2008年12月01日
“調所広郷”
カナダは寒いんでしょうね・・・・・
今朝、娘を学校に送ってきました・・・・・・
浅間山は真っ白に冠雪。かすかに噴煙を立てています。
この季節の上毛三山はとてもきれいです・・・・・
見る場所によっては額縁の風景がのように思わず立ち止まってしまうほど。
トヨタ等、自動車産業の非正規社員(派遣)の解雇で3万人が確実に失業するそうです。
高崎では、創業者が高崎観音建立で著名な老舗の土建会社(東証2部)の井上工業が今秋破産して500人ほどいた社員が解雇。
下請け等、関連会社を含めれば数千人規模の失業になるとか・・・・・
ところで、NHK大河ドラマの“篤姫”なんですが平幹二郎ふんする“調所広郷”(ずしょ・ひろさと)が面白いですね。
因みに、最後の将軍、徳川慶喜役をその息子の平岳大(ひら・たけひろ)が好演している。
で、平幹二郎ふんする“調所広郷”の何が面白いかというと、
まあ、当時財政逼迫する薩摩藩を救った名財務官僚だったということなんですが・・・・・
平幹二郎ふんする“調所広郷”
当時の薩摩藩の年間歳入10数万両に対し民間(豪商)からの借金が500万両!!
江戸末期の“壱両”は今の貨幣価値に換算すると“7万円”ほどだったというから、
100億円ほどの歳入に対し、3500億円の借金・・・・・つまり35倍の負債が生じていた。
今の日本はといえば国地方の負債総額は1000兆円ほど・・・・・
それに対し実質歳入(事業収益を含む)は300兆円(表帳簿)だというからせいぜいが3倍チョイの赤字。
しかし、地方自治体、国の事業性保有資産高は莫大だから、今の日本の財政難などというレベルではなかった薩摩藩のそれ・・・・・
で、で、その薩摩藩“調所広郷”の何が面白いかといえば、武力にものを言わせた行政手腕!!
その“500万両”の借金をなんと“250年分割”をいわゆる、マチ金や、豪商に飲ませた・・・・・
“250年分割”となれば、完済が2085年という笑い話で、つまり懲役250年みたいなもので、あってないようなもの(笑)。
その後、明治維新、廃藩置県で明治新政府の『債務無効宣言』で雲散霧消としてしまった薩摩藩の莫大な借金・・・・・
まあ、それは別に薩摩藩だけがということではなく、諸藩、多くの大名が同じような“パクリ”をやっていた。
ただ、薩摩藩のそれがあまりにも突出していたということだったんだろうが・・・・・
しかしその間、“調所広郷”は行財政改革とかで、250万両の蓄財を薩摩藩にもたらしたとか。
まあ、借金500万両は250年の年賦とし、その間たったの2年で武力による行財政改革断行・・・・・
で、琉球を使った密貿易、砂糖の専売、陶磁器等製品開発の250万両を稼ぎ出すといったアイディアマン(笑)。
まっ、しかし、その時代、マチ金にしろ、豪商にしろ、ただで転んだわけではないだろう。「損して得取れ」で、
そのまま、新政府に寝返り、文明開化が進むほどに日清日露戦争で大儲け・・・・・
維新後はその政府、次第に物納から紙幣納税に大きく経済、財政システムを転換させて行き、
「富むものはますます富み、貧するものはますます貧する」
今日のような、夢のような日本国を為すにいたった・・・・・
まあ、今のアメリカもその“薩摩藩”みたいかも(笑)。
ドルを印刷しまくり、戦争で燃やす!!
つまり、日本が“米国債”をどうしたこうしたっていうが、ただの紙切れ数100兆円分でしかない。
それが、借金の証文だって言うんだけど、それをアメリカは日本に250年の分割払い・・・・・
それでいて、日米安保とかで金返すどころか、占領は解かれたわけだから基地使用料払うのかと思えば、
その逆でミカジメ料やら、武器の押し売りで大儲け。
まっ、ビッグスリーの会長を諌める米議会だが・・・・・
米国そのものが“ビッグスリー”なんじゃあないの!!???(笑)。
それにしたって“ローン”、しかも低所得者専門の高金利の借金を“証券化”、商品にするとかの『金融工学』って、そんな“学問”あり???
そしたら、それを保証する保証料まで証券化。つまり“紙っぺら”に値付けする・・・・・
まだ、原野、金銀、牛、馬の“ペーパー商法”のほうが同じ詐欺商法でも可愛げがある(笑)。
そういえば “円天”はどうしたんだろうか?

その“円天”もすごかったけど・・・・・
国民年金、厚生年金を運用する、
厚生労働省の“年金積立金管理運用独立行政法人”っていうの・・・・・
やっぱり、サブプライムローンとかのシッペで07年度の運用損が“5兆8千4百億円”!!
まあ、結局その年金の運用の実務をやっているのは、
手数料どっちに転んでも300億円とかの手数料で請負ってるのが野村証券とかだっていうんだからフザケテル!!
08年度はもっとひどいらしい。09年度はもっともっとひどくなるらしい・・・・・
そのうち、政府「無い袖は振れない!!」とか言い出すかもしれません。
で、消費税増税!!???(笑)。
今の政府、財務官僚にも“調所広郷”のような凄腕っていうか、無茶苦茶言う官僚いるかも知れない・・・・・
まっ、今の時代はマチ金、豪商とかでなく国民なんだけど・・・・・
今朝、娘を学校に送ってきました・・・・・・
浅間山は真っ白に冠雪。かすかに噴煙を立てています。
この季節の上毛三山はとてもきれいです・・・・・
見る場所によっては額縁の風景がのように思わず立ち止まってしまうほど。
トヨタ等、自動車産業の非正規社員(派遣)の解雇で3万人が確実に失業するそうです。
高崎では、創業者が高崎観音建立で著名な老舗の土建会社(東証2部)の井上工業が今秋破産して500人ほどいた社員が解雇。
下請け等、関連会社を含めれば数千人規模の失業になるとか・・・・・
ところで、NHK大河ドラマの“篤姫”なんですが平幹二郎ふんする“調所広郷”(ずしょ・ひろさと)が面白いですね。
因みに、最後の将軍、徳川慶喜役をその息子の平岳大(ひら・たけひろ)が好演している。
で、平幹二郎ふんする“調所広郷”の何が面白いかというと、
まあ、当時財政逼迫する薩摩藩を救った名財務官僚だったということなんですが・・・・・

