黄昏て“爺放談”

世の中の片隅で孤立死する弱者



3度も福祉事務所にSOSを発した姉妹が電気もガスも止められた厳冬の札幌で死んだ…生活保護バッシングの陰で頻発する餓死・孤立死。

法的に手続きされていれば・・・・・

電気もガスも止められることもなかったのでは？

無情、非常の行政はいつも他人ごと。

介護の母と障害ある娘死亡　滞納で電気止められ、娘は低体温症に
　石川県志賀町の民家で、無職の女性（８０）と障害のある長女（５４）が死亡していたことが３０日、石川県警羽咋署への取材で分かった。外傷や部屋が荒らされた様子はなく、同署は在宅で介護をしていた母親が周囲に気付かれないまま病死し、残された娘もその後死亡したとみている。

　同署によると、付近住民の通報により、２０日に死亡しているのが見つかった。司法解剖の結果、女性は１８日ごろに心臓の病気で、長女は１９日ごろに低体温症で死亡したとみられる。

　女性と長女は長男（４５）と３人暮らしだったが、長男は入院していた。料金の滞納により電気が止められており、発見時にはセーターなどを着込んでいたという。金沢地方気象台によると、１８日の志賀町の最低気温は２．６度、１９日は０．８度だった。
＜引用：産経ニュース 2012.11.30 11:41 ［事件・トラブル］＞
ソース：http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121130/crm12113011460007-n1.htm

＞無職の女性（８０）と障害のある長女（５４）が死亡していた

老いる親、そして高齢化する障害者・・・・・

先日も、１００均のダイソーでそんなお年寄りの母親と、

明らかに知的障害と思しき６０代だろうか、連れ立って買い物をしていた。

実は僕の身内にも従兄弟、５０代の知的障害者が母親（叔母）とふたりで暮らしている。

叔父は３年前に他界、そして長男がこの春にガンで他界５５歳。

こうした事件に接すると他人ごとではない思いにつまされる。

この叔母の場合は叔父が旧国鉄職員であったおかげでそれなりの遺族年金が・・・・・

そしてその従兄弟にも当然、障害者年金がと思うが、一人の生活は容易でないだろう。

社会とはなんなのか、そして福祉とはなんなのか。

人それぞれ、経済的理由だけではなく様々な理由で生活は困窮する。

そんな時こそ、政治は大言壮語するだけではなく・・・・・

そんな「片隅」にこそ灯りを灯し、見過ごすことなく手を差し伸べて欲しいと思う。

世の中の片隅で孤立死する弱者