2009年11月30日

超円高のススメ!!

超円高のススメ!!

超円高のススメ!!


まあ、ミスター“円”とかの榊原英資(サカキバラエイスケ)とかです。

超円高のススメ!!

・・・・・日本は、強い円は日本の国益だと認識して、それを対外的にも公表すべきです」と著者は力強いメッセージを送っています。「国全体としては円高政策で資源確保を目指し、輸出企業は高い品質によって21世紀型の差別化を目指すのが、生き残りの道だと言えるでしょう」。
著者は大蔵省財務官を務め、世界の金融・為替市場で「ミスター円」と呼ばれました。近年は政治・社会分野にもわたる評論活動で知られていますが、本書では久しぶりに“ホームグラウンド”に帰り、ダイナミックな議論を展開しています。


まあ、どう見てもそこいら辺の「魚屋のオッサン」タイプですけど・・・・・・
今や、その「魚屋のオッサン」、さっぱり見かけませんから分かりませんという向きには、
アレが希少生物「魚屋のオッサン」です。時々テレビに出てますから。


ハッキリ言って、日本の「輸出依存型経済」とかなんですけど、日本のGDP比ではその「輸出」は屁の突っ張りでしかありません。
で、
日本っていう国なんですけど「大和魂」とかいって勝負となると「やせ我慢」だったり、相手が弱いと思うと空威張り(笑)。
まあ、政治家も、官僚も大方が似たか寄ったかで、やっぱ、もうそういうの、全員「戦争」知らないわけだし喧嘩はできません。
で、何かというと、カネをせびられたり、超円高とかで、

「トヨタが大変!!」

とかで、せっせと「ドル買い」で「円安政策」だったわけですけど・・・・・・
もうそういう時代じゃあないっていうことですね。
それに、上のYouTubeでも「魚屋のオッサン」言ってますけど、

「アメリカはアウト」

です(たぶん)。っていうか、アメリカっていう国がアウトっていうだけで、アメリカの特権は別にアメリカ人っていうわけじゃありませんから、どうせ色々やるんでしょうけど。
つまり、ポルトガルが、スペインが、そしてイギリス大英帝国がポシャっちゃたのも、今のアメリカと似たようなお話で、その流れの中で「アメリカ」っていう国が20世紀の初頭に・・・・・・
世界一の工業国、そして世界一の経済大国、世界一の軍事大国と完成したわけですけど、まあ、

「いつまでもつづきません」

っていうのが、今日の空気、っていうかトレンド・・・・・・

で、超円高っていうとアメリカに貸しているとかのおカネなんですけどアレって、

「120円で貸して、返ってくる時は80円」

っていう話。まあ、コレまでもアメリカのソレって、「償還期」には利息付きで返ってくるとかなんですけど・・・・・
まあ、30年物とかになると、

「300円で貸して、返ってくる時は80円」

っていう話ですから、そんなの「盗られた」のと同じです(笑)。

まあ、コレまではそんな話の繰り返しで、その度に「ドル買い」とか言って、結局「パー」にしてきたわけです。今になっては。
しかし、流石、商社というか商人はいつも賢いというかズルイというか、その円高にも負けず、海外資産は200兆円とも300兆円とも・・・・・・
まっ、儲けはしっかり外国の溜めこんで、日本では「損した」とかいって「エコポイント」で公的資金頂戴ですから、日本国民っていうか民草は可笑しいくらい哀れ(笑)。
まあ、それが、コレまでの「自民党政治」だったわけです(たぶん)。

ところで、日本て資源輸入超大国ですよね・・・・・・
農産物輸入がどうのこうのですけど、そんなもん「屁」です。だいいち、作る気になれば作れるわけですから、大豆とかトウモロコシとか、小麦とか。
そんなんも、「輸出」とのバーターで、結局仕方なく、「トヨタ」の代わりに「小麦粉」輸入しているわけです。早い話。

しかし、超円高、そんなもタダ同然で仕入れられるし、レアメタルとかの鉱物資源もムチャ安、激安で仕入れられるわけです。
当然、日本の輸出依存製造業はそのまんまじゃあタダ働きどころか赤字で、倒産しちゃいますから、この際は海外に出ましょう・・・・・・
で、その超円高、「円パワー」で世界一のモノづくり。つまり、当然、経済成長しつづけるであろう開発途上国、あるいは中国等の富裕層向けの製品を、海外の安い労働力を駆使しながら作りつづける。
まあ、確かに日本国内から製造業は消えてゆきますけど、その最先端技術研究開発組織は、法律上残さなければいけないわけど、当然、そうした海外での生産も「日本政府」が、外交政策を含め「戦略的」に・・・・・・

「護送船団方式」

です。当然、経済だけではなく「軍事」という国力も保持しなければイケません。
そうしたことで、海外の生産拠点で「世界一のモノづくり」をし、その利益を日本国内に還元させる・・・・・・
まあ、鳩山さん、「ブルネイ王国」を訪問した際、

「無税国家は羨ましい」

とか仰ったとかですけど、「そりゃあアンタの場合のことですか?」って言いたくなっちゃうんですけど、
ブルネイは石油輸出の利益で「無税」なんだそうです・・・・・・
まあ、そういうことなら日本だって超円高で「生産技術輸出」っていうか「工場輸出」で、まあ、無税じゃあなくてもいいです。
そこに、先進国らしい、社会保障の整った、十分の国力を備えた「日本」が立国するなら。

まあ、松下幸之助の「無税国家構想」とかがあるわけですけど・・・・・・





Posted by 昭和24歳  at 17:42 │Comments(1)

この記事へのコメント
屁のなんとか・・・ではちょっと認識が
甘い・・・となります。
私も以前は同じように思いこんでてま
した。
結論からいうと貿易黒字には乗数効
果、ないしは波及効果が存在します。
要するに、第一に、閉鎖経済を仮定し
た場合にオープン経済モデルで与え
られる黒字額を財政投資同様に算定
してやればいいだけなんですけど。
つまり、今の乗数効果でいえば、約6
~8倍の額になります。
従って、5兆円も回り回って、約30~
40兆円規模のフローが達成されます。
輸出依存を脱却すれば補填する手段
は財金政策ですが、現実、そうなって
いるという話です。
ちなみに、トヨタが海外移転で急進的
に進めようとしているのが東アジア共
同体構想です。
海外移転でも間に合わなくなればこ
れしかないっていうことなんでしょうけ
ど、まぁ・・・素敵すぎです(汁)
Posted by 寅夫 at 2009年12月05日 00:57
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

< 2024年12月 >
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
過去記事

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 136人
プロフィール
昭和24歳
昭和24歳
オーナーへメッセージ

削除
超円高のススメ!!
    コメント(1)