2009年09月22日

井の中の“八ッ場ダム”

井の中の“八ッ場ダム”


井の中の“八ッ場ダム”


八ツ場ダム建設中止時期が不透明に「地元の理解得るまで」国交相
2009.9.21 22:10 産経ニュース

  前原誠司国土交通相は21日、民主党が建設中止をマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)について、「地元や関係都県の理解を得るまでは基本計画廃止に関する法律上の手続きは始めない」と表明、地元関係者との調整を踏まえ、合意形成を目指す考えを鮮明にした。

 八ツ場ダムの建設中止には関係自治体が強く反発しており、前原国交相は現実的な判断を示した格好だ。国と自治体の協議は長期化が必至とみられる。

 八ツ場ダムについて、前原国交相は23日に現地を視察する予定だ。これに先立ち、高山欣也・長野原町長らは19日に住民代表者らと協議、「白紙の状態の意見交換」を求めて前原国交相に要請文を送付していた。

 前原国交相は21日、地元の動きに受けてコメントを発表。「建設事業を中止する方針は変わらない」とした上で、「中止に向けては最大の被害者ともいえる地元住民や関係都県、利水者などとの合意形成が不可欠」とする認識を示し、「じっくりと話し合う姿勢を堅持し、生活再建事業も中断しない」と表明した。

 前原国交相は八ツ場ダムの建設を中止した場合、自治体がこれまでダム建設のために拠出した負担金について、治水費も含めて返還する検討を進めている。

 一方、前原国交相は21日、国交省で幹部を交えて開いた初の政務三役会議の終了後、記者団に対し、平成21年度補正予算の一部執行停止について「私個人の考えでは民間や地方と契約に入っているものは凍結は難しい」と述べた。民間企業に発注済みの公共事業や、政府として正式決定した地方自治体への補助金などを凍結することは難しいとの認識を示したもの。三役会議では、日本航空の経営再建問題などについても意見交換した。



“八ッ場ダム” って???

 吾妻川流域の多目的ダム建設計画は1949年(昭和24年)に経済安定本部の諮問機関である治水調査会の答申に基づき建設省によって手掛けられた「利根川改訂改修計画」において利根川に10箇所のダムを建設する利根川上流ダム群(後の「利根川水系8ダム」)計画に準拠しており、カスリーン台風級の水害から首都・東京及び利根川流域を守る為に1952年(昭和27年)に計画発表された。

詳細はリンク先のWikipediaで確認してほしいんだけど・・・・・・・
まあとにかく古い話です。何せこの計画の発端が昭和24年ですから。奇しくも「昭和24歳」です(笑)。
で、「1994年(平成6年)にはダム建設のための最初の工事として工事用道路の建設が始まった。」とかですから、
まあ、計画45年ぶりにしてようやく着工で、まあ、最初っから大反対とかだったということですから・・・・・
当時、先頭きって「大反対運動」を展開していた人はもうそう多くはいいないのではないだろうか。
で、今では大反対していた住民もまあ、妥協の産物で、時代も時代だしっていうわけで着工、結局総工費8800億円(?)。
まあ、最終的には9000億円とか1兆円とか。大雑把ですね(笑)。

で、この“八ッ場ダム”建設には決定的な障害が、草津、白根から流れ込む強酸性の河水・・・・・・
吾妻川は「死の川」といわれていたとか。つまり水生生物が生息できない環境にあったわけです。
結局、そのまんまで“八ッ場ダム”建設なんてできっこないんで、吾妻川中和事業が施行され、まあ「水清く」とか。

で、品木ダム建設とかがあったっていうわけですけど・・・・・
まあ、その品木ダムって、つまり強酸性の河水を中和させるために建設されたダム。
で、その品木ダムには大量の石灰を流し込みわけですけど、当然その品木ダム湖底には中和生成物と土砂が溜まる。
で、その処理に石灰浚渫船を湖面に浮かべ、毎日、その中和生成物と土砂のヘドロを浚渫・・・・・
まあその事業費だけで毎年10億円とか。実は知り合いの運送屋さんがその浚渫さられた土砂ヘドロの運搬を請負ってます。

で、まじめに考えた時・・・・・・
本当に“八ッ場ダム”は必要なんでしょうか???


