2013年09月23日

半沢直樹「百倍返し」は!??

半沢直樹「百倍返し」は!??

半沢直樹「百倍返し」は!??


ベルモント一族のジョセフ・グルーは、日本大使となってから、もっぱら三井・三菱の財閥を渡り歩き、軍人たちと親しく交流を深めていったが、やがて自分の狙っていた中国大陸の石油利権を日本人から拒絶され、この時、両者の間に大きな溝が生まれた。その後、真珠湾攻撃から太平洋戦争となる。
<広瀬隆著「赤い盾」より引用>

昭和の終わり、そして平成の始まり。その頃頻繁にLAを往復した・・・・・
1990年8月2日ブッシュ大統領の「第一次湾岸戦争」勃発の日はサンタモニカのモーテルで。
それはまるで「ハリウッド映画」を思わせるようなシーンをテレビで見ていた。
なぜか街中がお祭り騒ぎだったような気がして、そのアメリカに異様さを感じた。

1994年1月17日(月)「ノースリッジ大震災」(ロスアンゼルス)その直後の19日、
「NAMM」(全米楽器ショー)出展のためにNWでLAXに着いた。
LAXからオフィスと工房のあったヴァンナイズま約20マイルほどだったが・・・・・
110番から101番のフリーウェイは封鎖されていたためLAXあたりから始まる405番沿いを走る、
セプルベダBlvdでヴァレー超えをしてそのヴァンヴァイズに入った。

バレーを超えて101のガードをくぐるとセプルベダBlvd沿いの公園では多くの市民、大人も子供も、
おそらく市から提供されただろう黄色いテントで、規制線は張られているものの・・・・・
その光景はまるで「キャンプ」を楽しんでいるかのような、異様な賑やかさだった。
もっともその辺、郊外の住宅街は2階建ては禁止で家屋が建てられるのは道路から数メートルと規制されていたためそこでの地震による家屋への被害はほとんど見られなかったからかもしれない。
しかし、あのシュワルツネッがーの映画撮影ロケにも使われたというシャーマンオークス辺りのショッピングモールは2階建てだったため一部が倒壊していたりしていた。

そして、奇しくもその翌年、1995年(平成7年)1月17日(火)「阪神淡路大震災」が・・・・・
その時も、「NAMM」出展のために成田へ向かう途中、早朝、5時頃だった。
関越道を花園辺り、まだ薄暗いその時間にカーラジオから臨時ニュースが流れた。

「阪神地区で大きな地震があった模様、火の手が上がっているのが確認されています」

と、至ってアナウンサーが冷静に伝えていた。
それが、あの大惨事だったことを知ったのは成田でのテレビ映像だった。
LAに着くと、人に会うたび「ジャパンアースクェークは大丈夫か?」と聞かれた・・・・・
まあ、僕の知る一般のアメリカ人のほとんどが日本とは言っても「東京」しか知らないから、
中には「東京」が大変なことになっていると言ってる人も。

成田からLAXまでおよそ8時間くらいだろうか。
時間つぶしのために機内で読む本と、LAに着いてから数日間に読む本を成田で数冊買う。
まっ、時期も時期で、ちょうど永田町が騒然としていたそんな時期でもあった。

「第一次湾岸戦争」ではたしか自民党の小沢幹事長がその多国籍軍への拠出金、
90億ドル(1兆1千8百億円)を決定したりと経世会、浮世の春と・・・・・

防衛庁の不正事件で高級官僚、NEC等の関連大企業のトップクラスが逮捕されたり、その後のバブル崩壊で逮捕、起訴され実刑を喰らう政治家、破綻する金融機関にこっそり天下る元頭取、社長等など。
そして竹下元首相、小沢元幹事長の国会証人喚問は、いわゆる「東京佐川急便事件」と、金丸元副総裁のワリコー不正蓄財と、刻印のない「金の延べ棒事件」の数々は「半沢直樹」どころの話じゃあない。

当時よく手にしたそれらの本の内容、全てが「実名入り」での、それは広瀬隆氏の数々の著作。
それら、実名にもかかわらず、広瀬氏が告訴されたという話は聞いたことがない?
旧大蔵省をはじめとする高級官僚、そして大物政治家、そこに描かれているのは「罪人」でしかない。
アレから20年が過ぎ、その当時の「主役」のほとんどが鬼籍に入った。残っているのはたった二人、誰でしょうか(笑)。

>金融庁を動かしているのは誰か・・・・ですね。

財務省。そして国家権力中枢の検察庁、国税庁、そしてそれをもコントロールする「虎ノ門」本省、ゼネラルヘッドクォーター。
無尽蔵に「カネ」を生み出す「ジパング」は生かさず殺さず。
そう、「半沢直樹」での一番の黒幕は「頭取」、ソフトバンクの白犬かもしれない・・・・・
もちろん、その白犬も「パシリ」に過ぎないのかもしれないが。
逆らえば「失脚」が待っている。選挙をもコントロールして、「闇将軍」にされてしまう。

まあ、「半沢直樹」も現実の話になると・・・・・

「倍返し」するどころか、国民「倍返し」されちゃってます(笑)。
それら、高級官僚も罪の意識など皆目、高額の退職金を受け取り「天下り」でさらに。
今回の、東電原発爆発事故の最高責任者も退職して高額の退職金、「天下り」でさらに。
さらに政府の「全責任で」とは、つまり国民負担で完全な安全を確保とか・・・・・

で、「東京五輪」のお祭り騒ぎと経済効果が数兆円とかで白河以北は放置。
東京でそんなにかける資金があるんなら、「東北復興」に使う。
その方が、今後、20年、30年、いや100年にわたって「百倍」も経済効果がある。
つまり、「オリンピック」なんて、祭りが終わったら・・・・・
まあ、東京だけが「五輪バブル」に浮かれ、そのツケは結局国民負担(^^ゞ

それで、増税とかで「倍返し」されちゃったら、国民たまりませんね。

もっとも、その頃は、僕らは骸ですが・・・・・

半沢直樹「百倍返し」は!??




Posted by 昭和24歳  at 08:30 │Comments(0)

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