2020年03月11日

高崎藩主、井伊直政と富岡賢治を考察する

高崎藩主、井伊直政と富岡賢治を考察する
高崎藩主、井伊直政と富岡賢治を考察する

今般、先の見えないコロナショックで昨年では想像もしていなかった困難な時代に突入しようとしています。

そうでなくとも「アベノショック」で日本経済は失われた30年、そのGDPはどん底に張り付いたまま、」そして99%の国民所得は30年前のまま、一寸先は闇のままで去年までの高崎アリーナも高崎芸術劇場も暗雲立ち込め、静寂の中に沈んでいます。
まあね、「〇〇〇〇」もあってその一見華やかな船出も3月と持たず頓挫でしょうか、そしてそれはこれまで想像もしたことのなかった深刻な“社会状況”がひたひたと押し寄せて来る予兆のように思えてならない今日この頃です。


“和田城”(高崎城)。

徳川幕府開闢、江戸入城と同時に上野国箕輪12万石(現・高崎市)を与えられ入城。
そこから数えて“400年”とのことだが、その井伊直政築城の“高崎城”は明治維新の際廃城された。


まあ、そこに平成10年5月6日に地上21階建ての新庁舎“高崎城”が総工費、およそ「350億円」で築城。
旧庁舎の2.55倍の面積とおおよそ、1.4億円のランニングコストだった旧庁舎に対し、7.8億と約5倍強の税金が必要となる...

つまり、「7.8億円-1.4億円=6.4億円」、毎年黙っていても“6.4億円”が累積されていくことになる豪華庁舎の完成。

ご案内の少子化、そしてくどいがアベノショックの、終の見えない30年デフレで 当然、税収減と国からの交付税の削減、さらに地方自治の隠れ借金、もちろん表面上の負債もその新庁舎建設や多くの公共事業で数百億円。

実は国、政府の負債は現在“900兆円”とかだが、地方自治体の地方債等の負債は400兆円とも500兆円とも。
で、群馬県の負債はおよそ“9,000億円”でその規模は対人口比から見ればいっとき騒がれたあの大阪府よりも問題は深刻だ。

ところで、その21階の高層市庁舎の建設が具体化したのはすでに“バブル経済崩壊”に時を合わせていた。
ご案内のように、同じ群馬県太田市でも「新庁舎建設」は高崎市と同規模の“21階建て”を計画し、すでに建設段階に入っていた約233億円の建設予算を、“158億円”に減じ21階設計を12階、地下1階に途中設計変更をスローガンに「市長選立候補した」現清水聖太田市市長。
しかし、高崎市は「計画通り」を譲らず敢行した。その結果、毎年そのランニングコストは“6.4億円”、いや、何時だったかの市議会報告では金額は明示されてはいなかったが旧庁舎との比較は“7.8倍”とか載っていた。


このことで、当然市民の税負担は増大した。住民税、国保税、水道料金、保育料、等々です。
しかも、旧群馬郡地域、多野郡地域の一部を合併することで、当初国、政府からは「合併特例債」とかで双方に補助金は出たとかだが実際は合併することにより行政コストの増大は確実だろう。
当然、その合併により町会議員から市会議員になることで歳費は倍増した、とまあ、なんともおめでたい限りです。

で、元市長、“6期”24年の長期政権がもたらした高崎市の“政官業”の功罪、皮肉にも高崎市のランドマーク「観音様」の親企業の破産である。

ま、そんなこんなで現、富岡賢治市長だが、2期目で有終の美を飾ればよかったんだろうけど運が悪いというか、とんだところで余人を以て代え難い腹心がお縄になるという「財団ショック」。
そして、ホントについてないというかこの「コロナショック」で、日本経済、ひいては高崎経済もガタガタだろう、こうなったらオリパラのインバウンドも期待できない。
ま、「コロナショック」、早期にワクチン開発されて収束の見通したって欲しいんだけどそうなることやら。神のみぞ知るです。
そんなわけで、富岡賢治市長も「高崎スタイル」だなんて悠長なこと言ってられないかも知れない、太田市みたいにクラスター出ちゃったらどうするんだろ。


さて、今から400年前箕輪城から徳川家康の命で、現庁舎のところに築城、初代高崎藩主、つまり、市長は井伊直政12万石。
のちに、滋賀県彦根に関ヶ原以降国替えとなる。

その意味では高崎市と彦根市はその祖を“井伊直政”とする。

井伊直政と富岡賢治


ところで、そのランニングコスト、毎年の“6.4億円”分、この「アベノショック」のデフレ下増税ではたまらない。
いっそうのこと、半分を行政階にして上半分を“ホテル”にでもしたらどうだろうか。
屋上はどうなってるかわかんないけど、ヘリポート「天空のラピュタ」露天風呂ににしちゃって観光名所にしちゃう。

なんでも、その庁舎の寿命、耐用年数は70年だとかです。
2050年には日本の人口も半分になるとか。当然高崎市の人口も半分に。
だとすれば、現庁舎はこのままではガラガラになってしまう(笑)。

もうすぐですよ、2050年なんて、後30年と待たない。
人生百年、富岡市長ご存命かも...



Posted by 昭和24歳  at 20:26 │Comments(0)

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