2010年12月25日
34丁目の奇跡
34丁目の奇跡

クリスマス・シーズンのマンハッタン。本物のサンタクロースと自称する老人を巡って起きる騒動を、心温まるタッチで描く。
'47年に製作された同名映画のリメイク版。
今日は娘の“娘”たちが通う保育園のクリスマス会・・・・・
サンタクロースのコスチュームで僕は“サンタ”になった。
長いおひげに眉毛もつけて・・・・・
そして、“スノーマン”を従えて。(スノーマンは娘の亭主)
園児一人一人に手渡す“クリスマスプレゼント”。
「さあっ!今日はみんなのところに“サンタさん”が来てくれました!
みんなで大きな声で『サンタさ~~~ん』って呼びましょう!!」
保母さんがそう云うと、
「サンタさ~~~ん!!」
と、ホール割れんばかりの園児たちの声。
僕が大きな袋を背負って登場すると・・・・・
「ワーーーーっ!!」
と響き渡る歓声と園児たちの驚きの顔、顔、顔・・・・・
今度は僕が驚く番だ!!
本当に“サンタさん”と信じているような・・・・・
信じきっているようなその何とも言いようの無い園児、子どもたちの瞳、瞳、瞳。
僕は一人一人の子どもの頭をなでながら心の中で祈っていた。
一人一人の子どもたちが“サンタ”になった僕を瞬間戸惑いながら清んだ瞳で見つめる。
その一人一人の子どもたち・・・・・・
僕から“プレゼント”を手渡されると大きな声で、
「ありがとう!!」って。
その目は・・・・・“サンタさん”との思わぬ遭遇にキラキラしている。
僕の娘の“娘”たち・・・・・・
家に帰ってくると僕に、
「パパ・・・・・サンタさんに“いい子いい子”してもらったんだ」
と、とても嬉しそうに、というよりは“幸せそうに”言った。
この所、悲しい子どもたちをめぐるニュース・・・・・
『“サンタ”になったパパ』はとても複雑な気持ちだった。
僕は・・・・・またその無邪気な娘たちを前にして“なにか”を祈った。
祈らずにいられなかった・・・・・・時代を。
しかし、可笑しいですね・・・・・
昭和24年に生まれた僕、何時からの習慣なんだろうかその“クリスマス”
“サンタ”などとは縁も何も無い。
それどころか、1945年まではおそらくその存在すら、いや、その言葉すら知らなかった父母たち。
そんな父母たちがどうしたわけか今の時代に、こんな平和な時代を僕らにプレゼントしてくれた。
僕はいつもこの時期になると思い出す・・・・・・
実は僕の保育所にも“サンタクロース”が来た。
本物の“サンタクロース”が来た。
もちろんトナカイのソリに乗って白い大きな袋を担いで僕らの目の前に現れた。
昭和29年12月25日・・・・・

1947年の作品だから僕が生まれる2年前・・・・・
思い出した・・・・・僕はキャラメルを貰った。
“サンタクロース”は僕たちにプレゼントを配り終わるとニコニコと手を振って、
またトナカイのソリに乗って空の向こうに消えていった。
本当に空を飛んでいった・・・・・
きっと僕も、昨日の子どもたちのようにキラキラと目を輝かせていたんだと思う。
幸せの“しじま”に・・・・・
僕は今、幸せの“しじま”の中にいる。
“シーン”と静まり返ったエメラルドブルーのシジマの中にいる・・・・・
とにかく幸せなのだ。
どうしようもなく幸せなのだ・・・・・・
痛いくらい幸せ。
今にも弾け壊れそうな幸せ。
そうだ、思い出した。
今までずっと忘れていた・・・・・
僕も“サンタクロース”にあったんだ。
本物の“サンタクロース”に。
アメリカも大変らしい・・・・・
今年のクリスマス。サンタさんはどうするんだろうか?
こんな時ほど、多くの子どもたちにいっぱい幸せをプレゼントしてほしい!!
34丁目の奇跡

