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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション  at 

2019年01月19日

一番苦労したのが木材の仕入れ。



>ヤマハのピアノがのし上がったのも、そう。

ピアノもそうだけど、一番苦労したのが木材の仕入れ。

エレキの基本木材は「アルダー」という樹種で木目はなく加工しやすい。
北アメリカ西海岸一帯にに生育し昔は電信柱に使われた、真っ直ぐ伸びる直径25cmくらいの広葉樹。もちろん開拓時代から家具、建具などに使われている。
生育には40年から50年で、伐採、自然乾燥、製材、そして用途材として製材したものを数年かけて自然乾燥させる。
もちろんアルダーだけではなくアッシュ、スワンプアッシュ、メープル、ウォールナット等々が北米産の木材。
アッシュは野球のバットでも有名、メープルは木目が美しくしかも硬度があり弦楽器のネック材、側板に重用される。トップ材はスプルースの針葉樹。

カリフォルニアの材木商、広大な敷地にそうした樹種の丸太、製材されたもの、用途材としてカットされたものが所狭しと野ざらし、自然乾燥されている。全て伐採して40年、50年もの。
そして、アメリカ西海岸は乾燥地帯、そもそも空気が乾燥しているためギターもLAでは良い音になる。
そうした木材を仕入れて加工するその技術において日本の職人は半端ではない。

僕も現役の頃エレキギター、アコースティックギターに本漆を使った蒔絵塗装をつくろうと思ったけどその値段もさる事ながら時間もかかりすぎるので断念しました。
ただ塗装には固執しましたね。めちゃくちゃコスト高のオールラッカー仕上げ。下地着色、目止め、トップコートからニトロセルロースラッカー。もちろんその塗装は松本の塗装職人に依頼。
僕が現役を退く頃その職人さんたちも高齢化、今も健在なら皆さん90歳です。

そうした松本の職人さんは戦後、花嫁道具として売れに売れたミシンの天板、ミシンがダメになるとその天板をエレキのボディに転用、そこえアメリカのエレキブームで、爆発的な輸出量。そしたら、日本の団塊世代のエレキブームで皆さん一代で昭和30年代ひと財産築き上げました。
エレキブームが去って、フォークブームでフォークギターが爆発的セールス。
それは松本市の財政を大きく潤したはずです(笑)。

平成8年、そうしたエレキもフォーク製造も韓国製、台湾、中国製ひいてはベトナム製と変遷して終焉。
ヤマハもカワイも本来のピアノづくりに戻りました。良い木材を持つメーカーが生き残ります。
  


Posted by 昭和24歳  at 13:59Comments(0)

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