2008年01月19日

見えない占領・・・・・・

19、20日は“米空軍”、訓練はお休みと)。

横田基地を中心に上空“7000メートル”、

西は静岡西部(静岡空港手前)、から長野(松本空港手前)、
北は新潟空港手前、東は福島空港手前・・・・・

その辺りの立方体空域が完全、完璧な米軍管制空域で、その軍事管制空域に無断で侵入は“撃墜”の対象。
あの東京都知事、石原慎太郎の“横田基地返還発言”も米政府が絶対にゆずらないことを前提の“勇気”ある発言だとか。

制空権・・・・・

その意味ではこの日本国土、米軍基地上空は米軍の軍事管制空域。

ところで、米国政府の“国防軍事費”は総額“47兆円”(4175億ドル)・・・・・

今日、日米安保不要論とか、自主防衛論とかの意見もあるが、
ともあれ、“日米安保”抜きでの“同盟関係”を維持したとしても、そのことでいつ米国とかつてのように“戦闘状態”にならない保障はない。
それはともかくとして、この60年以上もつづいている“平和状態”が近隣をみれば、
米国の占領状態にある“韓国”でさえ国軍を持ち徴兵制をしく・・・・・

結局、“戦争と軍事”は人間の性のようなもので、その意味ではある種“生命保険”と“損害保険”のようなもので、
何事もなければ“掛け捨て”ムダだが、一朝有事、ケガ、疾病、火災などの不幸に見舞われればやはりそれは助けになる。

考えれば、米国にとって“軍事”は日本で言う“公共事業”である。
米国国家予算総額“240兆円”の約“18%”

そうなれば、日本の国防予算は“GDP1%”なんていうことは言ってはいられないのが政治圧力になる。
早い話が、実際問題として日本の公共事業費がデタラメに使われていることを前提にしても、
もしその半分が“25兆円”相当が国防費に使われるとしたら、
その国防費がただの“保険”というわけには行かなくなるのは必然ではないだろうか。

それは戦中のほぼ国家予算の全額を戦争、軍事に投入するはめにまで陥った経験からして、
そこまでの国防予算の投入は、それは“国防”に留まらず、その軍備の使い道を国内外に求めることになり、
必然、同盟国と肩を並べ戦争を演出し海外派兵ということになり、ひいては近隣諸国とも軍事的緊張を高め、臨戦態勢を演出。

結果、国民は徴兵され、その予算の消化に、平和と防衛の名のもとに命を提供せざろう得ない。

まだまだこの国は“戦後”状態を脱却していない。

高度経済成長も、戦勝国米国の“公共事業”の賜物、言うなれば今日の繁栄もそれの賜物。
吉田ドクトリンが選択した“経済復興”優先政策も裏を返せば“火事場泥棒政策”で、
朝鮮戦争、ベトナム戦争、カンボジア、アフガン紛争、中東戦争・・・・・

そして今日、その“平和和的利益”は回収され続ける。

国民生活・・・・いわば戦前の“臣民”の生活はその中でさらに困窮差を増す・・・・・
考えてみれば、国家がそんなにお人好しのはずがない・・・・・

その意味でのニッポンはとっくの昔に“美しい国”である。

教育基本法で“公教育の充実”をいうが、それを言う国家に“公教育”を受けた者がいるか・・・・・
となれば、その公教育とは“国民皆兵”に等しく、“国民皆保険”に、さらに等しい。

現実、月額6万円の満期支給で生活しろと言うのだから・・・・・
その6万円は公共料金で消えるほどの額だ。

では、空気でも吸って生きろと言うのか。
しかし、その空気も今や汚く薄汚れている。
では、早く死ねとでも言うのか・・・・・・

生保(被生活保護長期療養高齢者)患者はそうした病院の格好のお客様である。
モノが食えなくても茎管栄養で、死ぬまでは月額25万円ほどの支払保証(国家)のある“お客様”。
特別の医療処置はいらない・・・・家族もそれを願ったはいない・・・・・
それは本人もそうだろうが、国家(医療機関)がそう簡単には死なせてくれない。

それほどに、すでにこの国は、優しい“美しい国”なのだ。

いつだったか、安倍内閣時代の伊吹文科相が・・・・・

「日本語もまともに話さないのに英語教育はいらない」

とか、公教育の小学校からの英語教育は不要だとか仰ってたが、

しかし昨日の政治家、有識者とか言う人たちの演説に、どこにまともな“日本語”があっただろうか。

カタカナ文字の羅列と聴き取り難い日本語の発音。

“美しい国日本”を言うなら、せめて美しい日本語・・・・・
いや、“普通の日本語”でせめて喋ってほしいものだ。




Posted by 昭和24歳  at 20:32 │Comments(2)

この記事へのコメント
”美しい国”と”美しい日本語”、確かに考えることがあります。
カタカナ語交じりの演説は、難しい言葉を無理に使って、聞き手よりも自分が上手にいることを誇示する目的以外に考えられないですもの。

「日本語もまともに話さないのに英語教育はいらない」って、でも確かに一理あると思います。今の風潮って、英語が話せなきゃ始まらないみたいな感じになっていますが、これから生活していくのが、アメリカやイギリスだってのなら話は分かるのですが、あくまでも日本。日本語が話せないで日本で生活できるわけ無いです。

政府主導の英語教育推進は、政府主導のアメリカ植民地化のような気がしてなりません。

政治家の方々も、日本を大事に思うなら、せめて母国語は大事にして欲しいものです。
Posted by チャッキーチャッキー at 2008年01月19日 23:03
駅前留学では永遠に英語は話せない(笑)。

その大きな原因の一つに日本語と英語音声の特性が。
子音の多い英語の音声は、「2000ヘルツ」から「1万ヘルツ」の高周波音声で構成され、
いっぽう日本語は「500ヘルツ」から「1000ヘルツ」という低周波に言語音声が集中しているとか・・・・・・

「話せても分からない・・・・・」

僕も仕事でアメリカへはちょくちょく行ってましたけど、

「話せても分からない」(笑)。
Posted by 昭和24歳昭和24歳 at 2008年01月21日 19:40
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