まあ、今、建設中止はけしからんとか仰っておられる地元住民も、当初は大反対だったわけです。
で、正直、今も「大反対」とか言ってるのは、早い話「反対屋」っていうような話もあるんだけど。「成田闘争」みたいな。
とはいうものの、「反対」するからには「反対する」、それなりの根拠があるわけです。将来の需要予測とか・・・・・・

つまり、「国交大臣とは会いません」とかいっている地元住民のみなさんも「決めちゃったから」なんですね。
別に、どうしても“八ッ場ダム”がなければいけないとかの理由で「国交大臣に会いません」っていう話ではないようです。
もう引っ越しも決めちゃったし、将来の生活設計も“八ッ場ダム”ありきで、将来の夢も・・・・・
まあ、国が、どうしてもっていうんで仕方なしにOKして踏ん切りつけたところなのに、政権交代とかで180度政策転換。

お怒りごもっともです。

で、どうしても“八ッ場ダム”がなくてはならないものなのか・・・・・・
また、あったとして、本当に将来恒久的に、いわゆる水利、治水に役立つものなのか。

発案から45年にいたって、“八ッ場ダム”がなくてもどうっていうことはなかった・・・・・・
では将来、20年後、30年後本当に需要があるのか。少子高齢化である。
つまり、高度成長期、右肩上がりの経済環境と今日のような先行きの見えない明日とか、
希望のない、夢のない将来で、しかも「少子化」、50年後には人口減少が30%とも、40%とも・・・・・・

しかも高度工業化は必至で工業用水の需要がどこまで伸びるのか。
ましてや、海水の淡水化技術は日本は最先端である。その意味では飲料水だけなら日本は「水王国」である。

賛成か反対か!!

しかかったものだから止めるわけにはいかない。
やると決めたのだから止めるわけにはいかない。

つまり感情論でしかない。地元住民のみなさんにしてみれば政権が変わったで・・・・・・

「どこまでバカにすれば気が済むのだ」

っていう話だろう。ごもっともです・・・・・・
前政権がゴリ押した結果です。しかし政権交代ということはこういうことです。
国は、新政権は政権をかけて、「中止なら」地味と住民に誠心誠意、その後の「生活保障」をしなければならない。

で、問題は前原国交大臣、民主党だ・・・・・・・

マニフェスト。一度振り上げ拳の落とし所などと下手な考えをすると国民は見放す。
ハッキリ言って、“八ッ場ダム”建設は「カネで解決した」自民党政権の国策事業だった。
だったら民主党政権も・・・・・・

「カネで解決することだ!!」

井の中の“八ッ場ダム”なのである・・・・・・




Posted by 昭和24歳  at 09:27 │Comments(14)

