2010年04月20日
作家、塩野七生
作家、塩野七生
資源も富もない、小さな都市国家ローマは「衆知を集める」という共和政の利点をフルに活用することによって、地中海世界を制覇する。しかし、勝者となったローマも「制度疲労」だけは避けることができなかった。この危機を乗り越えるべく、不世出の指導者カエサルが採った帝国方式とは―国家盛衰の法則を探りつつ、今日の日本を考える著者渾身の一冊。
塩野 七生(しおの ななみ、1937年7月7日 - )
「悪をもって悪を制す―小沢一郎氏に強大な権力を与えよ」
と語る塩野七生さん・・・・・・
作家の塩野七生さんが、雑誌「Voice」5月号の特別インタビューで、赫々云々です。
「消耗しきっている多くのマスメディアや有識者の意見など、放っておけばいいのです。日本の国民は、月並みな政治家やマスメディアや有識者が考えるほど『バカ』ではないのですからね。そうでしょう、皆さん!」
実に分かりやすいご意見です。
「消耗しきってる多くのマスメディア」っていうか、その存続さえ危ぶまれているのです・・・・・・
新聞とかテレビとか、週刊誌とか(笑)。
そして塩野七生さん、こうも言ってます・・・・・・
「いま日本は沈没しそうなのですから、救える可能性のある人にこの国を任せなければいけない。小沢氏にはただ大鉈を振るってもらえばいい。日本をこれ以上悪くしないための必要悪なのです。『悪をもって悪を制す』ことを期待してみたらどうでしょう」
その「悪」と例える小沢評だが、小沢民主党幹事長の「カネの問題」に対しては、
「そもそも古今東西、ほとんどの政治家は、多かれ少なかれ汚れているものです。カネにきれいか、汚いか、そんなことばかり気にしいる場合でしょうか!」
と、政治家そのものの本質を・・・・・・
「いま日本で権力の何たるかを分かっている唯一の人が、小沢氏のように思う。民主主義において権力とは何か。それはやはり議席の数です。それに執着する小沢氏は、権力の本質を分かっている人だと思うのです」
小沢氏のその「危なさ」には、
「われわれ国民が彼に明確な方向性を示し、それを実現してもらえばいい」
そして・・・・・・
「権力は墓場まで持っていくわけにはいかない。死ぬまでに使い切るしかない。それを日本の再生のために使うよう、国民が常にそばで煽りつづければよいのです。そして最後はサムライとして死んでもらう」
と。
「改革を成し遂げるためには、場合によっては超法規的措置も必要になります。古代ローマ時代においてはカエサルが断行しました。改革には蛮勇が必要です。小沢氏にはまさにそれを期待したい。もうひとつカエサルに学んでほしいのは、人材登用術。彼は自分からは人を選ばず、与えられた人をどう使いこなすかを考えた。もちろん嫌いな人物でも起用しました」
さらに、普天間基地問題については・・・・・・・・
「私はあまり心配していません。これまで日本は、アメリカに『イエス、イエス』とばかりに従ってきました。今回初めて『イエス』といわないから、アメリカがあわてているだけで、『もう少しならば、慌てさせればいい』とさえ思っています」
と、実に明快にそう言いきる・・・・・・・
ただ、アメリカと対等に付き合うなら、イギリスがそうであるように日本政府も相当の軍事力、その軍事費を覚悟する必要があるとも。
さらに、小泉政権、小泉純一郎にも言及する・・・・・・
「Voice」5月号の特別インタビュー記事より。
資源も富もない、小さな都市国家ローマは「衆知を集める」という共和政の利点をフルに活用することによって、地中海世界を制覇する。しかし、勝者となったローマも「制度疲労」だけは避けることができなかった。この危機を乗り越えるべく、不世出の指導者カエサルが採った帝国方式とは―国家盛衰の法則を探りつつ、今日の日本を考える著者渾身の一冊。
塩野 七生(しおの ななみ、1937年7月7日 - )
「悪をもって悪を制す―小沢一郎氏に強大な権力を与えよ」
と語る塩野七生さん・・・・・・
作家の塩野七生さんが、雑誌「Voice」5月号の特別インタビューで、赫々云々です。
「消耗しきっている多くのマスメディアや有識者の意見など、放っておけばいいのです。日本の国民は、月並みな政治家やマスメディアや有識者が考えるほど『バカ』ではないのですからね。そうでしょう、皆さん!」
実に分かりやすいご意見です。
「消耗しきってる多くのマスメディア」っていうか、その存続さえ危ぶまれているのです・・・・・・
新聞とかテレビとか、週刊誌とか(笑)。
そして塩野七生さん、こうも言ってます・・・・・・
「いま日本は沈没しそうなのですから、救える可能性のある人にこの国を任せなければいけない。小沢氏にはただ大鉈を振るってもらえばいい。日本をこれ以上悪くしないための必要悪なのです。『悪をもって悪を制す』ことを期待してみたらどうでしょう」
その「悪」と例える小沢評だが、小沢民主党幹事長の「カネの問題」に対しては、
「そもそも古今東西、ほとんどの政治家は、多かれ少なかれ汚れているものです。カネにきれいか、汚いか、そんなことばかり気にしいる場合でしょうか!」
と、政治家そのものの本質を・・・・・・
「いま日本で権力の何たるかを分かっている唯一の人が、小沢氏のように思う。民主主義において権力とは何か。それはやはり議席の数です。それに執着する小沢氏は、権力の本質を分かっている人だと思うのです」
小沢氏のその「危なさ」には、
「われわれ国民が彼に明確な方向性を示し、それを実現してもらえばいい」
そして・・・・・・
「権力は墓場まで持っていくわけにはいかない。死ぬまでに使い切るしかない。それを日本の再生のために使うよう、国民が常にそばで煽りつづければよいのです。そして最後はサムライとして死んでもらう」
と。
「改革を成し遂げるためには、場合によっては超法規的措置も必要になります。古代ローマ時代においてはカエサルが断行しました。改革には蛮勇が必要です。小沢氏にはまさにそれを期待したい。もうひとつカエサルに学んでほしいのは、人材登用術。彼は自分からは人を選ばず、与えられた人をどう使いこなすかを考えた。もちろん嫌いな人物でも起用しました」
さらに、普天間基地問題については・・・・・・・・
「私はあまり心配していません。これまで日本は、アメリカに『イエス、イエス』とばかりに従ってきました。今回初めて『イエス』といわないから、アメリカがあわてているだけで、『もう少しならば、慌てさせればいい』とさえ思っています」
と、実に明快にそう言いきる・・・・・・・
ただ、アメリカと対等に付き合うなら、イギリスがそうであるように日本政府も相当の軍事力、その軍事費を覚悟する必要があるとも。
さらに、小泉政権、小泉純一郎にも言及する・・・・・・
「Voice」5月号の特別インタビュー記事より。
Posted by 昭和24歳
at 21:12
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