2009年10月24日

政権交代で“昭和回帰”

政権交代で“昭和回帰”


まあ、オバマ米国大統領の"Buy American"を批判して殺されちゃった中川昭一郎元財相っていう話ですけど。

で、CIA通信の読売がコレです・・・・・・

「最もやっかいな国は日本」鳩山政権に米懸念

 【ワシントン=小川聡】22日付の米紙ワシントン・ポストは、鳩山政権が米海兵隊普天間飛行場の移設計画見直しなど「日米同盟の再定義」に動いていることに、米政府が神経をとがらせている、とする記事を1面で掲載。

まあ、新政権ていうか、「鳩山民主党+亀井国新党+瑞穂社民党」がいわゆる・・・・・・
レトロな“友愛”を引提げて行政刷新会議とかで官の無駄を排除とかで、まっ、お手並み拝見なんですけど。

で、CIA通信の読売がさっそく「アメリカ様が怒ってる」的な記事がコレです。

鳩山政権については、「新しい与党(民主党)は経験不足なのに、これまで舞台裏で国を運営してきた官僚でなく政治家主導でやろうとしている」とする同高官の分析を示した。

「舞台裏で国を運営してきた官僚」ですって(笑)。

ですって(笑)。まあ、読売も正直っていやあ正直です。まっ、アメリカ様がホントにそう言ったかどうかの真贋は想像の範疇ですけど。
でも、せうなんですか、「舞台裏で官僚」がね。まあ、自民党政権のことなんでしょうけど、その昭和のレトロ自民党政権て中曽根康弘以前はほとんどがその官僚が内閣総理大臣でした・・・・・

吉田茂、岸信介、鳩山一郎(官僚が身内)、石橋湛山(新聞社)、池田勇人佐藤栄作、田中角栄(土建屋)、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸(漁協)中曽根康弘と。

しかも、敗戦国日本の官僚でしたから、当然政治家への転出にも占領軍の監視下にあったことは当然だったその時代です。
まあ、占領、講和という流れでとりあえず恰好だけは「独立」とかでしたけど、中曽根康弘総理大臣じゃあないが・・・・・

「日本列島不沈空母」

は、流石敗戦国の海軍将校(主計)面目躍如てえところですけど、まっ、当時は中曽根総理のこの発言は大顰蹙でした。
で、時の中曽根総理大臣もテレビでこう国民に向かって演説しました・・・・・・

「国民のみなさん、一人当たり100ドルの外国製品(アメリカ製)を買いましょう」

つまり、 "Buy American!!"とかで、れんじつてれびCMやっちゃったわけです。
まあ、中曽根さんが総理になった1983年はまさに日本がアメリカを追い抜いちゃって「世界一」の生産性を達成したときで・・・・・
当時のアメリカはベトナム戦争の後遺症ってうか、相変わらずの戦時(冷戦)体制でレーガン大統領の時代でした。

しかし、そういえば今の民主党ってできたての自民党の趣・・・・・・
相当な数の元官僚が衆参議員、国会議員当選してきている。まあ、「過去官僚政権」とかって揶揄される所以かも知れないけど(笑)。

で、今の民主党っていえば、その過去官僚族と、連合・自治労族、それに世襲で凡そ7割方ができている。
もちろん若手が多いわけですからそれなりに言うことも現代っ子(古)っていうか、
敗戦国の子ども、“オキュパイド・ベイビー”じゃあありません。れっきとしたアメリカ型新国民ですから自己主張します(笑)。

「米国は、今や我々が与党であることを認識すべきだ」

と犬塚直史参院議員とかが言ったとかで、米国に公然と反論するようになったとかCIA通信が御注進なんですけど・・・・・
でも、アメリカ人的にはそういうストレートな意見は歓迎されるんじゃあないだろうか。

「公然と反論」

とかって言うけど、別に「反論」じゃあない。「意見」だと思うんだけど、どうでしょ?
まあ、これまでの自民党政権だと「公然」とじゃあなくて裏でコソコソっていうか、自民党のその歴史的背景から「占領軍に意見」なんて御法度だった・・・・・・
まっ、自民党には「巣鴨プリズン」から内閣総理大臣を輩出したくらいだからそういう「負の連鎖」っていうのはつい昨日まであったわけです。
で、その「負の連鎖」がなければ別に言うことは自由だろうから言ったまでの話で、「アメリカ様」に逆らったとかの話ではないし、最早そういう時代じゃあない、と、願いたい(笑)。

政権交代で“昭和回帰”

まあ、「政治は三流、経済は一流」とかって言われて、国民意識「総中流」とかの、良き時代の昭和っていうことでしょうか・・・・・・
で、その「経済は一流」なんですけど、それは質量ともにですね。今の経済っていうか財界は国際競争力強化とかいって儲けはたんまり溜めこんで吐き出さず、従業員はリストラ、派遣切り。
挙句、たんまり溜まりがあるのに、商売がチョイとでも下がれば、「税金でお助け」とかです。

「政治も三流、経済も三流」

コレじゃあ国民が貧困化、社会が格差化するのは無理もありません。



Posted by 昭和24歳  at 09:40 │Comments(2)

この記事へのコメント
この『日本国』は本来的には日本人の独立国です。とはいえ先の大戦の敗戦国であり、米国の占領を受け入れ、いわば「民主主義」を修行中の弟分という立場。米国のお稚児さんだ(属国ともいう)。

「核の傘」保険も「いろんなとこ基地」ワンダーランドも…ないと困るから、ある意味ウェルカム。利害関係はイーブンで、いいすか。足らなけりゃ追加料金払いますよ…。

というより米国は戦前から、日本人の生産性のポテンシャルを研究し、熟知していた。その勤勉さ、誠実さ、発想の豊かさなどを。そして戦略的に利用しピンハネしてきた。

親方~、はぁインジャネ(*u_u) やっぱり無理?だろね
Posted by 忠やん at 2009年10月24日 14:30
総中流が崩れた背景はやはり・・・
教育格差に間違いありません。
けちな親も子の教育費には惜しむことがないそうです。
または、子供に費やすためにけちするんだそうです。
いずれにしても、子供をなぜそんなに可愛がるのか(お金を与えるという意味で)?
①投資財である→自分に返ってくる
②消費財である→子供はかわいい
のいずれの場合にもお金は回りますが、やはり前者としての向きです。
これは40名程度の子のいる女性にある時アンケートをとりまして、事実として確認しております(汁)
師にこれはまずいだろうと封印に決したことが懐かしいです。
これを糾弾するうえで、真に格差問題に言及する人間はいないようです、行き過ぎた調査だったのかもしれません(;¬¬)
Posted by 寅夫 at 2009年10月26日 00:52
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