2009年09月26日

敗北を抱きしめて

敗北を抱きしめて

ジョン・ダワー (John W. Dower,1938年-) は、米国のリベラル派の歴史学者である。
専攻は、日本近代史。妻は日本人。
ロードアイランド州生まれ。アマースト大学卒業、ハーヴァード大学で博士号取得。


以下、その「敗北を抱きしめて」の一節です。

<引用開始>

・・・・・・降伏後、保守派にとって最優先の課題は、社会の激変を避け、天皇中心の「国体」を不変のままに維持し、日本経済を立ち直らせることであった。
 そして彼らは、軍国主義、政治的抑圧、軍事侵略の「根本的」原因を云々するようなことはすべて拒否し、あの戦争は帝国軍隊内部の、無責任で謀略的な連中がもたらした逸脱だったのだといい、そうである以上、構造的・制度的改革は不必要であると説明した。
 そしてそのような根本的改革とは逆に、必要なのは1920年代後半の状態、すなわち軍国主義者が権力を握る以前の国家社会へと回帰することでありすべてはそれに尽きるというのであった。
 もしもこうした文民エリートたちに日本の戦後を任せたとすれば、実行されたのは軍事指導者の穏便な追放や、将来極端な軍事的行為に走らないようにするための小規模な改革であっただろう。
 1946-47、1948-1954まで首相を務めた吉田茂は「そもそも日本を民主化できる可能性はない」と言ってのけた。  
 彼の表現によると、日本人には本物の自治を行う能力はない、そうでもないなどというものは民族的な誇りのせいで目が見えなくなっているか、左翼の宣伝に酔わされているかどちらかだ・・・・・・

<引用終了>



とおりすがりの魚伸さんのコメント<八ツ場ダムと秋の空>

だから、とおりすがりの観光客さん。それは「マスコミにも責任がある」ではなくて、マスコミにこそ責任があるんじゃねの?それで、その議員だけに影響があるんじゃなくて、長野原町役場の機能を停止させるような全国からの嫌がらせ(メールが1日に4000件も来て、本当に業務に必要なメールが届かない)など、、まあ、今朝の上毛新聞の記事ですけど、非常に困っているわけです。だれが悪者って、嘘ついてダムを造ろうとしていた国土交通省の官僚や職員なのに民主党が大臣になったらおとがめなしかよ。そんなのおかしいだろうが。国土交通省にだまされていた住民が攻撃をうけるなんて悲しいことはないですよ。それから、賛同の手紙を渡した人も民主党と仲良しなのにあんなところで手紙を渡さなくてもいつでも渡せるのに映像に映ることを計算にいれてやっていることはやらせとは言わないんかい。なにがあっても地元住民だけはいじめるな。全国の人に言いたい。住民をだまして八ッ場ダムが必要だ、必要だと言って、住民を移転させたのは国土交通省だ。前原さんが大臣になったからといって、辻本さんや馬淵さんが副大臣になったからといって、三日月さんが政務官になったからといって、これまでやって来た官僚達までいっしょにクリーンなイメージになってしまう報道のあり方ってなんなんだよってことじゃないですか。脱官僚じゃあねえのかよ。 

つまり民主党が占領軍GHQっていうことだろうか

官僚の中の官僚、吉田元茂首相(麻生前首相の祖父)の言葉を借りれば、こういうことだ・・・・・・

「そもそも日本を民主化できる可能性はない」

「日本人には本物の自治を行う能力はない、そうでもないなどというものは民族的な誇りのせいで目が見えなくなっているか、左翼の宣伝に酔わされているかどちらかだ」


まあ、八ッ場ダム問題にしても官僚、国交省の役人は地元住民のことなんか爪の垢ほどにもない・・・・・・
つまり政権が替わったら替わったで平然と180度違うことを「信念を以て」いう(笑)。

で、その官僚なんだけど、全くフザケタ話をテレ朝の、確か昼の大和田獏のやつで見た。
茨城6区で丹羽雄哉を破って初当選した「大泉ひろこ」。厚労省官僚出身で元山口県副知事・・・・・・

大和田獏の質問で、

「大泉さん、とくに官僚ご出身でいらっしゃる。で、民主党政権になったわけですけど・・・・・
『脱官僚』ということですけど、そういうことで現実問題として官僚の人たちってすぐに民主党議員になびきますかねぇ?」


そんな問いまわしだったと思いますが、それに答えた元官僚、大泉ひろこ衆議院議員は、

「大丈夫です。官僚って“変わり身早い”んです。」

まあ、元官僚のお言葉だけに、黒鉄ヒロシさんも北野先生も「あっ???」っていうような顔してましたけど。
つまり、八ッ場ダム問題でも、官僚、自分たちの責任など露ほども感じていいませんし、想像すらしてない。だろう(笑)。
まあ、自己保身ていうか、そのことへの後ろめたさなんか微塵もない・・・・・・
市役所辺りの木っ端役人でも、そういう言い回ししますからね。時にはとぼけたりしながら。
僕も立ち退きで交渉した経験あるんですけど。「ええっ」の連続でしたから。結局騙された形になっちゃったんですけど(笑)。


>マスコミにこそ責任があるんじゃねの?

“第三の権力”とかですね。官僚サイドが根回ししているはずです。そして住民をボロボロにしてゆく。
「記者クラブ」でしょうか。つまり密室の行為です。やはり、そこは政治が切り込んでいかなくてはならないんだけど。
当然ヤラセもあるはずです。まあ、たしかに住民の中にもワルは潜んでいると思いますけど、ソレもグルになって・・・・・

なんか、戦後っていうか、今回の騒動を見ているとなにも変わってないなっていう感じですね。
国民大衆はいいように翻弄されていく。そして時間だけが過ぎてその問題は風化される・・・・・・

やっぱり、休止です!! 

僕の家の近くでいの側の橋の袂を工事、通行止めしている・・・・・・
でも、通勤通学の時間帯は、

工事休止です!!
おかげで娘たちの通学は大助かりです・・・・・・
帰りは5時過ぎまでダメですけど。




Posted by 昭和24歳  at 14:41 │Comments(1)

この記事へのコメント
ダムは休止で、生活再建はどんどんやっていく。ダム湖はあきらめるが、変わりのものを国土交通大臣が提案するってことで。
Posted by とおりすがりの魚伸さん at 2009年09月26日 14:52
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