2009年03月28日
オレの話聴いてくれますか?
捨てたもんじゃあないニッポン!!
何処の国にも粗がある。
一片の情も無く、無意識に、不条理を不条理ともせず民を蹂躙する。
いや・・・・・蹂躙していることすら、それも意識に無い。
僕には数人、アメリカ人の友人が居る。
そんなうちの一人の話だ・・・・・
ダニーという2歳年上の男だが、やはり「移民3世」、ご多分に漏れず「ベトナム戦争」では最後まで「地獄」に居たと。
職業は「楽器店」・・・LAの近郊でこじんまりと商っている。
ベトナム戦争反対・・・「反戦」、同世代の罵声の中、まさに「人殺し」に駆られたと・・・・・・
ドラッグ漬けの毎日・・・疲れを知らない子供たち。「人殺し」には妙薬だと。
薬、ドラッグなしには、不眠不休、べトコンの恐怖に怯え、殺るか、殺られるかには耐えられない・・・
アメリカには実際、僕らと同世代の「兵士」が数百万人・・・
そして、主に、イアタリア系、アフリカ系アメリカ人十数万人。
所謂「普通」の青少年が「フラッシュバック」で彷徨う「普通」でない「中高年」になっている。
あの「自由な国」には、自由に振舞える人のための「自由」しかない・・・
未だに歴然とする「人種差別」。当然居住地域が違うことでも分かりやすい。
ひとつだけ違うのは・・・厳然とした階級社会の中にも「心」の「社会」があると云う事ではないだろうか。
アフリカン・アメリカンの中の「心」の「社会」。
イタリア系、ユダヤ系、アジア系の中の「心」の「社会」。
はっきりしている事は、「アメリカンドリーム」への挑戦は平等だということ・・・
しかし、それも、動物的能力の中での話だろう。
「芸能」、「スポーツ」・・・その大衆文化に於けるチャンスは平等。
それ以外の世界は、その入り口にさえ閉ざされ、寄せ付けない。
また、寄せ付けさせたとしても・・・・・入り口は巨大、出口も巨大。その社会に長居が出来るかどうかの幸運はまさに「夢」。
太平洋戦争の勇者「D・マッカーサー将軍」も大統領選にすら出られなかった、湾岸戦争の勇者「パウエル将軍」も?
徴兵忌避をした、クリントン、ブッシュが大統領のなっているのに・・・・・
その意味では「アメリカ」は「国家」ではない・・・ただの「ユニオン」。
「幻滅」出来る人は、羨ましい・・・・・
同業者で、日本人で20年もアメリカに住む友人が言う。
普通に生きていれば、病気にはならない・・・この国は。
彼も、盲腸なんかでも3日で退院・・・それでも「3000ドル」、もちろんカードで(笑)。
日本で10年健康保険かけてたけど年間で2万円も使わなかった、と。
僕も一昨年、鎖骨骨折で都合100万円近くの医療費。
3割負担で・・・27万円くらい支払った。
ありがたい話だと思っていたら・・・今まで、家族で大病した者はそうは居ないから、精々、年間使っても7、8万円。
もう30年はかけてるから・・・複利計算したら「1000万円」くらいにはなっているはず。
そいつが言ってた・・・ここは結構その日暮。そいつも「楽器の修理店」をやっている。
日曜日は当然休み、土曜日は、3時にはクローズ。
自分の都合で、相手は動いてくれないそうだ・・・
だから、そいつも「相手の都合」は関係ない・・・と云う。
修理品が一杯たまっている。「いいのかい?」って訊くと・・・・
「これが俺の信用だよ」って笑ってる。技術はぴか一、知る人ぞ知る・・・ボブ・ディランのギターなんかも直しているくらいだから。
「そういう国なんだここは」・・・だそうだ。
兎に角、契約は「神様」以外とはしないようだ・・・
神様なら「契約」を破棄しても「懺悔」すれば許してくれる・・・
生身の人間は、そうはいかないからね・・・
僕らの悲劇は、この国にしか暮らせない事・・・・・
僕らの幸運は、この国がこの狭い国土に1億2千万人から集中し、少なくとも99%が、元来、良心的なこと。
問題なのは、信じやすい、忘れっぽい・・・
「人を見たら泥棒と思え」と喩られるほど「お人好し」だって云うこと。
巧いことに、季節がコロコロ変わるこの国。水に流したり、流されたり・・・
米国の必要以上の「国旗、国歌、忠誠、愛国心」・・・を云う。「アメリカのために」と云う。
この国の、日本の、1%の「人」がそこに懐柔されているだけ。
僕らも死ぬ、そして彼らも死ぬ・・・いつかは必ず死ぬ、そしてまた生まれる、子々孫々に。
僕は、この国は、あの国ほど・・・・・・・
「捨てたもんじゃあない」
と、思っている。
何処の国にも粗がある。
