2009年06月05日

足利事件、冤罪と裁判員制度

足利事件、冤罪と裁判員制度


<足利事件>菅家さん釈放 同時期のDNA鑑定、最高検が証拠保存指示 再審請求に備え
6月5日8時37分配信 毎日新聞

菅家さんを釈放した異例の事態を受け、最高検は4日、足利事件と同時期にDNA型鑑定した事件について、被害者の着衣など関連証拠を保存するよう全国の地検に指示する方針を明らかにした。
足利事件以外で再審請求が出た場合に備えるためという。



菅家さん 年内にも無罪確定 検察側、有罪立証見送り
6月5日15時32分配信 産経新聞

栃木県足利市で平成2年、保育園女児=当時(4)=が誘拐、殺害された事件で、再審請求中に釈放された菅家(すがや)利和さん(62)=無期懲役が確定=の再審公判に備え、検察当局は新たな有罪立証をせず、無罪の論告をする方針を固めたことが5日、分かった。菅家さんの再審無罪が確実となった。


足利事件「極めて重く受けとめている」 森法相
配信元:産経新聞 2009/06/05 11:39更新

森英介法相は5日の閣議後会見で、足利事件で無罪の可能性が高まったとして4日に釈放された菅家利和さんへの謝罪などについて「検察としては極めて重く受け止めており、いずれ適切に対処すると思っている」と話した。


証拠を偽造する国家犯罪!!  

足利事件、冤罪と裁判員制度


再審請求を棄却 足利の女児誘拐殺人
2008.2.13 12:14

 栃木県足利市で平成2年、4歳の女児が殺害された「足利事件」で、宇都宮地裁(池本寿美子裁判長)は13日、殺人とわいせつ目的誘拐などの罪に問われ、最高裁で無期懲役が確定した元幼稚園バス運転手、菅家利和受刑者(61)の再審請求を棄却した。弁護団は東京高裁に即時抗告する方針。

 池本裁判長は、弁護側が出したDNA型鑑定などの新証拠について「証拠価値は乏しい」などとし、いずれも認めなかった。



【足利事件】「捜査は妥当だった」「思い出したくない」 栃木県警元幹部ら
産経ニュース 2009.6.4 12:11

 足利事件で菅家利和さん(62)の釈放が決まった4日午前、事件捜査にあたった元栃木県警幹部らは「捜査は妥当だった」と強気の姿勢を示す一方、「事件のことは思い出したくない」と複雑な表情をみせた。

 「えっ、そうなの」。県警職員は庁舎内で菅家さん釈放決定のニュースを見ると、絶句。幹部らが情報収集に追われた。

 当時の刑事部長(75)は「無罪が確定したわけではない。問題はこれから。法律に基づいて妥当な捜査をし、自供も得ている。(菅家さんが)やったと信じている」と話した。



「事件のことは思い出したくない」

「事件のことは思い出したくない」だが、ぜひ「思い出して」もらわなければいけない。

当時有罪判決、無期懲役を求刑した検察も、判決した裁判官も・・・・・・
そして再審も棄却した高裁の判事も、ぜひ「思い出して」もらわなければならない。


国家の判断の誤りというか、国家権力の面子から、一人の国民の17年間という時間を奪う。
当然、その誤りから、冤罪というあってはならない国家犯罪で、
本来、国家が守るべき国民一人の「命」をも奪う、奪ってきただろうと思われる国家犯罪の事例。

最高裁での再審決定の報だ!!



無理やり、証拠を偽造、捏造され殺人犯に仕立てられた「菅家利和さん(62)=無期懲役」だ。

で、裁判員制度です・・・・・・

誘導される判決国民が巻き込まれる・・・・・・
このように、証拠をデッチアゲラレ、「自供だ」、「自白だ」、「証拠だ」で重罪刑事犯容疑者を裁く。

裁いてしまった・・・・・・
もしそれが、今回の“足利事件”のような結果、
国家犯罪の共犯者とされたらどうするのか!!???

今それが問われている!!! 




Posted by 昭和24歳  at 18:05 │Comments(2)

この記事へのコメント
本気で「でっちあげる」気になったら、
いまの時代、ヤバいことになるのではないか?

メディアが決めつけたらそれだけでなんとでもなるわけで・・

「疑わしきは罰する」
「火のないところに煙りは立たず」
そんな考え方で、冤罪についても「仕方ない」で通されたらたまったものではない。

だが、このレベルの内容は個レベルの補償は難しい。
だからこそ、国レベルの対応が欲しいところだが・・

はてさて、どうなるのだろうか。
Posted by くみちょう at 2009年06月05日 19:20
■「一卵性双生児以外は分かる」 足利事件で有名になったDNA鑑定のすごい中身―過信すれば同じことの繰り返しに?
こんにちは。足利事件は、考えさせられることが多くあったと思います。特に科学技術への妄信は、とんでもないことになるという格好の事例となったと思います。人間が行うことには、どんなことでも誤りがあるものですが、日本では、未だに誤りがあってはならないという考えでいろいろなシステムが組まれているいるような気がします。特に、年金の事務処理や、情報の取り扱いなどにそういった面が見受けられます。今後こういった考え方は改めていくべきと思います。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。
Posted by yutakarlson at 2009年06月06日 12:01
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