2014年06月21日

資本の、資本による、資本のための政治

資本の、資本による、資本のための政治



アタシは猫である・・・・・
名前は、壽留女


蠢く不幸・・・・・

>表面化する事象と、内在する不幸と幸福を、具体的に見ていきたいものです。

つまり、幸福とは「自給自足社会」だろう。

資本と経済はことごとくそれを奪っていく。食が足りれば物の不足は大したことではない。
僕らが子供の頃、親父が自転車を買い換えるのに次の賞与まで待った・・・・・
ラジオは軍隊で電気技師だった親父の友達のハンドメイドのそれだった。

母親の実家が農家だったので、家のすぐそばの市場に持ってくるついでに祖父がリヤカーに積んで季節の野菜を。
祖父は当時68歳、僕の家と両隣の家の便所から汲み取って、それを肥料にした。
その謝礼にと、隣近所にも「季節の野菜」を配って歩いた。

そうこうするうちに占領軍が「農協」を作った、農家を豊かにするためと言いながら米作りを制限して・・・・・
しまいには、化学肥料を強制して、増産させたが、確実に「需給バランス」は崩れた。
その「農協」は農家への金貸しに変容していた。不執拗な農機具をローンで買わせ、生産指導と言いながら机上の空論で金のかかるハウス栽培へ。
近郷にあったモモ原は消え、梅原も消え、その自給自足のほとんどが輸入に頼ざるを得ないそんな「食糧政策」に堕ちた。

工場という工場が巧みな職人の手によってのモノ作りが・・・・・・
いつのまにか、資本による「設備投資」の掛け声で、中小零細企業、僕の先輩の古河工業の下請けも事業閉鎖。
数百万もする、数千万もする工作機械が3年もしないうちに用が足りなくなる。
そうこうするうちに、雇用を一手に引き受けていた、東芝も沖電気工業も日立制作所も工場を閉鎖、一時は人手不足で東北からの出稼ぎも・・・・・

青森五所川原から高卒で日立武蔵野工場へ集団就職した友人、武蔵野工場閉鎖で高崎工場へ、高崎工場閉鎖でリストラ。

「まさかね、こんな時代になるとは」

すべて、「資本の、資本による、資本のための政治」の結果です。

まあ、そこでの一縷の望みは「占領下」にあるから「戦場」にはならなかった・・・・・
好むと好まざるとだが、この国は戦後「東西分断もなかった。
どうしてもこの国が欲しかったんだろう、「資本」は。

日本の資本もその経済拠点を海外にシフト、グローバル化だから、「円」という通貨はもはや意味を持たない。
つまり、「円」というその経済規模はどんどん縮小してゆく。
日本の多国籍企業が、多国籍で生産したもの、それが農水産物であろうが、工業製品であろうが、結果「円安」になった通貨で日本市場を食い荒らす。

まあ、物価はますます高騰するでしょう「成長戦略」で(笑)。
そしてその多国籍企業はもはや人口減少一途の日本市場なんて相手にしない、30億の開発途上市場が目の前で口を開けて待っているから。

まあ、政治がその急先鋒「ネオ・護送船団」ですから、この日本経済に「資本」が回帰することはない。
つまり、「法人税減税」と、カスカスの中小零細企業への「外形標準風」・・・・・
さらには、自己責任とばかりの「社会保障費」、支え合いと言えば聞こえはいいが、消費税増税はいくら徴税されてもそれは「資本」の懐に入るだけ。

政府の言う「財政危機」と「財政破綻」は、今ある、880兆円の「現預金」を奪ったあとの話。
まあ、あと20年もすればその「持ち主」はこの世から消え去る・・・・・
占領国にしても、それは美味しい餌です。つまり、ロンダリングする必要のない綺麗なお金が眠ってるわけですから。
その意味では、徳川政権の時は大衆、町人には優しかった「無税」。
年貢の取立て、つまり徴税は、国土利用税みたいなものだから、それでも人口2000万人台でしたから・・・・・
言われるほど、農民、小作人の暮らしも「自給自足」の範囲で厳しいものではなかったのではと。

明治維新以降、旧政権を断罪するために作り上げたヒストリー。
まあ、「現人神」を作っちゃったくらいですから、そんなものかもしれません。
ただ、武家、武士とい武装集団には極めて厳格な戒律を敷いた。
とくに下級武士「官僚」には自給自足という手段が乏しかったから、泰平であればあるほど。

つまり、戦のない社会が、武家社会を終演させた。

つまり、平和な世界が超軍事大国を終演させる・・・・・

果たして、泥棒が自分を縛る縄をなうだろうか???

>表面化する事象と、内在する不幸と幸福を、具体的に見ていきたいものです。

事のあらましはそう難しいことではない・・・・・

サッカー、ワルドカップを見なければ住みます。

テレビを見なければ、おおよその世の中のことがわかる。

資本の、資本による、資本のための政治

  


Posted by 昭和24歳  at 10:55Comments(0)

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