2008年10月26日

毛沢東と田中角栄

田中角栄の秘蔵っ子時代は成るか―――――

今、「毛沢東と田中角栄」と云う本を読んでます。

講談社からの出版で、1953年生まれの「青木直人」と云うフリージャーナリストの著です。

毛沢東と田中角栄

田中角栄と毛沢東


ある種、政治家は孤高なのではないのでしょうか。

至極、「人格」を問われたら常人であってもそう大そうに云えた義理に人は少ないでしょう。
「男と女」とか「義理人情」とか、世間の常識の埒外での秘事、「正義」とは凡そかけ離れたものに違いありません。


亡くなられた「秦野章法相」が、「政治家に倫理を求めるのは、八百屋で魚を呉れ」も、同じと。

共産党の面々が清貧を云えば言うほど、この国の制度にあって、国税で最高学府を出て、背広を着て、ネクタイをして、美味い物を喰ったり呑んだり出きる事の矛盾を禁じえない。
他国、社会主義国家の共産党は何れも「官僚全体主義」、暫し崩落の途を見せている。


歴史の検証による所ではあると思いますが、中国で日本の政治家を云う時は「田中角栄」しか無いようです。

日本人特有の大衆迎合主義、世論操作による「田中政治の失脚」。
そこの所の「国益論」が、奈辺にあったかは、若干34、5歳の「立花隆」のジャーナリズムにしてやられたとは今にしてみれば疑わしいものです。
日本の司法がどれほど優秀かは知りませんが、米国の「司法取引き」による、日本国内での「弾劾裁判」。
結果、「被告人死亡」で閉廷されました・・・


それもこれも、今日延々と繰広げられる「政治ショー」と、何ら変わる所がありません。

「田中角栄」だから「小菅」に落ちた。

炭管、造船、グラマンでは、佐藤栄作も福田赳夫も、松野頼三も小菅の門は潜らなかった。
事実、それは彼等が戦前からの内務官僚で「エスタブリッシュメント」だからであったのだろう。
逮捕歴から云えば、「田中角栄」は「二度」逮捕されている・・・
鈴木宗男も、同世代、稚拙だが・・・所謂「一介」の平民には国家は執拗に手厳しい。
佐藤、福田に持成された「法務大臣」のお言葉は、時の「闇将軍」、「元・内閣総理大臣」にもついぞなかった。
時の総理、三木武夫。
そして中曽根派法相「稲葉修」は至極当り前に迷うことなく「判」を押した。


小沢一郎は随所、体感しているその修羅。

竹下、金丸と・・・逝くのを見て何を思ったのかは知る身分にはないが・・・
田中角栄が「織田信長」、竹下登が「豊臣秀吉」・・・そして、代が世であるならば、小沢一郎が「徳川家康」か。
しかし、竹下登は「木下籐吉郎」のまま、大坂城に入ってしまったために、
小沢「家康」の出番がなくなってしまったのかもしれませんね。


狐のままなのか、それとも豹変するのか。

はたまた、カード切れなのか・・・
時代の変遷に呑まれてしまうのか、もう、そう「時間」はないはずだ。


僕等にも時間はない。

あまりにも門前の小僧の政治の今日・・・・・・



Posted by 昭和24歳  at 20:47 │Comments(0)

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