2010年04月24日

ゲージツとは・・・・・・

ゲージツとは・・・・・・

ゲージツとは・・・・・・

三〇〇年の眠りから目覚めた名器はいかにして千住家の一員となったのか。母が自ら綴った感動のドキュメント・エッセイ。





夢見人・・・・・

今を夢見、過去を手探る。

明日を、未来を期待しない・・・・・

ある種の刹那。

それにさえ夢を見る。

ゲージツ家・・・・・“夢見人”。

一本の大木から切り出し削りだす木精・・・・・

ストラディバリが求めたのは数百年後の今日ではなくまさに“今”ではなかったか。
40年、50年の成木を一つひとつ確かめながら木取をする・・・・・
この瞬間が、こんな僕でも、なんとも楽しみである。

“カンカン”か、“クァンクァン”か・・・・・
それとも“コンコン”か、“クォンクォン”か。

叩いてみる。

ストラディバリの秘密は・・・・・

というより当時は秘密でもなんでもなかった。

それはある種、生活の知恵だったのでは。

けして楽器の世界だけではなくあらゆる用途にそれは工夫され使われていたようだ。

現代それは、“キトサン”と呼ばれ、その甲冑類昆虫の粉末(高分子)を溶剤に溶け込ませ塗料とした・・・・・

現代、医療の世界ではその高分子で作られる手術用の“糸”は多くの人命を救っている。

今では“キチンキトサン”としても健康補助薬としても知られている。

僕もそのキトサン溶剤を験した・・・・・
しかしその絶大な効果はやはり数百年後の証明を待つしかないのではと。

もしかしたら、僕のプロデュースしたギターが300年後とてつもない名器になってたりして(笑)。

米国のマーチン、フォークギター“1940年代頃のもの、そして今日1万ドルからする製品には、
そうした溶剤がシーズニングの工程で使われている。

ただしストラディバリにしても偶然の結果だろうと僕は思っています。

例えば欧州の有名なオペラハウスなどは数百年の木造設計の舞台。
これがひとつの共鳴箱として、マイクロフォンを必要としない環境を作っている。

日本の歌舞伎の歌舞伎座もその木造建築が“音響設備”。
三味線、お囃子、そして舞台を叩く役者の脚と所作の手拍子・・・・・

これらも、昨日今日の近代建築ではなく数百年のそれで、
寄席の小屋もその雰囲気は上野鈴本よりは、古めかしい“新宿末広”
ということに成る・・・・・

CDでは“音圧”は感じられない・・・・・
僕もあの針をレコード盤に置いたときの、

“ヴォッ”とも、“ヴァッ”ともいえない音が好きです。

それにスピーカーのコーンの材質、
磁石の湿式か乾式かの違い・・・・・
いまでは全て、湿式のようですが。
それとコイルワイヤーの成分・・・・・・

これらも今日では多くは期待できません。

エレキギター作りにもこれは例外ではないのです。
僕も韓国とか中国の業者にその乾式マグネットを求めましたが、
今ではもう入手は出来ません。

ギターアンプのチューブも旧ソ連、東欧の真空管を輸入してました。
歩留まりは悪いですが、なんと言ってもサウンドは“ホット”です。

最近チャップリンのサウンドに凝ってます。

エターナリー、スマイル・・・・・

名曲ですね。

何れも“チャーリー・チャップリン”の作曲です、作詞も。

チャーリー、ヴァイオリンの名手でもありました。

特に、“スマイル”という楽曲。

そのメロディーたるや・・・・・・

至高です。

ゲージツとは・・・・・・



Posted by 昭和24歳  at 07:04 │Comments(0)

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