クリスマス・シーズンのマンハッタン。本物のサンタクロースと自称する老人を巡って起きる騒動を、心温まるタッチで描く。
'47年に製作された同名映画のリメイク版。
今日は娘の“娘”たちが通う保育園のクリスマス会・・・・・
サンタクロースのコスチュームで僕は“サンタ”になった。
長いおひげに眉毛もつけて・・・・・
そして、“スノーマン”を従えて。(スノーマンは娘の亭主)
園児一人一人に手渡す“クリスマスプレゼント”。
「さあっ!今日はみんなのところに“サンタさん”が来てくれました!
みんなで大きな声で『サンタさ~~~ん』って呼びましょう!!」
保母さんがそう云うと、
「サンタさ~~~ん!!」
と、ホール割れんばかりの園児たちの声。
僕が大きな袋を背負って登場すると・・・・・
「ワーーーーっ!!」
と響き渡る歓声と園児たちの驚きの顔、顔、顔・・・・・
今度は僕が驚く番だ!!
本当に“サンタさん”と信じているような・・・・・
信じきっているようなその何とも言いようの無い園児、子どもたちの瞳、瞳、瞳。
僕は一人一人の子どもの頭をなでながら心の中で祈っていた。
一人一人の子どもたちが“サンタ”になった僕を瞬間戸惑いながら清んだ瞳で見つめる。
その一人一人の子どもたち・・・・・・
僕から“プレゼント”を手渡されると大きな声で、
「ありがとう!!」って。
その目は・・・・・“サンタさん”との思わぬ遭遇にキラキラしている。
僕の娘の“娘”たち・・・・・・
家に帰ってくると僕に、
「パパ・・・・・サンタさんに“いい子いい子”してもらったんだ」
と、とても嬉しそうに、というよりは“幸せそうに”言った。
この所、悲しい子どもたちをめぐるニュース・・・・・
『“サンタ”になったパパ』はとても複雑な気持ちだった。
僕は・・・・・またその無邪気な娘たちを前にして“なにか”を祈った。
祈らずにいられなかった・・・・・・時代を。
しかし、可笑しいですね・・・・・
昭和24年に生まれた僕、何時からの習慣なんだろうかその“クリスマス”
“サンタ”などとは縁も何も無い。
それどころか、1945年まではおそらくその存在すら、いや、その言葉すら知らなかった父母たち。
そんな父母たちがどうしたわけか今の時代に、こんな平和な時代を僕らにプレゼントしてくれた。
僕はいつもこの時期になると思い出す・・・・・・
実は僕の保育所にも“サンタクロース”が来た。
本物の“サンタクロース”が来た。
もちろんトナカイのソリに乗って白い大きな袋を担いで僕らの目の前に現れた。
昭和29年12月25日・・・・・

1947年の作品だから僕が生まれる2年前・・・・・
思い出した・・・・・僕はキャラメルを貰った。
“サンタクロース”は僕たちにプレゼントを配り終わるとニコニコと手を振って、
またトナカイのソリに乗って空の向こうに消えていった。
本当に空を飛んでいった・・・・・
きっと僕も、昨日の子どもたちのようにキラキラと目を輝かせていたんだと思う。
幸せの“しじま”に・・・・・
僕は今、幸せの“しじま”の中にいる。
“シーン”と静まり返ったエメラルドブルーのシジマの中にいる・・・・・
とにかく幸せなのだ。
どうしようもなく幸せなのだ・・・・・・
痛いくらい幸せ。
今にも弾け壊れそうな幸せ。
そうだ、思い出した。
今までずっと忘れていた・・・・・
僕も“サンタクロース”にあったんだ。
本物の“サンタクロース”に。
アメリカも大変らしい・・・・・
今年のクリスマス。サンタさんはどうするんだろうか?
こんな時ほど、多くの子どもたちにいっぱい幸せをプレゼントしてほしい!!
34丁目の奇跡
Posted by 昭和24歳
at 21:10
│Comments(2)
僕は今年も良い子じゃなかったので、サンタさんからは「また来年ね!」というメッセージしか貰えませんでした(;_;)
まぁ今年は個人的には大変な転機だったから、来年なんて考えるわけも無く…しかしやっぱり、世界はワンダフルだ。
誰かのために優しくいる。
さういうものに私は成りたい
「最低でもサンタ」