2007年12月29日

静かなる崩壊

パキスタンのブット元首相が自爆テロで暗殺・・・・・・

英国へ実質の“亡命中”から帰国。米政府の後押しがあったという。
ニッポン国、法務大臣の「友だちの友だち」の、“アルカイダ”から犯行声明が出たとはいうが、そもそもの仕掛け人は誰なのか・・・・・・
それでもレイムダック、政権末期の米国、ブッシュ大統領の「テロとの戦い」はさらに熱を増すことになるのか。

戦争の現実を直視するべきではないか・・・・・・
この国の電視を見る限り、そんな世情はまったく見えない。
ただそこに映し出されるものといえば、自虐、虐待を増徴する“お笑い番組”と、制作費の全くかからない、
“みのもんた”とか“島田紳助”とかの、嘘か本とか「バカを売り物にする」“トーク番組”。

政府税調は2010年代の早いうちに消費税を「10%」にと具申。

ニッポン国政府は米軍駐留経費に5000億、テロとの戦い時1兆円規模の予算を費やすも、
そのためかどうか、国民の“福祉”は削減と増税。
岩国市長の米軍再編をめぐっての議会との対立、岩国市民の声で選んだ市長と議会、国は対立する。

不況である、政策的不況である・・・・・

この町も、老舗の二つの自動車教習所が閉所した。
ガソリンスタンドも次々と消えていく。
中心市街地にはもうかつてのような商店街を見ることはできない・・・・・・
都市計画を言いつつも、これが行政の“結果”であることはいうまでもない。

堤が丘飛行場(前橋飛行場)跡地に巨大ショッピングモール。
これも、行政の選択の結果だろう。

すっぽりと抜け落ちた中心市街地、商業地域にはまるで“入れ歯”でもするかのように、どのような人種が棲むのか、
高層マンションが、突き刺さるように林立してきている。

堤が丘飛行場(前橋飛行場)。
そこは、昭和の大戦の中、大日本帝国陸軍特別攻撃隊の練習基地だった・・・・・・
この国が、あのアメリカと戦争をしている時代の。


そして、それでも戦争は止まない。

http://www.ne.jp/asahi/k/m/kusyu/kuusyu.html

“昭和20年3月10日”

この現実の前には“靖国”も何も、何の意味をなさないことを知るべきではないのか。
少なくとも戦中戦後世代、幸運にして生きのびた世代・・・・・・
そして幸運にして生まれ、育った世代。

一国平和主義と・・・・・それを嘲るかのように云う・・・・・・
それを“普通の国”でないと云う・・・・・
そして、だから“普通の国”になろうと云う。

この惨劇、惨状を知りながら尚も戦争を止めなかった大元帥。
そして8月6日、8月9日の“ヒロシマ・ナガサキ”にも戦争を止めなかった大元帥。
実は、「止めさせてもらえなかった」。

“一国平和”を云う僕にそれを“ボケ”と嘲るヒト・・・・・・

http://www.ne.jp/asahi/k/m/kusyu/kuusyu.html

ここにある“死ビト”の山を見るがいい。

どんなに大枚で軍備を担いで戦をしてもこれが現実。
戦争とは人間の“ヒト”の愚かさの極み・・・・・・

平和にあって、平和を嘲る。

しかしいざ戦争となったら“死ビト”となるのは一介の民衆。
ヒトの命などは物の数ではない。

言葉としての事実・・・・・・

あえて“靖国”を云えば、それは“国”のためではなく“天皇のため”の戦死者が本質。

その意味では極めて狭小な精神が靖国であり、それは戦前、昭和のものでしかないはず・・・・・

http://www.ne.jp/asahi/k/m/kusyu/kuusyu.html

国家の、天皇の犠牲になった国民。

首相・・・・・如何なる思想で靖国にて“平和を誓われる”のか・・・・・


静かなる崩壊の予兆。



Posted by 昭和24歳  at 10:14 │Comments(0)

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