平幹二郎ふんする“調所広郷”
当時の薩摩藩の年間歳入10数万両に対し民間(豪商)からの借金が500万両!!
江戸末期の“壱両”は今の貨幣価値に換算すると“7万円”ほどだったというから、
100億円ほどの歳入に対し、3500億円の借金・・・・・つまり35倍の負債が生じていた。
今の日本はといえば国地方の負債総額は1000兆円ほど・・・・・
それに対し実質歳入(事業収益を含む)は300兆円(表帳簿)だというからせいぜいが3倍チョイの赤字。
しかし、地方自治体、国の事業性保有資産高は莫大だから、今の日本の財政難などというレベルではなかった薩摩藩のそれ・・・・・
で、で、その薩摩藩“調所広郷”の何が面白いかといえば、武力にものを言わせた行政手腕!!
その“500万両”の借金をなんと“250年分割”をいわゆる、マチ金や、豪商に飲ませた・・・・・
“250年分割”となれば、完済が2085年という笑い話で、つまり懲役250年みたいなもので、あってないようなもの(笑)。
その後、明治維新、廃藩置県で明治新政府の『債務無効宣言』で雲散霧消としてしまった薩摩藩の莫大な借金・・・・・
まあ、それは別に薩摩藩だけがということではなく、諸藩、多くの大名が同じような“パクリ”をやっていた。
ただ、薩摩藩のそれがあまりにも突出していたということだったんだろうが・・・・・
しかしその間、“調所広郷”は行財政改革とかで、250万両の蓄財を薩摩藩にもたらしたとか。
まあ、借金500万両は250年の年賦とし、その間たったの2年で武力による行財政改革断行・・・・・
で、琉球を使った密貿易、砂糖の専売、陶磁器等製品開発の250万両を稼ぎ出すといったアイディアマン(笑)。
まっ、しかし、その時代、マチ金にしろ、豪商にしろ、ただで転んだわけではないだろう。「損して得取れ」で、
そのまま、新政府に寝返り、文明開化が進むほどに日清日露戦争で大儲け・・・・・
維新後はその政府、次第に物納から紙幣納税に大きく経済、財政システムを転換させて行き、
「富むものはますます富み、貧するものはますます貧する」
今日のような、夢のような日本国を為すにいたった・・・・・
まあ、今のアメリカもその“薩摩藩”みたいかも(笑)。
ドルを印刷しまくり、戦争で燃やす!!
つまり、日本が“米国債”をどうしたこうしたっていうが、ただの紙切れ数100兆円分でしかない。
それが、借金の証文だって言うんだけど、それをアメリカは日本に250年の分割払い・・・・・
それでいて、日米安保とかで金返すどころか、占領は解かれたわけだから基地使用料払うのかと思えば、
その逆でミカジメ料やら、武器の押し売りで大儲け。
まっ、ビッグスリーの会長を諌める米議会だが・・・・・
米国そのものが“ビッグスリー”なんじゃあないの!!???(笑)。
それにしたって“ローン”、しかも低所得者専門の高金利の借金を“証券化”、商品にするとかの『金融工学』って、そんな“学問”あり???
そしたら、それを保証する保証料まで証券化。つまり“紙っぺら”に値付けする・・・・・
まだ、原野、金銀、牛、馬の“ペーパー商法”のほうが同じ詐欺商法でも可愛げがある(笑)。
そういえば “円天”はどうしたんだろうか?

その“円天”もすごかったけど・・・・・
国民年金、厚生年金を運用する、
厚生労働省の“年金積立金管理運用独立行政法人”っていうの・・・・・
やっぱり、サブプライムローンとかのシッペで07年度の運用損が“5兆8千4百億円”!!
まあ、結局その年金の運用の実務をやっているのは、
手数料どっちに転んでも300億円とかの手数料で請負ってるのが野村証券とかだっていうんだからフザケテル!!
08年度はもっとひどいらしい。09年度はもっともっとひどくなるらしい・・・・・
そのうち、政府「無い袖は振れない!!」とか言い出すかもしれません。
で、消費税増税!!???(笑)。
今の政府、財務官僚にも“調所広郷”のような凄腕っていうか、無茶苦茶言う官僚いるかも知れない・・・・・
まっ、今の時代はマチ金、豪商とかでなく国民なんだけど・・・・・
Posted by 昭和24歳
at 11:55
│Comments(2)
私はこのようなこと(資産運用等)で困った時は「ファイナンシャル・プランナー」に相談しています。
余談ですが、お時間がございましたら私の「出張料理隊」のブログをご覧くださると幸いに思います。
>困った時は「ファイナンシャル・プランナー」に相談しています。
僕の場合は相談しません。
つうか、資産なんてありませんから(笑)。
もっとも、あったらあったで大変だろうし、なければ無いで大変・・・・・
まあ、「なければ無い」っていうのがお気楽はお気楽かも知れませんが。
「あったらあったで」のほうは経験がないので想像すらできません・・・・・