2009年11月05日

古今亭志ん生・・・・・

古今亭志ん生・・・・・

古今亭志ん生・・・・・

出囃子は「一丁上がり」。まあ志ん生師匠のそれは、それが鳴り出すだけで笑がこみ上げる。

♪トテチン、チトテン、チトテトチン、チトン、チトン、チトテントントン♪

まあ、志ん生といえば「火焔太鼓」。火焔太鼓といえば「志ん生」というほどの演題である。

ご案内の向きもおありでしょうが、古今亭志ん生は池波志乃の祖父で、志ん朝の父親・・・・・・
まっ、その志ん朝さんもカクレンボしっぱなしになっちまいました。


火焔太鼓

古道具屋の甚兵衛さんは桁外れの呑気者である。店の箪笥に惚れ込んで入ってきたお客に、「引き出しが開かない」という欠点までありのままを言い、呆れさせてしまうぐらいの商売下手だ。近所の人から自宅の火鉢を褒められると後先考えず売ってしまい、寒い日にはその家まであたりに行っているので「甚兵衛さんまで買ってない」とぼやかれる。抜け目のないおかみさんがいるから何とか商売をやっていられるようなものだ。

この日、甚兵衛さんが仕入れてきたのは古く汚い太鼓。おかみさんは苦い顔をするが、仕方が無いから店頭に並べる。太鼓があまりにも汚いので、丁稚の定吉にハタキをかけさせていると、定吉の手が滑って太鼓を叩いてしまう。

すると、一人の侍が店に入って来た。甚兵衛さんたち戦々恐々である。

侍の話では、駕籠で通りかかった主君の赤井御門守様が、太鼓の音を気に入り、ぜひ見てみたい、との仰せであるから屋敷まで持って来て欲しい、という・・・・・













どうです・・・・・
面白かったでしょ!!



Posted by 昭和24歳  at 08:47 │Comments(2)

この記事へのコメント
「よし今度は半鐘でも仕入れるか?」
「駄目だよ、あんた。おジャンになる」〈火焔太鼓〉


貧乏だって庶民は、それなりに楽しく生きてました。強がりも意気地もあったんです。ユーモアも。ペーソスも。てやんでぃ!

幼い頃、ツギハギしてもらった服を着ました。ビンボーくさくて恥ずかしかった。しかし周りの子たちも似たり寄ったりだったので、あまり気にしなかった。

今はツギハギする手間をかけるより、安い衣料品を買えばよいのか。

てゆうか、ダメージ系やツギハギのファッションが人気あるし~。みたいな┐(´ー`)┌ハァン!ですね。

またその昔、炬燵で寝転がっていると、母がほぐした古毛糸で、何か編んでました。

「なにそれ?」
「父さんの股引」

そんな時代でした。って…オマイまだいたんかよ。
〈替わり目〉で御座います。
Posted by 忠やん at 2009年11月05日 17:51
志ん生師匠 いつ聞いてもいいですねぇ!

火焔太鼓にしろ変わり目にしろ、志ん生師匠が夫婦を演じると、それだけで落語になってしまうようです。

火焔太鼓にはおめでたい時にやった「どんどんもうかる」という演出もいいですね。
Posted by 元気が一番! at 2009年11月06日 17:04
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