2009年05月27日
坂上の雲のポニョ

坂上の雲のポニョ
『坂の上の雲』とは、封建の世から目覚めたばかりの幼い日本国家が・・・・・・・
そこを登り詰めてさえ行けば、やがては手が届くと思い焦がれた欧米的近代国家というものを、
「坂の上にたなびく一筋の雲」
に例えた切なさと憧憬をこめた題名である。
で、党首討論である・・・・・・・
まさに民草、われわれから見たら「雲の上の存在」が、党首討論であった。
もちろん彼らの先祖というか、高祖は明治維新までは、下級武士として、分けあって革命に急いだ・・・・・
士農工商でいえば、「農工商」ではないが、そんな「士族」のはしくれであった。
NHKスペシャルドラマも「坂の上の雲のポニョ」もそんな側面を描く。
大久保利通、麻生太郎の高祖だが、四十半ばで暗殺されている・・・・・・
伊藤博文しかりだが、いずれも彼らはその意味では世が世ならというか、その時代に遭遇しなければ、
ただの一介の下級武士で人生を終えたはずである。
それが、英米仏、いわゆる欧米列強の外圧なのか・・・・・・
幕末のさなかのアヘン戦争で、この国もその大きな世界史の流れに逆らうべくもなく今日を見ている。
で、今日の党首討論だが、
勝山藩士の鳩山と、薩摩藩士の麻生のそれだ・・・・・・・
それは、何一つ変わる所のないこの国の形。
今日まで、明治維新以降、日清日露戦争、日中戦争、太平洋戦争と「焼け太り」しつづけてきた明治維新閥。
そして100年に一度の未曽有の危機を言いながら、国民生活を言いながら・・・・・
その一方では、その明治維新閥官僚は国民総生産の15%からを賂として収奪しつづけている。
国も地方もさして変わるものではない・・・・・・
今朝の新聞でも、群馬県県議が夏のボーナス10%カットを議決とあるが、一般大衆、県民は、
10%どころか50%は当たり前、100%カットさえ言われている・・・・・
しかも、ほとんどの県議(市町村議)もそうだが、「兼業議員」であり、会社経営、あるいは会社役員、
あるいは、社会福祉法人代表だったり、団体役員だったリで、まさに「雲の上のポニョ」なのである。
昨日今日騒がれている、国民年金と、厚生年金だが、かれら議員はその制度年金のほかに議員年金も保障されている。
もちろん、そのすべてが税金であることは言うまでもない。
麻生太郎よ、鳩山由紀夫よ・・・・・・・
そこまで、国民を思うなら、この未曽有の経済危機、国民生活の危機にあたり、
国家公務員、地方公務員の平均年間所得800万円を、せめて国民平均に合わせる緊急法案を提出したらどうか・・・・・
景気が回復し、「民の竈に煙が立つ」まででいいから。
そうすれば、それだけで特殊法人分を合わせれば、年間30兆円からが浮く・・・・・・
しかも、先の鳩山由紀夫民主党代表の言葉を借りれば、特殊法人、天下り先予算が年間12兆円だとかだ。
2000万人からの国民が年収200万円で生活しているというのに・・・・・・
そして、毎年、3万人からがその経済苦から自殺しているというのに、15兆円の補正予算で、
数100億円もの税金を投入しての「エコカー」も「エコ家電」もないだろう。
結局、「エコカー」も、「エコ家電」も買えないワープアがあとで、「消費税」で穴埋めさせられる・・・・・・
官僚、役人はつまり社会主義体制にその身分はある。
この緊急事態だ、100年に一度の「未曽有の危機」だ、官僚役人の生活保障は完全になされているはずだ・・・・・・
官僚役人は「消費」をしなくていい。生活の多くは俸給と配給で賄うことだ。
「民の竈に煙が立つ」
その時、その日まで・・・・・・・
維新閥末裔が、何万弁、美辞麗句を並べたてようとも、空理空論に過ぎない。
戦後、昭和の時代のような課税をするべきだろう。
300万人はいるといわれる、年間不労所得1億円以上の富裕層に、10%の課税!!
300万人X100,000,000円X10%=30,000,000,000,000円です・・・・・・
その上で、政府支出を半滅させれば、年間240兆円余りの歳出、大体のことは形がつくはずだ。
因みに、鳩山由紀夫民主党代表はブリジストン株375万株保有(弟、邦夫の話)とかだから・・・・・・
現時点、一株配当が24円ということは、
3,750,000X24=90,000,000円
彼らの口をついて出る「国民生活」は・・・・・・
あまりにも空疎で、空虚だ!!
Posted by 昭和24歳
at 19:33
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