この記事へのコメント
これから世界の人口が爆発的に増えることを考えると食料輸入がしにくくなるのではないかと思います。日本の食料自給率はカロリーベースで4割くらいなので、6割は輸入に頼っています。そして、日本にとっては農産物を輸入するほうが国産よりも安く、国内でつくるよりも輸入する方が儲かる人がいるということでしょう。外国の生産者にとっては高く売れる輸出に食料を回すのは当然のことで、その結果現地では食料価格が高騰したり、食料不足で飢餓におそわれたりしているそうです。
今では金融危機もこれに拍車をかけ、世界の飢餓人口は10億人を超えているそうです。
日本国内で農産物の自給率を上げていくことを考えなければこの飢餓のしっぺ返しはいつかくるでしょう。
だから今、国内での自給率を高め、農業強化をする必要があると思います。それは決して個別所得補償ではなく、農家からは税金を取らないから、つくればつくるほど収入が増えるということにすればよいと思う。
農家にはこれまで納めた税金も5年間さかのぼって返還し、これまで放棄していた農地を使えるようにするための投資につかってもらいます。
しかし、その時には農業用水の確保が必要だと思います。
八ッ場ダムには農業用水確保の目的は含まれていません。ですから八ッ場ダムに対してこのことを議論する余地もないのかもしてませんが、国内のダムを議論するのに、食料自給率向上のための水確保を考えないのはなぜかと思います。やはり輸入したほうが儲かる人がいるからでしょうか。60億人の世界人口のうち10億人が飢餓ということを考えれば、食料自給を進める方向になってしかるべきなのに自由化を進め、個別所得補償を進め、輸入を増やし農産物をつくらないようつくらないようにすることが、ダム中止議論展開と同じ方向のベクトルになっているのではないかと疑わしく思う。
Posted by とおりすがりの魚伸さん at 2009年09月22日 10:46
それから、ダムができないと長野原町は財政再建団体に転落します。
ダムのために国がすでに8割以上を取得した広大な面積の土地には町が固定資産税を課税することができません。
外にでていってしまった人がたくさんいて、代替地に住む人も少なくなり納税者も激減しています。
一方で、代替地に移転するために集会所や学校、保育園、町道などの施設を新しく造りましたから、沈むはずだった公共施設と併せて維持管理費が激増します。
税収が減って、支出が増えるということで地元にとってはとうてい受け入れられることではありません。しかしダムで水没すれば税収減分の補填があり、旧施設もなくなります。
地元は財政再建団体になってしまうのがわかっていて手をこまねいているわけにはいかないのです。
マニフェストだからと言って急ハンドルを切りすぎると国民はみんな振り落とされてしまうのではないでしょうか。少しずつ課題や問題点を浮き上がらせていって解決しながらやっていくことが大切だと思います。
Posted by とおりすがりの魚伸さん at 2009年09月22日 11:16
それからダム以外の治水方法で民主党は遊水池や調整池を推奨しているようですが、どこが遊水池になるのでしょうか。
東京都や埼玉県は人口集積しており、すでに莫大なインフラ投資がなされていますから、遊水池候補は群馬県になるでしょう。もしくは埼玉県北部も遊水池候補でしょうか。
遊水池の建設コストを考えると田圃や畑などの地価が安いところを買収してつぶす気なのではないでしょうか。
そうしますと自分の田畑を売ってまで、自分の家のそばに洪水を受け入れる住民がいるでしょうか。私は大反対が起こると思います。私も絶対に自分の家のそばに遊水池なんか造らせません。私の寿命いっぱい(後30年間くらい)反対してやります。
住民の合意形成なしでダムをやめて遊水池で治水ができるなんて発言がちゃんちゃらおかしいです。
どこにつくるんですか?遊水池
Posted by とおりすがりの魚伸さん at 2009年09月22日 11:39
問題は前原大臣だ・・・ 同感です。
八ツ場ダム中止はマニフェストの無駄使いの項目に入っております。つまり支出の削減です。しかし中止で補償、返還金で継続より費用がかかるのであれば何の為の中止かわかりません。無駄使いを止めるため、それ以上の無駄使いをする。
前原大臣は目的と手段がわからないとしか考えられません。
前原大臣はメール事件で代表を辞任しました。この人は脇が甘いんでしょうね
Posted by nasauvalkly at 2009年09月22日 20:57
2005年は同じマニフェストで民主が負けている。民意なんてそんなものだ。

公共工事を選挙の度に変えるな。偽メール前原がうすら笑いで民意だ、中止だ、なんて軽々しく言えるもんじゃない。原理主義者は顔洗って出直して来い。
Posted by 冷静 at 2009年09月22日 22:46
昭和24歳さん

