2010年01月03日
2010年、派遣村から
年越しの公設派遣村に700人超 「食事が豪華すぎて、今後との落差が怖い」
2009.12.31 18:02 産経ニュース
公設派遣村では、正午から弁当が配られた=東京都渋谷区の国立オリンピックセンター 年末年始に住む場所がない求職者たちを受け入れている東京都の越年施設「国立オリンピックセンター」(公設派遣村)の宿泊者が、大みそかの31日、約700人に達した。当初想定していた500人を上回り、都はセンターの別棟を開放した。公設派遣村は失業者の生活を立て直すことなどが狙いだが、入所者からは「食事が豪華すぎて、今後との落差が怖い」という声が上がるなど、見通しの立たない生活への不安が広がり始めている。
入所者には正午から弁当が配られ、献立はトンカツやマカロニサラダなど8品目。前夜もウナギのかば焼きだった。白米をほおばった男性(62)は、「質素でいいから、継続的な支援がほしい」と不安を口にした。
平成20年秋に派遣切りにあった男性(40)は、特設された相談窓口に行ったが具体的な解決策は見つからなかった。「ハローワークならいつも行ってる。ほしいのは『住まい』なのに」
都によると、この日正午時点で集まった人は655人。ほとんどの人が、4日以降の生活のめどが立っていない。50代の男性は、「ほうり出される日と思うと、『地獄へのカウントダウン』が始まった気持ち」と不安をにじませた。
お叱りを承知であえて書く・・・・・・
「なぜ派遣村へ行くことになったのか」
そこまでの道程を考えるべきではないのか。
そして、そこに至ってしまったからの覚悟からの生き方というモノがあるべきではないのか。
ソレは一つには抵抗運動だろう・・・・・・
孤立してしまってどうするのだ。
ヒトが最低限、その生活に確保しなければいけないのは「住居」ではないのか。
それが例え、四畳半一間のぼろアパートでも。
実際、僕らが20代の頃自由奔放を装っての生活は、三畳一間、ソレも畳が三枚縦に敷かれた・・・・・・
そんな下町も下町荒川区西尾久の共同炊事、共同便所の生活。
最低限、食うことは切り詰めても「住居」だけは、そもそも最低限の己を守る尊厳ではないのか。
夢を抱き、東京に出て、最初の一ヶ月は同じ境遇の友だちのところを転々とし・・・・・・
その間バイト先を探し生活の糧を得て先ず「住居」を探す。
僕らの周りにいる同世代のモノはほとんどが家がそれなりに裕福でない限りはそうして独立してきた。
もちろん、日雇いで深夜の土カチンに行くモノは高田馬場公園の列に並び、
川崎、品川の工場の深夜勤に行くモノは新宿南口に並び・・・・・・
そうしながらも、仲間を見つけ、情報交換しながら「夢」のための最低限の生活を確保してきた。
つまり言葉はチンケだが、当時はその環境で仲間同士が、
「連帯」
していた。助け合っていた・・・・・・
「部屋なければ俺んとこへ来いよ」
とか、
「飯ならオゴルヨ」
とか・・・・・・
今でもあるだろうか、「尾久第五食堂」。
東京都指定の食堂、つまりとから補助金が出ていて・・・・・・
そうした生活困窮者に安く食事を提供する。
ソコでよく仲間同士(音楽)で朝飯を食った。
ほとんどお金がない時は、インスタント焼きそば、インスタントラーメンでしのいだけど・・・・・・
ソレで十分満腹になった。
夕食付きの喫茶店でバイトをするイラストレーターの卵とか役者志願者。
もちろん僕はミュージシャンを夢見ながらいろんなアルバイトをした。
正直、今、その派遣村に集うみなさんの心境が分からない。
確かに高齢者の場合は公的補助が不可欠なのは分かるが、20代、30代の若者は、
なぜお互い助け合おうとしないのか・・・・・・
そうした扶助が必要ならどうして仲間どうし連帯して行政と交渉にあたらないのか。
そうして仲間同士が助け合い、この困窮を乗り切ろうとしないのか・・・・・・
おそらく、昔の僕らと同じように夢見る若者はコンビニでバイトしたり、深夜の工事現場でバイトしたり、
吉野家で、スタバで、マクドで、すきやで、ミスドで、みんな可能性を信じて頑張っているはずだ。
苦しいのは、キツイのはその派遣村に集うみなさんだけではない・・・・・・
尊厳は失わないでほしい。
帰るところもきっとあるはずだ。自分でソレを忌避しているだけではないのか。
僕にも、そういう時期が20代の頃あったからよくわかる。
その派遣村も今日の3日でお終い・・・・・・
苦しいのはあなたたちだけではない。
みんな、そうならないように頑張っているだけだ。
その意味では確かに政治の犠牲かも知れない。
鳩山首相、菅副総理らがその派遣村を視察したとか・・・・・・
鳩山由紀夫首相や菅直人国家戦略担当相らが1日、東京都が失業者の年越し宿泊施設とした「国立オリンピック記念青少年総合センター」(渋谷区)を視察。鳩山首相は視察後、記者団に対し、「本当に望んでいる情報が伝わってこないという、(失業者らの)いら立ちのようなものを感じた」と感想を述べた。
「感想を述べた」
それだけ・・・・・・(笑)。
いっそのこと、ママからの12億円、いや、毎月の1500万円を寄付されたらどうですか?
おカネが全てを解決します。
職業訓練中の失業者に生活費を支給する厚生労働省の事業「緊急人材育成・就職支援基金」について触れ、「(役所から)『5月、6月まで待ってくれ』とか言われているようだ。今が大事な方に半年先まで待てとは極めて酷な話」と指摘。失業者らに生活費が早急に支給されるよう手続きを急ぐ考えを示した。
生活費を支給することより、国でも地方自治体でも雇用することだ。
ただ給付しても消えてしまうだけ・・・・・
国家、地方公務員の10%でも賃金削れば緊急の雇用対策は公で対応できる。
住宅もない、当然住民票もない、連絡も取れない・・・・・・
そのような状況で一般企業が雇用することは不可能。
国なら、都なら空いている住宅施設も相当ある。
先ずつなぎとして、国、都が早急に雇用すべきだ。
もちろん地方自治体も・・・・・・
そのように失業給付するなら、それを雇用者に渡して・・・・・・
行政の保証付きで、民間への雇用を促すべきだろう。
ただ給付されるだけでは、尊厳は守れないし、何の解決策にもならない。
給付は労働が不可能な高齢者、病弱者に限る。
派遣村から
Posted by 昭和24歳
at 11:44
│Comments(1)
そのような状況で一般企業が雇用することは不可能。
国なら、都なら空いている住宅施設も相当ある。
先ずつなぎとして、国、都が早急に雇用すべきだ。
もちろん地方自治体も・・・・・・
そのように失業給付するなら、それを雇用者に渡して・・・・・・
行政の保証付きで、民間への雇用を促すべきだろう。<
なんでこれできないか御存じですか(汗)
昔の政治家を批判したくないので御想像に
お任せします(汗)