2008年09月13日
NHK激論「税金」日本のこらからTVを見“られ”て・・・・・
「“日本のこれから”を見て」の感想メールを頂く。
「貧乏人の遠吠え!!」なるご意見もあれば、最後のコーナー、「アメリカ型か、スウェーデン型か」のところでの、
小生と、竹中氏とのやり取りにお褒めのの言葉あり・・・・・・と様々だ。
ご意見の多くに、「税金もろくすっぽはらっていない大衆がスウェーデン型の高税率型を選択するとは驚き!!」の声が多かった。
番組内でも、ニュアンスが違っていたが、伊吹財相も竹中氏もほぼ同じような寸評だった。
小生の言い分、「ならばスウェーデンのように“900万人規模”に分割した行政規模にすれば良い」の意見に、
竹中氏は「できっこない、そんなことをしたらほとんどの地方はやってゆけない」との、概ねの答えだったが・・・・・・
ならば、政府の言う「道州制」とは一体どんな概念なんだろうか!!???
今日のような中央集権行政をやめて地方政府に内政、行政の権限を委譲し「政治行政」を住民の身近なところに置き、
分かりやすい「政治行政」にする、国家、中央政府は主に外交、防衛、貿易。経済に重点をおき国家行政に集中する・・・・・・
竹中氏も言っていた。
「スウェーデンのように人口規模が小さいからわかりやすい政治行政ができるのであって、それは望ましいが日本では無理」
それは政府側の意見としては大きな矛盾ではないのか・・・・・・
「絶対にできる!!」。いや、「絶対に出来ない!!」で終わってしまったが。
そんな中で、北海道の行政マン氏(40歳前後か)、
「今でも、夕張市のように破綻、そして自分のところも大変な状況にあるのにそれは無理」
の旨の意見だったが、
「今日の北海道の深刻な状況は、国がやったこと、国の責任だということ・・・・・」
そこまでで、放送時間切れとなった。
途中で“ゆかし”とかの、資産数億円とかという高額所得者の録画による意見・・・・・・
「高額所得者への増税は間違い。17%(?)の香港でさえもっと税金の安いところへという流れなのに、
これ以上日本で法人税、高額所得者増税ということになれば金持はみんな海外へ行ってしまう」
概ねがそんな風であった。
「いやっ、多分そうはならないでしょう。なぜなら、ひとつは生活の安全面でのコストです。
はたして、外国で生活できるか。日本にいるからこそ高額な所得が得られている・・・・・・」
そんな意見が、たしか税理士だという出演者の意見だった。
小生もそのように思う・・・・・・・
以下は、NHKの当初の質問にもお答えしたのだが、
日本のこの“1億2千万人強”という人口規模の中での経済活動だからこそ得られる高額な所得。つまり実質、300兆円からの商取引「内需」。
精々が数パーセントのピラミッド構造のトップに位置する“高額所得者階層”・・・・・
貿易立国、世界と競争しているとは言うもののその貿易、輸出入の売り買いは国内の“300兆円”に対して“80兆円”・・・・・
そこから得る利益の貿易黒字は“10兆円”でしかない。
数パーセントの高額所得者、ほとんどのネタは「大衆消費」からの利益、儲けではないのか。
分かりやすいのは、スポーツ、芸能の高額所得者だろう。たしかにかつてほどではないにしろ所得税は高税率だ・・・・・
しかし、それは日本でしかほとんどが通用しない、技と芸からのものではないのか・・・・・・
文学などでもそうだが、外国から得る収入は計算するまでもない。
それとも、高額所得者、海外に、税金の安いところへ逃避するというのは、日本の大衆をネタに稼いで海外で納税するということなのか(笑)。
いわゆる『金持』は保守層である。つまり、「愛国心」に富んだ人たちではなかったか。
高額な納税は翻って、大衆にわたり、大衆が消費することによってまた高額納税者の懐に還る・・・・・・
“人頭税”、一人ひとりの“高”の話ではない。そのことからすれば、いくら高額納税者でも、その消費者の数万人分も代わりに納税するわけではあるまい。
そしてそれが、アメリカ型にしろ、スウェーデン型にしろその『税金』をどう有効に、有意義に行政するかではないのか。
その意味では、アメリカ型は未だ数百年の歴史しかない人工国家で、未だ実験行政の最中ではないか・・・・・・
そこで、数百年からの国家統治、中央集権統治の経験のある国が・・・・・・
そして世界的にも稀有ないつの時代も膨大な人口規模の国家がそうでない国をサンプリングするというのもある種滑稽な話である。
この日本こそが、進んで行政システムも、経済システムも革新的に挑んでいくのがほんとうではないのかとつくづく思った。
相変わらずの「舶来至上主義」というか、「自虐主義」というか・・・・・・
いつまでも自立できない国ではどうしようもない(笑)。
その意味では、世界の見本、手本となるような国づくりが求められる。
そしてそれが可能な日本人、日本という国ではないか。
「小さいことは良いことだ」
この狭小な島国に、1億2千万人は実に効率の良い国形なのである。
しかし、限られた時間内で「とことん激論」。難しい。
「日本のこれから」
それは、NHKのみならず、日本国民として日常的に討論されるべき問題ではないだろうか。
そこから、地方も、国も、そして政治も大きく変わる、変えるきっかけになるのではないだろうか。
そして、「日本のこれから」とは・・・・・・
僕らの時代のことではなく、子や孫の時代のことなのである。
「貧乏人の遠吠え!!」なるご意見もあれば、最後のコーナー、「アメリカ型か、スウェーデン型か」のところでの、
小生と、竹中氏とのやり取りにお褒めのの言葉あり・・・・・・と様々だ。
ご意見の多くに、「税金もろくすっぽはらっていない大衆がスウェーデン型の高税率型を選択するとは驚き!!」の声が多かった。
番組内でも、ニュアンスが違っていたが、伊吹財相も竹中氏もほぼ同じような寸評だった。
小生の言い分、「ならばスウェーデンのように“900万人規模”に分割した行政規模にすれば良い」の意見に、
竹中氏は「できっこない、そんなことをしたらほとんどの地方はやってゆけない」との、概ねの答えだったが・・・・・・
ならば、政府の言う「道州制」とは一体どんな概念なんだろうか!!???