今の八ツ場ダムの議論は「絡まった糸」を絡まったまま、その立場に立って主張しているようで、議論が深まっていく気配が見えません。
私はまず知りたいのは八ツ場ダムの目的とされる治水・利水面の効果や費用の問題が、時の政府(官僚)が公表しているデータで間違いないのか?と言うことです。某年金担当官庁は「100年安心プラン」等と称して数年で破たんするような制度を推し進めました。高速道路も借り入れを返済後は無料にする計画を、自分たちに都合の良いように(永続的に建設できるように)変えてしまいました。暫定税率は半永久に続き、恒久減税は数年で終了しました。
このような過去の政策決定やその執行について「正直何を信じていいの?」と言う事が今回の政権交代だっとと思います。
地元の方の怒りや生活保障の問題は、当然斟酌されるべきです。国の政策による被害者ですから。しかし「ここまで計画が進んでしまったから」とか「住民の方が御苦労された今までの経緯があるから、ダム建設が必要」的な従来の公共事業の推進方法を政権交代を機に再査定をする必要があると思います。
Posted by 元気が一番! at 2009年09月23日 09:27
ある記者が言ってましたけど、今日の群馬県知事、長野原町長、東吾妻町長との意見交換で、前原大臣が言ったことは「中止と継続の単純な事業費の高い安いではなく、環境に与える影響などを考慮に入れるとダムを造った場合の損失が大きいと考えている。ダムに砂がたまって下流に流れていかないことにより海岸の砂が低下して改めて護岸工事の必要がでることとか水質が悪くなるとか。そういうことを考えると建設継続のほうが高くなる可能性が大きい。」とのことです。そういうことが想定されるなら金額をきちんと試算してみりゃいいわけで、どんな工事が増えていくらかかって、水質が悪くなっていくら損とか。しかし、反対派が「吾妻川は強酸性の川で中和のために石灰をいれている状態で水質が悪くて飲料水に適していない」と言っているのを鵜呑みにしている民主党が今更水質のことを言えないのではないでしょうか。
それにダムができて水質が悪くなるのは上流河川左右岸から落ちる樹木の葉が腐ったりして富栄養化という現象が起きた時であって、強酸性を中和している吾妻川の水はむしろ富営強化が起こりにくい水なのでダムを造っても大丈夫ってことです。
そして砂が海岸まで流れない問題ですが、それが新たな海岸の護岸工事を増やすことになるって問題があるなら利根大堰をぶっ壊さなけりゃならないじゃないかってことです。
中止ならきちんとした説明をしてほしいのです。57年も苦しんできた地元住民が救われるために。
それから、八ッ場ダムの工事に着工したのは自社さ連立政権であり、菅さん、小沢さんも鳩山さんも前原さんも「さきがけ」で、八ッ場ダムの着工を祝った世代だったんだとさ。げげ。民主党のみなさん、だれかの罠にはまってないですか?
Posted by とおりすがりの魚伸さん at 2009年09月23日 23:26
私も原理主義や教条主義は嫌いです(-_☆)独善的だから!

とにかく必要か無用かを判断できる客観的データを全て速やかに国民に晒せば良いのです。

もはや無用なのか将来も必要なのか?中止した場合の住民の生活再建や関係地域への保障金は、きちんとしないといけませんよね。

【無駄な】公共事業を削減し、歳出を抑える、が民主党のマニフェストではあります。しかし無駄な公共事業をダラダラと続けたのは自民党の利権の世でした。まあ「尻拭いだぜ!政権交代は」を覚悟しないといかんのです。

民主党政権は費用対効果をどう捉えてますか?そのままの方が安いのと止めた方が高いのと…今はこうだけれど将来はこうですというような…

分かりやすい話をしましょう!
Posted by 忠やん at 2009年09月24日 00:04
それが、今日、民主党は記者の質問に対して、そういういろいろな要素を考慮しての「費用対効果の再計算はしない」と言ったそうです。たぶん、水質とかを金に換算する方法がないとか、正当な理由はあるのでしょうけれども、私が思うにはどう計算しても費用対効果が1を越えてしまうのではないでしょうか。
つまり、「計算してみればそれなりの効果はあるだろうけれども八ッ場ダムの中止は民主党の金看板だからどうしてもやめさせてください。」というお願いに来たというわけです。
このため、町長さんは「今日は住民を呼ばなくてよかった」と言っていたそうです。前原大臣が正当な理由の説明をしに来たのではなく、変なお願いをしに来ただけだったからではないでしょうか。
Posted by とおりすがりの魚伸さん at 2009年09月24日 00:22
魚伸こんばんは。いつもレス見てます。真面目なお人柄を感じております。よろしうm(u_u)m


民主党政権はまず、勘違いしちぁあいけませんよね。
自民党にやめて欲しいから、選択肢としての民主党に一回のるか?みたいな私のような衆愚がイッパイいたんでしょう。

準備期間は十分あったなぁ。シャドーキャビネット時代で大臣ごっこもしてましたから。だったらバッチリキッチリとデータを集積し、解析していないと困ります。まあ長妻さんとか馬渕さんとかがいるっちゃあいます。

インテリジェンスってゆうのは使える情報の大トロ部位ですもの。扱えるのかな?

