2008年01月10日

「国民のため」は絵空事(笑)。

地方自治体に屯する「中央政府」。

県はもちろんのこと、中規模以上の市にはほとんどの部に、中央官庁の官僚が出向している。

とくに、市では土木部都市計画課、教育委員会・・・・・
そして、第二助役には市長を監視する意味での出向。
もちろん、県知事のほぼ4割が中央省庁の実質的な出向ではないだろうか。

ここ群馬県も旧厚生省の課長が県保険局長から、副知事、知事でした。
実施される「知事選」は儀式にしか過ぎません。
国会議員、県議、助役が知事になったりする場合でも全て中央官庁の監督下です。

税務署長も県警本部長も、地方自治体外局のトップはいずれも中央からの出向です。
「三位一体」の改革は仕組を変えるだけで中身は何も変らないのが実情でしょう。

国鉄、電々、専売も民営化で分社化、社長と役員の数は旧来、公営の数倍に膨れ上がってます。
下部労働者、不採算部門の切捨てで現状経営が落ち着いているに過ぎません。
当然、旧国鉄なども既に50兆円にも上ろうとする「負債」は今後天井知らずです。

今朝の新聞でも、千葉県の住宅公社、負債が910億円・・・・・・
全て不良債権で「返済のめど立たず」とあります。
何も千葉県に限ったことではありません。
バブル期に調達した開発用地が簿価が実勢価格の80分の1だそうです。
実質的な公務員の犯罪です・・・・・・・
この高崎市でも土地公社の塩漬け地160億円ほど、
国鉄清算事業団から押売りされた広大な「貨物操作場跡地」分譲すれど買い手つかず・・・・・・
そのくせ、駅構内はどういう訳か「温泉付マンション」や「温泉付ホテル」のオバサン社長に払い下げられている。

全国でこれらの負債を総合すると今や、「1千兆円」は優に超えている国民負担。
これらは、明治維新以降つとに優秀とされた高級官僚の政策、計画の賜物。

この失政の責任は行政官である官僚、政治家には一切ありません。
全てが国民の責任なんです・・・・・
少なくとも、戦後の普通選挙法の下での議会承認、
代議員制国会、選良の表決は、イコール国民の「意思」なのです。

自衛隊海外派遣も、小泉元首相の「イエス」は、国民の「イエス」だったのです。
選挙をしない「国民」、官僚任せで政治をしない代議士、「国会議員」。
しかしながら、民主的手続きを経て採決された法案を実施、実行しているということもシステム上、「事実」です。

占領軍GHQはそういう、何も決定しない「議会制民主主義」押し付けたのです。
そして、時の官僚を“戦犯”で縛り、高級官僚のみを占領軍政府のシステムを教育した。

この国を司る高級官僚は必ず、占領軍政府の「口頭試問」を着任の段階で受ける。
その意味では、そこにある「憲法」を含めて、今日に至るも、この国は占領軍政府の壮大な「行政実験」の中にあるのではないだろうか。

暴論のようですが・・・・・・

この国には「負債はない」。
負債どころか、世界中に1千兆円を越す債権、対外資産を有しています。
しかしほとんどが債務不履行です・・・・・・
無理にでも返せといえばミサイルが飛んでくるかも知れません。
もっとも最大の債務国(国債、証券等)の米国は、
債権国ニッポンに「軍事基地」を置いて占領し脅迫し続けています。

国民が選挙をしない限り、議会制民主主義の限界ではないでしょうか。
会議をしない「国会」では代議員制も形骸です。
衆院、参院の二院制も無意味でしょう・・・・・・
首相公選、大統領制しか政治に覚醒しない国民には手段がないようです。

義務教育費の削減は「貧乏人には学問は必要ない」ということです。
それに、徴兵制の前触れでしょう・・・・・
小中高の一貫で義務教育期間の短縮と若年層の雇用不安定を演出し、
やがては16歳あたりからの志願兵制、徴兵制への狙いでしょう。

国民に働いて返せという負債・・・・・・
返せなければ身体で返せという徴兵制。
国民は、1千兆円の日銀券か政府券の発行を要求すべきです。
国民から借りているというのなら、国民は政府に返済を迫るべきです。

それを言い出す国会議員はいません(笑)。
年間実質所得5千万円の国会議員、一期やれば元が取れるのでは・・・・・・
「国民のため」は絵空事かも知れませんね。

日本国民の覚醒を最も恐れるのは占領軍政府ではないだろうか。

日本国政府は縛れても、国民、大衆を縛ることはできない。
もっとも、自由を奪えば話は別だけど・・・・・
住民基本台帳法、国民保護法、さらに人権擁護法案や憲法改正国民投票法案等々で。
黄昏て“爺放談”   