今日のような中央集権行政をやめて地方政府に内政、行政の権限を委譲し「政治行政」を住民の身近なところに置き、
分かりやすい「政治行政」にする、国家、中央政府は主に外交、防衛、貿易。経済に重点をおき国家行政に集中する・・・・・・
竹中氏も言っていた。
「スウェーデンのように人口規模が小さいからわかりやすい政治行政ができるのであって、それは望ましいが日本では無理」
それは政府側の意見としては大きな矛盾ではないのか・・・・・・
「絶対にできる!!」。いや、「絶対に出来ない!!」で終わってしまったが。
そんな中で、北海道の行政マン氏(40歳前後か)、
「今でも、夕張市のように破綻、そして自分のところも大変な状況にあるのにそれは無理」
の旨の意見だったが、
「今日の北海道の深刻な状況は、国がやったこと、国の責任だということ・・・・・」
そこまでで、放送時間切れとなった。
途中で“ゆかし”とかの、資産数億円とかという高額所得者の録画による意見・・・・・・
「高額所得者への増税は間違い。17%(?)の香港でさえもっと税金の安いところへという流れなのに、
これ以上日本で法人税、高額所得者増税ということになれば金持はみんな海外へ行ってしまう」
概ねがそんな風であった。
「いやっ、多分そうはならないでしょう。なぜなら、ひとつは生活の安全面でのコストです。
はたして、外国で生活できるか。日本にいるからこそ高額な所得が得られている・・・・・・」
そんな意見が、たしか税理士だという出演者の意見だった。
小生もそのように思う・・・・・・・
以下は、NHKの当初の質問にもお答えしたのだが、
日本のこの“1億2千万人強”という人口規模の中での経済活動だからこそ得られる高額な所得。つまり実質、300兆円からの商取引「内需」。
精々が数パーセントのピラミッド構造のトップに位置する“高額所得者階層”・・・・・
貿易立国、世界と競争しているとは言うもののその貿易、輸出入の売り買いは国内の“300兆円”に対して“80兆円”・・・・・
そこから得る利益の貿易黒字は“10兆円”でしかない。
数パーセントの高額所得者、ほとんどのネタは「大衆消費」からの利益、儲けではないのか。
分かりやすいのは、スポーツ、芸能の高額所得者だろう。たしかにかつてほどではないにしろ所得税は高税率だ・・・・・
しかし、それは日本でしかほとんどが通用しない、技と芸からのものではないのか・・・・・・
文学などでもそうだが、外国から得る収入は計算するまでもない。
それとも、高額所得者、海外に、税金の安いところへ逃避するというのは、日本の大衆をネタに稼いで海外で納税するということなのか(笑)。
いわゆる『金持』は保守層である。つまり、「愛国心」に富んだ人たちではなかったか。
高額な納税は翻って、大衆にわたり、大衆が消費することによってまた高額納税者の懐に還る・・・・・・
“人頭税”、一人ひとりの“高”の話ではない。そのことからすれば、いくら高額納税者でも、その消費者の数万人分も代わりに納税するわけではあるまい。
そしてそれが、アメリカ型にしろ、スウェーデン型にしろその『税金』をどう有効に、有意義に行政するかではないのか。
その意味では、アメリカ型は未だ数百年の歴史しかない人工国家で、未だ実験行政の最中ではないか・・・・・・
そこで、数百年からの国家統治、中央集権統治の経験のある国が・・・・・・
そして世界的にも稀有ないつの時代も膨大な人口規模の国家がそうでない国をサンプリングするというのもある種滑稽な話である。
この日本こそが、進んで行政システムも、経済システムも革新的に挑んでいくのがほんとうではないのかとつくづく思った。
相変わらずの「舶来至上主義」というか、「自虐主義」というか・・・・・・
いつまでも自立できない国ではどうしようもない(笑)。
その意味では、世界の見本、手本となるような国づくりが求められる。
そしてそれが可能な日本人、日本という国ではないか。
「小さいことは良いことだ」
この狭小な島国に、1億2千万人は実に効率の良い国形なのである。
しかし、限られた時間内で「とことん激論」。難しい。
「日本のこれから」
それは、NHKのみならず、日本国民として日常的に討論されるべき問題ではないだろうか。
そこから、地方も、国も、そして政治も大きく変わる、変えるきっかけになるのではないだろうか。
そして、「日本のこれから」とは・・・・・・
僕らの時代のことではなく、子や孫の時代のことなのである。