2008年02月26日

十年一昔

日本人の悪い癖である・・・・・・

「水に流す」

善いことを水に流してしまうのはかまわないが、

“悪事”はそれではいけない。

初めて知ったが、アメリカでの“殺人事件”には『時効』はないそうだ。

さすがアメリカ、いいことを知った。

今のアメリカ人の三代前ほどのアメリカ人が犯した先住民大虐殺にも当然“時効”が無いということか。
その贖罪のつもりか、インディアン保護区を指定して先住民族の生活を保障している(?)。
もっとも、かつてはそう言った地域でそう言った場所だからそこで核実験を繰り返したアメリカも、もうひとつのアメリカだが・・・・・

だとしたら、かの大戦で裁かれなければならないのは、
東京大空襲、ヒロシマ、ナガサキの原水爆で非戦闘員の大虐殺は当然「時効無き」殺人事件だろう。

>十年ひとむかし

ここまで年を重ねると「十年ひとむかし」というわけには行かない。

この国の今の様はおよそ30年前の悪行が引き起こしているという事実。
そう、“70代”の方々が40代の頃に言われ始め、制度として立法されてきたことが今日をここまで貶めている・・・・・・

国民年金を、厚生年金を、雇用保険を自由勝手に“国債”という返す当ての無い偽装借金で国民の積立金を使いまわし始めた。
それが今から「30年一昔」で、それを騒いでいる。

郵貯、簡保の使いまわしも“田中角栄”の議員立法で公共事業資金に。
今騒がれている“石油特措法”の“暫定税率”もその田中角栄の日本列島改造論がほぼ発端だ。

それでも、苦労人だった戦後第一世代の官僚、国会議員には清濁併せ持ち、幾ばくかの良心で政治をした(?)。
それが、戦後成金、高度成長期成金の、“富める者”から一般大衆への富の再配分がその税制で行われ、
その大衆大量消費社会が高度経済成長を支え、そこに言う『個人消費』が世界第二の経済大国までに押し上げた。

ところがどうだ・・・・・・

二世三世の官僚国会議員はあろうことか、一般大衆への増税策をとり始めた。
消費税3%から、5%に。そして最高税率の軽減、法人税軽減、総合課税の取りやめ。

「頑張った人が報われない社会ではダメだ」とか、

「金持ちを絞ると外国に逃げてゆく」とかの論調で、金持ち減税、大企業減税が実行され、

その穴埋めに、大衆消費税とサラリー所得に対する課税強化策が打ち出され結果、
それが今日の個人消費低迷と、国民総生産の現象を招いている。

輸出入に占める純貿易は個人消費総額の10%にも満たない。
この国の繁栄は、すべからく「個人消費」がもたらしているという事実を消し去り、

「金持ち=頑張った人」だけを優遇処置した。

しかし、“個人消費”あっての「金持ち」ではないのか。
トヨタもソニーも松下も国民大衆が喜んで買った結果世界的大企業にのし上がったのではなかったのか。

政治は、純貿易10兆円のために円高阻止策をこれまで総額数百兆円、その全てが米国債権に化けて、
それが使うに使えない“ドル”としてつまり不良債権化し、確かにトヨタ、ソニー、松下の収益には貢献しているが国民の首を絞めている。

資源輸入大国、食料輸入大国にとって“円高”は好機ではないのか。
日本の中小企業の輸出部門は研究に研究を重ね、そこで優秀な製品を高価でもその輸出に成功している。

そして今日、大企業は多国籍企業化し、主たる生産は外国で行っており、日本からの輸出には至ってない。
逆に、“日本製品”、看板製品の逆輸入が相当な割合を占めてきている。

国内の個人消費、ほぼ300兆円前後を犠牲にその10%ほどの輸出売上を保護している。

30年一昔・・・・・・

昔ではありません。つい昨日のことです。
その証拠に、みなさんがこうしてここにいる。そしてその証人として。

今の官僚政治家は『生活者』ではない。
森喜朗のいう天皇を中心とした「神の国の住人」です(笑)。



Posted by 昭和24歳  at 20:22 │Comments(0)

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