2012年12月29日
おじいちゃんと「夢」の話をしよう(1)
おじいちゃんと「夢」の話をしよう(1)

先日、来春に中一になる孫娘・・・・・
どうも国語の成績が良くない。算数はまずまずなのだが(^^ゞ
「パパ、大人になったら何になりたいと思ってた?」
その孫娘、僕のことを「パパ」と呼ぶ。
「呼ばせている」といったほうがいいのかも(笑)。
そろそろ難しい話をしてもわかる年頃かもしれないので僕の旅立ちの話をした。
「へぇ~、ずいぶん不便な時代だっただねッ」
新幹線もなかった、高速道路もなかった、インターネットなんてさらさらなかったし、
ゲームもなかった、クリスマスプレゼントもなかった・・・・・
「パパが小学校5年の時にテレビが家に来たんだ」
「ええっ、テレビもなかったの?」
その驚きようと言ったら、可笑しいのなんの(笑)。
「じゃあ、つまらなかったでしょ、何が楽しかったの?」
「そうだなぁ、近所にはパパと同い年くらいの子供が20人くらいいて野球をしたりお相撲ごっこをしたり、べーごま、メンコをしたり、ビー玉をしたり、そらお前、そんなゲームより全然面白かったぞ」
どうやら、それら、べーごま、面子とかビー玉とかは初めて聞く言葉らしい。
そらそうだ、その孫娘の母親だって僕の次女だからそんな遊びは知らない・・・・
「パパはね、音楽家になることが夢だったんだ」
「ええっ、あのテレビに出ている人たちみたいな?」
「そうさ、高校は中退してその道に入るため片道180円の上野行の切符を買ったんだ」
「ええっ、上野って、あの東京の、それが180円!??」
「そうさ、しかも蒸気機関車だぞ、昭和42年」
多分、孫娘にとっての昭和42年って、僕らの江戸時代だったのかもしれない(^^ゞ
「ええっ、うそーーー!!信じられない!??」
そしてその頃の時代がどんな時代だったかを話した。
それは今以上に騒然とした世の中で、テロが横行したり、
遵法闘争に労働運動、学生運動華やかりし時代、渋谷の銃乱射事件・・・・・
未だ、意味を掴みかねてる様子の孫娘(笑)。
「そうだ、パパがちょうどお前の今の歳の頃、小学校5年生の時学校の先生がストライキをやったんだ。『勤務評定反対』という」
「ストライキ、なにそれ??」
「うん、先生が授業に出なくなっちゃう」
「なんで!??」
「それはね、法律で先生がちゃんと生徒に授業をしているかどうか、変なことを教えていやしないかを校長先生がチェックする・・・・」
「なんで、そんなことするの?」
「オマエ、今の内閣総理大臣知ってるか?」
「あっ、知ってる知ってる、最近変わった人でしょ、アベ、アベ・・・・」
「そうさ、安倍晋三。パパが小学校5年の時はその安倍晋三内閣総理大臣のおじいちゃん、岸信介ってぇ人が内閣総理大臣だったんだ」
「なにそれ、孫も総理大臣て、そんなことできるんだ???」
「バカ言え、ここの高崎だってお父さんが内閣総理大臣でその子供が内閣総理大臣だったんだぞ」
「なにそれ、え~と、あたしのお父さんがケーキ屋さんで、お父さんのお父さんもケーキ屋さん。それと同じってこと?」
「そうさ、それとおんなじことさ」
「なんだ、じゃあ誰にでもできるんじゃないの、内閣総理大臣て」
「そうだよ、だから、オマエもなれるかもしれない(笑)。」
「もういいよその話は、パパの夢の続き聞かせてぇ」
孫娘は、僕がいつもギターを弾いたりドラムを叩いたりしていることが不思議で仕方ないようだ。
「あたしのおじいちゃんて、よそのおじいちゃんと全然違う」
そう、母親である次女に言ったそうだ・・・・・
この話を次女に話したら、
「今度パパに聞いてみれば、パパが子供の頃はどんなだったか」
そう言ったらしい・・・・・
中学一年生。どんな時代が待ち受けてるんだろうか彼女たちの人生には。
娘三人はなんとか無事に片付いたけど・・・・・
おじいちゃんと「夢」の話をしよう(1)

先日、来春に中一になる孫娘・・・・・