Posted by 昭和24歳  at 15:03Comments(0)

2008年01月10日

“今日の出来事”

「昭和二十一年二月十七日」

今日の出来事・・・・・

突然お金が自由に使えなくなった。日本中、一人残らずである。

なにせ「一人残らず」なのだから困るようで、困らない。
もっとも、いつの世も、そう決めた「エライ」連中はその限りではないのだろうが・・・・・

とにかく、皆が一緒なのだ。
もし自分だけ金が無くなったのなら、それは「貧乏になっちまった」、ということだが、
でも一斉にそうなったから、金持ちも貧乏人も居なくなった、ということになってしまった。
妙な体験である。

とにかくあらゆる預貯金が全て封鎖され、一銭も引き出すことが出来ないのだ。
誰も彼もが面食らっている。

“昭和二十一年二月十七日『金融緊急措置令』が出たのである。

それは、「新円切替」というものらしいが、そうなるとどうなるのかが、もう一つ良く分からない。
その点が何とも不安だった(とか)。

今、手元にある紙幣も3月3日以降は通用しなくなる。
2月25日から3月7日までの間に、今の紙幣は全て新券と交換しなければならない。
そしてその交換額は、なんと「一人百円まで」なのだ。

皆、慌てた。人々は物に交換しようとするが、商人は売り惜しみをする。
そりゃそうだ。品物を売って、金を貰っても一定額以上は使えなくなるというのだから。
商品として温存して置いたほうが得に決まってる。

新円に切り替わったあと売れば、新円が入ることになる。そして新円は自由に使える。
あれやこれやで商店から一斉に物が消えた。
つまり利敏い商人は「売り惜しみ」、商品を隠してしまったのである。

困ったのは闇屋だ!!

しこたま儲けた金が全部パアになる。
いい気味だ、という気がしないでもない・・・・・・
かくて一時的にインフレは止まることになった。

ところがこの預貯金封鎖、五円以下が除外されたものだから大騒ぎだ。
銭湯も魚屋も釣銭がない。皆小銭を抱え込むから出回わらないのだ。
止むを得ず各商店では、その店だけで通用する券を出して急場を凌ぐ。

“2月25日”を過ぎて新券に交換に行ったら、新券の印刷が間に合わないらしく代わりに証紙を呉れた。
今の政府、役所とやることは変わらない。とにかく好い加減・・・・・・
その証紙をこれまでの「札に貼って」使えというのである。

新券には十円札と百円札しかない。やがて新十円札なるものが出回わったが、そのデザインを見て日本中が呆れかえった。

新円の十円札の図案は「米国」と言う文字になっていた。

いくら占領下とは言え、アメリカに合併されて州になった訳ではない。
一応、政府も国会もある日本国なのに、何故お札が「米国」なのだろう。

新多昭二著“敗戦から再建までの長い日々”引用。


こんな時代が今なら、因みに『クローズアップ現代』はそれをどうドキュメントするのだろう・・・・・

これは僕の父母、姉たちの時代の話。
しかしそれは現代とは比べるべくも無い時代だったと想像する。

「労働して、夫婦仲睦まじくしてやがて子ができて、成長を楽しみに、一生懸命働く。
それが私の若いころの男性の姿だった。」

僕の場合もあれから30余年・・・・・
そんな娘たちにも子どもができて、
僕も、僕のの父母たちの道程を反芻している。

僕らが育った時代・・・・・・・
戦争に負けて、何もかも失って、全く新しくやり直したそんな時代。

そして高速道路ができ、新幹線が走り、空港ができて、そんな僕らまでがなんでもないように海外に出かける。
その焦土の街には高層ビルが林立し、
商店と言う商店にモノは溢れかえり、真っ暗だったそこには24時間、四六時中、煌々とする。

何もかも不自由はなくなった・・・・・

暑いといえばどこの家にもエアーコンディションが。
寒いといえば、エアコン、ハイテクのストーブが。
腹が空いたといえば、いつでもどこでもその空腹は満足させられる。

そんな素晴らしい時代が・・・・・・
一体どうしたと言うのだ。
なにが不満だと言うのだ、なにに怒っているのだ・・・・・

子捨て、子殺しは僕らの子どもたち世代。
そして親殺しが近頃、50代が80代の親を・・・・・僕らの世代・・・・・

そして、あれほど誕生を喜んだ子どもに殺される僕ら世代の親もいる。
あれほど愛し合って暮らしてきたのに、殺しあうかつての恋人同士がいる・・・・・・

時間てそんなに残酷なモノなのか。

でも、“昭和二十一年二月~三月”

なにもかも失わなければ僕らは気づかないのだろうか・・・・・
だったら、何もかも壊れてしまった方がいいのかも知れない。

ひとつ、ひとつ、間引きされるように壊れていくくらいなら。
  


Posted by 昭和24歳  at 14:00Comments(0)

2008年01月10日

党首討論その後



オイッ!小沢っ、しっかりせんかい!!
なに、むにゃむにゃイッチョルじゃ、呆けモンが!