しかしナンたら戦略局なんてまた、戦前の軍令部みたいですが。アタマが二つというか。分裂症的なバカヤロなコーチに権力を持たせた日には選手はたまりませんからね。
Posted by 忠やん at 2009年09月24日 01:43
忠やんさん、こちらこそよろしくお願いします。
私はこの政権交代は意味のあるものだと思っています。たとえば、私の住む市内では夜11時をすぎると小児科がいなくなってしまいます。それで何年か前にうちの子が熱性痙攣で倒れた時に救急車を呼んで、隊員さんが市内の公設病院に電話をしたら、「今、小児科医がいないから見ることができません。あと30分早ければいたんですけど残念ですね。症状がおさまったら診ることができますので来てください。」だって。そんなもん医者ならだれだって診られるじゃない。

一番大切な子ども達の命の危険がわかっていてなにもできないのですから今の政権ではだめだど思っていました。
だから、そういうところを新政権に尻ぬぐいしてほしいのに、今のままではだめです。
憲法のように「マニフェストだからやらなくちゃならない」とか言って、まるで水戸黄門の印籠か?ってなもんです。それが説明責任を果たすことになるのか?ってことです。

公共事業を住民の意見も聞かないでいきなり始めるやつらは嫌いですけど、始めておいて代替案を示すこともなく、住民の意見を聞かないでいきなりやめるやつはもっときらいです。どちらも住民の意見を聞かないで自分たちの思い通りにしようという点で変わらないからです。

そして、今のままでは民主党は急ハンドルを切りすぎて国民全部を振り落として自分たちだけで走っていってしまうでしょう。
誰も大臣になって1週間で成果をすぐに上げることなんか望んでないでしょう。

息の長い政治をして、2020年にCO2削減25%を達成した時にも民主党が健在でいるように、謙虚な態度で望んでほしいだけです。

ここでおやじギャグを言います。
「マニフェストはファニエスト」

(どうですか、私ちっとも真面目じゃないでしょう。)
Posted by とおりすがりの魚伸さん at 2009年09月24日 23:35
問題は、『八ッ場ダムの水が飲料水に向くか?』だと思う。
政局なんて関係ないです。
Posted by 下流域の住民 at 2009年10月08日 16:46
下流域の住民さん

>政局なんて関係ないです。

仰るとおりです。
まあ、治水利水なんでしょう。
で、世界では「水」で戦争になるし、ココも昔は水で争いました。
で、最大級の台風が来ちゃったわけですけど、治水は大丈夫だったか?

それにしても、おカネがかかりすぎですね。
Posted by 昭和24歳昭和24歳 at 2009年10月08日 20:04
八ッ場ダムの水を直接飲み水にするわけではなく、利根川上流にたまった水と混ざって群馬県、埼玉県、東京都、千葉県、茨城県に流れています。それを飲み水にするのです。
群馬県民は17万人くらい。埼玉県民は150から160万人くらいがもうすでに利根川から水を取水して飲んでいます。東京都民も千葉県民も茨城県民もすでに飲んでいます。各下流都県民が総意で水はいりませんといえばダムはいらないということになりますが、その時は今までつぎ込んだ3100億円が国から各都県や水道局に返還されません。
国がやめると言ったので法律に基づき3100億円を返してもらえるわけです。
それだけではありません。各沿線の市町村が八ッ場ダムをあてにしてすでに何十億円もかけてつくった浄水場などもすべて無駄になりますからその分も市町村は返してもらえるはずです。国から今までに投資した金を返してもらうことが先決です。もし、民主党が法律を変えてしまいお金を返さないということになったら下流住民の水道代金に上乗せされます。なんら渇水対策ができていないのに水道代金だけがあがるのです。
だから下流都県民はもっと民主党の中止宣言におこらなくてはなりません。「民主党は責任をとって金を返」せと。だから政局なんて関係ないなんてことはないんですよ。
Posted by とおりすがりの魚伸さん at 2009年10月12日 09:52
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