どうも国語の成績が良くない。算数はまずまずなのだが(^^ゞ
「パパ、大人になったら何になりたいと思ってた?」
その孫娘、僕のことを「パパ」と呼ぶ。
「呼ばせている」といったほうがいいのかも(笑)。
そろそろ難しい話をしてもわかる年頃かもしれないので僕の旅立ちの話をした。
「へぇ~、ずいぶん不便な時代だっただねッ」
新幹線もなかった、高速道路もなかった、インターネットなんてさらさらなかったし、
ゲームもなかった、クリスマスプレゼントもなかった・・・・・
「パパが小学校5年の時にテレビが家に来たんだ」
「ええっ、テレビもなかったの?」
その驚きようと言ったら、可笑しいのなんの(笑)。
「じゃあ、つまらなかったでしょ、何が楽しかったの?」
「そうだなぁ、近所にはパパと同い年くらいの子供が20人くらいいて野球をしたりお相撲ごっこをしたり、べーごま、メンコをしたり、ビー玉をしたり、そらお前、そんなゲームより全然面白かったぞ」
どうやら、それら、べーごま、面子とかビー玉とかは初めて聞く言葉らしい。
そらそうだ、その孫娘の母親だって僕の次女だからそんな遊びは知らない・・・・
「パパはね、音楽家になることが夢だったんだ」
「ええっ、あのテレビに出ている人たちみたいな?」
「そうさ、高校は中退してその道に入るため片道180円の上野行の切符を買ったんだ」
「ええっ、上野って、あの東京の、それが180円!??」
「そうさ、しかも蒸気機関車だぞ、昭和42年」
多分、孫娘にとっての昭和42年って、僕らの江戸時代だったのかもしれない(^^ゞ
「ええっ、うそーーー!!信じられない!??」
そしてその頃の時代がどんな時代だったかを話した。
それは今以上に騒然とした世の中で、テロが横行したり、
遵法闘争に労働運動、学生運動華やかりし時代、渋谷の銃乱射事件・・・・・
未だ、意味を掴みかねてる様子の孫娘(笑)。
「そうだ、パパがちょうどお前の今の歳の頃、小学校5年生の時学校の先生がストライキをやったんだ。『勤務評定反対』という」
「ストライキ、なにそれ??」
「うん、先生が授業に出なくなっちゃう」
「なんで!??」
「それはね、法律で先生がちゃんと生徒に授業をしているかどうか、変なことを教えていやしないかを校長先生がチェックする・・・・」
「なんで、そんなことするの?」
「オマエ、今の内閣総理大臣知ってるか?」
「あっ、知ってる知ってる、最近変わった人でしょ、アベ、アベ・・・・」
「そうさ、安倍晋三。パパが小学校5年の時はその安倍晋三内閣総理大臣のおじいちゃん、岸信介ってぇ人が内閣総理大臣だったんだ」
「なにそれ、孫も総理大臣て、そんなことできるんだ???」
「バカ言え、ここの高崎だってお父さんが内閣総理大臣でその子供が内閣総理大臣だったんだぞ」
「なにそれ、え~と、あたしのお父さんがケーキ屋さんで、お父さんのお父さんもケーキ屋さん。それと同じってこと?」
「そうさ、それとおんなじことさ」
「なんだ、じゃあ誰にでもできるんじゃないの、内閣総理大臣て」
「そうだよ、だから、オマエもなれるかもしれない(笑)。」
「もういいよその話は、パパの夢の続き聞かせてぇ」
孫娘は、僕がいつもギターを弾いたりドラムを叩いたりしていることが不思議で仕方ないようだ。
「あたしのおじいちゃんて、よそのおじいちゃんと全然違う」
そう、母親である次女に言ったそうだ・・・・・
この話を次女に話したら、
「今度パパに聞いてみれば、パパが子供の頃はどんなだったか」
そう言ったらしい・・・・・
中学一年生。どんな時代が待ち受けてるんだろうか彼女たちの人生には。
娘三人はなんとか無事に片付いたけど・・・・・
おじいちゃんと「夢」の話をしよう(1)
Posted by 昭和24歳
at 07:39
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