2008年04月20日

雨上がり

雨上がりに息子の手を引いて散歩・・・・・
息子はお気に入りのお姉ちゃんのお下がりのスノーブーツで“タッタッ”と走り出す。
其処彼処に“泥濘”が春雲を映している。

子どもは可笑しなもので何故か“泥濘”が好きだ。
黄色い帽子にランドセル、そして黄色い傘でまだぴかぴかの一年生が「ぴちゃぴちゃ」とその“泥濘”に。

長靴を履いていようがいまいが、いつも子どもは“泥濘”を遊ぶ・・・・・

僕も息子と一緒に“泥濘”に入った。

泥濘をかがむようにして息子も僕も覗いている。
ゆらっとゆれる泥濘に息子も僕も笑っている、ゆらゆらっと笑っている。
そのうしろを春雲が足早く流れていった・・・・・

そんな泥濘に遠い日のそれが過ぎる。

時代は変わっても・・・“泥濘”は束の間のアメンボウの世界。

アメンボウはどこで生まれてどこへ行くのだろう・・・・・

僕も結局は泥濘に生きているのではないだろうか・・・とふと思う。
泥濘・・・人生は泥濘なのかもしれない。

今度は何処の“泥濘”で遊ぼうか・・・・・




Posted by 昭和24歳  at 05:58 │Comments(2)

この記事へのコメント
一遍の詩のようですね
Posted by beepのママ at 2008年04月20日 12:27
家の近くの田んぼが分譲住宅になった。
去年の梅雨にはそこにはカブトエビやゲンゴロウとか・・・・・
そう、アメンボウも。
そんな虫たちにとってそこは地球そのものだった。
誰がそんな地球を壊してしまったのか。
そしてそこには楽しそうな家族がきっと暮らすことになるだろう。
でも壊れてしまった地球はもう二度と還らない。
Posted by 昭和24歳昭和24歳 at 2008年04月20日 14:00
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