一片の情も無く、無意識に、不条理を不条理ともせず民を蹂躙する。
いや・・・・・蹂躙していることすら、それも意識に無い。
僕には数人、アメリカ人の友人が居る。
そんなうちの一人の話だ・・・・・
ダニーという2歳年上の男だが、やはり「移民3世」、ご多分に漏れず「ベトナム戦争」では最後まで「地獄」に居たと。
職業は「楽器店」・・・LAの近郊でこじんまりと商っている。
ベトナム戦争反対・・・「反戦」、同世代の罵声の中、まさに「人殺し」に駆られたと・・・・・・
ドラッグ漬けの毎日・・・疲れを知らない子供たち。「人殺し」には妙薬だと。
薬、ドラッグなしには、不眠不休、べトコンの恐怖に怯え、殺るか、殺られるかには耐えられない・・・
アメリカには実際、僕らと同世代の「兵士」が数百万人・・・
そして、主に、イアタリア系、アフリカ系アメリカ人十数万人。
所謂「普通」の青少年が「フラッシュバック」で彷徨う「普通」でない「中高年」になっている。
あの「自由な国」には、自由に振舞える人のための「自由」しかない・・・
未だに歴然とする「人種差別」。当然居住地域が違うことでも分かりやすい。
ひとつだけ違うのは・・・厳然とした階級社会の中にも「心」の「社会」があると云う事ではないだろうか。
アフリカン・アメリカンの中の「心」の「社会」。
イタリア系、ユダヤ系、アジア系の中の「心」の「社会」。
はっきりしている事は、「アメリカンドリーム」への挑戦は平等だということ・・・
しかし、それも、動物的能力の中での話だろう。
「芸能」、「スポーツ」・・・その大衆文化に於けるチャンスは平等。
それ以外の世界は、その入り口にさえ閉ざされ、寄せ付けない。
また、寄せ付けさせたとしても・・・・・入り口は巨大、出口も巨大。その社会に長居が出来るかどうかの幸運はまさに「夢」。
太平洋戦争の勇者「D・マッカーサー将軍」も大統領選にすら出られなかった、湾岸戦争の勇者「パウエル将軍」も?
徴兵忌避をした、クリントン、ブッシュが大統領のなっているのに・・・・・
その意味では「アメリカ」は「国家」ではない・・・ただの「ユニオン」。
「幻滅」出来る人は、羨ましい・・・・・
同業者で、日本人で20年もアメリカに住む友人が言う。
普通に生きていれば、病気にはならない・・・この国は。
彼も、盲腸なんかでも3日で退院・・・それでも「3000ドル」、もちろんカードで(笑)。
日本で10年健康保険かけてたけど年間で2万円も使わなかった、と。
僕も一昨年、鎖骨骨折で都合100万円近くの医療費。
3割負担で・・・27万円くらい支払った。
ありがたい話だと思っていたら・・・今まで、家族で大病した者はそうは居ないから、精々、年間使っても7、8万円。
もう30年はかけてるから・・・複利計算したら「1000万円」くらいにはなっているはず。
そいつが言ってた・・・ここは結構その日暮。そいつも「楽器の修理店」をやっている。
日曜日は当然休み、土曜日は、3時にはクローズ。
自分の都合で、相手は動いてくれないそうだ・・・
だから、そいつも「相手の都合」は関係ない・・・と云う。
修理品が一杯たまっている。「いいのかい?」って訊くと・・・・
「これが俺の信用だよ」って笑ってる。技術はぴか一、知る人ぞ知る・・・ボブ・ディランのギターなんかも直しているくらいだから。
「そういう国なんだここは」・・・だそうだ。
兎に角、契約は「神様」以外とはしないようだ・・・
神様なら「契約」を破棄しても「懺悔」すれば許してくれる・・・
生身の人間は、そうはいかないからね・・・
僕らの悲劇は、この国にしか暮らせない事・・・・・
僕らの幸運は、この国がこの狭い国土に1億2千万人から集中し、少なくとも99%が、元来、良心的なこと。
問題なのは、信じやすい、忘れっぽい・・・
「人を見たら泥棒と思え」と喩られるほど「お人好し」だって云うこと。
巧いことに、季節がコロコロ変わるこの国。水に流したり、流されたり・・・
米国の必要以上の「国旗、国歌、忠誠、愛国心」・・・を云う。「アメリカのために」と云う。
この国の、日本の、1%の「人」がそこに懐柔されているだけ。
僕らも死ぬ、そして彼らも死ぬ・・・いつかは必ず死ぬ、そしてまた生まれる、子々孫々に。
僕は、この国は、あの国ほど・・・・・・・
「捨てたもんじゃあない」
と、思っている。
Posted by 昭和24歳
at 16:37
│Comments(1)
とくに、今時の若者、なかなかやりますよ!
早く、彼らがこの国をリードするようになってほしい。