「年金問題、私はシロウトですが・・・・・」

“トウシロー”だったら四の五の言うんじゃあないよ、全く。

福田康夫内閣総理大臣、総裁、あの力の抜けた、頭の後ろから出てくるような声で・・・・・・
全く余裕じゃあないですか(笑)。

小沢一郎、あまりにも“マクラ”が長すぎる。
聴いてる方はしまいには何を質問されているのかわからなくなっちゃう。

正直、民主党は“クズ”ばっかり。
半分以上が、旧社会党、民社党(旧々社会党)の世襲、そして労働者のハネピンで生きている自治労の“組合貴族”代議士。

そして残りが自民党旧田中派、竹下派、バカバカしさこの上なし!

渡部恒三、羽田孜、鳩山由紀夫、岡田克也・・・・・

官邸からしてみれば、とっくに「ケツの割れた」連中ばっかり。
ほんとうなら、自民党の一つや二つぶっ壊れたってすまないようなスキャンダル、真っ黒けなんだけど、
そんなことを、旧田中派、竹下派の連中が突っつこうモンなら返り討ち、闇討ちに遭うこと仕切り。
そんなもんだから、旧田中派も竹下派も知らない、前原や中田を使って吹き込んで「ガセ・メール事件」でドボンさせた。
おそらくあの一件だって、「ホンモノ」に決まってる・・・・・

民主党じゃあないけど、あの“亀井静香”でさえ、
国会での「安倍ヘナチョコ総理と創価学会池田」との密会に四の五の言ったって、

「亀井さん・・・・・あなただって“週刊誌”の記事が本当なら身がいくつあってももたないんじゃあないですか!」

と、“ヘナチョコ”に切返されてる始末(笑)。

「兵站支援は軍事支援」だって、小沢一郎。

その昔、あんたのやったことを思い出すがいい・・・・・・
PKOは出すし、1兆3千8百億円も戦費を出すし、いくら立場が逆転したからって、
もっと、国民に分かりやすい「本当のこと」をなんで言わないんだ(笑)。

「消えた年金の総額は一体いくらなんですか?」

だなんて、門前の小僧だって聞かないようなことを言うんじゃあないよ。
小沢さん、あんたがその“総額”を「○○兆円でしょ!」って言えばいいじゃあないか。
そしたら、福田内閣総理大臣、総裁だって・・・・・

「小沢さんはそう仰いますけどね。
じゃあ、お伺いしますけど、その数字の根拠はなんなんでしょうか?」

と、問い質せるてぇもんじゃないのか・・・・・
それが「討論」だろうが。質疑だったら、国会、委員会でやったらいいんだ。

「小沢さんと私の考えるところは・・・・・
まっ、大体おんなじじゃあないんでしょうか・・・・?」

田中角栄“ロッキード事件”
http://jp.youtube.com/watch?v=Z5ch39IvJBc&feature=related

昭和宰相列伝7佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘
http://jp.youtube.com/watch?v=EoeDB8SONX8&feature=related

今日の「党首討論」・・・・・

そこいら辺の呉服屋の若旦那と横丁の質屋の若旦那の町内会の争いごとの様。
国民、見ていて「どうでもいい」っていう風に感じちゃう・・・・・

改革改革で、外圧で「町内会」も、早いところ再開発するのか、
このまま遺すのかを迫られてるって言うのに相変わらず暖簾の上げ下げに文句をつけ合ってる。

まあ、考えてみれば55年体制の旧自民党、佐藤“栄作銀座通り商店会”の会長跡目争いの、延々とつづくしまりのない三文オペラ。
「階級社会のからくり」そのままを見せつけられているような感じ・・・・・

カックンでしたね(佐山俊二)。
http://jp.youtube.com/watch?v=mZ2TA5CKdik
昔はよかった・・・・・

ケンタ。
  


Posted by 昭和24歳  at 00:15Comments(0)

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