、可哀相なくらい苦労しているという福田首相・・・・・

その財源に充てたらどうか(笑)。

それとも、すでに、旧道路公団の赤字分に充当したというのだろうか。
ならば、旧道路公団解散時の負債“41兆4819億円”から差引かれているのだろうか?

そういえば、首都高も毎年“1兆円”近いそれが溜りとしてあった。

ところで・・・・・

「そういうのを権力の乱用と言うんです!!」

福田首相のセリフだが・・・・・
それなら、政府与党の強行採決、二院制を尊重しない再採決は(笑)。



Posted by 昭和24歳  at 08:22 │Comments(0)

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